JPS6138992B2 - - Google Patents
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- JPS6138992B2 JPS6138992B2 JP17010081A JP17010081A JPS6138992B2 JP S6138992 B2 JPS6138992 B2 JP S6138992B2 JP 17010081 A JP17010081 A JP 17010081A JP 17010081 A JP17010081 A JP 17010081A JP S6138992 B2 JPS6138992 B2 JP S6138992B2
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- JP
- Japan
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- slag
- cooling
- pair
- cooling drum
- drums
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
Landscapes
- Furnace Details (AREA)
- Glanulating (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Manufacture Of Iron (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、溶融スラグを極めて高い処理効率
で急冷凝固させて急冷凝固スラグを得る、急冷凝
固スラグの製造装置に関するものである。
で急冷凝固させて急冷凝固スラグを得る、急冷凝
固スラグの製造装置に関するものである。
溶融スラグとして、例えば、溶融高炉スラグ、
溶融転炉スラグ、および溶融電気炉(冶金用、そ
の他の例えばごみ焼却炉からの排出灰用)スラグ
などが知られている。
溶融転炉スラグ、および溶融電気炉(冶金用、そ
の他の例えばごみ焼却炉からの排出灰用)スラグ
などが知られている。
例えば、溶融高炉スラグを冷却処理する代表的
な方法として、高圧水によつて瞬時に溶融高炉ス
ラグを冷却する水砕法、およびピツトにおいて溶
融高炉スラグを徐冷する徐冷法の2つが知られて
いる。水砕法によつて得られた水砕スラグは、ガ
ラス化率が高く、そして水硬反応を示すことか
ら、セメントおよび建材の原料として使用されて
いる。徐冷法によつて得られた徐冷スラグは、緻
密で固いことから、道路用路盤材およびコンクリ
ート用粗骨材として使用されている。
な方法として、高圧水によつて瞬時に溶融高炉ス
ラグを冷却する水砕法、およびピツトにおいて溶
融高炉スラグを徐冷する徐冷法の2つが知られて
いる。水砕法によつて得られた水砕スラグは、ガ
ラス化率が高く、そして水硬反応を示すことか
ら、セメントおよび建材の原料として使用されて
いる。徐冷法によつて得られた徐冷スラグは、緻
密で固いことから、道路用路盤材およびコンクリ
ート用粗骨材として使用されている。
しかしこれらの方法によつて得られたスラグ
は、次のような問題がある。
は、次のような問題がある。
1 水砕スラグ
(イ) 水分を10〜15%含んでいるため、貯蔵中に
水硬反応を生じ、固結化しやすい。
水硬反応を生じ、固結化しやすい。
(ロ) 水分を含むために運搬コストが高い。
(ハ) その製造設備の建設コストが高い。
2 徐冷スラグ
(イ) スラグ中に含まれている硫化物が溶出し黄
水が発生しやすい。
水が発生しやすい。
(ロ) スラグ製造ピツト周辺の環境が悪い。
(ハ) 破砕、粒調工程を含むため製造コストが高
い。
い。
3 水砂法および徐冷法のいずれの方法も、溶融
高炉スラグの持つ顕熱が有効に回収されていな
い。
高炉スラグの持つ顕熱が有効に回収されていな
い。
このようなことから、第1図に概略断面図で示
されるような急冷凝固スラグの製造装置が提案さ
れている。即ち、図示されるように、1は密閉構
造のハウジングであり、このハウジング1は、上
端に溶融スラグを通過させるための開口1aを有
し、そして、下端に破砕された急冷凝固スラグを
排出するための排出口1bを有している。ハウジ
ング1内には、その軸方向が同一水平面において
互いに平行に、そしてその胴部表面が接触するよ
うに1対の、同径、同長の冷却ドラム2が配置さ
れている。各冷却ドラム2は、駆動手段(図示せ
ず)によつて、第1図中、矢印a,a′で示すよう
に、1対の冷却ドラム2の接触部において、その
胴部表面が上昇する方向に同一周速度で且つ反対
方向に回転する。各冷却ドラム2の胴部には、軸
方向にそつて複数個の冷却用貫通孔(図示せず)
が設けられている。複数個の冷却用貫通孔の各々
の一端は、冷却ドラム2の中心軸の一方端の中空
部(図示せず)内とパイプ等の連結手段(図示せ
ず)により連通しており、そして、他端は、冷却
ドラム2の中心軸の他方端の中空部(図示せず)
内とパイプ等の連結手段(図示せず)により連通
している。冷却ドラム2の中心軸の一方端の中空
部(図示せず)は、スイベルジヨイント(図示せ
ず)を介して管3の一端に液密に接続されてい
る。管3の他端は、熱交換器4の放熱部の入口に
接続されている。熱交換器4の放熱部出口には、
途中にポンプ5を設けた別の管6の一端が接続さ
れている。管6の他端は、スイベルジヨイント
(図示せず)を介して、冷却ドラム2の中心軸の
他方端の中空部(図示せず)に液密に接続されて
いる。なお、第1図には、一方の冷却ドラム2に
熱交換器4が接続されているが、他方の冷却ドラ
ム2にも、図示しないが上記と同様にして別の熱
交換器が接続されている。従つて、ポンプ5によ
つて、管6、および冷却ドラム2の軸を通して、
冷却ドラム2の胴部の複数個の冷却用貫通孔に、
冷却ドラム2を冷却するための冷却媒体が供給さ
れ、複数個の冷却用貫通孔に供給された冷却媒体
は、後述するように冷却ドラム2の胴部表面に付
着した溶融スラグの持つ熱によつて加熱されて一
部蒸気の発生を伴ないながら、冷却ドラム2の
軸、および管3を通つて、熱交換器4の放熱部に
供給される。熱交換器4の放熱部に供給された冷
却媒体は、熱交換器4内において吸熱部に供給さ
れた水と熱交換して温度降下する。熱交換器4内
において温度降下した冷却媒体は、管6を通して
ポンプ5によつて冷却ドラム2の胴部の複数個の
冷却用貫通孔に再び供給される。かくして、冷却
媒体は、冷却ドラム2と熱交換器4との間を循環
する。一方熱交換器4の吸熱部において放熱部内
の冷却媒体と熱交換して得られた水蒸気は、ター
ビン7に供給されてこれを駆動し、ついで凝縮器
8に供給されて水になり、再び熱交換器4の吸熱
部に供給される。9はタービン7により駆動され
