JPH0337194Y2 - - Google Patents

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JPH0337194Y2
JPH0337194Y2 JP1984106898U JP10689884U JPH0337194Y2 JP H0337194 Y2 JPH0337194 Y2 JP H0337194Y2 JP 1984106898 U JP1984106898 U JP 1984106898U JP 10689884 U JP10689884 U JP 10689884U JP H0337194 Y2 JPH0337194 Y2 JP H0337194Y2
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elastic body
magnetic disk
case
convex portion
liner sheet
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JP1984106898U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、マイクロフロツピ、特に薄いジヤケ
ツトの代りに、ハードケースを使用したデイスク
カートリツジに関する。
(従来の技術) 従来、フロツピデイスクは、カセツトテープや
デイスクパツクと同じように、駆動装置に取り付
けたり、取りはずして保管や移動したりできる交
換可能形の情報記憶媒体として、広く用いられて
いる。通常のフロツピデイスクより小型のフロツ
ピがあり、安価なため、パーソナルコンピユータ
用などに普及している。このようなフロツピに
は、薄くて柔軟なジヤケツトが、磁気デイスク保
護用のケ−スとして用いられている。しかし、そ
のようなジヤケツトでは、磁気デイスクの保護が
十分でないため、厚くて変形しにくい強固なハー
ドケースを採用し、そのハードケース内面にライ
ナシートを接着して、磁気デイスクを回転可能に
収容したものがデイスクカートリツジである。
第2図は、そのようなデイスクカートリツジの
外観を示す斜視図、第3図は、その下ハードケー
スの内面図、第4図は、その上ハードケースの内
面図である。図中、10は上ハードケース、12
は下ハードケース、14はヘツド用開口蓋であ
る。16,18はそれぞれ上ケース10,下ケー
ス12に開けられた読取り・書込みヘツ用開口部
であり、使用時以外はヘツド用開口蓋14によつ
て閉じられている。20,20a1,20a2,2
2,22a1,22a2はそれぞれ上下ケース10,
12内における磁気デイスクの回転領域を区切る
弧状壁である。それらの各上下ケース10、12
における対となる弧状壁20a1と20a2,22a1
と22a2とはそれぞれが相互に対称位置にあり、
上下ケース10,12を重ねると、弧状壁20a1
と22a1,20a2と22a2とが相互に重なる。2
4は弾性体(リフタとも呼ばれる)であり、その
一部分26が下ケース12の回転領域に接着して
おり、その大部分は磁気デイスクの回転方向に対
し、傾斜して立ち上がり突出している。28は弾
性体受け凸部であり、下ケース12の弾性体24
に対し、上ケース10のほぼ相対位置にある。弾
性体受け凸部28は、回転方向に対し、等間隔で
平行な同一長、同一高の複数、例えば10本の線状
突起からなる。なお、30は下ケース12の中央
にある磁気デイスクの駆動ハブ用開口部、32は
上ケース10の中央にあるその受部である。
第5図は、そのようなデイスクカートリツジを
駆動装置に取り付けたデイスクカートリツジ付近
を示す断面図である。図中、34は磁気デイスク
であり、上下ケース10,12内に回転可能な状
態で収容されており、その駆動ハブ36に、駆動
装置(図示なし)の駆動軸38が嵌合する。40
は上ライナシート、42は下ライナシートであ
り、下ケース12に設けられた弾性体24と、そ
のほぼ相対位置にある上ケース10に設けられた
弾性体受け凸部28付近を除いて、それらはそれ
ぞれ上下ケース10,12にそれらの周辺部が接
着されている。上下ケース10,12内面にそれ
ぞれ接着した上下ライナシート40,42は、磁
気デイスク34を覆つて保護すると共に、その表
面から塵芥などを取り除く作用をする。特に、弾
性体24と弾性体受け凸部28付近では、下ライ
ナシート42は弾性体24の弾圧力によつて押し
上げられ、上ライナシート40は弾性体受け凸部
28によつて押し下げられて、それらは磁気デイ
スク34とより密度高く接触するため、塵芥除去
作用も増加する。なお、44,46はそれぞれ駆
動装置内で、デイスクカートリツジを支える支持
体である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、そのようなデイスクカ−トリツ
ジの弾性体24と弾性体受け凸部28付近でも、
上下ライナシート40,42は磁気デイスク34
の両面を完全に覆つて、均一に密接触しているわ
けではない。デイスクカートリツジを駆動装置に
取り付けて作動させると、その下ケース12が左
右の支持体44,46によつて支えられていると
はいえ、上ケース10の中央にある駆動軸受部3
2が駆動軸38の先端によつて押し上げられるた
