JP2006194533A - 循環流動層ボイラにおけるNOx低減方法 - Google Patents

循環流動層ボイラにおけるNOx低減方法 Download PDF

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Abstract

【課題】NOx濃度を基準値以下に抑制する。アンモニア等のNOx還元剤の消費量を低減する。
【解決手段】循環流動層ボイラにて、(a)コンバスタ1の炉出口に対向する箇所からコンバスタ1の炉出口に向けて3次空気a3を供給する。(b)前記コンバスタ1の炉出口からサイクロン2内に流入した3次空気a3と燃焼ガスeとをサイクロン2内で混合する。(c)前記サイクロン2によって混合された3次空気a3と燃焼ガスeとをサイクロン2と対流伝熱部4との間に設けた空洞状の再燃焼室27内に導入して再燃焼させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、循環流動層ボイラの排気ガス中に含まれる窒素酸化物(以下、NOxと称す。)を低減する方法に関するものである。
環境基本法に基づく環境基準の対象物質には、二酸化窒素、二酸化硫黄、一酸化炭素(以下、COと称す。)などが規定されている。なかでも、二酸化窒素、二酸化硫黄は、大気汚染防止法に基づき、各々、NOx、SOxに類別され、排出基準や総量規制等の厳しい規制がある。一方、燃焼におけるNOx発生の抑制技術の一つとして、2段階燃焼がある。
この方法は、燃焼用空気を2段階に分けて供給し、1段目においては、空気比が1以下(通常は、0.8〜0.9)で燃焼させ、その後流で所定の空気比になるように不足の空気を供給して完全燃焼させるものである。
次に、従来の流動層ボイラについて説明する(図4参照)。この流動層ボイラは、燃焼炉30、サイクロン31、ホッパ32から構成されている。燃焼炉30は、1次空気供給口33、2次空気供給口34、炉出口35、燃料投入口36、伝熱部37、対流伝熱部38を備えている。
燃焼炉30の底部において、砂などの流動材および燃料投入口36から投入された石炭、スラッジなどの燃料が、底部の1次空気供給口33から供給された1次空気により混合、流動化され、流動床であるベッド部39を形成している。
このベッド部39の温度は、そこに内設している伝熱管37に水又は蒸気を流すことによって制御する。また、ベッド部39上部の燃焼領域であるフリーボードB、及びサイクロン31の下流には対流伝熱部38が設置され、これに水又は蒸気を流して排ガスの保有する熱エネルギーを回収する。なお、NOx発生量抑制と、COの排出を抑制するため、1次空気による理論空気量に対する空気比は1.0程度で運転される。
その理由は、ベッド部39での空気比を小さくし、この領域を強い還元雰囲気とすると、伝熱管37の腐食が激しくなるという問題が生じるためである。
そのため、実際の運転では、ベッド部39での1次空気による理論空気量に対する空気比を0.8程度にまで下げるのが限界であるので、ベッド部39が強い還元雰囲気にならず、その結果、NOxの発生量が多くなる。
上記サイクロン31は、排ガス中の未燃灰を捕集し、ホッパ32で未焼灰を貯蔵する。ホッパ32に貯蔵された未焼灰は、燃料として燃焼炉30の下部へ再供給される(例えば、特許文献1参照。)。
更に、2段階燃焼方式の流動層ボイラとして、図5に示すように、燃焼室40と、第1粗大粒子セパレータ41と、リターンダクト42を備えるとともに、第2微細粒子セパレータ43と、対流区分44を備えた流動層ボイラが提案されている。
そして、第2微細粒子セパレータ43と対流区分44とを清浄ガスダクト45によって連通するとともに、清浄ガスダクト45の入り口側に設けた注入ノズル46から清浄ガスダクト45内にアンモニア又はその先駆体を噴霧して煙道ガス中に含まれているNOxを還元するようになっている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−329214号公報 特表2001−516865号明細書
しかしながら、特許文献1に記載されている発明は、燃料として、石炭やスラッジを燃料として使用しているが、燃料として、バイオマスやRPFなどを使用する場合には、更にNOxの発生量が増加する恐れがある。
