JPS6139276A - 記録テ−プのスプ−ルの密封保管用リング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は記録テープのスプールを密閉保管するためのリ
ングに関するものであり、ハブと平行な一対の円形フラ
ンジ部分とを備えたスプールとともに用いることを意図
している。

本発明がかかわるリングは伸張可能な可撓性バンドを有
するタイプのものであり、このバンドはスプールの各フ
ランジ部分の対向両側に係合するだめの長手リブを有し
、該バンドの一端にはフックがそして他端には該他端部
にヒンジ結合されるループ材が夫々設けられ、上記ルー
プ材は上記フック上にフック係合せしめられてリングを
閉しるとともにスプールの回りに引延され、上記ループ
材はリンクによってバンド上にヒンジ結合され、該リン
クの回転は開放ないしは予備フック位置においてストッ
パ手段により制限される。

従来の技術とその問題点 上記の如き密封リングは例えば米国特許第３６９６９３
５号に開示されている。この密封リングはポリエチレン
のバンドから構成されたもので市場に広（普及している
。これによれば、バンドの一端にはポリプロピレン製の
連結ループ材がヒンジ結合され、このループ材はバンド
の他端に取りつけられる別体のフック上に係留する。こ
こに、ポリエチレンの弾性はテンションのもとての結合
を可能ならしめるのに必要なバンドの弾性を確保し、一
方、ポリプロピレンの適切な剛性がループ材に確実にテ
ンションを加え得ることを保証するもので生る。このた
め、これまではバンドとループ材とは別の特性を呈する
２種類の材料により別々の部品として作ることが絶対的
に必要であるとのみ考えられてきた。

他方、ループ材がフック上に係留せしめられてもバンド
上に押しつけられることはない部分開放位置ないしは予
備フック位置を与えてリングをスプール周囲の適所に容
易に配置出来るようにすることが望まれる。このような
予備フック位置＆ｉおいてはループ材をバンドに連結す
るリンクはバンドに実質上垂直な位置でバンド上のボス
部に係止保持される。バンドはフラット上でモールドす
る必要があるが、この要件はとりもなおさずバンドとそ
のループ材とを全て一部品により形成するという課題の
達成に逆行するものであった。

また、リンクは各々がピボットを備えた２個のアームの
形を呈し、これらピボットはバンドのベース上にもたら
す必要がある。

問題点を解決するための手段及びその効果本発明め目的
は上述の如き先入観を排斥してバンドとループ材とをす
べて一部品で形成することにある。即ち、バンド上への
ループ材の組み立て作業を不要にぜんとするものである
。

本発明によれば、上記バンド、ループ材、およびそのリ
ンクはすべて一部品として形成され、バンド上へのリン
クのヒンジ結合は薄肉部分によりなされ、バンドにはリ
ンクのヒンジ領域においてリンクの進路を横切る少なく
とも１個のコラムが設けられ、リンク及び／又はコラム
は傾斜フラン　　゛りを形成し、それによりリンクが最
初に後方に枢転されるときに上記傾斜フランクによりリ
ンクは弾性変形してコラムを越え、バンドの引延し時に
おけるリンクの初期位置への復帰は上記コラムにより防
止される。

バンド及びそのループ材はポリプロピレンにより形成さ
れる。バンドの横断面積を小さくすることにより公知の
ポリエチレン製のバンドと同等の弾性を確保することが
出来るとともに等価強度を保持しつつ且つ製造コストの
低減も実現できた。

ポリプロピレンにエラストマーを付加するこ２によりそ
の弾性を増大することは確かに可能で逢ろうが、しかし
ながらそのような合成材料はあまりにコスト高である。

リンクの進路をコラムにより邪魔することにより上述の
予備フック位置での妨害の問題は解決された。リンクは
モールド後に持ち上げられる時に゛　　　そのままの状
態でコラム後方にスナップされる。

