JPS6140398A - 廃棄物を撥水性の固形燃料として利用する処理方法 - Google Patents

廃棄物を撥水性の固形燃料として利用する処理方法

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JPS6140398A
JPS6140398A JP59161958A JP16195884A JPS6140398A JP S6140398 A JPS6140398 A JP S6140398A JP 59161958 A JP59161958 A JP 59161958A JP 16195884 A JP16195884 A JP 16195884A JP S6140398 A JPS6140398 A JP S6140398A
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raw material
waste
fuel
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JP59161958A
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Toshiro Watanabe
敏郎 渡辺
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は各界より排出される可燃性の排気物を撥水性の
固形燃料として再利用せしめる様にした廃棄物を撥水性
の固形燃料として利用する処理方法に関するものである
従来各界より排出される廃棄物を所定形状に成形せしめ
て固形燃料として利用せしめる様にすることが一般的に
行われているが、かかる固形燃料は単に可燃性の廃棄物
を凝縮固化せしめたものに過ぎないため、季節的な需要
の変動に対応出来る品質を有しておらず、即ち撥水性を
有していないため長期の野積みストックにより吸水変形
して燃料としての性能が著しく低下して燃料としての品
質を維持出来ず、又含有成分に対する適切な処理が成さ
れていないため、燃焼時の公害に対しては何ら対処出来
ない等の欠点を有していた。
本発明はかかる欠点に鑑み、各界より排出される可燃性
の廃棄物を内容物に応じて熱可塑性プラスチック類の混
在率の高い溶融原料と、紙屑、木屑、食品加工残渣等の
加熱不溶融性若しくは低温不溶融性の廃棄物の混在比率
の高い不溶融原料と、溶融原料、不溶融原料が混在した
混在原料に区分せしめ、溶融原料、混在原料は各々単体
で若しくは相互に配合して燃料用原料とせしめ、又不溶
融原料に対しては溶融原料又は混在原料のいづれか若し
くは両者を配合して燃料用原料と成さしめる様に分別さ
れた定量供給ストッカーより定量を引き出して撹拌混合
せしめ、均一混合性が低い、含水率が多い等固化成形が
困難と見られる原料については撹拌混合物を混練機に通
して原料の剪断細粒化に−よる均一混合、搾水気化処理
による水分調整の処理を施t、続いて押出成形機にて混
在する熱可塑性プラスチック類を加熱溶融せしめ、該熱
可塑性プラスチック類を全体に分散粘結せしめて所定形
状の固形燃料として押出成形せしめ、又混合性、含水率
等の点で直接成形可能なものについては混練機処理を施
さず直接押出成形機に入れて加工せしめ、又塩化ビニル
製品の混在する原料に対してはこれに対応する計算量の
アルカリ剤を処理過程の間に原料中に配合せしめ、又成
形された固形燃料の焼成過程においては焼成炉内へアル
カリ剤の調整量を散布して炉内気流をアルカリ気流とせ
しめ、更に排気部で常水若しくはアルカリ溶水で洗煙し
て固形燃料中にアルカリ中和剤の分布がない場合、又は
量が不足する場合等において焼成段階で存毒ガス、煤塵
等の完全な浄化回収を行わしめる様にした廃棄物を撥水
性の固形燃料として利用する処理方法を提供して上記欠
点を解消せんとしたものにして、以下本発明の一実施例
を図面の簡単な説明すると、 本発明において処理対象とされる原料はあらゆる分野で
排出される可燃性の廃棄物であり、以下に述べる3種に
大別される。
度社凰粧へ 熱可塑性プラスチック類の混在比率の高い廃棄物を言い
、例えば家庭プラスチックごみ、(以下「生活系廃ブラ
