JPS613991A - 焼結ク−ラ−の排熱回収設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 焼結クーラーの排熱回収に関してこの明細書で述べる技
術内容は焼結クーラーにおける、循環熱媒体の単位流量
当りの熱回収量をを増加させることについての開発成果
を提案するところにある。

（従来技術） 焼結機から送り出される赤熱焼結鉱を冷却するために焼
結クーラーが設けられ、またその排熱の回収設備として
、熱回収ゾーンがそなえられたが、赤熱焼結鉱に保有さ
れている顕熱の有効な回収の観点において十分ではなか
った。

（問題点） 焼結クーラーに付設された熱回収ゾーンの循環熱媒体の
単位流量当りの熱回収量が、従来十分でなかった点を解
決し、その著しい増加を図ろうとするものである。

（発明の構成） この発明は、赤熱焼結鉱の熱回収ゾーンをそなえる焼結
クーラーにおいて該熱回収ゾーンを３ゾーン以上に数区
分し、該区分には、熱媒体を送らないで焼結鉱の内部顕
熱により復熱化させる中間ゾーンを含むものとしたこと
を特徴とする焼結クーラーの排熱回収設備である。

この発明では熱回収ゾーンを少なくとも３ゾーンに数区
分し、たとえば第１ゾーンでの奪熱による表面温度が低
下して熱交換率の低くなった第２ゾーンには循環媒体を
送らずして、内部顕熱を表面迄の熱伝達にて復熱させる
中間ゾーンとし、ついで第３ゾーンでの有効な熱回収を
行わせることにより効率的な熱回収を可能にした。

すなわち第１ゾーンで冷却された焼結鉱は表面のみが冷
却されて黒くなってはいるが内部は赤熱状態である。こ
の状態で第２ゾーンに到達するが、この状態で熱媒体と
熱交換させても、熱交換率は低い。

従って、この第２ゾーンでは、内部の顕熱が熱伝導によ
り焼結鉱表面まで復熱して、次の第３ゾーンでの熱交換
率を向上させる機能を持たせるのである。ここに中間ゾ
ーンには熱媒体を送らず焼結鉱の均熱状態を作りだすこ
ととしたものである。

この発明に従う焼結クーラーを第１図に示した。

図中１は焼結機、２はクラッシャー、３は給鉱シュート
、そして４が焼結クーラーである。焼結機１で焼結され
赤熱状態にあ易焼結絋をクラッシャー２、給鉱シュート
３を介して焼結クーラー４に供給する。

赤熱焼結鉱の層５は焼結クーラー４を通過する間に空冷
ファン６により空冷され、従来はこの空冷にて顕熱がす
べて大気中へ放散されていたが最近の省エネ気運の高ま
りの下で排熱ボイラー７、を設暉し熱回収を行うのが普
通であり、図中８は水管である。

従って排熱回収を行う焼結クーラーは、一般に熱回収ゾ
ーンＡと非熱回収ゾーンＢとをそなえる。

この熱回収は、循環空気を熱媒体として、赤熱した焼結
鉱の有する顕熱を循環空気と熱交換し、更に排熱ボイラ
ーにて蒸気とするのが一般的である。

ところが、焼結鉱と循環空気との熱交換を行う熱回収ゾ
ーンＡは、従来そのゾーン全体に均一に循環空気を熱媒
体として吹き込む構造で、ヘッダーダクトより多熱のエ
アチェンバーを介して、焼結層内を通過後フードにて集
め排熱ボイラーへ送り、熱交換を行っていたが、熱回収
ゾーンに均一循環空気を吹き込むだけでは必ずしも効率
の良い回収を遂げ得なかった。というのは、赤熱焼結鉱
は数１Ｉｌｌ〜１５ｈ＋ｉの塊状であるので循環空気と
接触するのは、焼結鉱表面のみであるため表面からの顕
熱が抜熱されるともはや有効な抜熱ができないからであ
り、そこで−ＦＲ循環空気と接触を断ち、復熱によって
内部の顕熱が再び表面逸出て（るのをまって再抜熱を行
うことの有効性に着目した。

すなわち、焼結鉱の内部顕熱をも効果的に回収するため
、クーラーの熱回収ゾーンを少なくとも３ケ以上に仕切
り、内部の顕熱が表面逸出て来る間は、循環空気と接触
しない様な中間ゾーンを設けるわけである。

ここに第１図のごとくフードを１０ａ　、　１０ｂ　。

１０ｃに仕切って熱回収ゾーンを数区分しそのうちフー
ド１０ａ　、　１０ｃに向けて循環空気を吹き込むが中
間の）−ド１０ｂには循環空気を吹込まないようにエア
ーチャンバーを９１．９２の群と９１〜９ｇの群に分け
る。

従ってフード１０ａ部で抜熱された焼結鉱は表面が黒く
なった状態でフード１０ｂ部へ移動し、そこで焼結鉱の
塊内部の顕熱が表面への熱伝導により復熱することによ
って焼結鉱表面がフード１０ａ部での出側よりも高温と
なるので、この状態で７一ド１０ｃ部へ移動した焼結層
５を再び循環空気と接触させて有効に抜熱する。第１図
の例では、とくにフード１０ｂと対応する領域にエアー
チャンバーを設けない場合を示したが、既設されている
設備を改造する場合は、エアーチャンバーをわざわざ撤
去するまでもなくエアーチャンバーを盲化すれば同等の
効果が得られるのはいうまでもない。

なお、ちなみに第２図には熱回収を行わなかった在来の
焼結クーラー、また第、３図は従来の熱回収ゾーンをそ
なえる焼結クーラーを図解した。

従来の熱回収をこの発明と比較すると、循環風量一定の
場合蒸気回収量が２０％増加しまた、周一熱間を回収す
る場合には、循環風量を３０％削減できた。

第１図では熱回収ゾーンを３ケに仕切る場合を示しいる
が３ケ以上の多数ゾーンに仕切ってもよく、適宜に熱媒
体を送らない中間ゾーンを配置することによってこの発
明の効果をより有効にもたらすことができる。

（発明の効果） 焼結機から排出される赤熱焼結鉱の保有熱量を、とくに
高い回収率にて利用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例のスケルトン図、 第２図、第３図は従来例のスケルトン図である。 １・・・焼結機　　　　　５・・・焼結鉱の層１０ａ　
、　１０ｃ・・・熱向収ゾーンｉｏｂ・・・中間ゾーン
。 特許出願人　　　川崎製鉄株式会社 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、赤熱焼結鉱の熱回収ゾーンをそなえる焼結クーラー
   において該熱回収ゾーンを３ゾーン以上に数区分し、該
   区分には、熱媒体を送らないで焼結鉱の内部顕熱により
   復熱化させる中間ゾーンを含むもとしたことを特徴とす
   る焼結クーラーの排熱回収設備。