め、どうしても上下ケース10,12はその中央
部の内面間隔が周辺部より広がることになる。
第6図(回転方向に直角な断面図)および第7
図(回転方向の断面図)は、いずれも第5図に示
すデイスクカートリツジの弾性体24と弾性体受
け凸部28付近の部分拡大断面図である。各図か
ら明らかなように、弾性体受け凸部28の各線状
突起はいずれも上ケース40の内面から同一高し
か突出していないため、周辺部よりの突起程上ラ
イナシート40を磁気デイスク34に密接触させ
るが、中央部より程両者間に空間ができ易く、接
触も疎となる。このため、下ケース12に設けた
弾性体24によつて、下ライナシート42が磁気
デイスク34の周辺部付近から中央部付近まで均
一に密接触しても、磁気デイスク34の上面で
は、中央部より程塵芥除去作用が劣るという問題
がある。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたものであり、磁気デイスクの上下面のほ
ぼ相対する位置で、上下ライナシートと磁気デイ
スクとの密接触をそれぞれ行わせることによつ
て、中央部付近も周辺部付近と同様に良好な塵芥
除去作用を行い得るデイスクカートリツジを提供
することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案では、下ハ
ードケース内面17に、弾性体設置用傾斜面付凸
部13を設け、その傾斜面15に弾性体24を固
着し、その弾性体24を下ハードケース内面17
とそこに接着した下ライナシート42間に介在
し、磁気デイスク34を回転可能に収容するもの
である。
(作用) 上記手段は次のように作用する。
下ケース12に設置した弾性体24は、その下
ケース内面17から突出し、周辺部から中央部に
向かつて中央部より程高くなつている傾斜面付凸
部13の傾斜面15上に固着してあるため、その
固着箇所の全域に亘つて均等に力が作用し、無理
なく下ライナシート42を押し上げ、その弾圧力
によつて下ライナシート42を磁気デイスク34
下面に押しつけて密接触させると共に、さらに磁
気デイスク34を下方より押し上げ、その磁気デ
イスク34上に乗つた上ライナシート40と上ケ
ース10の弾性体受け凸部28間にでき易い空間
部を無くするように作用する。このため、上ケー
ス10の弾性体受け凸部28は、上ライナシート
40と中央部よりでも周辺部付近と同様な配置関
係にあり、上ライナシート40を押し下げ、その
押下げ力によつて上ライナシート40を磁気デイ
スク34上面に押しつけて密接触させる。このよ
うに傾斜面付凸部13の傾斜面15上に固着され
た弾性体24と弾性体受け凸部28は、上下ケー
ス10,12内面のほぼ相対する位置に配設され
ているため、弾性体24と弾性体受け凸部28
は、上下ライナシート40,42を挟持し、上下
ライナシート40,42とそれらの中心にある磁
気デイスク34とは、ほぼ相対する位置で密接触
する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す断面図であ
り、駆動装置に取り付けた本実施例によるデイス
クカートリツジ付近を示している。第8図および
第9図は、いずれも第1図に示したデイスクカー
トリツジの弾性体および弾性体受け凸部付近を示
す部分拡大断面図であり、第8図は、その回転方
向に直角な断面を、第9図は、その回転方向の断
面をそれぞれ示している。なお、本実施例による
デイスクカートリツジの外観図、その上下ハード
ケースの内面図は、いずれも対応する従来例によ
る各図(第2〜4図)とほぼ同一であるため省略
する。図中、従来例と対応する同一部分には、同
一符号を附し、それらに関する説明は、従来例の
ものと同一であるため省略する。しかし、本実施
例の要部を説明するために必要なものは、再度触
れるものとする。
本実施例と従来例とを比較すると、従来例では
上下ハードケース10,12内面のほぼ相対位置
に、下ハードケース12にはその内面状態のまま
で弾性体24を設け、上ハードケース10にはそ
の弾性体受け凸部28を設けているのに対し、本
実施例では、下ハードケース12内面に、弾性体
設置用傾斜面付凸部13を設け、その傾斜面15
に弾性体24を固着するものであり、その点のみ
に相違がある。
弾性体設置用傾斜面付凸部13は、下ケース1
2の内面17を基準面として、その基準面に対
し、周辺部付近から中央部付近に行く程高くなる
傾斜面15を有する凸部である。
弾性体24は、例えばポリエチレンテレフタレ
−トなどの略長方形のプラスチツクシートであ
る。このシート24の一部分26は、下ケース1
2の回転領域にある弾性体設置用傾斜面付凸部1
3の傾斜面15上に接着しており、その接着部2
6から折れ線27で折れ、大部分は磁気デイスク
34の回転方向に対し、その面に向つて傾斜して
立ち上がり突出している。そのため、磁気デイス
ク34の面と直角方向に本来的に弾力性を有し、
押して傾斜を変えると元の傾斜に復帰しようと弾
圧力が作用する。また、シート24の先端幅は、
磁気デイスク34の周辺部付近から中央部付近ま
でにほぼ亘つている。
弾性体受け凸部28は、上ケース10から突出
した同一長、同一高の複数、例えば10本の線状突
起からなる。下ケース12の弾性体24に対し、
上ケース10のほぼ相対する位置にあり、磁気デ
イスク34の回転方向に対し、各線状突起は、周