」と略称する)、生産企業の廃プラスチツク類、但し塩
化ビニル製品を除く (以下「企業系廃ブラ」と略称す
る〉、埋立持ち込みの廃プラスチツク類(以下「埋立廃
ブラ」と略称する)等である。
かかる溶融原料Aは単体で、或いは不溶融原料B、混在
原料Cと適宜配合して使用される。
不潤撒1料旦 加熱不溶融性、低温不溶融性の廃棄物を言い、例えば紙
屑、木屑、みかん皮、コーヒーかす、豆皮等の食品加工
残渣、天然繊維屑、熱硬化性プラスチック屑、ゴム類、
畜糞、汚泥、製紙スラツジ等である。
かかる不溶融原料Bは溶融原料A若しくは混在原料C若
しくは溶融原料Aと混在原料Cの混合物に配合して使用
される。
蚕玄凰料旦 溶融原料A、不溶融原料Bが混在し、単体で加熱、溶融
、固化する廃棄物を言い、例えば家庭生ゴミ、スーパー
ゴミ、ビルゴミ、列車ゴミ等(以下「生活系生ゴミ」と
略称する)、埋立持ち込みの混在ゴミ(以下「埋立混在
ゴミ」と略称する)、廃自動車ダスト(以下「廃車ダス
ト」と略称する)等である。
かかる混在原料Cは単体で、或いは溶融原料A、不溶融
原料Bが配合されて使用される。
次に原料中の含水量が非常に多い場合の第1実施例につ
いて説明する。
溶融原料A、不溶融原料B、混在原料Cの配合割合の一
例を以下に示す。
尚、固化成形には混合原料中に最低20%程度の溶融原
料Aの存在を必要とするが、強固性、撥水性の向上を望
む場合はそれに従って増量される。
原lj]か叙医 溶融原料A(生活系廃ブラの10.ffl粉砕物、含水
率20%)    20.0 不溶融原料B(製紙スラッジ、含水率80%>    
      60.0 混在原料C(生活系生ゴミの10ad粉砕物、含水率6
0%)    20.0 尚、本実施例にあっては以上各原料中に塩化ビニルの混
在しない場合、若しくは混在しても燃料としての焼成時
に塩化ビニルの中和処理が施される場合の処理を示す。
先ず、各界より排出される原料中で粗大物、金属混在等
の原料は破砕、磁選、非鉄選別等の前処理が施されて受
は入れられる。
続いて、排出物は出所に応じて溶融原料A1不溶融原料
B、混在原料Cに区別され、熔融原料Aは定量供給スト
ッカー1、不溶融原料Bは定量供給ストッカー2、混在
原料Cは定量供給ストッカー3に夫々貯溜せしめ、上記
所定の配合割合にて順次スクリューコンベア4内に投入
せしめ、該スクリューコンベア4による輸送中に撹拌混
合せしめてスクリューコンベア4に連設せしめた混練機
5に順次供給せしめる。
混線機5は混合原料を内装されたスクリュー軸で強制移
送せしめる機構を装備すると共に、その前段に圧縮搾水
部、後段に混練部が設けられ、混練部にはスクリュー軸
の外周に複数の抵抗部品が選択セント出来る様になって
おり、かかる抵抗部品のセット数を調整せしめることに
より前段の搾水効率、混線部の剪断、摩擦熱発生等の効
率を調整せしめる様に成している。
従って乾状原料からスラリー状、過大含水原料等の多様
な性状の原料が次工程の圧縮成形に適する含水量の原料
に加工出来る。
混線115内に送入された混合原料は前段で搾水作用せ
しめ、続いて混練部で剪断、細粒化せしめると共に、そ
の際発生する摩擦熱で含有水分を気化せしめ、混合原料
の進行に従って設けしめた複数の排ガス口(ベント)よ
り飛沫同伴の状況で噴出する。
尚、混練機5においては更に外部加熱が施される場合が
ある。
そして細粒化された混合原料は成形容易な含水量約20
%程度の細粒物として混練機5の端末゛より連続排出せ
しめ、該混W機5に連設せしめたスクリューコンベア6
に移行せしめて該スクリューコンベア6に連設せしめた
押出成形機7へ移送せしめる。
該押出成形機7はスクリューにより連続圧入せしめると
共に、選択される希望形状のダイス(成形型)内へ混合
原料を圧入せしめ、併発する摩擦熱で混合原料中に混在
する溶融原料Aを溶融せしめると共に、分散作用せしめ
て他の非溶融性原料を粘着一体化せしめ、先端のダイス
より棒状の溶粘物として連続的に押出成形せしめ、ダイ
スに付属する回転刃で所定寸法にホントカットせしめ、
製品載置場へ移送せしめる間に冷却せしめて含水率約6
%程度の強固な撥水性の固形燃料とするのである。
