JPS6140232A - アリルクロリドの製造方法 - Google Patents

アリルクロリドの製造方法

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JPS6140232A
JPS6140232A JP16358384A JP16358384A JPS6140232A JP S6140232 A JPS6140232 A JP S6140232A JP 16358384 A JP16358384 A JP 16358384A JP 16358384 A JP16358384 A JP 16358384A JP S6140232 A JPS6140232 A JP S6140232A
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JP
Japan
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reactor
chlorine
propylene
allyl chloride
gas
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Pending
Application number
JP16358384A
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English (en)
Inventor
Arinobu Kataoka
片岡 有信
Haruo Miki
三木 治夫
Yoshitaka Izumi
和泉 好高
Toshiro Oishi
大石 敏朗
Yoshitaka Hirao
平生 義孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6140232A publication Critical patent/JPS6140232A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプロピレンの塩素による高温気相塩素化法によ
るアリルクロリドの製造方法に関する。
更に詳細には邪魔板を有していない特定デメンジョンの
反応器を用いることによるカーボンの副生の極めて少な
いプロピレンの高温気相塩素化法によるアリルクロリド
の製造方法に関する。
(従来の技術) プロピレンに高温下(約500 ℃)、無触媒で塩素を
作用させると付加反応に対し置換反応が優先的に起こり
、アリルクロリドが得られることは公知であり、工業化
されている。
この反応は通常500℃前後の温度、プロピレン/塩素
モル比3〜5で反応を行なわしめるが、この際塩素によ
るプロピレンの水素引き抜き反応の過度の進行並びに多
塩素化物の熱分解により多量のカーボンが生成する。
生成したカーボンは反応器内に堆積し、配管にスケール
として付着し、反応ガスの流動状態の変化、反応圧の上
昇等初期の反応条件からの泥層を招きアリルクロリドの
収率を低下させ、ひいては反応の継続を不可能になさし
めるという重大な欠点を有している。
上述のような欠点を回避するためにプロピレンの高温塩
素化によるアリルクロリドの製造に関し、種々の方法が
提案されている。
例えば直立円筒型反応器の上面から塩素ガスを垂直方向
に、プロピレンを該円筒型反応器の上辺附近から接線方
向に導入し反応させる方6&(特公昭40−26416
号公報)、反応器缶体内に両端部に連通部を構成するよ
うに誘導仕切を設は反応器缶体内部を区分して2個以上
の流路を構成し、塩素ガス導入管及びプロピレン導入管
より成る二重管状ノズルを上記区分内に設置し反応生成
物導出管を反応器缶体に結合して成る反応装置を用いる
方法(特公昭48−26732号公報、開開50−16
332号公報)が提案されている。
しかしながら、いずれの方法もカーボンの副生が大であ
り連続運転可能期間はせいぜい3ケ月程度であり工業的
製法として必ずしも満足されたものではない。
(発明が解決しようとする問題点) このような状況に鑑み、本発明者らはカーボンによるト
ラブルを極めて低く抑えることができ長期間連続操業が
可能でかつ高収率でアリルクロライドを製造できる方法
番ζつき鋭意検討を重ねた結果、原料導入管、反応器デ
ィメンジョン、及び特定の反応条件の結合化よりカーボ
ンの副生を抑制し、カーボンの蓄積によるトラブルを防
止し、かつ高収率でアリルクロリドを製造することがで
きることを見出し本発明を完成するに至った。
(問題点を解決する為の手段) すなわち本発明はプロピレンの高温気相塩素化によるア
リルクロリドの製造方法に於いて、 塩素ガス導入管及びプロピレンガス導入管より成る二重