辺部付近から中央部付近まで等間隔で平行に配設
されている。
なお、下ケース12と弾性体設置用傾斜面付凸
部13、上ケース10と弾性体受け凸部28など
は、いずれもそれぞれプラスチツクの射出成形な
どにより一体に作成される。
このように、下ケース12は基準面たるその内
面17に対し、突出した傾斜面15を有し、その
傾斜面15上に弾性体24は固着されているた
め、駆動軸38の先端によつて、上ケース10の
中央にある駆動軸受部32が押し上げられ、上下
ケース10、12の中央部付近の内面間隔が周辺
部より広がつても、その固着箇所の全域に亘つて
均等に力が作用し、無理なく下ライナシート42
を押し上げ、その弾圧力によつて下ライナシート
42を磁気デイスク34下面に押しつけて密接触
させるばかりでなく、さらに磁気デイスク34を
下方より押し上げ、その磁気デイスク34上に乗
つた上ライナシート40と上ケース10の弾性体
受け凸部28間にでき易い空間部を無くするよう
作用する。このため、弾性体24によつて、下ラ
イナシート42を磁気デイスク34の下面周辺部
付近から中央部付近まで直線的に密接触させる
と、当然弾性体受け凸部28によつて、上ライナ
シート40を磁気デイスク34の上面周辺部付近
から中央部付近まで直線的に密接触させることが
できる。
(考案の効果) 以上説明した本考案によれば、ハードケース内
面に、弾性体設置用傾斜面付凸部を設け、その傾
斜面に弾性体を固着して、その弾性体をハードケ
ース内面とライナシート間に介在させているた
め、磁気デイスクの両面は、その周辺部付近から
中央部付近まで全面に亘つて同様に良好な塵芥除
去作用が行われて、ライナシートによるクリ−ニ
ング効果は著しいものとなる。しかも、弾性体を
ハードケース内面に設けた凸部の傾斜面に対し、
直接固着すると、その固着箇所の全域に亘つて均
等に力が作用するので、無理がかからずに剥がれ
難くなり、長時間或いは多数回の使用にも耐え易
くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す断面図であ
る。第2図は、従来例を示す外観斜視図(本考案
の実施例のものも同一となる)である。第3図
は、従来例の下ハードケースの内面図、第4図
は、その上ハードケースの内面図(本考案の実施
例のものもほぼ各図と同一となる)である。第5
図は、従来例を示す断面図である。第6図は、第
5図の部分拡大断面図(回転方向に直角な断面
図)、第7図は、その同様な断面図(回転方向断
面図)である。第8図は、第1図の部分拡大断面
図(回転方向に直角な断面図)、第9図は、その
同様な断面図(回転方向断面図)である。 10……上ハードケース、12……下ハードケ
ース、13……弾性体設置用傾斜面付凸部、15
…その傾斜面、24……弾性体、28……弾性体
受け凸部、34……磁気デイスク、38……駆動
軸、40……上ライナシート、42……下ライナ
シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハードケース内面に弾性体を設置して、ライナ
    シートを接着し、磁気デイスクを回転可能に収容
    したデイスクカートリツジにおいて、上記ハード
    ケース内面に、弾性体設置用傾斜面付凸部を設
    け、その傾斜面に上記弾性体を固着し、その弾性
    体をハードケース内面と上記ライナシート間に介
    在させることを特徴とするデイスクカートリツ
    ジ。
JP10689884U 1984-07-14 1984-07-14 デイスクカ−トリツジ Granted JPS6124876U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10689884U JPS6124876U (ja) 1984-07-14 1984-07-14 デイスクカ−トリツジ

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JP10689884U JPS6124876U (ja) 1984-07-14 1984-07-14 デイスクカ−トリツジ

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JPS6124876U JPS6124876U (ja) 1986-02-14
JPH0337194Y2 true JPH0337194Y2 (ja) 1991-08-06

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JP10689884U Granted JPS6124876U (ja) 1984-07-14 1984-07-14 デイスクカ−トリツジ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60106272U (ja) * 1983-12-24 1985-07-19 ソニー株式会社 フロツピ−デイスクカセツト

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JPS6124876U (ja) 1986-02-14

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