尚、押出成形機7の押出部(成形部)は更に外部より加
熱される場合もある。
次に含水量が少ない場合の第2実施例について説明する
原料の配合例 溶融原料A(企業系廃ブラ、含水率5%)20.0 不溶融原料B(紙屑、乾性、含水率10%)60.0 混在原料C(廃車ダスト、乾性、含水率20%)   
    ’    20.0受は入れる原料の形状、性
状および各原料の定量供給ストッカー1a、2a、3a
への貯溜は第1実施例と同様であるが、各原料の平均含
水率は30%以下である。
この場合熱可塑性プラスチック類を溶融して不溶性材質
の粒子間に浸透2.包含、粘結させようとすると不溶性
原料に30%程度の含水量がないと全量の均一同化は困
難となる。
このため加湿水8を用意せしめ、スクリューコンベア4
aでの混合処理中に加湿水8より適度の水分を供給せし
め、撹拌混合せしめて混練機5a内へ送入せしめる 混練115a内での作業は過大含水原料と比べて能率が
高い。
抑ち、搾水、水分気化の負担が少ないため、混練機5a
内での撹拌抵抗部品の数が少なくて済み、動力負荷が少
ない等の利点がある。
以下混線機5aからスクリューコンベア6aを経て押出
成形機7aにて所定形状の固形燃料を押出成形せしめる
工程は第1実施例と同様である。
又処理する原料の状態によっては混練機5による処理を
必要とせず、直接押出成形@7にて成形可能な場合もあ
る。
この場合の原料条件は、含水率が20%程度で水分の分
布に均一性があること、熱可塑性プラスチック類が20
%以上分散混在していること、不溶融原料Bを配合する
場合は含水率が20%程度で粒度が小さく撹拌混合の工
程で分散混合し易い原料であること等であり、含水条件
が痛止な溶融原料A、混在原料Cに属する廃棄物は単体
で若しくは相互に配合して成形可能であり、又これらの
原料と不溶融原料Bの粒度の小さい廃棄物、例えば木粉
、コーヒーかす等の食品残渣、蓄糞、製紙スラッジ等の
適正含水物等との配合成形も可能である。
尚、混練機5を通さない場合の加工フローは第1図乃至
第4図において混練機5.5a、スクリューコンベア6
.6aを除き、スクリューコンベア4.4aを直接押出
成形機7.7aに連設せしめる様に成すのである。
次に第2の発明について説明する。
廃棄物中に塩化ビニル製品が混在する場合には成形され
た固形燃料の燃焼時に有害な塩化水素が発生するため、
第2の発明では第1の発明に対し塩化水素防除のために
混合処理される各原料に対しアルカリ中和剤を添加せし
める工程を付加せしめたものである。
即ち、第1の発明の第1実施例に対応して原料の含水量
が非常に多い場合は、第3図に図示する様に2段目のス
クリューコンベア6に対しアルカリ中和剤を供給せしめ
るアルカリ剤ストンカー9を設け、該アルカリ剤ストッ
カー9より原料中の塩化ビニル製品の量に対するアルカ
リ中和剤を順次均一混合せしめ、成形された固形燃料の
燃焼時に塩化水素の発生と同時に捕捉中和せしめる様に
成している。
又第1の発明の第2実施例に対応して原料の含水率が少
ない場合は混練8!5aでの搾水による流洗がないので
アルカリ剤ストッカー98を1段目のスクリューコンベ
ア4aに連設せしめ、アルカリ中和剤を混練加工がなさ
れる以前に混合せしめる様に成し、アルカリ中和剤とし
て生石灰を使用した場合は含水量30%程度の原料中の
生石灰は撹拌輸送の間で吸湿して混練作業下の原料中で
急速な高発熱をし、これは摩擦熱と相乗して原料の細粒
化、均一混合、余剰水分の気化、動力負荷の軽減等に大
きな効果を発揮する又投入されるアルカリ中和剤の量は
原料中に混在する塩化ビニル製品の量に対応するため、
以下に混在する塩化ビニル製品の算定方法を示す。
(1)企業系廃ブラは生産記号別或いは加工ライン毎に
材料が把握出来るので、塩化ビニル製品は除外する選択
回収をする。
しかしラミネート加工等で若干の混入は避けられないの
で、これを推測した混在量が算出される。
(2)製品処理ゴミ、例えば廃車ダスト等では製品構成
の材料表等により塩化ビニル製品混在量が算出される。
(3)家庭ゴミ、埋立ゴミ等はわが国の塩化ビニル製品
の生産量等から推定算出する。
ここでの試算は、市町村の家庭ゴミ中の混在物資調査例
