JPH0854111A - 流動層炉からの熱回収方法及び装置 - Google Patents

流動層炉からの熱回収方法及び装置

Info

Publication number
JPH0854111A
JPH0854111A JP6210532A JP21053294A JPH0854111A JP H0854111 A JPH0854111 A JP H0854111A JP 6210532 A JP6210532 A JP 6210532A JP 21053294 A JP21053294 A JP 21053294A JP H0854111 A JPH0854111 A JP H0854111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluidized bed
heat
fluidized
furnace
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6210532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3023055B2 (ja
Inventor
Tomoaki Takada
友昭 高田
Kazuo Tsutsumi
香津雄 堤
Tadashi Katahata
正 片畑
Toshinori Muraoka
利紀 村岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP6210532A priority Critical patent/JP3023055B2/ja
Publication of JPH0854111A publication Critical patent/JPH0854111A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3023055B2 publication Critical patent/JP3023055B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 流動層炉の流動媒体から効率よく熱回収する
方法及びこの方法を実施する装置を提供する。 【構成】 炉本体11内の下部に風箱20を有し、この
風箱20の上側にガス分散板18を介して流動層12を
形成し、この流動層12に流動媒体排出管22を接続し
た流動層炉10において、抜き出された流動媒体から冷
却器等の熱交換器28における間接的な熱交換により収
熱した後、収熱により冷却された流動媒体を流動層12
に循環する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動層炉の流動媒体か
ら熱率よく熱回収する方法及びこの方法を実施する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、炉本体内の下部に風箱を有
し、この風箱の上側に空気分散板を介して流動層を形成
し、この流動層内にごみを投入して焼却し、流動層内に
水を供給して冷却するようにした流動層炉が良く知られ
ている(例えば、特開平4−39509号公報の第2図
参照)。
【0003】また、従来の流動層炉においては、図5に
示すように、流動層炉10内の流動層12の側方の耐火
材14内に水冷壁16を設けて熱回収を図っている。1
8は空気分散板、20は風箱である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来
は、流動層内の熱収支が入熱過多であるので、流動層内
に水を供給して冷却しているが、ガス量が多くなる等の
問題がある。また、従来は、図5に示すように、空気流
により流動する流動媒体による摩耗を低減するために、
水冷壁を耐火材内に設けているので、流動媒体の保有す
る熱を有効に回収することができない。
【0005】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、流動層から抜き出した流動媒体か
ら収熱することにより、熱収支を改善し、効率よく熱回
収を図るようにした方法及び装置を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、流動層の形状を変形し
て流動層内に移動層部が形成されるようにし、この移動
層部に伝熱管を設けることにより、伝熱効率を大きくし
て効率的に熱回収を図ることができるとともに、伝熱管
の摩耗を低減できるようにした装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の流動層炉からの熱回収方法は、炉本体内
の下部に風箱を有し、この風箱の上側にガス分散板を介
して流動層を形成し、この流動層に流動媒体排出管を接
続した流動層炉において、抜き出された流動媒体から間
接的な熱交換により収熱するように構成したものであ
る。この場合、収熱により冷却された流動媒体を流動層
に循環することが好ましい。また、本発明の流動層炉か
らの熱回収装置は、炉本体内の下部に風箱を有し、この
風箱の上側にガス分散板を介して流動層を形成し、この
流動層に流動媒体排出管を接続した流動層炉において、
流動媒体排出管に、流動媒体の保有している熱を回収す
るための熱交換器を設けたことを特徴としている。
【0007】また、本発明の流動層炉からの熱回収装置
は、炉本体内の下部に風箱を有し、この風箱の上側にガ
ス分散板を介して流動層を形成し、この流動層に流動媒
体排出管を接続した流動層炉において、風箱の上側に隣
接する流動層が下方から上方に向かって広がるように、
炉本体下部に傾斜部を設けて、この傾斜部の周辺部に移
動層が形成されるようにし、この移動層内に伝熱管を設
けたことを特徴としている。この装置において、流動媒
体排出管に、流動媒体の保有している熱を回収するため
の熱交換器を設けることが好ましい。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるも
のではなく、適宜変更して実施することが可能なもので
ある。 実施例1 図1は本発明の流動層炉からの熱回収装置の一実施例を
示している。10は流動層炉で、炉本体11内の下部に
風箱20を有し、この風箱20の上側にガス分散板18
を介して流動層12を形成し、この流動層12に流動媒
体排出管22を接続している。24はフリーボード、2
6はごみ等の燃料を供給する燃料供給管である。