実施例 以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施例を詳細
に説明する。

第１〜９図に部分的に示される密封リングは本質的には
所定形状に形取りされたポリプロビレ〉′製のバンド１
により構成される。このバンドはリンク３によりバンド
ｌに連結されるループ（材）２と一体部品となっている
。リンクのヒンジ結合はその一端においては薄肉厚部４
により、他端においては薄肉厚部５により行われる。ル
ープ２はバンド１の他端に取りつけられるフック６（第
９図）上に公知の方法で係留（フック係合）され得る。

フック６は締結されたスプールを保管時に引っ掛けるこ
とができる第２７ツク７と一体的である。

第１．２．３図においてはバンド及びそのループ２はモ
ールド位置、つまり、少なくともリンク３に関する限り
フラット上に位置せしめられている。

バンド１はその内面に、スレ°−ルの２個のフランジ（
チーク部）間に係合せしめるために設けられる２個の内
方長手リブ８．９と、スプールのフランジの外面に係合
せしめるために設けられる２個の外方リブ１０．１１と
を有する（第７図）。

スプールの周囲の大部分にわたってこれらのリブ１０．
１１は第７図に示されるものより大部低くなっている。

バンドの端部にはコラム１２が形成される。コラム１２
はバンド１の幅長の約半分に渡って延びる横材１３を有
する。横材１３は２個の長手ブラケット１４．１５と一
体化されコラムの剛性を確保する。横材１３はリンク３
に面して２個の縦方向の傾斜縁１６．１７を有し、且つ
バンドに面しブラケット、１４．１５の対抗両側に設け
られる小さな横面１８，１９を有する。

リンク３は２個のベース部２２の上端に形成される２個
の薄肉部分４によってバンド１に連結される２個のアー
ム２０．２１を有する（第３図参照）、これらのアーム
２０．２１はＬ字を呈し、且つ互いに向き合う側にコラ
ム１２に隣接して夫々傾斜部２３．２４を形成する隆起
部が形成される。傾斜部２３．２４は夫々リンクの平面
と平行な小面となって終端する（第５図）。

ループ２はフードの形をしており、その端部の横縁２６
は僅かに後方に曲げられている。この形状によりループ
はフック６上に係留せしめられてそれを覆うことができ
る（第９図）。

締結用ループの使用に際しては、第２図に示す如くリン
ク３はそれをヒンジ４を中心として枢転させることによ
り持ち上げられる。リンク３上の傾斜部２３．２４はコ
ラム１２の縁１６１７に当接して停止する。わずかな力
でアーム２０．２１は僅かに弾性的に延び、これらアー
ム上の小面２５はコラムの後方を通る。初期位置への復
帰はもはや起こり得ない。何故なら、小面２５はコラム
上の小面１Ｂ、１９に当接するからである。このように
して所望の予備フック位置が得られる（第８図）。

第９図に示す閉鎖位置においては、リンク３はトグルと
して作用した後、即ち、ピボット２６゜５．４の各点が
一直線になる最大張力位置を越えた後にバンド１に当て
られる。

締結されるべきスプールの径はある制限値内で変化する
であろう。この変化はスプール周囲については部材３，
１４により増大せしめられる。第９図において、バンド
１の両端が互いに接触するようにして示されているが該
両者間には、上記の径変化を考慮にいれると、スプール
周長が最大あるいは最小のいずれの場合にもその周囲に
リングを張設し得るように所定の遊びを設けるのが賢明
である。ループの弾性により、最大同長のボビンの周囲
に張設されるリングはバンド１の両端間に隙間を形成す
ることになる。ところで、この隙間はスブｉル内に塵埃
等が入り込む孔を形成する。

そこでこのような塵埃の侵入問題を解消した実施例を第
１０．１１図に示す。この変更実施例によれば、ループ
を担持するバンド１の端部にはリブ８，９を中断し且つ
ブラケッ１−１４．１５の下でバンド１の厚さの半分だ
け入り込んだ矩形のクリアランス２７が形成される。バ
ンドの他端は該クリアランス２７の幅よりもほんの僅か
だけ小さい幅で且つそれから逆方向に半分以上に薄肉厚
とされた端部２Ｂとなっており、それによりこの端部２
８は僅かな遊びを持ってクリアランス２７内に入り得る
。端部２８は第１０図に一点鎖線で示されている。この
ようにバンドの一端が他端内に入り込むという構成によ
り、バンド両端のオーバラップを保持しつつ、つまり、
上記の孔が形成されないようにしながら、張設された開
封ループの周長変化に対処することができる。

