JPS6138662Y2 - - Google Patents

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JPS6138662Y2
JPS6138662Y2 JP1980186135U JP18613580U JPS6138662Y2 JP S6138662 Y2 JPS6138662 Y2 JP S6138662Y2 JP 1980186135 U JP1980186135 U JP 1980186135U JP 18613580 U JP18613580 U JP 18613580U JP S6138662 Y2 JPS6138662 Y2 JP S6138662Y2
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JP
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watch glass
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JP1980186135U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、蒸発対象液を収容する実験容器の蓋
等に使用される時計皿に係り、特にその凸状面側
に結露する水滴を迅速に落下させるのに好適な時
計皿に関する。
一般に、蒸発対象液をビーカ等の実験容器に注
入し、これを熱源に臨ませて乾固させる場合に
は、実験容器の上端開口部から蒸発対象液中に異
物が混入しないように時計皿を用いて実験容器の
蓋とするのが通例である。
ところが従来の時計皿においては、実験容器内
の蒸発対象液は熱源が直下に位置しているため短
時間で乾固するが、熱源から離れている時計皿に
結露した水分は容易に蒸発せず、この水分を含め
て対象物を完全に乾固させるためには長時間を要
するという難点がある。このため従来は、実験中
に時計皿を一方に傾ける等の方法により時計皿に
結露した水分を積極的に除去する等の手段を採つ
て実験を速めることもあるが、実験毎に時計皿に
結露する水滴の量が異なり作業が容易でない。
また、従来の時計皿は凸状面側と凹状面側とが
ほぼ同一曲率の球面になつているため、洗浄後に
時計皿同志を重ねた場合には、重ねられた相互の
凹凸面が濡れた状態で密着してしまい、その間に
入つた洗浄液の乾燥に長時間を要し、かつ蒸発残
査分が時計皿に付着したままになる等の難点もあ
る。
本考案はかかる従来の難点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、蒸発乾
固すべき対象物を迅速かつ完全に乾固させること
ができ、また洗浄後の水切り乾燥を迅速に行なう
ことができ、さらに実験中の突沸事故を有効に防
止することができる時計皿を提供するにある。
本考案は、時計皿の凸状面側に、この凸状面に
結露する水分を積極的に落下される水切り部を設
け、これにより実験対象物の乾固の迅速化および
洗浄後の水切り乾燥の迅速化を図るようにしたも
のである。
以下本考案を第1図ないし第3図に示す第1実
施例に基づいて説明する。
図において1は、球面状に湾曲するガラス製の
時計皿本体であり、この本体1の凸面部1aと凹
面部1bとはほぼ同一の曲率に形成されている。
そして凸面部1aの外面には、その中央部近傍か
ら周縁に向かつて放射状に突条部2が形成され、
この突条部2により、凸面部1bに結露した水分
を積極的に中央部に集めて水滴として落下させる
ようになつている。
以上の構成において、この時計皿を蒸発乾固さ
せる実験の実験容器用蓋として使用した場合に
は、蒸発対象液の加熱により凸面部1aには水分
が結露することになる。ところが、凸面部1aに
は放射状の突条部2が設けられているので、水分
はこの突条部2にそつて積極的に凸面部1a中央
に集められ、大粒の水滴となつて落下する。
したがつて、凸面部1aには水分がほとんど残
らず、落下した水分は直下の熱源により急速に加
熱されて蒸発するとともに、凸面部1aにわずか
に残つた水分は、その量が極めて少ないので熱源
から離れていても迅速に乾燥し、したがつて時計
皿に付着した水分を含めた対象物の完全乾固の時
間を大幅に短縮することができる。また、突条部
2により凸面部1aと実験容器の開口端の間には
空隙が形成されることになるので、実験容器内の
湿つた空気は迅速に外部に排出されるとともに、
実験容器と凸面部1aとが密着しないので、従来
から問題となつていたこの部分の水切りが良好と
なり、乾固時間をより短縮することができる。ま
た、乾固対象物には凸面部1a中央部から間歇的
に水分が与えられることになるので、実験中の突
沸事故を有効に防止することができる。また実験
容器開口端と凸面部1aとの間隙を介して空気が
流通して実験容器内の異常加熱が防止されるの
で、突沸事故をより有効に防止することができ
る。また、時計皿を洗浄後重ねても突条部2によ
り凸面部1aが他の時計皿の凹面部に密着するこ
とがなく一定の間隙が形成されるので、洗浄後の
水切り乾燥を迅速かつ完全に行なうことができ
る。このため従来のように蒸発残査分が時計皿に
付着したままになるおそれもない。さらに、突条
部2は凸面部1aの中央部を外して設けられ、か
つ突条部2の下端部は凸面部1aの中央部以上に
突出した状態となつているので、時計皿をその凹
面部1bを利用して皿として使用する場合に従来
のものより安定性がよくなる。
なお前記実施例においては凸面部1a中央部に
は突条部2を設けないものについて説明したが、
突条部2を凸面部1a中央部まで延設するように
してもよく、また第4図に示すように凸面部1a
中央部に突部3を突設するようにしてもよく、さ
らに突条部2に代えて凹溝部としてもよい。また
突条部2の突出寸法を、時計皿1の周縁では凸面
部1aと面一とし凸面部1aの中央に向かつて次
第に高くなるようにしてもよい。
第5図は本考案の第2実施例を示すもので、時
計皿本体1の凸面部1a中央部に半球状の突部3
を設けたものである。このようにすれば、時計皿
を皿として使用するには不向きであるが、その他
の点については前記第1実施例と同様の効果が期