また、特許文献2に記載されている発明は、第2微細粒子セパレータ43と対流区分44とを清浄ガスダクト45によって連通するとともに、清浄ガスダクト45の入り口側に設けた注入ノズル46から清浄ガスダクト45内にアンモニア又はその先駆体を噴霧して煙道ガス中に含まれているNOxを還元するようにしているが、2段階燃焼方式であるから、NOxを還元するために、アンモニア又はその先駆体が大量に必要になるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、バイオマスやRPFなどの窒素分の多い燃料を使用した場合でも、NOxの濃度を基準値以下に抑制するとともに、アンモニアやその先駆体などのNOx還元剤の消費量の低減を図ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、次のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、コンバスタの底部に1次空気を導入してベッド材を流動化させると共に還元域を形成し、前記ベッド材が流動化している流動層内に燃料を投入して還元雰囲気下で燃焼させ、その燃焼ガスをサイクロンを経て対流伝熱部に導入して燃焼ガスの保有している熱エネルギを回収する一方、前記コンバスタの中間部に2次空気を供給して還元域の上方に部分酸化域を形成するようにした循環流動層ボイラにおいて、
(a)前記コンバスタの炉出口に対向する箇所からコンバスタの炉出口に向けて3次空気を供給し、
(b)前記コンバスタの炉出口からサイクロン内に流入した3次空気と燃焼ガスとをサイクロン内で混合し、
(c)前記サイクロンによって混合された3次空気と燃焼ガスとをサイクロンと対流伝熱部との間に設けた空洞状の再燃焼室内に導入して再燃焼させることを特徴とする循環流動層ボイラにおけるNOx低減方法である。
請求項2に記載の発明は、3次空気供給量割合を0.1〜0.5とし、コンバスタの炉出口以降の空気比を1.2〜1.3とすることを特徴とする請求項1記載の循環流動層ボイラにおけるNOx低減方法である。
請求項3に記載の発明は、再燃焼室内の温度が880〜930℃であることを特徴とする請求項1記載の循環流動層ボイラにおけるNOx低減方法である。
請求項4に記載の発明は、再燃焼室内のガス滞留時間が1.0〜2.0秒であることを特徴とする請求項1記載の循環流動層ボイラにおけるNOx低減方法である。
上記のように、請求項1に記載の発明は、コンバスタの底部に1次空気を導入してベッド材を流動化させると共に還元域を形成し、前記ベッド材が流動化している流動層内に燃料を投入して還元雰囲気下で燃焼させ、その燃焼ガスをサイクロンを経て対流伝熱部に導入して燃焼ガスの保有している熱エネルギを回収する一方、前記コンバスタの中間部に2次空気を供給して還元域の上方に部分酸化域を形成するようにした循環流動層ボイラにおいて、
(a)前記コンバスタの炉出口に対向する箇所からコンバスタの炉出口に向けて3次空気を供給し、
(b)前記コンバスタの炉出口からサイクロン内に流入した3次空気と燃焼ガスとをサイクロン内で混合し、
(c)前記サイクロンによって混合された3次空気と燃焼ガスとをサイクロンと対流伝熱部との間に設けた空洞状の再燃焼室内に導入して再燃焼させるので、再燃焼室が酸素リッチの雰囲気となる。
その結果、排ガス中に残存する未燃焼分が燃焼し、再燃焼室内が高温状態(880〜930℃)となることからNOxの分解が進行する。それと同時に、再燃焼室内には、注入ノズルからNOx還元剤である尿素水溶液を噴霧するため、NOx濃度を厳しい排出基準値以下(例えば、30ppm)に抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、3次空気供給量割合を0.1〜0.5とし、コンバスタの炉出口以降の空気比を1.2〜1.3とするから、再燃焼室が酸素リッチの雰囲気となる。その結果、排ガス中に残存する未燃焼分が燃焼し、再燃焼室内が高温状態(880〜930℃)となることからNOxの分解が促進する。
請求項3に記載の発明は、再燃焼室内の温度が880〜930℃であるから、排ガス中に残存する未燃焼分が燃焼し、再燃焼室内が高温状態(880〜930℃)となることからNOxの分解が促進する。
請求項4に記載の発明は、再燃焼室内のガス滞留時間が1.0〜2.0秒であるから、排ガスや排ガス中に残存する未燃焼分の対流時間が従来に比べて長くなり、排ガス中に残存する未燃焼分の燃焼や、NOxの分解が促進する。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明方法に適用する循環流動層ボイラの概略構成図である。
この循環流動層ボイラは、火炉(コンバスタともいう。)1と、サイクロン2と、外部熱交換器3と、対流伝熱部4を備えるとともに、1次空気導入部5から火炉1の下部に1次空気a1を導入して火炉1の下部に流動層6を形成するようになっている。
1次空気a1は、火炉1の立ち上げ時に熱風発生器7によって所定温度に加熱するようになっている。ここで、1次空気比は、0.5以下、就中、0.3〜0.4が好ましい。その上、この領域でのガス滞留時間は、0.5秒程度、就中、0.4〜0.6秒が好ましい。