本発明はその範囲を逸脱することなく種々の変更が可能
である。特に、リンク３のアーム２０゜２１のいずれに
も、あるいはコラム１２にのみ傾斜面をもうけることも
可能である。

また、同様に、リンクにその持ち上げ時に２個゛のコラ
ムを分離する唯一個の中央アームを形成することも可能
である。

コラム１２は別部品として形成してもよく、また金属材
により補強することも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はモールドから取り除いた状態でのループ並びに
バンドの端部の平面図、第２図は第１図のｌｌ−ｌ１１
１に沿った縦断面図、第３図はリンクとバンドとの連結
部を示す第１図のＡ矢視図、第４図は第１図のＩＶ−Ｉ
Ｖ線部分断面図、第５図は第２図のＶ−Ｖ線部分断面図
、第６図は第２図のＶ　Ｉ　−Ｖ　Ｉ線部分断面図、第
７図は第１図のＶＩＩ−ＶＩＩ線部分断面図、第８図は
予備フック位置に引き起こされたループを示す図解図、
第９図は閉封位置におけるリングの両端部の部分断面図
、第１０図は本発明の別の実施例に係る第１図と同様の
図、第１１図は第１０図に示す実施例における閉封状態
でのバンドの両端部の部分断面図。 １・・・バンド、　２・・・ループ、 ３・・・リンク、　　６・・・フック、１２・・・コラ
ム、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ハブと平行な一対の円形フランジ部分とを備えた記
   録テープ用スプールを密閉保管するためのリングであっ
   て、該リングは伸張可能な可撓性バンドを有し、該バン
   ドはスプールの各フランジ部分の対向両側に係合する長
   手リブを有し、該バンドの一端にはフックがそして他端
   には該他端にヒンジ結合されるループ材が夫々設けられ
   、上記ループ材は上記フック上に係留せしめられてリン
   グを閉じるとともにスプール周囲に延在し、上記ループ
   材はリンクによってバンド上にヒンジ結合され、該リン
   クの回転は開放ないしは予備フック位置においてストッ
   パ手段により制限され、上記バンド、ループ材、および
   そのリンクはすべて一部品として形成され、バンド上へ
   のリンクのヒンジ結合は薄肉厚部によりなされ、バンド
   にはリンクのヒンジ領域においてリンクの進路を横切る
   少なくとも１個のコラムが設けられ、リンク及び／又は
   コラムは傾斜フランクを形成し、それによりリンクが最
   初に後方に枢転されるときに上記傾斜フランクによりリ
   ンクは弾性変形によりコラムを越え、リンクの初期位置
   への復帰はバンドの延長時に上記コラムにより防止され
   ることを特徴とする記録テープのスプールの密閉保管用
   リング。 ２、リンクは２個のアームによりバンド上にヒンジ結合
   され、バンドは中心コラムを有し、リンクのアームはＬ
   形を呈し、両アームの互いに対抗する側部はリンクの進
   路平面に直交する小さな面を伴う傾斜部から成る隆起状
   を呈し、上記小面により上記アームの各々は弾性的に押
   し拡げることにより最初にコラムを越えた後に最大開放
   位置においてコラムに押しつけられることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項に記載のリング。 ３、ループが設けられた方のバンド端部にはバンドの厚
   さの約半分だけ延びるクリアランスが形成され、他方、
   バンドの他端には薄肉部及び上記クリアランスの大きさ
   に相当する制限部が形成され、それにより上記制限部は
   クリアランス内に入り込んで所定の面積に渡ってバンド
   の両端が確実に重なり合うようにしたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項に記載のリング。 ４、上記コラムはバンドの方向に延びる２個のブラケッ
   トによりバンドに連結されることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項に記載のリング。 ５、バンド及びそのループ材はポリプロピレンにより形
   成されることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載
   のリング。