る発電機、10は凝縮器8の冷却水用の冷却塔、
11は、冷却塔10と凝縮器8との間において、
凝縮器8の冷却水を循環させるためのポンプであ
る。
されるような急冷凝固スラグの製造装置が提案さ
れている。即ち、図示されるように、1は密閉構
造のハウジングであり、このハウジング1は、上
端に溶融スラグを通過させるための開口1aを有
し、そして、下端に破砕された急冷凝固スラグを
排出するための排出口1bを有している。ハウジ
ング1内には、その軸方向が同一水平面において
互いに平行に、そしてその胴部表面が接触するよ
うに1対の、同径、同長の冷却ドラム2が配置さ
れている。各冷却ドラム2は、駆動手段(図示せ
ず)によつて、第1図中、矢印a,a′で示すよう
に、1対の冷却ドラム2の接触部において、その
胴部表面が上昇する方向に同一周速度で且つ反対
方向に回転する。各冷却ドラム2の胴部には、軸
方向にそつて複数個の冷却用貫通孔(図示せず)
が設けられている。複数個の冷却用貫通孔の各々
の一端は、冷却ドラム2の中心軸の一方端の中空
部(図示せず)内とパイプ等の連結手段(図示せ
ず)により連通しており、そして、他端は、冷却
ドラム2の中心軸の他方端の中空部(図示せず)
内とパイプ等の連結手段(図示せず)により連通
している。冷却ドラム2の中心軸の一方端の中空
部(図示せず)は、スイベルジヨイント(図示せ
ず)を介して管3の一端に液密に接続されてい
る。管3の他端は、熱交換器4の放熱部の入口に
接続されている。熱交換器4の放熱部出口には、
途中にポンプ5を設けた別の管6の一端が接続さ
れている。管6の他端は、スイベルジヨイント
(図示せず)を介して、冷却ドラム2の中心軸の
他方端の中空部(図示せず)に液密に接続されて
いる。なお、第1図には、一方の冷却ドラム2に
熱交換器4が接続されているが、他方の冷却ドラ
ム2にも、図示しないが上記と同様にして別の熱
交換器が接続されている。従つて、ポンプ5によ
つて、管6、および冷却ドラム2の軸を通して、
冷却ドラム2の胴部の複数個の冷却用貫通孔に、
冷却ドラム2を冷却するための冷却媒体が供給さ
れ、複数個の冷却用貫通孔に供給された冷却媒体
は、後述するように冷却ドラム2の胴部表面に付
着した溶融スラグの持つ熱によつて加熱されて一
部蒸気の発生を伴ないながら、冷却ドラム2の
軸、および管3を通つて、熱交換器4の放熱部に
供給される。熱交換器4の放熱部に供給された冷
却媒体は、熱交換器4内において吸熱部に供給さ
れた水と熱交換して温度降下する。熱交換器4内
において温度降下した冷却媒体は、管6を通して
ポンプ5によつて冷却ドラム2の胴部の複数個の
冷却用貫通孔に再び供給される。かくして、冷却
媒体は、冷却ドラム2と熱交換器4との間を循環
する。一方熱交換器4の吸熱部において放熱部内
の冷却媒体と熱交換して得られた水蒸気は、ター
ビン7に供給されてこれを駆動し、ついで凝縮器
8に供給されて水になり、再び熱交換器4の吸熱
部に供給される。9はタービン7により駆動され
る発電機、10は凝縮器8の冷却水用の冷却塔、
11は、冷却塔10と凝縮器8との間において、
凝縮器8の冷却水を循環させるためのポンプであ
る。
1対の冷却ドラム2の両端の上半部において、
1対の冷却ドラム2の両端に接触するように、1
対のせき止め12が設けられている(第1図に
は、1つのせき止め12のみが示されている)。
1対のせき止め12の上端間は、その中央に開口
12′aを持つたカバー12′によつて連結されて
いる。なお、1対のせき止め12およびカバー1
2′は、図示しない支持手段によつてハウジング
1に支持されている。1対の冷却ドラム2の胴部
と、1対のせき止め12とによつて、スラグ溜1
3が形成されている。スラグ樋14からの溶融ス
ラグ15は、ハウジング1の開口1a,およびカ
バー12′の開口12′aを通してスラグ溜13に
流し込まれ、ここにスラグ浴が形成される。スラ
グ溜13に流し込まれた溶融スラグ15は、回転
中の冷却ドラム2の胴部表面に付着して急冷さ
れ、凝固して、急冷凝固スラグになる。冷却ドラ
ム2の胴部表面に付着した溶融スラグ15によつ
て、冷却ドラム2の胴部の複数個の冷却用貫通孔
に供給された冷却媒体は加熱されて圧力蒸気とな
る。冷却ドラム2の回転に伴つて、凝固した急冷
凝固スラグ15′が、冷却ドラム2の下半部に到
達すると、支持手段(図示せず)によつてハウジ
ング1に支持されたスクレーパ16によつて、冷
却ドラムの胴部表面上に付着した急冷凝固スラグ
15′は、冷却ドラム2の胴部表面から破砕され
ながら剥離し、ハウジング1内の下部に落下す
る。ハウジング1の下部の排出口1bには、図示
しないが、開閉手段が設けられている。スクレー
パ16によつて急冷凝固スラグ15′が剥離され
た冷却ドラム2の胴部表面は、冷却ドラム2の回
転に伴なつて、再びスラグ溜13の溶融スラグ1
5と接触し、かくして、急冷凝固スラグの連続的
な製造が行なわれる。
1対の冷却ドラム2の両端に接触するように、1
対のせき止め12が設けられている(第1図に
は、1つのせき止め12のみが示されている)。
1対のせき止め12の上端間は、その中央に開口
12′aを持つたカバー12′によつて連結されて
いる。なお、1対のせき止め12およびカバー1
2′は、図示しない支持手段によつてハウジング
1に支持されている。1対の冷却ドラム2の胴部
と、1対のせき止め12とによつて、スラグ溜1
3が形成されている。スラグ樋14からの溶融ス
ラグ15は、ハウジング1の開口1a,およびカ
バー12′の開口12′aを通してスラグ溜13に
流し込まれ、ここにスラグ浴が形成される。スラ
グ溜13に流し込まれた溶融スラグ15は、回転
中の冷却ドラム2の胴部表面に付着して急冷さ
れ、凝固して、急冷凝固スラグになる。冷却ドラ
ム2の胴部表面に付着した溶融スラグ15によつ
て、冷却ドラム2の胴部の複数個の冷却用貫通孔
に供給された冷却媒体は加熱されて圧力蒸気とな
る。冷却ドラム2の回転に伴つて、凝固した急冷
凝固スラグ15′が、冷却ドラム2の下半部に到
達すると、支持手段(図示せず)によつてハウジ
ング1に支持されたスクレーパ16によつて、冷
却ドラムの胴部表面上に付着した急冷凝固スラグ
15′は、冷却ドラム2の胴部表面から破砕され
ながら剥離し、ハウジング1内の下部に落下す
る。ハウジング1の下部の排出口1bには、図示
しないが、開閉手段が設けられている。スクレー
パ16によつて急冷凝固スラグ15′が剥離され
た冷却ドラム2の胴部表面は、冷却ドラム2の回
転に伴なつて、再びスラグ溜13の溶融スラグ1
5と接触し、かくして、急冷凝固スラグの連続的
な製造が行なわれる。
このような急冷凝固スラグの製造装置によつ
て、水分を含まない、破砕性に優れた、急冷凝固
スラグを低コストで製造することができ、冷却ド
