JPS6139990A - 回転式記録媒体シ−トを内包するカ−ド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、身分証明書、コンピュータゲームのプログラ
ムカード、病院用カルテカード、その他として用いるこ
とができるカードに係り、特に、内部に記録媒体シート
を回転自在に設けて記憶情報量を大としたカードに関す
る。

〔発明の技術的背景とその問題点３ 間に扁平状空間を形成するように対向する１対の同形の
四角形状板からなる被覆材と、扁平状空間内に回転可能
に挿入された回転式記録媒体シートとを有し、回転式記
録媒体シートの回転中心部に被°覆材外部の回転駆動源
に連結可能な連結部を設け、被覆材の少なくとも一方に
、回転式記録媒体シートに対する内込みおよび読取り用
開口を形成してなる携帯用カードを、出願人はさきに提
案した（例えば、特願昭５８−１．８６２８０号）。

この提案に係るカードでは、回転式記録媒体シートの各
面とそれに対向する被覆材との間に不織布のような軟質
シートを介在させ、記録媒体シートの面が硬い被覆材の
内面に摺接することにより損傷を受けることがないよう
にしている。

ところで、不織布は比較的厚くなる傾向があり、しかも
記録媒体シートをその両面から不織布により軽く挟圧し
て該シートがガタつかないようにするために第９図に示
ずように、記録媒体シートＲの片側の不織布Ａの外側に
弾性切起し片２をもつ弾性材シート３をさらに介在させ
ているので、出願人のさぎの提案に係るカードは比較的
厚いものとならざるを得ない。

〔発明の目的〕

本発明はこのような問題点に鑑みなされたちので、その
目的は、カードの内部空間の厚さを節約し、カードの一
層の薄型化を図ることにある。

〔発明の構成〕

この目的を達成するため、本発明では、さきの提案にか
かるカードにおいて、片側の軟質シートを省略し、片側
においては摩擦抵抗の少ない硬質薄層シートのみを介在
させるようにする。

〔実施例〕

第２図は本発明のカードの一実施例を示１゛。このカー
ドは、四角形状板からなる本体１と、その内部に収容さ
れた回転式記録媒体シートＲとから主として構成されて
いる。本体１は、第１図に示すように、対向する１対の
被覆材１ａ、１ｂにより構成され、これら被覆材１ａ、
ｌｂの四辺に沿って隆起条５ａ、５ｂが形成されている
。したがって、両波覆材１ａ、Ｉｂを重ね合せることに
よって、それらの間に扁平状空間６が形成される。

一方の被覆材１ａには、回転式記録媒体シートＲの面と
重なり合う位置に、記録媒体シートＲに対する書込みお
よび読取り用の開ロアａが形成さ“れる。また、記録媒
体シートＲの中心部に対応する位置に、回転駆動源アク
セス孔８ａが形成される。記録媒体シートＲの中心部に
は、後述の回転駆動源との連結部９が設けられる。この
連結部９は図示の例では、第１図から明らかなように単
なる孔であるが、記録媒体シートＲの中心部にはめ込ん
だハブにより構成してもよい。

第３図に内側面を示した他方の被覆材１ｂにも同様に、
前記間ロアａ１アクセス孔８ａに対応する開ロアｂ１ア
クセス孔８ｂが設けられる。

第１図に示すように、記録媒体シートＲとそれに対向す
る一方の被覆材１ａの内面との間には、軟質のシート状
保護層１１が記録媒体シートＲの周方向の一部にわたっ
て介装されている。この保護層１１は例えば不織布から
なり、被覆材１ａの内面に貼着される。カードを極力薄
くするために保護層１１の貼着部において被覆材１ａに
凹所１２ａを形成することができる。

一方、記録媒体シートＲとそれに対向する他方の被覆材
１ｂの内面との間には、摩擦抵抗の少ない滑らかな面を
もった硬質薄層シート１３が介装されている。この硬質
薄層シート１３は例えばポリ・エチレン樹脂シートによ
り形成し、好ましくは導電性を与えるためにそれに少量
のカーボンを混合するのがよい。硬質薄層シート１３は
、被覆材１ｂの凹所１２ｂに収容するのがよく、好まし
くは、第３図に示すように開ロアｂの部分が欠除した環
状板として形成される。