待できる。なお、突部3を円錐状等の他の形状に
してもよい。第6図は第5図の変形例を示すもの
で、突部3の周囲に3個の突部4を周方向に等間
隔に設け、かつ突部4の高さを突部3と同一もし
くは突部3より高くしたものである。このように
すれば、時計皿を皿として使用する場合に突部4
が脚としての機能を果すとともに、蓋として使用
する場合に水切りをより迅速に行なうことができ
る。
第7図は本考案の第3実施例を示すもので、時
計皿本体1の凸面部1aに、凸状または凹状をな
すうず巻き状の水切り部5を設けたものである。
このようにしても前記各実施例と同様の効果が期
待できる。
第8図は本考案の第4実施例を示すもので、時
計皿本体1の凸面部1a中央部周囲に、中央部以
上に下方に突出するリング状の突環部6を設け、
かつこの突環部6の先端面を鋸刃状としたもので
ある。このようにすれば、前記第1実施例と同様
の効果が期待できる。
なお、前記突環部6は周方向に複数に分割され
た不連続リング状のものでもよく、また第9図に
示すように時計皿本体1の凸面部1a中央を凹面
部1b側に球状に湾曲させ、その湾曲部の周縁を
突環部6としてもよい。
第10図は本考案の第5実施例を示すもので、
時計皿本体1の凸面部1aの曲率を凹面部1bの
曲率より小さくし、これにより水切り効果を増大
させるようにしたものである。このようにすれ
ば、凸面部1aの外面に凹凸がないので製作が容
易である。第11図は第10図の変形例を示すも
ので、凸面部1aを円錐状としたものである。こ
のようにすれば、凸面部1aの中央部が鋭く突出
することになるので、第10図に示す場合よりも
水切り効果が増大する。
以上本考案を好適な実施例に基づいて説明した
が、本考案によれば、蒸発乾固すべき対象物を迅
速かつ完全に乾固させることができるとともに、
洗浄後の水切り乾燥を迅速に行なうことができ蒸
発残査分が時計皿に付着したままになることがな
い。また実験中の突沸事故を有効に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す正面図、第
2図は同底面図、第3図は同断面図、第4図は前
記第1実施例の変形例を示す断面図、第5図は本
考案の第2実施例を示す正面図、第6図はその変
形例を示す底面図、第7図は本考案の第3実施例
を示す底面図、第8図は本考案の第4実施例を示
す断面図、第9図はその変形例を示す断面図、第
10図は本考案の第5実施例を示す断面図、第1
1図はその変形例を示す断面図である。 1……時計皿本体、1a……凸面部、1b……
凹面部、2……突条部、3,4……突部、5……
水切り部、6……突環部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 一方側に球面状に湾曲する時計皿において、
    前記湾曲部の凸状面側に、この凸状面に結露す
    る水分を積極的に落下させる水切り部を設けた
    ことを特徴とする時計皿。 2 凸状面に、その中央部から周縁に向かつて放
    射状の突条部または凹溝部を設けて水切り部と
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の時計皿。 3 凸状面の中央部に突部を設けて水切り部とし
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の時計皿。 4 凸状面の中央部およびその周面に複数の突部
    を設けて水切り部としたことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の時計皿。 5 凸状面の中央部近傍に、中央部以上に突出す
    るリング状または不連続リング状の突環部を設
    けて水切り部としたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の時計皿。 6 凸状面を、これに対する凹状面の曲率より小
    さな曲率に形成して水切り部としたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の時
    計皿。 7 凸状面を円錐状に形成して水切り部としたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の時計皿。 8 凸状面に、その中心から周縁に向かつてうず
    巻き状に突条部または凹溝部を設けて水切り部
    としたことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の時計皿。 9 凸状面の中央部を凹状面側に球面状に湾曲さ
    せ、この湾曲部周縁を水切り部としたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    時計皿。
JP1980186135U 1980-12-23 1980-12-23 Expired JPS6138662Y2 (ja)

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JP1980186135U JPS6138662Y2 (ja) 1980-12-23 1980-12-23

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JP1980186135U JPS6138662Y2 (ja) 1980-12-23 1980-12-23

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JPS57106447U JPS57106447U (ja) 1982-06-30
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5395058A (en) * 1976-12-13 1978-08-19 Zeiss Jena Veb Carl Optical arrangement for angle measurement

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