、プラスチックの輸入実績推移、プ・ラスチック製品の
原材料製品別消費内訳、プラスチック製品の品目別生産
推移、塩化ビニル樹脂の生産量および塩化ビニル製品の
出荷実績等の資料から混在量を推定する。
以上から算出された廃棄物類の各々に示す塩化ビニル製
品の混在量は概ね次の内容である。
鳳粂璽廻        ヒビニル製0r上a 生活系
廃ブラ      14% b 企業系廃ブラ       5% ′(塩化ビニル製品を除く) C生活系生ゴミ       6% d 廃車ダスト       25% e 埋立廃ブラ       18% f 埋立混在ゴミ      10% 次に塩化水素の中和剤について説明すると、(1)先ず
塩化ビニル樹脂中の塩化水素量を示す塩化ビニル樹脂 
   塩化水素 (CH2CHCI) n  −n HCIn X 62
.5       n X 36.536、5 / 6
2.5 = 0.584即ち、塩化ビニル樹脂1kg当
り584g(58,4%)が含まれていることになる。
塩化ビニル製品はこの塩化ビニル樹脂に安定剤及び種々
の充添剤が配合されて製品化されたもので、塩化ビニル
が分解する際にはこれらの添加剤が塩化水素を捕捉中和
する機能を持っているが、その程度の量では完全捕捉に
は至らない。
従って更に中和剤の補充添加を必要とする。
(2)中和剤 中和剤としては捕捉能力が高い、塩化水素との反応生成
物が安定無害、安価、取り扱いが容易等の条件を満足す
るものが良く、これにはアルカリ類が良いと考えられる
次に一般的なアルカリ中和剤と性状を示す。
上記アルカリ類と塩化水素(HCI)の反応物は塩化カ
ルシウム(CaC1z ) 、又は食塩(Na(:1)
で安定性は高く、又選択するアルカリ剤としては取扱い
、保管等で若干の不便性はあるが分子量:捕捉量のバラ
ンスが良い、効率が高い、灰の生成量が少ない、安価等
の点で生石灰が良い。
又生石灰は溶融加工の工程で相乗発熱する利点が大きい
次に中和剤の使用量と使用方法について説明すると、 前項のアルカリの種類表の1 kgの塩化ビニル樹脂の
塩化水素(MCI>を捕捉中和するに必要な量は理論量
を示したものであるが、実際に゛は前述にもある様に廃
棄物中の塩化ビニル製品は安定剤、製品化加工上の充溢
剤等の添加構成物であり、実質量ψ塩化ビニル樹脂はこ
れを差し引いた量であり、加えて安定剤、充溢剤も塩化
水素の中和剤として作用することを考えると、中和剤の
使用量と使用方法は選択されるアルカリ剤の理論量が、
加工される原料中の塩化ビニル製品量と勘算して加工前
の原料に均一な分布混合をする様に添加される。
次に廃棄物別にみたアルカリ中和剤の理論量の例を示す
次に原料の相互配合例におけるアルカリ中和剤の理論量
を示す。
例1 例2 次に以上の処理方法により成形された固形燃料の品質、
性状の一例を示す。
(1)製品の圧壊強度、吸水率の分析例■製品の組成原
料 溶融原料A(生活系廃ブラ)  35.0不溶融原料B
(鶏糞)     35.0不溶融原料B(下水汚泥)
   30.0生石灰            2.2
■製品寸法 丸棒状粗大ベレット 直径35fl×長さ45鶴 ■圧壊強度    129.2 kg/aJ■吸水率 
    1.17% (2)製品の発熱量 原料の配合によって希望の発熱量の燃料に加工すること
が出来る。
(3)性状 ■ 均一な燃焼性がない。
無作為な放置燃焼では揮発性質が先に燃え、その後炭素
質が灰質に包まれて緩やかな置火的な燃焼を呈し、燃焼
後には原形そのままの灰が塊となって残る製品が多い。
■ 滴下燃焼する場合が多い。
溶融滴下性プラスチック(ポリエチレン、ナイロン、ア
セタール等)の混在が原因する。
燃焼炉がロスドル床の場合は不向きである。
■ 灰分が多゛い。
■ 煤塵が゛多い。
次に第3の発明について説明する。
成形された固形燃料は原料中に塩化ビニル製品が混在す
る場合には第2の発明の様にこれを中和せしめるに必要
量のアルカリ中和剤が均一分布され、焼成段階において
発生する塩化水素を直ちに捕捉せしめることにより中和
処理せしめる配慮が成されているが、アルカリ中和剤が
混入されない場合、量が不足する場合には塩化水素が中
和されないまま排気される場合があるそこで第3の発明