ラムの胴部に付着した溶融スラグが、その胴部を
冷却する冷却媒体と熱交換するので、熱交換後の
冷却媒体から、容易に溶融スラグの持つ熱を回収
することができる。しかしながら、このような急
冷凝固スラグの製造装置においては、次のような
問題がある。即ち、スラグ溜から回転中の冷却ド
ラムの胴部の表面に付着した溶融スラグは冷却ド
ラムの回転に伴つて、スクレーパによつて冷却ド
ラムの胴部から剥離される迄に、その全体が所定
温度まで冷却されて実質的に凝固しなければなら
ない。しかし、冷却ドラムの胴部表面に付着した
溶融スラグの厚みは、冷却ドラムの回転数が変つ
ても(例えば3〜20rpmの範囲内で)、一定であ
り(例えば2.0〜2.5mm)、また、冷却ドラムの胴
部表面に付着した一定厚の溶融スラグは、一方側
のみから、即ち、冷却ドラムの胴部表面側のみか
ら実質的に急冷されるから、その厚みが厚いほど
その全体が所定温度に冷却されるまでに時間が長
くかかる。従つて、冷却ドラムの回転数を多くし
てその処理効率を上げることができない。また、
冷却ドラムの胴部表面に付着した溶融スラグは、
比較的その厚みが厚く、しかも冷却ドラムの胴部
表面側のみから実質的に急冷されるから、例え
ば、溶融スラグが溶融高炉スラグである場合に
は、そのガラス化率が98〜99%であり、これ以上
のガラス化率を得ることができない。
て、水分を含まない、破砕性に優れた、急冷凝固
スラグを低コストで製造することができ、冷却ド
ラムの胴部に付着した溶融スラグが、その胴部を
冷却する冷却媒体と熱交換するので、熱交換後の
冷却媒体から、容易に溶融スラグの持つ熱を回収
することができる。しかしながら、このような急
冷凝固スラグの製造装置においては、次のような
問題がある。即ち、スラグ溜から回転中の冷却ド
ラムの胴部の表面に付着した溶融スラグは冷却ド
ラムの回転に伴つて、スクレーパによつて冷却ド
ラムの胴部から剥離される迄に、その全体が所定
温度まで冷却されて実質的に凝固しなければなら
ない。しかし、冷却ドラムの胴部表面に付着した
溶融スラグの厚みは、冷却ドラムの回転数が変つ
ても(例えば3〜20rpmの範囲内で)、一定であ
り(例えば2.0〜2.5mm)、また、冷却ドラムの胴
部表面に付着した一定厚の溶融スラグは、一方側
のみから、即ち、冷却ドラムの胴部表面側のみか
ら実質的に急冷されるから、その厚みが厚いほど
その全体が所定温度に冷却されるまでに時間が長
くかかる。従つて、冷却ドラムの回転数を多くし
てその処理効率を上げることができない。また、
冷却ドラムの胴部表面に付着した溶融スラグは、
比較的その厚みが厚く、しかも冷却ドラムの胴部
表面側のみから実質的に急冷されるから、例え
ば、溶融スラグが溶融高炉スラグである場合に
は、そのガラス化率が98〜99%であり、これ以上
のガラス化率を得ることができない。
そこでこの発明は、以上のような問題を解消す
べくなされたもので、この発明の急冷凝固スラグ
の製造装置は、 1対の冷却ドラムの各々の胴部が同心円状の2
重壁からなつており、そして、2重壁によつて形
成された周方向の環状の中空部が、隔壁によつて
冷却媒体のための通路を形成するように仕切られ
ており、 1対のせき止めも、1対の冷却ドラムのうちの
1方の冷却ドラムの胴部両端部に固定された、1
対の冷却ドラムの他方の冷却ドラムの胴部両端と
接触する1対の環状の鍔からなつており、そし
て、1対の環状の鍔の各々は、その内側に、複数
の軸方向の仕切板によつて周方向の環状の中空部
を仕切つてなる、1方の冷却ドラムの胴部の通路
と連通した、冷却媒体のための通路を有してお
り、そして、 スラグ溜と、1対の冷却ドラムの各々の回転方
向上の胴部の最高位置との間には、スラグ供給手
段からスラグ溜に流し込まれて胴部の表面に付着
した溶融スラグの付着厚を、付着した溶融スラグ
を掻き取ることによつて減少させるための、胴部
の長さと実質的に同じ長さを持つたワイピングプ
レートが、胴部表面から1〜1.5mm離した位置に
近接して設けられていることに特徴を有するもの
である。
べくなされたもので、この発明の急冷凝固スラグ
の製造装置は、 1対の冷却ドラムの各々の胴部が同心円状の2
重壁からなつており、そして、2重壁によつて形
成された周方向の環状の中空部が、隔壁によつて
冷却媒体のための通路を形成するように仕切られ
ており、 1対のせき止めも、1対の冷却ドラムのうちの
1方の冷却ドラムの胴部両端部に固定された、1
対の冷却ドラムの他方の冷却ドラムの胴部両端と
接触する1対の環状の鍔からなつており、そし
て、1対の環状の鍔の各々は、その内側に、複数
の軸方向の仕切板によつて周方向の環状の中空部
を仕切つてなる、1方の冷却ドラムの胴部の通路
と連通した、冷却媒体のための通路を有してお
り、そして、 スラグ溜と、1対の冷却ドラムの各々の回転方
向上の胴部の最高位置との間には、スラグ供給手
段からスラグ溜に流し込まれて胴部の表面に付着
した溶融スラグの付着厚を、付着した溶融スラグ
を掻き取ることによつて減少させるための、胴部
の長さと実質的に同じ長さを持つたワイピングプ
レートが、胴部表面から1〜1.5mm離した位置に
近接して設けられていることに特徴を有するもの
である。
以下この発明を実施例により図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
第2図は、この発明にかかる急冷凝固スラグの
製造装置の一態様を示す概略断面図であり、第1
図と同一部分は同一符号で示す。図示されるよう
に、ハウジング1内には、同一水平面においてそ
の軸方向が互いに平行に、そしてその胴部表面が
接触するように、1対の、胴部が同径、同長の冷
却ドラム2′が配置されている。各冷却ドラム
2′は、駆動手段(図示せず)によつて、第2図
中、矢印a,a′で示すように、1対の冷却ドラム
2′の接触部においてその胴部表面が上昇する方
向に、同一周速度で且つ反対方向に回転する。一
方の冷却ドラム2′の胴部の両端部には、他方の
冷却ドラム2′の胴部の両端に接触するように、
1対の環状の鍔17が設けられており(第2図で
はその一方のみ図示されている)、1対の冷却ド
ラム2′の上半部において、1対の冷却ドラム
2′の胴部と、1対の鍔17とによつて、スラグ
溜13が形成されている。スラグ樋14からの溶
融スラグ15は、ハウジング1の開口1aを通つ
てスラグ溜13に流し込まれ、ここにスラグ浴が
形成される。第2図に示されるように、スラグ溜
13中から各冷却ドラム2′の胴部表面に付着し
た溶融スラグ15の付着厚を減少させるための、
冷却ドラム2′の胴部の長さと実質的に同じ長さ
を持つたワイピングプレート18が、スラグ溜1
3と、これよりも各冷却ドラム2′の回転方向の
下流側の位置の各冷却ドラム2′の胴部の最高位