火炉1は、流動層6を含む火炉還元域Aと、その上方の部分酸化域Bとを有している。そして、この火炉1は、火炉還元域Aの中間部に設けた下段2次空気導入部8から下段2次空気2a’を導入するとともに、火炉還元域Aの上端部に設けた上段2次空気導入部9から上段2次空気2a”を導入するようになっている。
ここで、下段2次空気導入後の空気比は、0.4〜0.5が好ましい。また、上段2次空気導入後の空気比は、0.8〜1.1程度が好ましい。更に、火炉還元域Aの温度は、800〜900℃、部分酸化域Bの温度は、850〜900℃が好ましい。その上、火炉還元域A出口のガス滞留時間は、0.4〜0.6秒が好ましい。
この発明は、3次空気a3を導入する3次空気導入部10を部分酸化域Bの上端部、つまり、火炉1の炉出口1aに対向して設け、上段2次空気導入部9から3次空気導入部10までのガス滞留時間が従来よりも長くなるようにしている(1.5〜2秒)。
更に、火炉還元域Aに設けた第1燃料供給ライン11から木屑や製紙スラッジなどの燃料bを供給し、同火炉還元域Aに設けた第2燃料供給ライン12からRPF燃料cを供給し、同火炉還元域Aに設けた脱硫剤供給ライン13から石灰などの脱硫剤dを供給するようになっている。
火炉1の炉出口1aから排出された燃焼ガスe中の粒子fは、サイクロン2で燃焼ガスeから分離した後、外部熱交換器3に導入される。外部熱交換器3は、隔壁14によってホットゾーン15とコールドゾーン17に2分されており、ホットゾーン15の粒子fは、ホットリサイクルライン16を経て火炉還元域Aに戻し、コールドゾーン17の粒子fは、コールドリサイクルライン18を経て火炉酸化域Bに戻すようになっている。
外部熱交換器3内の粒子fは、2つの空気噴出管19及び20から噴出する流動用空気によって流動するようになっている。そして、流動化後の空気aは、エアダクト21を経て火炉酸化域Bに戻すようになっている。
更に、サイクロン2の出口2aと対流伝熱部4の入り口4aとの間に再燃焼室(反応ゾーンともいう。)26を設けている。この再燃焼室26は、長尺で、かつ、横断面矩形状の容積の大きなダクト27から成り、その上流端に設けた注入ノズル23から尿素水溶液などのNOx還元剤gを噴霧するようにしている。
上記対流伝熱部4によって熱回収された燃焼ガスeは、バグフィルタ24によって粒子fを除去した後、煙突25から大気中に排出されるようになっている。
次に、この流動層ボイラの作用について説明する。
熱風発生器7によって加熱された1次空気a1を、空気比が0.3〜0.4となるように火炉1の下部に導入して火炉1の下部に流動層6を形成しながら、第1燃料供給ライン11から木屑や製紙スラッジなどの燃料bを供給し、第2燃料供給ライン12からRPF燃料cを供給し、脱硫剤供給ライン13から石灰などの脱硫剤dを供給すると、流動層6内で各種の燃料が燃焼するとともに、石灰による脱硫反応が進行する。
火炉還元域Aには、1次空気a1以外に、下段2次空気導入部8から下段2次空気a2’が供給され、上段2次空気導入部9から上段2次空気a2”が供給されるが、下段2次空気導入後の空気比は、0.4〜0.5となり、上段2次空気導入後の空気比は、0.8〜1.1程度となる。このため、3次空気導入前までは、部分的に還元雰囲気となることもある。この時、火炉還元域温度は、800〜900℃に達する。また、火炉還元域出口ガス滞留時間は、0.4〜0.6秒となる。
更に、火炉1の上端部に設けた3次空気導入部10から炉出口1aに向けて3次空気a3を導入することにより、炉出口1a以降の空気比が1.2〜1.3となるとともに、上段2次空気導入部9から3次空気導入部10までのガス滞留時間が1.5となり、従来よりも滞留時間が約3倍になることから、排気ガス中に含まれる未燃焼分の燃焼が著しく進行すると同時に、NOxの分解が進行する。
火炉1の上端部に設けた3次空気導入部10から供給された3次空気a3は、サイクロン2を経て再燃焼室26に導入され、サイクロン2、及び再燃焼室26内が酸素リッチの雰囲気(3次空気導入後の空気比:1.2〜1.3)になるので、燃焼ガスe中に残存する未燃焼分が燃焼し、高温(880〜930℃)の雰囲気となる。このため、NOxの分解が、一層、進行する。
更に、この再燃焼室26は、長尺で、かつ、横断面矩形状の容積の大きな部屋になっているために、ガスの滞留時間が従来の数倍(約3.3倍)となる一方、再燃焼室26の入り口側に設けた注入ノズル23からNOx還元剤である尿素水溶液gを噴霧するため、NOxの無害化が進み((1)式参照)、NOx濃度が厳しい排出基準値以下(例えば、30ppm)に低減できる。反応ゾーン41の出口の空気比は、1.2〜1.3である。