【0009】さらに、流動媒体排出管22に、冷却器等
の熱交換器28を設け、抜き出された流動媒体から収熱
するように構成される。つぎに実施例1における作用に
ついて説明する。通常、流動媒体は550〜750℃で
あり、抜き出された流動媒体を熱交換器28で、水又は
空気と間接的に熱交換させ、流動媒体を150〜250
℃に冷却した後、不燃物、灰等を分離して流動媒体を流
動層12へ戻す。このため、従来のように、流動層に注
水しなくても流動層温度を一定温度範囲内に制御するこ
とができ、排ガス量も少なくなる。加熱された熱水は蒸
気発生部へ送られ、また、加熱された熱空気は燃焼部へ
送られる。なお、抜き出した550〜750℃の流動媒
体を、放熱のみで冷却する場合は、450〜650℃に
冷却した状態で、流動層へ戻している。このため、流動
層の温度を所定温度まで下げることができず、依然とし
て注水を必要とする。
【0010】実施例2 図2は本発明の流動層炉からの熱回収装置の他の実施例
を示している。10は流動層炉で、炉本体11内の下部
に風箱20を有し、この風箱20の上側にガス分散板1
8を介して流動層12を形成し、この流動層12に流動
媒体排出管(図示略)を接続している。そして、風箱2
0の上側に隣接する流動層が下方から上方に向かって広
がるように、炉本体下部に傾斜部30を設けて、この傾
斜部30の周辺部に移動層32が形成されるようにし、
この移動層32内に伝熱管(水冷管)34を設けてい
る。
【0011】つぎに実施例2における作用について説明
する。炉本体11の下部が傾斜部30により絞られてい
るので、風箱20に供給された空気は空気分散板18か
ら矢印の方向に吹き上げられ、矢印の部分の空気流速が
速くなる。このため、この部分では流動層となり、傾斜
部30の近傍では空気流速が遅くなるので、この部分で
は移動層32となる。したがって、図3に示すように、
伝熱管34を耐火材14の内面の傾斜部30に沿わせて
設けることにより、伝熱管34の摩耗を抑制することが
できるとともに、伝熱効率を大きくし、効率的な熱回収
を図ることができる。なお、伝熱管を傾斜部30に沿わ
せて設ける代わりに、伝熱管を移動層32内に傾斜部3
0から離して設けることも可能である。
【0012】実施例3 本実施例は、図4に示すように、流動媒体排出管22
に、流動媒体の保有している熱を回収するための冷却器
等の熱交換器28を設けたものである。他の構成及び作
用は実施例1及び実施例2の場合と同様である。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 流動媒体排出管に熱交換器を設ける場合は、流
動層から抜き出した流動媒体から収熱するので、熱収支
を改善し、効率よく熱回収を図ることができる。 (2) 流動層内に移動層部を形成させる場合は、この
移動層部内に伝熱管を設けることにより、伝熱管の摩耗
を低減するとともに、伝熱効率を大きくして効率的な熱
回収を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流動層炉からの熱回収装置の一実施例
を示す概略構成図である。
【図2】本発明の装置の他の実施例を示す概略構成図で
ある。
【図3】図2に示す装置に耐火材を表示した装置の概略
構成図である。
【図4】本発明の装置のさらに他の実施例を示す概略構
成図である。
【図5】従来の流動層炉の概略構成図である。
【符号の説明】
10 流動層炉 11 炉本体 12 流動層 14 耐火材 18 ガス分散板 20 風箱 22 流動媒体排出管 28 熱交換器 30 傾斜部 32 移動層 34 伝熱管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片畑 正 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 村岡 利紀 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉本体内の下部に風箱を有し、この風箱
    の上側にガス分散板を介して流動層を形成し、この流動
    層に流動媒体排出管を接続した流動層炉において、 抜き出された流動媒体から間接的な熱交換により収熱す
    ることを特徴とする流動層炉からの熱回収方法。
  2. 【請求項2】 収熱により冷却された流動媒体を流動層
    に循環する請求項1記載の流動層炉からの熱回収方法。
  3. 【請求項3】 炉本体内の下部に風箱を有し、この風箱
    の上側にガス分散板を介して流動層を形成し、この流動
    層に流動媒体排出管を接続した流動層炉において、 流動媒体排出管に、流動媒体の保有している熱を回収す
    るための熱交換器を設けたことを特徴とする流動層炉か
    らの熱回収装置。
  4. 【請求項4】 炉本体内の下部に風箱を有し、この風箱
    の上側にガス分散板を介して流動層を形成し、この流動
    層に流動媒体排出管を接続した流動層炉において、 風箱の上側に隣接する流動層が下方から上方に向かって
    広がるように、炉本体下部に傾斜部を設けて、この傾斜
    部の周辺部に移動層が形成されるようにし、この移動層
    内に伝熱管を設けたことを特徴とする移動層炉からの熱
    回収装置。
  5. 【請求項5】 流動媒体排出管に、流動媒体の保有して
    いる熱を回収するための熱交換器を設けた請求項4記載
    の流動層炉からの熱回収装置。
JP6210532A 1994-08-10 1994-08-10 流動層炉からの熱回収装置 Expired - Fee Related JP3023055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6210532A JP3023055B2 (ja) 1994-08-10 1994-08-10 流動層炉からの熱回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6210532A JP3023055B2 (ja) 1994-08-10 1994-08-10 流動層炉からの熱回収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0854111A true JPH0854111A (ja) 1996-02-27
JP3023055B2 JP3023055B2 (ja) 2000-03-21