置付近との間における、各冷却ドラム2′の胴部
に近接して設けられている。
製造装置の一態様を示す概略断面図であり、第1
図と同一部分は同一符号で示す。図示されるよう
に、ハウジング1内には、同一水平面においてそ
の軸方向が互いに平行に、そしてその胴部表面が
接触するように、1対の、胴部が同径、同長の冷
却ドラム2′が配置されている。各冷却ドラム
2′は、駆動手段(図示せず)によつて、第2図
中、矢印a,a′で示すように、1対の冷却ドラム
2′の接触部においてその胴部表面が上昇する方
向に、同一周速度で且つ反対方向に回転する。一
方の冷却ドラム2′の胴部の両端部には、他方の
冷却ドラム2′の胴部の両端に接触するように、
1対の環状の鍔17が設けられており(第2図で
はその一方のみ図示されている)、1対の冷却ド
ラム2′の上半部において、1対の冷却ドラム
2′の胴部と、1対の鍔17とによつて、スラグ
溜13が形成されている。スラグ樋14からの溶
融スラグ15は、ハウジング1の開口1aを通つ
てスラグ溜13に流し込まれ、ここにスラグ浴が
形成される。第2図に示されるように、スラグ溜
13中から各冷却ドラム2′の胴部表面に付着し
た溶融スラグ15の付着厚を減少させるための、
冷却ドラム2′の胴部の長さと実質的に同じ長さ
を持つたワイピングプレート18が、スラグ溜1
3と、これよりも各冷却ドラム2′の回転方向の
下流側の位置の各冷却ドラム2′の胴部の最高位
置付近との間における、各冷却ドラム2′の胴部
に近接して設けられている。
ワイピングプレート18は、内部が空洞になつ
ていて、そこに冷却水が流通し、この冷却水によ
つて冷却される。冷却水は、第3図に示すよう
に、ワイピングプレート18の上部に取付けた水
冷ボツクス18aからワイピングプレート18内
の空洞に供給される。ワイピングプレート18の
下縁は、直線的であり、この下縁は、冷却ドラム
2′の軸線と同一方向且つ平行になつている。従
つて、ワイピングプレート18の下縁と、この下
縁に最も接近した冷却ドラム2′の胴部表面とは
平行になつている。ワイピングプレート18は、
図示しない支持手段によりハウジング1に支持さ
れており、この支持手段は、遠隔操作による、ワ
イピングプレート18の高さ調節機構を持つてお
り、これによつて、ワイピングプレート18は、
その下縁が冷却ドラム2′の軸線と同一方向且つ
平行を保つたまま昇降し、かくして、ワイピング
プレート18の下縁と、冷却ドラム2′の胴部表
面との間隔が調節される。
ていて、そこに冷却水が流通し、この冷却水によ
つて冷却される。冷却水は、第3図に示すよう
に、ワイピングプレート18の上部に取付けた水
冷ボツクス18aからワイピングプレート18内
の空洞に供給される。ワイピングプレート18の
下縁は、直線的であり、この下縁は、冷却ドラム
2′の軸線と同一方向且つ平行になつている。従
つて、ワイピングプレート18の下縁と、この下
縁に最も接近した冷却ドラム2′の胴部表面とは
平行になつている。ワイピングプレート18は、
図示しない支持手段によりハウジング1に支持さ
れており、この支持手段は、遠隔操作による、ワ
イピングプレート18の高さ調節機構を持つてお
り、これによつて、ワイピングプレート18は、
その下縁が冷却ドラム2′の軸線と同一方向且つ
平行を保つたまま昇降し、かくして、ワイピング
プレート18の下縁と、冷却ドラム2′の胴部表
面との間隔が調節される。
なお、第3図に示されるように、ワイピングプ
レート18の下縁と、冷却ドラム2′の胴部2a
の表面との距離(ドラム径方向)hは、1〜1.5
mmが好ましい。その理由は、1mm未満では、ワイ
ピングプレート18の下縁において溶融スラグが
切断しやすく、また凝固スラグをスクレーパ16
によつて剥離することが困難となるからであり、
一方1.5mmを越えると、凝固スラグのガラス化率
が比来法によるそれと比べて余り改善されないか
らである。ワイピングプレート18の材質は、高
融点金属が好ましいが、例えば低炭素鋼で充分で
ある。ワイピングプレート18の厚さは、2〜6
mmが好ましい。2mm未満では強度、寿命の点から
好ましくなく、一方6mmを越えるとワイピングの
安定性が悪化し、ドラム胴部上の溶融スラグが途
切れたりするからである。ワイピングプレート1
8の位置は、ワイピング効果およびワイピング後
の冷却効果を大きくするために、スラグ溜中への
溶融スラグの供給に支障をきたさない範囲で、で
きるだけ、2つの冷却ドラム2′の接触部に近い
位置であることが好ましい。
レート18の下縁と、冷却ドラム2′の胴部2a
の表面との距離(ドラム径方向)hは、1〜1.5
mmが好ましい。その理由は、1mm未満では、ワイ
ピングプレート18の下縁において溶融スラグが
切断しやすく、また凝固スラグをスクレーパ16
によつて剥離することが困難となるからであり、
一方1.5mmを越えると、凝固スラグのガラス化率
が比来法によるそれと比べて余り改善されないか
らである。ワイピングプレート18の材質は、高
融点金属が好ましいが、例えば低炭素鋼で充分で
ある。ワイピングプレート18の厚さは、2〜6
mmが好ましい。2mm未満では強度、寿命の点から
好ましくなく、一方6mmを越えるとワイピングの
安定性が悪化し、ドラム胴部上の溶融スラグが途
切れたりするからである。ワイピングプレート1
8の位置は、ワイピング効果およびワイピング後
の冷却効果を大きくするために、スラグ溜中への
溶融スラグの供給に支障をきたさない範囲で、で
きるだけ、2つの冷却ドラム2′の接触部に近い
位置であることが好ましい。
第4図は一方の冷却ドラム2′の断面図、第5
図はその胴部の展開断面図、第6図はその一部の
斜視図である。第4図に示されるように、19は
冷却ドラム2′の中心軸、20は冷却ドラム2′の
胴部2′aと、中心軸19とに固定された支持部
材であり、この支持部材20によつて、中心軸1
9に胴部2′aが固定されている。21は中心軸
19の軸受、36は駆動装置(図示せず)に連結
される、中心軸19に固定された、冷却ドラム
2′を回転させるための歯車である。冷却ドラム
2′の胴部2′aは2重壁からなり、2重壁によつ
て形成された周方向の環状の中空部22を有して
おり、また、鍔17は内側に周方向の環状の中空
部23を有しており、そして、その中空部が周方
向にそつて仕切板によつて複数に仕切られてい
る。即ち第5図に示すように、冷却ドラム2′の
胴部2′aの中空部22は、軸方向の仕切板24
によつて仕切られ、更に隣合う仕切板24間の仕
切られた中空部は、軸方向の隔壁26によつて冷
却媒体のジグザグな通路を形成するように仕切ら
れている。鍔17の中空部23は軸方向の仕切板
25によつて、胴部2′aのジグザグな流通路と
連通した冷却媒体の通路を形成するように仕切ら
れている。27a,27bは仕切板25によつて