2NH+ 2
(NH2 2 CO → CO- +NOx → N2 +O2 ・・・・ (1)
CO2
サイクロン2によって燃焼ガスeから分離された粒子fは、外部熱交換器3に導入されるが、ホットゾーン15の粒子fは、ホットリサイクルライン16を経て火炉還元域Aに戻され、コールドゾーン17の粒子fは、コールドリサイクルライン18を経て火炉酸化域Bに戻される。
(実施例)
実施例
本発明を適用した循環流動層ボイラ(図1参照)により、建築廃材とRPFの混合物を燃料とした運転を実施した。
運転条件を表1に示す。
その結果、空気比が1.2から1.3程度では、NOx濃度が20ppm低下であり、厳しい排出基準値(例えば、30ppm以下)をクリアできることを実証した。
空気比が1.2より低い場合、燃料供給量の変動等の影響により、COが発生するため、好ましくない。
また、空気比が1.3以上の運転も併せて実施した。
通常、空気比の増加は、排ガス量が増加することから、動力の増大、熱ロスの増加を引き起し、不経済である。しかし、ボイラの負荷を下げることを想定すれば、空気比の高い運転となる。
この場合、低空気比での運転に比べ、NOxは高くなるが、40ppm以下と低い値であることが分かった。

比較例
図2に示す従来型の循環流動層ボイラ設備により、建築廃材とRPFの混合物を燃料とした運転を実施した。
運転条件を表1に示す。
その結果、空気比が1.2から1.3程度では、NOx濃度が30ppm前後であった。前記実施例と比較すると、NOx濃度が10〜15ppm高くなることが分かった。
また、前記実施例と同様に、空気比が1.3以上の運転も併せて実施した。
その結果、空気比の増加に伴いNOxは高くなり、空気比1.3で34ppm、空気比1.6で77ppmであった。
Figure 2006194533
なお、従来の循環流動層ボイラ(図2参照)は、3次空気を酸化域Bに供給する点と、サイクロン2と対流伝熱部4とを小径のサイクロン出口ダクト22によって接続している点が本発明と異なるだけであるから、同じ機器に同じ符号を付け、詳細な説明を省略する。
本発明方法に適用する循環流動層ボイラの概略構成図である。 従来の循環流動層ボイラの概略構成図である。 NOx低減データを示す図である。 従来の循環流動層ボイラの概略構成図である。 従来の循環流動層ボイラの概略構成図である。
符号の説明
1 コンバスタ
1a 炉出口
2 サイクロン
4 対流伝熱部
6 流動層
26 再燃焼室
a1 1次空気
a2 2次空気
a3 3次空気
b 燃料
e 燃焼ガス
A 還元域
B 部分酸化域

Claims (4)

  1. コンバスタの底部に1次空気を導入してベッド材を流動化させると共に還元域を形成し、前記ベッド材が流動化している流動層内に燃料を投入して還元雰囲気下で燃焼させ、その燃焼ガスをサイクロンを経て対流伝熱部に導入して燃焼ガスの保有している熱エネルギを回収する一方、前記コンバスタの中間部に2次空気を供給して還元域の上方に部分酸化域を形成するようにした循環流動層ボイラにおいて、
    (a)前記コンバスタの炉出口に対向する箇所からコンバスタの炉出口に向けて3次空気を供給し、
    (b)前記コンバスタの炉出口からサイクロン内に流入した3次空気と燃焼ガスとをサイクロン内で混合し、
    (c)前記サイクロンによって混合された3次空気と燃焼ガスとをサイクロンと対流伝熱部との間に設けた空洞状の再燃焼室内に導入して再燃焼させることを特徴とする循環流動層ボイラにおけるNOx低減方法。
  2. 3次空気供給量割合を0.1〜0.5とし、コンバスタの炉出口以降の空気比を1.2〜1.3とすることを特徴とする請求項1記載の循環流動層ボイラにおけるNOx低減方法。
  3. 再燃焼室内の温度が880〜930℃であることを特徴とする請求項1記載の循環流動層ボイラにおけるNOx低減方法。
  4. 再燃焼室内のガス滞留時間が1.0〜2.0秒であることを特徴とする請求項1記載の循環流動層ボイラにおけるNOx低減方法。
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