では固形燃料の燃焼過程中にアルカリ中和剤を供給せし
めて塩化水素に対する中和処理を完璧ならしめたもので
ある。
焼成中における塩化水素の防除手段としては以下の2点
が採用される。
(1)固形燃料の燃焼炉10内へアルカリ中和剤を散布
せしめ、未反応で漏出する塩化水素を燃焼炉10内で捕
捉中和せしめる。
散布量の速度は固形燃料の炉内供給の速度、量と勘算し
て調整される。
尚、実際には次の(2)の手段と兼合されて使用量が調
整される場合もある。
(2)燃焼炉10の排気部11において、選択されるア
ルカリ中和剤の理論量を溶解した洗煙用のアルカリ水が
固形燃料の炉内供給の速度、量に合わせた勘算流速量で
洗煙室に供給され、上記(11で未反応の塩化水素の捕
捉中和および煤塵の捕捉回収が行われる。
尚、洗煙用水中にアルカリ中和剤を添加せしめる場合は
溶解性の高い苛性ソーダが良い。
尚、実際には排気部11での排気状況から洗煙効率の完
全を確かめた後、洗煙後の排気を検知管で測定し、或い
ば洗煙に使用したリターン水のPHを調べ、燃焼炉10
内へのアルカリ中和剤の散布量の増減が調整され、或い
は洗煙に使用す名アルカリ水の常水使用等が図られる。
要するに本発明は、各界より排出される可燃性の廃棄物
を内容物に応じて熱可塑性プラスチック類の混在率の高
い溶融原料Aと、紙屑、木屑、食品加工残渣等の加熱不
溶融性若しくは低温不溶融性の廃棄物の混在比率の高い
不溶融原料Bと、溶融原料、不溶融原料Bが混在した混
在原料Cに区分せしめ、溶融原料A、混在原料Cは各々
単体で若しくは相互に配合して燃料用原料とせしめ、又
不溶融原料Bに対しては溶融原料A又は混在原料Cのい
づれか若しくは両者を配合して燃料用原料と成さしめる
様に分別された定量供給スト7カー1.2.3より定量
を引き出して撹拌混合せしめる様にしたので、成形され
る固形燃料中において撥水性の主要素となる熱可塑性プ
ラスチック類の混在比率を任意に調整せしめることが出
来、又混合された原料を搾水、剪断処理用の混線機5を
通し若しくは混練aSを通さず押出成形機7にて混在す
る熱可塑性プラスチック類を加熱溶融せしめ、該熱可塑
性プラスチック類を全体に分散粘結せしめて所定形状の
固形燃料として押出成形せしめる様にしたので、原料中
に分散された熱可塑性プラスチック類の熔融粘結作用に
より固形燃料を任意の形状に成形せしめることが出来る
と共に、成形された固形燃料は分散された熱可塑性プラ
スチック類の作用により強固且つ撥水性を有し、よって
長期間の野積みストックでも何ら変質することのない固
形燃料を得ることが出来るのである。
又第2の発明にあっては混合処理中にアルカリ中和剤を
供給せしめる様にしたので、原料中に塩化ビニル製品が
混在する場合において、予め成形される固形燃料中にア
ルカリ中和剤を均一分散せしめることが出来、よって固
形燃料の焼成時には塩化ビニル樹脂の熱分解により生じ
る塩化水素を発生と同時に捕捉せしめる様に成形される
固形燃料を予め無公害化せしめることが出来るのである
又第3の発明にあっては成形された固形燃料を窺成炉1
0中に投入して燃焼せしめる過程において、焼成炉10
中にアルカリ剤を散布して炉内をアルカリ気流場とせし
め、更に排気部11において常水若、シフはアルカリ溶
水で洗煙せしめる様にしたので、固形燃料中にアルカリ
中和剤の分布がない場合、又は量が不足する場合等にお
いても焼成段階で塩化水素の捕捉を完全ならしめること
が出来、よって廃棄物を利用した固形燃料を無公害なも
のとして有効的に活用せしめることが出来る等その実用
的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すものにして、第1図は本発
明にかかる廃棄物を撥水性の固形燃料として利用する処
理方法のブロック図、第2図は同上他の実施例を示す図
、第3図、第4図は他の発明の処理方法のブロック図で
ある。 1.2.3定量供給ストツカー 4スクリユーコンベア
 5混練機 6スクリユ一コンベア7押出成形機 9ア
ルカリ剤ストツカー 10燃焼炉 11排気部 以上 ゛出願人渡辺敏部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)各界より排出される可燃性の廃棄物を内容物に応