仕切られた鍔17の各中空部23に連通するよう
に鍔17に取付けられた連通管、28はジグザグ
通路に鍔17の各中空部23が連通するように鍔
17に形成された連通孔である。第4図に示され
るように、中心軸19の一端側の中空部29と、
冷却ドラム2′の胴部2′aの一端側の鍔17の連
通管27aとが、供給管30を通して連通されて
おり、中心軸19の他端側の中空部31と、冷却
ドラム2′の胴部2′aの他端側の鍔17の連通管
27bとが、排出管32を通して連通されてい
る。第4図には示されていないが、中心軸19の
一端は、スイベルジヨイントを介して液密に管6
に連通しており、そして、中心軸19の他端は、
スイベルジヨイントを介して、液密に管3に連通
している。従つて、ポンプ5によつて、冷却媒体
は、管6、中心軸19の一端側の中空部29、供
給管30、連通管27aを通つて、冷却ドラム2
の一端側の鍔17の中空部23に供給され、つい
で冷却ドラム2′の胴部2′aのジグザグ通路を通
り、冷却ドラム2′の他端側の鍔17の中空部2
3に供給され、ついで連通管27b、排出管3
2、中心軸19の他端側の中空部31、管3を通
つて、熱交換器4の放熱部に供給され、ついで熱
交換器4の放熱部から管6に戻され、かくして冷
却媒体は一方の冷却ドラム2′および鍔17と熱
交換器4との間を循環する。
図はその胴部の展開断面図、第6図はその一部の
斜視図である。第4図に示されるように、19は
冷却ドラム2′の中心軸、20は冷却ドラム2′の
胴部2′aと、中心軸19とに固定された支持部
材であり、この支持部材20によつて、中心軸1
9に胴部2′aが固定されている。21は中心軸
19の軸受、36は駆動装置(図示せず)に連結
される、中心軸19に固定された、冷却ドラム
2′を回転させるための歯車である。冷却ドラム
2′の胴部2′aは2重壁からなり、2重壁によつ
て形成された周方向の環状の中空部22を有して
おり、また、鍔17は内側に周方向の環状の中空
部23を有しており、そして、その中空部が周方
向にそつて仕切板によつて複数に仕切られてい
る。即ち第5図に示すように、冷却ドラム2′の
胴部2′aの中空部22は、軸方向の仕切板24
によつて仕切られ、更に隣合う仕切板24間の仕
切られた中空部は、軸方向の隔壁26によつて冷
却媒体のジグザグな通路を形成するように仕切ら
れている。鍔17の中空部23は軸方向の仕切板
25によつて、胴部2′aのジグザグな流通路と
連通した冷却媒体の通路を形成するように仕切ら
れている。27a,27bは仕切板25によつて
仕切られた鍔17の各中空部23に連通するよう
に鍔17に取付けられた連通管、28はジグザグ
通路に鍔17の各中空部23が連通するように鍔
17に形成された連通孔である。第4図に示され
るように、中心軸19の一端側の中空部29と、
冷却ドラム2′の胴部2′aの一端側の鍔17の連
通管27aとが、供給管30を通して連通されて
おり、中心軸19の他端側の中空部31と、冷却
ドラム2′の胴部2′aの他端側の鍔17の連通管
27bとが、排出管32を通して連通されてい
る。第4図には示されていないが、中心軸19の
一端は、スイベルジヨイントを介して液密に管6
に連通しており、そして、中心軸19の他端は、
スイベルジヨイントを介して、液密に管3に連通
している。従つて、ポンプ5によつて、冷却媒体
は、管6、中心軸19の一端側の中空部29、供
給管30、連通管27aを通つて、冷却ドラム2
の一端側の鍔17の中空部23に供給され、つい
で冷却ドラム2′の胴部2′aのジグザグ通路を通
り、冷却ドラム2′の他端側の鍔17の中空部2
3に供給され、ついで連通管27b、排出管3
2、中心軸19の他端側の中空部31、管3を通
つて、熱交換器4の放熱部に供給され、ついで熱
交換器4の放熱部から管6に戻され、かくして冷
却媒体は一方の冷却ドラム2′および鍔17と熱
交換器4との間を循環する。
第7図は他方の冷却ドラム2′の断面図、第8
図はその胴部内面の展開図である。第7図に示さ
れるように、冷却ドラム2′の胴部2′bの両端
と、中心軸19′とに外側面が平坦な円状支持板
33が固定され、この円状支持板33によつて、
中心軸19′に胴部2′bが固定されている。そし
て、一方の冷却ドラム2′の胴部両端の鍔17の
外面に、他方の冷却ドラム2′の胴部両端の円状
支持板33の外面が接触し、かくして、1対の冷
却ドラム2′の上半部において、1対の冷却ドラ
ム2′の胴部2′a,2′bと、1対の鍔17とに
よつて、スラグ溜13が形成される。なお、鍔1
7は、その回転に際して、スラグ溜13中の溶融
スラグ15が付着しないような材質のもの、例え
ばSS41(JIS)からなつている。第7図に示され
るように、他方の冷却ドラム2′の胴部2′bは2
重壁構造となつており、胴部2′bには、6個の
周方向にそつた環状中空部34が形成されてい
る。各環状中空部34には、仕切り34aが設け
られている。各環状中空部34と、熱交換器4′
との間を、冷却媒体が次のようにして循環する。
即ち、他方の冷却ドラムの中心軸19′の一端
は、図示しないスイベルジヨイントを介して液密
に管6′に連通しており、中心軸19′の一端側の
中空部29′には、2本の供給管30′の一端が連
通しており、2本の供給管30′の他端は、その
一方が第2の環状中空部34()の仕切り34
の一方側に近接した位置、即ち、環状中空部34
()の一端に連通しており、その他方が第3の
環状中空部34()の一端に連通しており、第
5の環状中空部()の一端に一方の排出管3
2′の一端が連通しており、第4の環状中空部3
4()の一端に他方の排出管32′の一端が連
通しており、2本の排出管32′の他端が、中心
軸19′の他端側の中空部31′に連通しており、
中心軸19′の他端が、図示しないスイベルジヨ
イントを介して管3′に液密に連通している。そ
して、第3の環状中空部34()の他端と、第
1の環状中空部()の一端とに、連通管35a
の両端が連通し(第8図のA−A断面を示した第
9図参照)、第1の環状中空部34()の他端
と、第5の環状中空部34()の他端とに、連
通管35bの両端が連通し(第8図のB−B断面
を示した第10図参照)ており、ポンプ5′によ
つて、冷却媒体は、管6′、中心軸19′の一端側
の中空部29′、他方の供給管30′を通つて、第
3の環状中空部34()の一端に供給され、つ
いで第3の環状中空部34()の他端から連通
管35aを通つて第1の環状中空部34()の
一端に供給され、ついで第1の環状中空部34
()の他端から連通管35bを通つて第5の環
状中空部34()の他端に供給され、ついで第
5の環状中空部34()の一端から一方の排出
管32′、中心軸19′の他端側の中空部31′、
管3′を通つて熱交換器4′の放熱部に供給され、