管状ノズル及び反応生成物導出管を円筒型反応器の同一
端側に備えてなり、かつ反応器内径D (m) 、上記
二重管状ノズル外管内径d (m)、反応器容積V(−
)と原料供給ガス量F (Ns”/5ec)が次のよう
な関係を有する 5≦D/d≦13 1<V/F<1 邪魔板を有していない円筒を反応器を用いプロピレンと
塩素とを塩素/プロピレン線速比−1,5〜20塩素ガ
ス線速度(標準状態換算)= 50〜200 s/秒に
て供給し、440〜550℃の反応温度において反応せ
しめることによるアリルクロリドの製造方法を提供する
にある。
以下に本発明方法を詳細に説明する。
本発明方法はプロピレンを塩素で高温気相塩素化するこ
とによるアリルクロリドの製造方法に適用される。
本発明方法の実施に当り、反応器としては塩素ガス導入
管及びプロピレンガス導入管より成る二重管状ノズル及
び反応生成物導出管を円筒型反応器の同一端側に備えて
なり、かつ反応器内径D(す、上記二重管状ノズル外管
内径d (m) 、反応器容積■(−)、原料供給ガス
量F (Ns3/ 寥eC)が次のような関係を有する 5≦D/d≦13 1<V/F<3 邪魔板を有していない円筒型反応器が用いられる。
本発明方法に於いて用いられる反応器において原料ガス
の導入管としてはプロピレンと塩素との適度な混合が可
能となりカーボンの副生を抑制するとともにアリルクロ
リドの収率を向上させることができる二重管状ノズルが
用いられる。二重管状ノズルでない場合にる傾向がある
ので好ましくない。
また、反応生成物導出管は二重管状ノズルと同一端側に
設けることが必須であり、かかる構成を採用することに
より原料ガスによる循環ガスの巻き込みが生じ反応器内
の温度分布の均一化が画れるためにカーボンの副生量を
減じると共に収率の改善がはかれる。
本発明方法で用いられる反応器は邪魔板を有しない円筒
型反応器であり、該反応器内径D (m)、上記二重管
状ノズル外管内径d (m)、反応器容積V(m”)、
原料供給ガス量F (Ns”/5ec)の間には D/d = 5〜13、好ましくは6〜10y /F 
= I J2L上3未満、好マシ<4;!1.3〜2.
5の関係が成り立つ反応器が用いられる。
反応器内径D (m) /二重管状ノズル外管内径d 
(m)の比が5より小さくなると循環ガスの巻き込み量
が少量となり反応器内での温度の均一化が損なわれる結
果、1,2−ジクロルプロパンの増加によるアリルクロ
リドの収率低下に加え、側壁に未反応塩素が衝突するた
めと思われるがカーボンを多量に副生ずるようになるし
、また工3より大きくなると循環ガスの巻き込み量が過
度に増大するためか高次塩素化物の副生量の増加により
アリルクロリドの収率が低下するようになるので好まし
くない。また反応器容積V(m3)/原料供給ガス量(
Ns3/ taec )  比が1より小さくなると反
応が充分進行しないうちに導入原料ガスが底部に衝突す
るようになるためか多量のカーボンを副生するようにな
るし、一方、3より大きくなると導入原料ガスの円滑な
循環が損なわれ、すなわち反応器底部に反応ガスが滞溜
したデッドスペースが形成されるためか、カーボンの副
生を招くようになるので好ましくない。
本発明方法の実施に当り、原料プロピレンと塩素とは塩
素/プロピレン線速比=1.5〜20、好ましくは3〜
10で反応器に噴出される。
塩素/プロピレン線速比が1.5より小さくなると1.
2−ジクロルプロパンの副生量が増え、一方20より大
きくなると1,3−ジクロルプロパンの副生量が増え収
率の低下を招くので好ましくない。
れる。かかる塩素ガス線速度及び塩素/プロピレン線速
比を採用することによって上記のように構成された反応
器において反応器内にデッドスペースのない円滑な循環
流が形成され、カーボンの副生を生じることなく、高収
率でアリルクロリドを製造することが可能となる。
反応は一般にプロピレン/塩素モル比2〜5で実施され
る。
反応温度は一般に約440〜550℃、好ましくは45
0〜520℃が採用される。
次に本発明方法に用いられる好ましい反応器を例にとり
第1〜3図により説明する。
第1図は本発明で用いられる塩素ガス導入管及びプロピ
レンガス導入管より成る二重管状ノズル及び反応生成物
導出管を円筒型反応器の同一端側に備えてなり、かつ反
応器内径、二重管状ノズル外管内径及び反応器長さが特
定の範囲にある反応器の部分破断°斜視図である。
第2図は第1図で示される反応器の縦断面図であり、第
3図は第1図に示される反応器の横断面図である。第1
〜3図に於て1は反応器缶体であり、反応器缶体1の一
端には二重管状ノズル2、反応生成物導出管3が設けら
れている。