硬質薄層シート１３には、第３図ないし第５図に示すよ
うに切起し弾性片１４を形成することができる。切起し
弾性片１４は第１図に示すように記録媒体シートＲの面
に接して該シートに弾性的押圧力を及ぼし、それを軟質
シート状保護層１１に常に接触させ、ガタを防ぎ、記録
媒体シート面の軟質シート状化＠Ｅ１１によるクリーニ
ングを可能にする。

切り起し弾性片１４の弾性押圧力の低下を防ぐためには
、被覆材１ｂの内面に突起１５を設け、この突起を切起
し弾性片１４の根元部分に位置させ、該弾性片１４が硬
質薄層シート１３の面にまで戻るのを防ぐようにするこ
とができる。

記録媒体シートＲを外部から回転させるには、第８図に
示すように、回転駆動軸１６ａ、１６ｂをアクセス孔８
ａ、３ｂを経て連結部９を形成する孔に向かって進入さ
せて孔の周縁部を挟持し、次いで、回転駆動軸を回転さ
せればよい。

このカードに対する書込みまたは読取りにあたりカード
を書込みまたは読取り機に挿入すると、カードの位置決
めに伴って回転駆動軸１６ａ。

１６ｂが記録媒体シートＲを挟持してそれに回転を与え
、一方、開ロアａまたは７ｂを経て書込みまたは読取り
ヘッドが記録媒体シートＲの面に接し、書込みまたは読
取りが例えば磁気的になされる。

このカードでは、記録媒体シートＲの片面については比
較的厚い軟質シート状保護層１１が存在するが、他の片
面においてはきわやて薄く（例＾ば１００μｍ程度）形
成できる硬質材料のシートのみを用いて軟質シート状保
ＩＩＩを省略したことによって、カードを一層薄くする
ことができる。

なお、図では切起し弾性片は張出し寸法が誇張して示さ
れており、実際には図示の寸法関係よりは小さいもので
ある。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明では記録媒体シートの片側に硬質
薄層シートのみを用いることによってカードを薄くする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカードの第２図Ｉ−Ｉ線による断面図
、第２図は本発明のカードの斜視図、第３図は上側被覆
材と記録媒体シートを取除いて下側被覆材と硬質薄層シ
ートを示した平面図、第４図は硬質薄層シートのみの平
面図、第５図は第４図のｖ−ｖ線断面図、第６図は異な
る実施例の一部の斜視図、第７図は同断面図、第８図は
記録媒体シートと回転駆動軸〆関係を示す断面図、第９
図は背景技術を示す部分断面図である。 １・・・カード本体、１ａ、ｌｂ・・・被覆材、Ｒ・・
・回転式記録媒体シート、６・・・扁平状空間、７ａ。 ７ｂ・・・書込みおよび読取り用開口、８ａ、８ｂ・・
・回転駆動源アクセス孔、９・・・連結部、１１・・・
軟質シート状保護層、１３・・・硬質薄層シート、１４
・・・切起し弾性片、１６ａ、１６ｂ・・・回転駆動軸
。 出願人代理人　　猪　　股　　　　　清ち１図 尾２凹 瓦３図 汎１図 １Δ 為６図 孔８閏 柔・５図 本７図 ／Ａ 毛ｑ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、間に扁平状空間を形成するように対向する１対の同
   形の四角形状板からなる被覆材と、扁平状空間内に回転
   可能に挿入された回転式記録媒体シートとを有し、回転
   式記録媒体シートの回転中心部に被覆材の外部の回転駆
   動源に連結可能な連結部を設け、被覆材には、回転式記
   録媒体シートに対する書込みおよび読取り用の開口を対
   向させて設け、回転式記録媒体シートの一面とそれに対
   向する被覆材との間には軟質のシート状保護層を介在さ
   せ、回転式記録媒体シートの他面とそれに対向する被覆
   材との間には摩擦抵抗の少ない硬質薄層シートを介在さ
   せてなる回転式記録媒体シートを内包するカード。 ２、軟質のシート状保護層を不織布とし、硬質薄層シー
   トをポリエチレン樹脂シートとしてなる特許請求の範囲
   第１項記載の回転式記録媒体シートを内包するカード。 ３、硬質薄層シートが、回転式記録媒体シートの面に押
   圧力を与える切起し弾性片を有するようにしてなる特許
   請求の範囲第１項記載の回転式記録媒体シートを内包す
   るカード。