ついで熱交換器4′の放熱部から管6′に戻され
る。また、第2の環状中空部34()の他端
と、第6の環状中空部34()の一端とに、連
通管35cの両端が連通し、第6の環状中空部3
4()の他端と、第4の環状中空部34()
の他端とに、連通管35dの両端が連通してお
り、ポンプ5′によつて、冷却媒体は、上記同様
にして、管6′、中心軸19′の一端側の中空部2
9′、一方の供給管30′、第2の環状中空部34
()、連通管35c、第6の環状中空部34
()、連通管35d、第4の環状中空部34
()、他方の排出管32′、中心軸19′の他端側
の中空部31′、および管3′を通つて熱交換器
4′の放熱部に供給され、ついで熱交換器4′の放
熱部から管6′に戻される。かくして、冷却媒体
は、他方の冷却ドラム2′と熱交換器4′との間を
循環する。
図はその胴部内面の展開図である。第7図に示さ
れるように、冷却ドラム2′の胴部2′bの両端
と、中心軸19′とに外側面が平坦な円状支持板
33が固定され、この円状支持板33によつて、
中心軸19′に胴部2′bが固定されている。そし
て、一方の冷却ドラム2′の胴部両端の鍔17の
外面に、他方の冷却ドラム2′の胴部両端の円状
支持板33の外面が接触し、かくして、1対の冷
却ドラム2′の上半部において、1対の冷却ドラ
ム2′の胴部2′a,2′bと、1対の鍔17とに
よつて、スラグ溜13が形成される。なお、鍔1
7は、その回転に際して、スラグ溜13中の溶融
スラグ15が付着しないような材質のもの、例え
ばSS41(JIS)からなつている。第7図に示され
るように、他方の冷却ドラム2′の胴部2′bは2
重壁構造となつており、胴部2′bには、6個の
周方向にそつた環状中空部34が形成されてい
る。各環状中空部34には、仕切り34aが設け
られている。各環状中空部34と、熱交換器4′
との間を、冷却媒体が次のようにして循環する。
即ち、他方の冷却ドラムの中心軸19′の一端
は、図示しないスイベルジヨイントを介して液密
に管6′に連通しており、中心軸19′の一端側の
中空部29′には、2本の供給管30′の一端が連
通しており、2本の供給管30′の他端は、その
一方が第2の環状中空部34()の仕切り34
の一方側に近接した位置、即ち、環状中空部34
()の一端に連通しており、その他方が第3の
環状中空部34()の一端に連通しており、第
5の環状中空部()の一端に一方の排出管3
2′の一端が連通しており、第4の環状中空部3
4()の一端に他方の排出管32′の一端が連
通しており、2本の排出管32′の他端が、中心
軸19′の他端側の中空部31′に連通しており、
中心軸19′の他端が、図示しないスイベルジヨ
イントを介して管3′に液密に連通している。そ
して、第3の環状中空部34()の他端と、第
1の環状中空部()の一端とに、連通管35a
の両端が連通し(第8図のA−A断面を示した第
9図参照)、第1の環状中空部34()の他端
と、第5の環状中空部34()の他端とに、連
通管35bの両端が連通し(第8図のB−B断面
を示した第10図参照)ており、ポンプ5′によ
つて、冷却媒体は、管6′、中心軸19′の一端側
の中空部29′、他方の供給管30′を通つて、第
3の環状中空部34()の一端に供給され、つ
いで第3の環状中空部34()の他端から連通
管35aを通つて第1の環状中空部34()の
一端に供給され、ついで第1の環状中空部34
()の他端から連通管35bを通つて第5の環
状中空部34()の他端に供給され、ついで第
5の環状中空部34()の一端から一方の排出
管32′、中心軸19′の他端側の中空部31′、
管3′を通つて熱交換器4′の放熱部に供給され、
ついで熱交換器4′の放熱部から管6′に戻され
る。また、第2の環状中空部34()の他端
と、第6の環状中空部34()の一端とに、連
通管35cの両端が連通し、第6の環状中空部3
4()の他端と、第4の環状中空部34()
の他端とに、連通管35dの両端が連通してお
り、ポンプ5′によつて、冷却媒体は、上記同様
にして、管6′、中心軸19′の一端側の中空部2
9′、一方の供給管30′、第2の環状中空部34
()、連通管35c、第6の環状中空部34
()、連通管35d、第4の環状中空部34
()、他方の排出管32′、中心軸19′の他端側
の中空部31′、および管3′を通つて熱交換器
4′の放熱部に供給され、ついで熱交換器4′の放
熱部から管6′に戻される。かくして、冷却媒体
は、他方の冷却ドラム2′と熱交換器4′との間を
循環する。
以上のような構成により、急冷凝固スラグは次
のようにして製造される。即ち、スラグ樋14か
らスラグ溜13に流し込まれた溶融スラグ15
は、第3図に冷却ドラム2′の要部概略断面図で
示されるように、回転中の各冷却ドラム2′の胴
部2′aの表面に一定厚みで付着し、そして、各
冷却ドラム2′の回転に伴つて、ワイピングプレ
ート18の下縁に到達すると、冷却ドラム2′の
胴部2′aに付着した一定厚の溶融スラグ15
は、ワイピングプレート18(の下縁)によつて
その一部がかき取られ(かき取られた溶融スラグ
15はスラグ溜13に戻る)、それ以前に比べて
その厚さが軸方向に均一に薄くなり、一方、冷却
ドラム2′の回転に伴なつて、その胴部2′aによ
つて急冷、凝固されて急冷凝固スラグ15′とな
り、スクレーパ16によつて、冷却ドラム2′の
胴部2′a表面から剥離され、小片となつてハウ
ジング1内の下部に落下する。このように、ワイ
ピングプレート18によつて冷却ドラム2′の胴
部2′aに付着した溶融スラグ15の厚みを薄く
することができるので、この付着溶融スラグは極
めて短い時間で急冷、凝固される。従つて、冷却
ドラム2′の回転数を多くしてその処理効率を高
くすることができるし、例えば溶融高炉スラグを
急冷、凝固すれば、極めて高いガラス化率のガラ
ス質スラグを得ることができる。各冷却ドラム
2′の胴部2′aが、溶融スラグを急冷、凝固させ
る際に得られた熱は、その胴部2′a中を流れる
冷却媒体によつて回収され(冷却媒体は鍔17中
を通過する際にも、鍔17に接触した溶融スラグ
15の持つ熱の一部を回収する。)、さらに、熱交
換器4,4′によつてタービン7,7′を駆動する
エネルギーに変換される。
のようにして製造される。即ち、スラグ樋14か
らスラグ溜13に流し込まれた溶融スラグ15
は、第3図に冷却ドラム2′の要部概略断面図で
示されるように、回転中の各冷却ドラム2′の胴
部2′aの表面に一定厚みで付着し、そして、各
冷却ドラム2′の回転に伴つて、ワイピングプレ
ート18の下縁に到達すると、冷却ドラム2′の
胴部2′aに付着した一定厚の溶融スラグ15
は、ワイピングプレート18(の下縁)によつて
その一部がかき取られ(かき取られた溶融スラグ
15はスラグ溜13に戻る)、それ以前に比べて