Family

ID=16590926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6210532A Expired - Fee Related JP3023055B2 (ja) 1994-08-10 1994-08-10 流動層炉からの熱回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3023055B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101145934B1 (ko) * 2011-10-13 2012-05-15 지이큐솔루션 주식회사 유동층 연소로 하부호퍼 열교환장치와 유동사 냉각장치를 구비한 폐열 재활용시스템

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5549137A (en) * 1978-10-03 1980-04-09 Foster Wheeler Corp Fluid bed device and its operation method
JPH02195104A (ja) * 1989-01-23 1990-08-01 Idemitsu Kosan Co Ltd 内部循環流動床ボイラにおける排ガス中のNOxを低減する方法
JPH05223232A (ja) * 1992-02-10 1993-08-31 Kawasaki Heavy Ind Ltd 流動床炉の安定燃焼方法及び装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5549137A (en) * 1978-10-03 1980-04-09 Foster Wheeler Corp Fluid bed device and its operation method
JPH02195104A (ja) * 1989-01-23 1990-08-01 Idemitsu Kosan Co Ltd 内部循環流動床ボイラにおける排ガス中のNOxを低減する方法
JPH05223232A (ja) * 1992-02-10 1993-08-31 Kawasaki Heavy Ind Ltd 流動床炉の安定燃焼方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101145934B1 (ko) * 2011-10-13 2012-05-15 지이큐솔루션 주식회사 유동층 연소로 하부호퍼 열교환장치와 유동사 냉각장치를 구비한 폐열 재활용시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP3023055B2 (ja) 2000-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106636502B (zh) 一种高温炉渣风淬粒化流化床锅炉余热回收装置
JP2007263500A (ja) 排熱利用方法
JP5765620B2 (ja) 多層燃焼流動炉の熱回収システム
CN210892746U (zh) 一种新型干法熟料生产线高效余热发电系统
KR930011918B1 (ko) 코크스 건냉장치
JPH0854111A (ja) 流動層炉からの熱回収方法及び装置
CN116753505A (zh) 一种能板式余热锅炉装置
CN101294773A (zh) 烧结冷却机热风全循环式余热回收利用工艺及设备
CN105318735B (zh) 一种利用烧结低温余热冷却高炉循环水的装置
JP2519624B2 (ja) 流動床炉の安定燃焼方法及び装置
RU2151809C1 (ru) Установка утилизации тепла агломерата
CN220471583U (zh) 一种能板式余热锅炉装置
JPS5914719Y2 (ja) 流動層式炉
CN2177727Y (zh) 调节高炉煤气温度的装置
JP2972631B2 (ja) 流動層ボイラおよびその熱交換方法
CN217651262U (zh) 一种直翅片管结构的转炉烟气余热回收的能板
RU46958U1 (ru) Устройство для сушки и нагрева футеровки металлургического ковша
CN207162563U (zh) 一种冷却余热回收设备用冷料板
CN206724150U (zh) 一种流化床锅炉冷渣装置
JPS6370090A (ja) 焼結鉱の冷却装置
JPH10298554A (ja) コークス乾式消火設備
CN206037103U (zh) 一种空气余热回收装置
KR840001273B1 (ko) 소결설비에 있어서의 폐열 회수 장치
JPS6342320Y2 (ja)
JPS613991A (ja) 焼結ク−ラ−の排熱回収設備

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees