JPH02195104A - 内部循環流動床ボイラにおける排ガス中のNOxを低減する方法 - Google Patents

内部循環流動床ボイラにおける排ガス中のNOxを低減する方法

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JPH02195104A
JPH02195104A JP1203289A JP1203289A JPH02195104A JP H02195104 A JPH02195104 A JP H02195104A JP 1203289 A JP1203289 A JP 1203289A JP 1203289 A JP1203289 A JP 1203289A JP H02195104 A JPH02195104 A JP H02195104A
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nox
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JP1203289A
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Sadayuki Shinozaki
篠崎 貞行
Toshiro Takagi
俊郎 高城
Naoki Fujiwara
尚樹 藤原
Hideo Hironaka
広中 英生
Naoki Inumaru
犬丸 直樹
Takahiro Oshita
孝裕 大下
Shigeru Kosugi
茂 小杉
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Ebara Corp
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Ebara Corp
Idemitsu Kosan Co Ltd
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    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B31/00Modifications of boiler construction, or of tube systems, dependent on installation of combustion apparatus; Arrangements of dispositions of combustion apparatus
    • F22B31/0007Modifications of boiler construction, or of tube systems, dependent on installation of combustion apparatus; Arrangements of dispositions of combustion apparatus with combustion in a fluidized bed
    • F22B31/0084Modifications of boiler construction, or of tube systems, dependent on installation of combustion apparatus; Arrangements of dispositions of combustion apparatus with combustion in a fluidized bed with recirculation of separated solids or with cooling of the bed particles outside the combustion bed
    • F22B31/0092Modifications of boiler construction, or of tube systems, dependent on installation of combustion apparatus; Arrangements of dispositions of combustion apparatus with combustion in a fluidized bed with recirculation of separated solids or with cooling of the bed particles outside the combustion bed with a fluidized heat exchange bed and a fluidized combustion bed separated by a partition, the bed particles circulating around or through that partition

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、石炭焚き内部循環流動床ボイラの燃料として
特定の炭種の石炭を使用することにより排ガス中の窒素
酸化物(NOx )の含有量を低減させる方法に関する
ものである。
〔技術的背景並びに従来の技術〕
流動層を用いた燃焼装置は通常−層型でるり液状あるい
は固形廃棄物の焼却あるいは流動層ボイラなどに広く応
用されており従来知られているものである。これらの流
動燃焼装置は、通常のバーナで噴霧燃焼できない固形燃
料、スラリーなどでも安定に燃焼できるという特徴を有
するが、未燃分の発生を防止するため、理論的に必要な
空気量以上の空気を層内に送入し過剰空気条件で、運転
するのが普通である。このような運転方法では、層内全
域が酸化雰囲気となるため燃焼は促進されるが、反面、
酸化雰囲気であることから燃料中のN化合物が酸化され
NOxとなりやすいという欠点を有する。
例えば、Nを1−18 wt%含む石炭を空気比1.2
層温度800℃で流動燃焼させた場合、約300ppm
ものNOxが生成する。この程度の層温度では空気中の
N、  からのNOx発生はほとんど無視できる。NO
xの発生を防止するには従来公知のごとく、酸素濃度を
下げるため、空気量を減らし還元雰囲気とすれば良いの
であるが、この状態で燃焼させると、今崖は未燃カーボ
ン、COなどの未燃分が多量に発生するという問題が生
ずる。すなわち、上記の従来技術には、NOxと未燃分
を同時には低減できない、という欠点がある。
これらは、流動層を用いた燃焼装置のみでなく移動Jf
Iあるいは固定層を用いた燃焼装置にも共通して見られ
る欠点である。
即ち、従来の石炭焚きボイラにおいては、石炭中に含有
されている窒素(及び空気中の窒素)が燃焼に伴い高温
で酸化され、生成したNOxが十分に還元されずに排出
されるため、種々の環境汚染を引き起こしていた。
そこでNOxの排出を低減するため、2段燃焼等の燃焼
プロセスが開発され、実用に供されてはいるが、殆んど
の炭種において026%換算NOx排出濃度を1o o
 ppm以下とするのは困難であった。また、NO!排
出濃度が100 ppm以下となるような石炭を使用し
た場合にはBOXの排出濃度が著しく高くなる場合が多
く、排出ガスによる公害には多くの問題がめった。
また、従来から用いられている微粉炭燃焼装置では、燃
焼温度が高いためNOxの生成量が多い。このNOxは
燃焼部の下流部においてチャーの存在下に還元されるが
、このチャーは排ガスに伴なって排出されるのでチャー
の作用は流れに従い1回のみであるため、十分なNOx
の低減が得られなかった。
このNOxは燃焼の下流部においてチャーの存在下に還
元されるが、このチャーは燃焼時に生成し、燃焼ガスの
流れに伴ない煙道中を流下し、乗じん装置で捕集される
ため、 Hoxとの反応はあまジ高くない。また正常な
運転状態では反応域でのチャーの存在量は比較的少なく
、十分なNOx低減を得られない。
低温燃焼を目して流動床ボイラが開発され実用されてい
る。これには一般R,動床ボイラ(バブリング型)と循
環流動床ボイラがろる。−膜流動床ボイラでは流動床内
で生成した未燃チャーは、微粉炭ボイラーと同様燃焼ガ
スの流れに伴ない流下するのみでろジ、十分なNOxの
低減が得られない。
循環型流動床ボイラでは、燃焼温度が低いことに加えて
、流動媒体の循環にともなって未燃チャーも循環し、燃
焼ガス中のNOxとチャーが接触還元する場が与えられ
るため、−膜流動床ボイラよりもNOXの低減が得られ
る。しかし未燃チャーの循環数が限られ、また循環経路
のほとんどが希薄相であるため、チャーの成長は少なく
、反応性が低い。このため十分なNOxの低減は得られ
なかった。
以上の各装置を使用した場合、一般的に、窒素分の多い
石炭ではNOxの排出が多い。また、燃料比の低い石炭
ではNOX排出値が高い場合が多い。このため、低NO
x排出を得るためには、高燃料比炭を使用するが、これ
によ5.Co、Sox 、未燃分の増大が問題となる場
合が多かった。
しかるに、現在、ボイラを新設する場合、NOxを10
0 ppm以下としなければならないのをはじめ、その
他の有害物質についても各々規制値が定められ、今後は
更に規制が強化される見込である。よってこれらの規制
をクリアーできる石炭を燃焼装置の条件ごとに選定する
必要があり、多くの問題を生じていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記従来技術の問題点を無くし、排ガス中の
Nowを低減せしめる方法を提供することを目的とする
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、 1、 流動床ボイラの流動床部を主燃焼室と熱回収室に
仕切で区分し、主燃焼室下部には、流動媒体に大きな流
動化速度を与える空気室と、小さな流動化速度を与える
空気室の少なくとも2種類の空気室を備えており、これ
らの空気室から噴出される異なる空気の流動化速度の組
合せにより主燃焼室内の流動媒体に旋回循環流を形成し
た内部循環流動床ボイラにおいて、脱硫剤を特に添加せ
ずに、燃料として石炭を燃焼せしめることを特徴とする
排ガス中のNOxを低減する方法。
2 上記1記載のボイラにおいて、脱硫剤を特に添加せ
ずに、燃料として燃料比1.5〜&5、窒素含有i2.
0重量%(無水、無灰ベースで)以下、硫黄含有量(L
4重量%(無水ベースで)以下の石炭を燃焼せしめるこ
とを特徴とする排ガス中のNOx排出値を50 ppm
以下(Ox6チ換算)、SOx排出値を150 ppm
以下(O意6%換算ンに低減する方法。
五 前記1記載のボイラにおいて、脱硫剤を特に添加せ
ずに、燃料比(1B〜1.5未満で窒素含有量t6重量
%(無水、無灰ベースでン硫黄含有量α46重量%(無
水ベースで)の石炭を燃焼せしめることを特徴とする排
ガス中のNOx排出値を100 ppm以下((h6%
換n)、SOx排出値f 500 ppm以下(O86
%換算)に低減する方法。
4、 前記1記載のボイラにおいて、脱硫剤を特に添加
せずに、燃料比五5〜7.0、窒素含有量2.5重t%
(無水物ベースン以下、硫黄含有量1.0重量t%(無
水物ベース)以下の石炭を燃焼せしめることを特徴とす
る排ガス中のNOx排出値を50 ppm以下(O26
%換算)、SOx排出値を500 ppm以下(O鵞6
%換算)に低減する方法。
である。
なお、燃料比とはJISM8812による工業分析値の
固定炭素(%)と揮発分(%)の割合を意味し、窒素含
有量、硫黄含量はJISM8813による工業分析値で
ろる。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明では、炉底部から噴出する流動化ガス、の質量速
度に噴出部分により差異をつけることにより、流動媒体
に旋回循環流動を行なわせる。
石炭等の燃料はこの旋回循環流に伴なって、旋回循環流
動しながら燃焼する。
流動層に投入された石炭は短時間で加熱によシ揮発分が
分離する。分離した揮発分は一部層内で燃焼し、他13
層表面へ出てフリーボード部で燃焼する。揮発分が分離
した後の未燃炭素分(チャー)は、流動層中を数10回
にわたり旋回循環しながら比較的長い時間をかけて燃焼
する。チャーは当初揮発分の分離により多孔質状となり
、その後燃焼の進行に伴い、間欠微小化する。粒径が(
L2m以下となると、燃焼ガスに同伴されて煙道から一
旦炉外へ出るが、煙道途中に設けたサイクロン等の簡略
な集塵装置によシ捕果され、旋回流動層底部に戻される
。戻されたチャー(リサイクルチャー)は、再び旋回流
動に伴い流動床中に拡散され、燃焼が進行する。チャー
の燃焼が完結するまで、このプロセスを繰ジ返す。この
間、多孔質状のチャーは、層内及び7リ一ボiド部に存
在することにより、NOxの直接還元剤として、あるい
は、COによるNOxの還元を推進する触媒として作用
する。
本装置では特に7リ一ボード部において急激なNOxの
低減が行われる。このNOx低減に係る反応としては (a)  C+2NO→co=+N、   (チャーの
酸化反応)(′b)2CO+ 2NO−+ 2CO1+
 N、   (チャーの触媒反応)の2つの反応が考え
られる。いずれの反応もチャーが関与しており、その酸
化反応性および触媒効果が低NOx機能を支配している
石炭は燃焼過程において細孔構造を変化させながら燃焼
し、その構造は石炭の炭種によって異なる。すなわち、
低燃料化炭チャーは比較的細孔が大きく反応性に富んで
いるが表面積は小さく触媒としての効果は少ない。
ある種の中燃料比炭チャーは細孔がよく発達しており、
表面積も大きく反応性に富み触媒効果もある。
高燃比炭(無煙炭)チャーも小さな細孔が多く触媒効果
が期待される反面、各々の細孔は完全に発達しておらず
反応性に乏しい。
このようにチャーの形態は炭種によって異なっており、
低NOx化機能におよぼす影響もそれぞれの炭種で異な
る。
いずれの炭fI[e使用する場合も、従来の各檀ボイラ
と比べて十分な低NOx排出値を得られるが、数十pp
mという特に低い値とする必要がある場合には、上記の
中燃料比炭、特にチャーの細孔が良く発達したものを使
用する。このように適切な炭種を選ぶことにより、必要
な程度の低NOx特性を得ることができる。
Boxについては、石炭中に含まれるCaCO3と反応
してCaSO4となることにより低減されるが、前述の
チャーの反応と同様に、本発明では複合循環により、効
率的に反応が進められる結果、CILCO3の利用率が
高く、同じ量のCaCO3に対して通常よ)極めて高い
脱m率が得られる。
また、必要に応じてCaCO3を多く含む石灰石等を脱
硫剤として添加することにより90チの脱硫率が容易に
得られる。この時、一般にCaCO3が炉床内でCaO
となり、NOx生成触媒として働き、NOxの排出が増
加する場合があるが、本装置では層内熱回収量を制御し
て炉床温度を調整することによF)、NOx生成が増加
せず、かつ脱硫率が良好となる最適温度(約825℃)
に炉床温度を維持できるため、低NOx 、低SOxを
同時に具現できる。
前記したように本装置では特にフリーボード部において
急激なNOxの低減が行なわれる。
この理由は、旋回流(内部循環)の中で酸化・還元を繰
返されるチャー粒子の触媒作用が向上し、フリーボード
で浮遊して低NOx化するからである。例えば燃料比2
.2のエンジャム炭では浮遊量は少ないが、チャー表面
に細孔が多く発達しており表面積が大きい。燃料比6の
カングラ炭ではチャー表面に細孔は多いが未発達なもの
が多い。しかしながらエンジャム炭に比しフリーボード
浮遊量が多い。
以上のことよジ、チャー表面積の絶対量の多い少ないが
低NOx化へ大きな影響を与えてるものと考えられる。
ちなみに内部循環による酸化還元は、例えば還元・酸化
の1サイクルを約5秒、石炭のfS焼時間約5分とする
と、1つの粒子が繰返えす酸化・還元回数は、 5X6
0 =60回にもなる。
この内部循環効果はバブリング型にはない。
循環型は、酸化・還元を繰返すが希薄相での現象であり
、反応特性の良い磯厚ベツドでの反応ではない。
よって低NOx機能は内部循環流動床ボイラー〉循環型
流動床ボイラー〉−膜流動床ボイラーの順となる。
つぎに本発明を図面を参照しながら模式的に説明する。
第1図において、ボイラ本体1の底部にはブロワ16に
より流動化空気導入管15から導入される流動化用空気
の分散板2が備えられ、この分散板2は両側縁部が中央
部より高くなっており、ボイラ本体底部が凹面状をなす
よう形成されている。
そしてブロワ16によシ送られた流動化用空気は、空気
室12.13,14を経て、空気分散板2から上方に噴
出せしめるようになっており、中央部の空気室15から
噴出する流動化用空気の質量速度はボイラ本体内の流動
媒体の流動層を形成するのに十分な速度、すなわち4〜
200mf 、好ましくは6〜120mfの範囲内とす
るが、両側縁部の空気室12,14から噴出する流動化
用空気の質量速度は、前者よりも小さく一般に0〜5 
C)mfの範囲内とし、伝熱管5を配した熱回収室4の
下部にある空気室12からは質量速度0〜2Gmf、又
、燃焼室5の下部を形成する空気室14からは質量速度
(L5〜20mfで噴出させることが好ましい。
その結果、主燃焼室3内部においてを気室13から噴出
する流動化用空気の質量速度が空気室12から噴出する
流動化用空気の質量速度に比較して大きいため、空気室
15の上部では空気と流動媒体が噴流となって流動層内
部を上方へ急激に移動し、流動層表面を出たところで周
囲に拡散し、空気室12.14上部の流jth層我面に
落下する。一方、空気室13の上部の流動層においては
、流動媒体が上方に移動したあとをうめるべく、両側の
ゆるやかな流動層、すなわち、空気室12.14の上部
の流動層の底部の流動媒体が中央部、つまり空気室13
の上部に移動してくる。その結果流動層において中央部
では激しい上昇流が形成されるが周辺部ではゆるやかな
下降移動層が形成される。この上昇流部は酸化層を形成
し、下降移動層は還元層を形成する。
熱回収室4は、この下降移動Wlを利用したものである
。空気室12.15の境界上部の流動層内部に垂直の仕
切壁17を設け、空気室12の上部、すなわち仕切壁1
7の背面と、水冷炉壁の間の流動層内部に伝熱管5を配
置し熱回収室としたものである。仕切壁17の高さは、
運転中に流動媒体が中央部から熱回収室4へ入り込むの
に十分な高さとなっているほか、仕切壁17と底面の空
気分散板の間には熱回収室4内の流動媒体が主燃焼室3
内へ戻るよう開口部18が設けである。従って、主燃焼
室内で噴流となって激しく上昇してきたのち、流動m表
面で拡散した流動媒体は仕切壁17を越えて熱回収室に
入り、空気室12から吹き込まれる空気によってゆるや
かな流動が行なわれつつ徐々に下降し、その間に伝熱管
5を介して熱交換が行なわれる。
燃料である石炭は、石炭投入口よりロータリーバルブ6
f、経てスプレッダ等の供給装置7により主燃焼室3内
の下降移動層へ供給する。それによって高温の流動層内
部で旋回、循環し燃料比の高い石炭でも完全に燃焼させ
ることが出来、高負荷燃焼が可能である。
排ガスはボイラを出てサイクロン8に導かれる。一方、
サイクロン8で捕集された粒子は、第1図に示すボイラ
ーにおいては空気輸送によシ主燃焼室の下降移動層に供
給され、捕集粒子中の未燃分(チャー)の燃焼とNOx
の低減等に寄与する。もちろん、サイクロン8で捕集し
た粒子は、特に図示はしないが第1図とは異なってスク
リューフィーダ等で供給することも可能である。
このボイラで燃料化工5〜7.0未満の高燃料比炭、燃
料比1.5〜五5未満の中燃料化炭及び燃料比(L8〜
t5未満の低燃料化炭の各炭(事を燃焼した実験結果の
例を表1に示す。
表  1 この結果からNOxの排出が、璧素分の含有量に依存し
ていないことが明らかである。すなわち、発生したNO
xを低減する機能に違いがある。
この機能を調べるために、チャーに着目し、リサイクル
チャーの形態を電子顕微鏡を用いて観察した。
第2図〜第7図にリサイクルチャーの形態の電子顕微鏡
写真を示す。
第2図はエベネザ炭リサイクルチャーの顕微鏡写真(X
l 00)を、第3図はエペネザ炭リサイクルチャーの
顕微鏡写真(x600)を、第4図はエンジャム炭リサ
イクルチャーの顕微鏡写真(X100)を、第5図は同
エンジャム炭リサイクルチャーの顕微鏡写真(x6oo
)を、第6図はカングラ炭リサイクルチャーの顕微鏡写
真(X100)を第7図は同カングラ炭リサイクルチャ
ーの顕微鏡写真(x6ooンを示す。
電子顕微鏡写真(第2図〜第7図)によると、エベネザ
炭チャーは直径50〜100μm程度の比較的大きな細
孔が多く、細孔のめき万もしつかジろいており、細孔も
非常に良く発達している。この特徴から細孔が大きいた
めチャーの表面積が小さく触媒効果は小さいが、細孔は
良く発達しているので反応性はよいことがわかる。
エンジャム炭は、23〜100μの小さな細孔が多く、
また細孔の数も多い。また、細孔のあき方もしつかりし
ており、かつ非常に良く発達している。したがって、表
面積が大きく触媒効果が期待でき、また、反応性にも富
んでいる。
カングラ炭チャーは2.3〜10μmの小さな細孔が多
く、数も多い。しかし細孔のあき方は“くぼみ“のよう
で不十分で未発達の細孔であるとbえる。したがって、
表面積は大きく触媒効果は期待できるが、反応性は良く
ないと思われる。
また、3炭極のリサイクルチャーの比表面積を測定した
結果を表2に示す。
これは、N、吸着法(BET−点法)により測定したも
のである。
表  2 以上のように、エンジャム炭、力/グラ炭は比表面積が
大きく、低NOx触媒としての効果が大きいことがわか
る。
これら3炭種の低NOx能を表3にまとめる。
表3 チャー形態 一万、SOxの排出は脱硫剤を使用しないと、ms記の
表のように100 ppmを超える値となるが、脱5T
4 M’Jとして石灰石を流動床内に投入することによ
り、A程度の値まで低減できる。1例としてエンジャム
炭で脱硫剤を使用して、Box25 ppmという結果
を得た。従って、NOX 。
SOxの排出値の必要な程度により、最適な炭種を選ぶ
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明は上述のような内部循環流動床ボイラで最適な炭
種を使用することによって、必要な低NOx排出特性及
び低SOx排出特性を得られるといつ効果を生じた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に用いる内部循環流動床ボイラの一例
を示す概略図を示し、第2図はエペネザ炭リサイクルチ
ャーの形態を示す顕微鏡写真(Xl[)0)を、第3図
は同チャーの形態を示す顕微鏡写真(X600)を、第
4図はエンジャム炭リサイクルチャーの形態を示す顕徹
鏡写−1lc(xloo)を、第5図は同チャーの形態
を示す顕微鏡写真(X600)を、第6図はカングラ炭
リサイクルチャーの形態を示す顕微鏡写真(X100)
を、第7図は同チャーの形態を示す顕微鏡写真(X(5
00)である。 1・・・ボイラ、2−・分散板、4・・・熱回収部、5
・・・伝熱管、?・・・サイクロン、12.15.14
・・・空気室 特肝出願人 同

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、流動床ボイラの流動床部を主燃焼室と熱回収室に仕
    切で区分し、主燃焼室下部には、流動媒体に大きな流動
    化速度を与える空気室と、小さな流動化速度を与える空
    気室の少なくとも2種類の空気室を備えており、これら
    の空気室から噴出される異なる空気の流動化速度の組合
    せにより主燃焼室内の流動媒体に旋回循環流を形成した
    内部循環流動床ボイラにおいて、脱硫剤を特に添加せず
    に、燃料として石炭を燃焼せしめることを特徴とする排
    ガス中のNOxを低減する方法。 2、請求項1記載のボイラにおいて、脱硫剤を特に添加
    せずに、燃料として燃料比1.5〜3.5窒素含有量2
    .0重量%(無水、無灰ベースで)以下、硫黄含有量0
    .4重量%(無水ベースで)以下の石炭を燃焼せしめる
    ことを特徴とする排ガス中のNOx排出値を50ppm
    以下(O_26%換算)、SOx排出値を150ppm
    以下(O_2 6%換算)に低減する方法。 3、請求項1記載のボイラにおいて、脱硫剤を特に添加
    せずに、燃料比0.8〜1.5未満で窒素含有量1.6
    重量%(無水、無灰ベースで)以下、硫黄含有量0.4
    6重量%(無水ベースで)以下の石炭を燃焼せしめるこ
    とを特徴とする排ガス中のNOx排出値を100ppm
    以下(O_2 6%換算)、SOx排出値を200pp
    m以下(O_2 6%換算)に低減する方法。 4、請求項1記載のボイラにおいて、脱硫剤を特に添加
    せずに、燃料比3.5〜7.0、窒素含有量2.5重量
    %(無水ベースで)以下、硫黄含有量1.0重量%(無
    水物ベースで)以下の石炭を燃焼せしめることを特徴と
    する排ガス中のNOx排出値50ppm以下(O_2 
    6%換算)、SOx排出値を500ppm以下(O_2
     6%換算)に低減する方法。
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