その厚さが軸方向に均一に薄くなり、一方、冷却
ドラム2′の回転に伴なつて、その胴部2′aによ
つて急冷、凝固されて急冷凝固スラグ15′とな
り、スクレーパ16によつて、冷却ドラム2′の
胴部2′a表面から剥離され、小片となつてハウ
ジング1内の下部に落下する。このように、ワイ
ピングプレート18によつて冷却ドラム2′の胴
部2′aに付着した溶融スラグ15の厚みを薄く
することができるので、この付着溶融スラグは極
めて短い時間で急冷、凝固される。従つて、冷却
ドラム2′の回転数を多くしてその処理効率を高
くすることができるし、例えば溶融高炉スラグを
急冷、凝固すれば、極めて高いガラス化率のガラ
ス質スラグを得ることができる。各冷却ドラム
2′の胴部2′aが、溶融スラグを急冷、凝固させ
る際に得られた熱は、その胴部2′a中を流れる
冷却媒体によつて回収され(冷却媒体は鍔17中
を通過する際にも、鍔17に接触した溶融スラグ
15の持つ熱の一部を回収する。)、さらに、熱交
換器4,4′によつてタービン7,7′を駆動する
エネルギーに変換される。
ついで実施例について説明する。
外径2mφ、長さ1mの銅製の胴部を持つ、1
対の冷却ドラムを準備し(一方の冷却ドラムに
は、その胴部両端にSS41(JIS)製の、3.2mφの
鍔を設けた)、冷却媒体として、新日鉄化学工業
株式会社製の「サームエス600」(高沸点熱媒体)
を使用し、水冷ボツクスを取付けた、低炭素鋼製
で、厚さ2mmのワイピングプレートを、その下縁
とドラム胴部表面との距離h(ドラムの径方向に
おける)が1〜1.5mmになるように設置し、各冷
却ドラムを、反対方向に10r.p.mの速度で回転さ
せ、溶融高炉スラグをスラグ溜に流し込んだ。そ
の結果スラグ溜から、冷却ドラムの胴部表面に付
着した溶融高炉スラグは、その厚みが、ワイピン
グプレートのワイピングにより、1〜1.5mmにな
りそして、冷却ドラムの胴部によつて急冷、凝固
されてガラス質スラグになり、スクレーパによつ
て冷却ドラムの胴部表面から剥離された。なお、
冷却媒体は、冷却ドラムからほぼ1気圧の圧力で
とり出され、熱交換器に送られた。得られたガラ
ス質スラグのガラス化率と、その厚さとの関係
を、第11図に示す。図から、ワイピングプレー
トによつて冷却ドラムの胴部に付着した溶融スラ
グ厚を薄くすることができ、しかも極めて高いガ
ラス化率のガラス質スラグを得ることができるこ
とが明らかである。
対の冷却ドラムを準備し(一方の冷却ドラムに
は、その胴部両端にSS41(JIS)製の、3.2mφの
鍔を設けた)、冷却媒体として、新日鉄化学工業
株式会社製の「サームエス600」(高沸点熱媒体)
を使用し、水冷ボツクスを取付けた、低炭素鋼製
で、厚さ2mmのワイピングプレートを、その下縁
とドラム胴部表面との距離h(ドラムの径方向に
おける)が1〜1.5mmになるように設置し、各冷
却ドラムを、反対方向に10r.p.mの速度で回転さ
せ、溶融高炉スラグをスラグ溜に流し込んだ。そ
の結果スラグ溜から、冷却ドラムの胴部表面に付
着した溶融高炉スラグは、その厚みが、ワイピン
グプレートのワイピングにより、1〜1.5mmにな
りそして、冷却ドラムの胴部によつて急冷、凝固
されてガラス質スラグになり、スクレーパによつ
て冷却ドラムの胴部表面から剥離された。なお、
冷却媒体は、冷却ドラムからほぼ1気圧の圧力で
とり出され、熱交換器に送られた。得られたガラ
ス質スラグのガラス化率と、その厚さとの関係
を、第11図に示す。図から、ワイピングプレー
トによつて冷却ドラムの胴部に付着した溶融スラ
グ厚を薄くすることができ、しかも極めて高いガ
ラス化率のガラス質スラグを得ることができるこ
とが明らかである。
以上説明したように、この発明においては、冷
却ドラムの胴部への溶融スラグの付着厚を極めて
薄くすることができ、従つて極めて高い処理効率
で急冷凝固スラグを製造することができる。
却ドラムの胴部への溶融スラグの付着厚を極めて
薄くすることができ、従つて極めて高い処理効率
で急冷凝固スラグを製造することができる。
第1図は従来の急冷凝固スラグの製造装置の概
略断面図、第2図はこの発明にかかる急冷凝固ス
ラグの製造装置の一態様を示す概略断面図、第3
図はワイピングプレートによる冷却ドラム胴部表
面の溶融スラグかき取り態様を示す図、第4図は
一方の冷却ドラムの断面図、第5図はその胴部の
展開断面図、第6図はその一部の斜視図、第7図
は他方のドラムの断面図、第8図はその胴部内面
の展開図、第9図は第8図のA−A断面図、第1
0図は第8図のB−B断面図、第11図はガラス
質スラグのガラス化率と冷却ドラム胴部に付着の
スラグ厚との関係を示す図である。 1……ハウジング、2,2′……冷却ドラム、
2′a,2′b……胴部、3,3′,6,6′……
管、4,4′……熱交換器、5,5′,11,1
1′……ポンプ、7,7′……タービン、8,8′
……凝縮器、9,9′……発電機、10,10′…
…冷却塔、12……せき止め、12′……カバ
ー、13……スラグ溜、14……スラグ樋、15
……溶融スラグ、15′……急冷凝固スラグ、1
6……スクレーパ、17……鍔、18……ワイピ
ングプレート、19,19′……中心軸、20…
…支持部材、21……軸受、22,23,29,
29′,31,31′……中空部、24,25……
仕切板、26……隔壁、27a,27b,35
a,35b,35c,35d……連通管、28…
…連通孔、30,30′……供給管、32,3
2′……排出管、33……円状支持板、34……
環状中空部、34a……仕切り、36……歯車。
略断面図、第2図はこの発明にかかる急冷凝固ス
ラグの製造装置の一態様を示す概略断面図、第3
図はワイピングプレートによる冷却ドラム胴部表
面の溶融スラグかき取り態様を示す図、第4図は
一方の冷却ドラムの断面図、第5図はその胴部の
展開断面図、第6図はその一部の斜視図、第7図
は他方のドラムの断面図、第8図はその胴部内面
の展開図、第9図は第8図のA−A断面図、第1
0図は第8図のB−B断面図、第11図はガラス
質スラグのガラス化率と冷却ドラム胴部に付着の
スラグ厚との関係を示す図である。 1……ハウジング、2,2′……冷却ドラム、
2′a,2′b……胴部、3,3′,6,6′……
管、4,4′……熱交換器、5,5′,11,1
1′……ポンプ、7,7′……タービン、8,8′
……凝縮器、9,9′……発電機、10,10′…
…冷却塔、12……せき止め、12′……カバ
ー、13……スラグ溜、14……スラグ樋、15
……溶融スラグ、15′……急冷凝固スラグ、1
6……スクレーパ、17……鍔、18……ワイピ
ングプレート、19,19′……中心軸、20…
…支持部材、21……軸受、22,23,29,
29′,31,31′……中空部、24,25……