二重管ノズルは反応器端部で開口するように取付けても
よいが、適当な長さ反応器内部に差し込まれていてもよ
い。二重管状ノズル2からは塩素ガス及びプロピレンが
各々内管又は外管から噴出供給される。塩素ガスとプロ
ピレンの供給管はいずれが内管であってもまた外管であ
ってもよい。二重管状ノズルより供給される塩素ガス及
びプロピレンは各々30〜80℃、250〜350℃に
予熱した状態で二重管状ノズルに導くのが好ましいが、
予熱はなくてもよい。二重管状ノズルより塩素とプロピ
レンとは塩素/プロピレン線速比−1,5〜20、塩素
ガス線速度(II準状態換算)=50〜200+s/秒
、好ましくは100〜200S/秒で供給される。二重
管状ノズル2から噴出されたガスは反応器1の底部に到
達し、噴出方向とは逆の方向に流動し反応生成物導出管
3より連続的に反応器系外へ取り出される。このような
条件の採用により原料ガスの噴出による循環ガスの適度
の循環が生じカーボン副生を著しく抑制できるという効
果が発揮される。
上記したような本発明方法によって反応器本体、反応器
構成部材を特定化する場合には原料ガスによる循環ガス
の巻き込みが噴出方向に沿って次第に増加し、即ち、ピ
ストンフローの状態から完全混合の状態へと次第に移行
する為、反応完結に要する時間が短かくてすみ、反応器
をコンパクトにできるとともに反応器底部に噴流が達す
るまでに殆んどの反応を完結することができるためと思
われるが、カーボンの副生を抑制することができ、アリ
ルクロリドの収率を高めることができる。
以上詳述した本発明方法によれば従来公知の邪魔板を有
する反応器を用いる方法の場合に生じるカーボンの副生
を顕著に抑制することができ、長期間の連続運転が可能
であるという工業的利益が達成できる。また、本発明方
法によればカーボンの副生が無くなり、しかも邪魔板が
無いため反応ガスの循環が好適になったためと思われる
がアリルクロリドの収率が向上するという利点も発揮さ
れる。
(実施例) 以下に実施例により本発明方法をさらに詳細に説明する
が本発明方法はこれにより制限されるものではない。 
 。
実施例 第1〜3図に示す如き構造の反応器で第1表に示すディ
メンジ暫ンを有するニッケル製の反応器を用い、j11
表に示す条件下に反応を実施した。
原料塩素は50℃に予熱し内管から、プロピレンは31
5℃に予熱して外管から供給した。
その結果をj11表にあわせて示す。
第1表より、本発明方法によれば、公知の邪魔板を有す
る反応器を用いる場合、またD/d 、 V/F 、 
 塩素ガス線速度が本発明に限定する範囲を外れた場合
に比較してカーボンの副生が極めて少量であり、かつア
リルクロリドの収率を高めることができることが明らか
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で用いられる反応器の部分破断斜視図で
あり、第2図は反応器の縦断面図であり、第3図は反応
器の横断面図である。 1は反応器缶体 2は二重管状ノズル 3は反応生成物導出管 纂1図      12圓 第30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プロピレンの高温気相塩素化によるアリルクロリ
    ドの製造方法に於いて、 塩素ガス導入管及びプロピレンガス導入管 より成る二重管状ノズル及び反応生成物導出管を円筒型
    反応器の同一端側に備えており、かつ反応器内径D(m
    )、上記二重管状ノズル外管内径d(m)、反応器容積
    V(m^3)と原料供給ガス量F(Nm^3/sec)
    が次のような関係を有する 5≦D/d≦13 1≦V/F<3 邪魔板を有していない円筒型反応器を用い、プロピレン
    と塩素とを塩素/プロピレン線速比=1.5〜20塩素
    ガス線速度(標準状態換算)=50〜200m/秒にて
    供給し、440〜550℃の反応温度において反応せし
    めることを特徴とするアリルクロリドの製造方法。
  2. (2)反応器として6≦D/d≦10、1≦V/F≦2
    .5である邪魔板を有していない円筒型反応器を用いる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアリルク
    ロリドの製造方法。
  3. (3)プロピレンと塩素とを塩素/プロピレン線速比=
    3〜10、塩素ガス線速度(標準状態換算)=100〜
    200m/秒にて供給することを特徴とする特許請求の
    範囲第1又は2項記載のアリルクロリドの製造方法。
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