    じて熱可塑性プラスチック類の混在率の高い溶融原料と
    、紙屑、木屑、食品加工残渣等の加熱不溶融性若しくは
    低温不溶融性の廃棄物の混在比率の高い不溶融原料と、
    溶融原料、不溶融原料が混在した混在原料に区分せしめ
    、溶融原料、混在原料は各々単体で若しくは相互に配合
    して燃料用原料とせしめ、又不溶融原料に対しては溶融
    原料又は混在原料のいづれか若しくは両者を配合して燃
    料用原料と成さしめる様に分別された定量供給ストッカ
    ーより定量を引き出して撹拌混合せしめ、混合された原
    料を搾水、剪断処理用の混練機を通し若しくは混練機を
    通さず押出成形機にて混在する熱可塑性プラスチック類
    を加熱溶融せしめ、該熱可塑性プラスチック類を全体に
    分散粘結せしめて所定形状の固形燃料として押出成形せ
    しめる様にしたことを特徴とする廃棄物を撥水性の固形
    燃料として利用する処理方法。
  2. (2)各界より排出される可燃性の廃棄物を内容物に応
    じて熱可塑性プラスチック類の混在率の高い溶融原料と
    、紙屑、木屑、食品加工残渣等の加熱不溶融性若しくは
    低温不溶融性の廃棄物の混在比率の高い不融溶原料と、
    溶融原料、不溶融原料が混在した混在原料に区分せしめ
    、溶融原料、混在原料は各々単体で若しくは相互に配合
    して燃料用原料とせしめ、又不溶融原料に対しては溶融
    原料又は混在原料のいづれか若しくは両者を配合して燃
    料用原料と成さしめる様に分別された定量供給ストッカ
    ーより定量を引き出して撹拌混合せしめると共に混在す
    る塩化ビニル製品に対応する計算量のアルカリ剤を供給
    せしめ、混合された原料を搾水、剪断処理用の混練機を
    通し若しくは混練機を通さず押出成形機にて混在する熱
    可塑性プラスチック類を加熱溶融せしめ、該熱可塑性プ
    ラスチック類を全体に分散粘結せしめて所定形状の固形
    燃料として押出成形せしめる様にしたことを特徴とする
    廃棄物を撥水性の固形燃料として利用する処理方法。
  3. (3)各界より排出される可燃性の廃棄物を内容物に応
    じて熱可塑性プラスチック類の混在率の高い溶融原料と
    、紙屑、木屑、食品加工残渣等の加熱不溶融性若しくは
    低温不溶融性の廃棄物の混在比率の高い不溶融原料と、
    溶融原料、不溶融原料が混在した混在原料に区分せしめ
    、溶融原料、混在原料は各々単体で若しくは相互に配合
    して燃料用原料とせしめ、又不溶融原料に対しては溶融
    原料又は混在原料のいづれか若しくは両者を配合して燃
    料用原料と成さしめる様に分別された定量供給ストッカ
    ーより定量を引き出して撹拌混合せしめ、混合された原
    料を搾水、剪断処理用の混練機を通し若しくは混練機を
    通さず押出成形機にて混在する熱可塑性プラスチック類
    を加熱溶融せしめ、該熱可塑性プラスチック類を全体に
    分散粘結せしめて所定形状の固形燃料として押出成形せ
    しめ、該固形燃料を焼成炉中に投入して燃焼せしめる過
    程において、焼成炉中にアルカリ剤を散布して炉内をア
    ルカリ気流場とせしめ、更に排気部において常水若しく
    はアルカリ溶水で洗煙せしめる様にしたことを特徴とす
    る廃棄物を撥水性の固形燃料として利用する処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992001771A1 (fr) * 1990-07-20 1992-02-06 Prand Research Institute Procede de transformation de dechets en corps solides et procede de brulage dudit corps solide
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