仕切板、26……隔壁、27a,27b,35
a,35b,35c,35d……連通管、28…
…連通孔、30,30′……供給管、32,3
2′……排出管、33……円状支持板、34……
環状中空部、34a……仕切り、36……歯車。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 胴部が同長、同径であり、同一水平位置にお
いてその軸方向が互いに平行しており、前記胴部
が冷却媒体により冷却され、そして胴部表面が接
触している1対の冷却ドラムと、 前記胴部の接触部においてその表面が上昇する
方向に、前記1対の冷却ドラムを互いに反対方向
に且つ同一周速度で回転させるための駆動手段
と、 前記1対の冷却ドラムの両端に設けられた1対
のせき止めと、 前記1対の冷却ドラムの胴部上半部と前記1対
のせき止めとによつて形成されたスラグ溜に溶融
スラグを流し込むための、前記1対の冷却ドラム
の上方に配置されたスラグ供給手段と、 前記1対の冷却ドラムの各々の胴部の下半部に
接するように設けられたスクレーパとを備えた急
冷凝固スラグの製造装置において、 前記1対の冷却ドラムの各々の胴部は同心円状
の2種壁からなつており、そして、前記2重壁に
よつて形成された周方向の環状の中空部は、隔壁
によつて前記冷却媒体のための通路を形成するよ
うに仕切られており、 前記1対のせき止めは、前記1対の冷却ドラム
のうちの1方の冷却ドラムの胴部両端部に固定さ
れた、前記1対の冷却ドラムの他方の冷却ドラム
の胴部両端と接触する1対の環状の鍔からなつて
おり、そして、前記1対の環状の鍔の各々は、そ
の内側に、複数の軸方向の仕切板によつて周方向
の環状の中空部を仕切つてなる、前記1方の冷却
ドラムの前記胴部の前記通路と連通した、前記冷
却媒体のための通路を有しており、そして、 前記スラグ溜と、前記1対の冷却ドラムの各々
の回転方向上の前記胴部の最高位置との間には、
前記スラグ供給手段から前記スラグ溜に流し込ま
れて前記胴部の表面に付着した溶融スラグの付着
厚を、前記付着した溶融スラグを掻き取ることに
よつて減少させるための、前記胴部の長さと実質
的に同じ長さを持つたワイピングプレートが、前
記胴部表面から1〜1.5mm離した位置に近接して
設けられていることを特徴とする、急冷凝固スラ
グの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56170100A JPS5872879A (ja) | 1981-10-26 | 1981-10-26 | 急冷凝固スラグの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56170100A JPS5872879A (ja) | 1981-10-26 | 1981-10-26 | 急冷凝固スラグの製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5872879A JPS5872879A (ja) | 1983-04-30 |
JPS6138992B2 true JPS6138992B2 (ja) | 1986-09-01 |
Family
ID=15898629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56170100A Granted JPS5872879A (ja) | 1981-10-26 | 1981-10-26 | 急冷凝固スラグの製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5872879A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4946931B2 (ja) * | 2007-05-11 | 2012-06-06 | Jfeスチール株式会社 | 溶融スラグの冷却処理装置および方法 |
JP5012606B2 (ja) * | 2007-05-11 | 2012-08-29 | Jfeスチール株式会社 | 溶融スラグの冷却処理方法およびスラグ製品の製造方法 |
JP5738735B2 (ja) * | 2011-10-11 | 2015-06-24 | Jfeスチール株式会社 | 溶融スラグ処理用双ロール冷却装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53102292A (en) * | 1977-02-18 | 1978-09-06 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Treting method and apparatus of molten slag |
JPS5534626A (en) * | 1978-08-31 | 1980-03-11 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Treating apparatus for metallurgical molten slag |
JPS57127789A (en) * | 1981-01-30 | 1982-08-09 | Nippon Kokan Kk | Apparatus for making quenched slag |
-
1981
- 1981-10-26 JP JP56170100A patent/JPS5872879A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53102292A (en) * | 1977-02-18 | 1978-09-06 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Treting method and apparatus of molten slag |
JPS5534626A (en) * | 1978-08-31 | 1980-03-11 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Treating apparatus for metallurgical molten slag |
JPS57127789A (en) * | 1981-01-30 | 1982-08-09 | Nippon Kokan Kk | Apparatus for making quenched slag |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5872879A (ja) | 1983-04-30 |
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