JPS6138597B2 - - Google Patents

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JPS6138597B2
JPS6138597B2 JP8634479A JP8634479A JPS6138597B2 JP S6138597 B2 JPS6138597 B2 JP S6138597B2 JP 8634479 A JP8634479 A JP 8634479A JP 8634479 A JP8634479 A JP 8634479A JP S6138597 B2 JPS6138597 B2 JP S6138597B2
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oscillation
voltage
current
oscillation capacitor
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Kenji Masago
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NEC Home Electronics Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は放電灯点灯装置に関し、特にたとえ
ば毎半サイクルスタート点灯方式においてフイラ
メントの予熱を充分に行なえるような改良された
放電灯点灯装置に関する。
本出願人は、先に、効率の改善とともに、限流
チヨークの小型、軽量化を可能ならしめ、省資源
および省エネルギに関して極めて有力な、毎半サ
イクルスタート点灯方式を提案した。
第1図はこの発明の背景となる毎半サイクルス
タート点灯方式を用いた放電灯点灯装置を示す電
気回路図である。構成において、1は交流電源で
あつて、限流装置の一例としての限流チヨーク2
と放電ランプ3の直列回路が接続されている。放
電ランプ3のフイラメント31,32の非電源側
に間欠高周波高電圧発生回路(以下高圧回路)4
が接続されている。
前記高圧回路4は発振コンデンサ51にサイリ
スタ52および昇圧インダクタ53の直列回路を
並列接続して構成された高周波高電圧発生回路
(以下昇圧回路)5に、間欠発振用コンデンサ6
を直列接続した回路である。
第2図は第1図の回路の等価回路を用いて計算
の結果観測された点灯中の各部波形において、第
2図Dを除き高周波成分を無視した波形を示す。
以下には、この波形図を参照して第1図の構成の
動作について説明する。
電源1を投入すると、限流チヨーク2を介して
放電ランプ3に第2図Aに示すような電源電圧e
が印加されると共に、高圧回路4にも電源電圧e
が印加される。高圧回路4においては、電源電圧
eが間欠発振用コンデンサ6を介してサイリスタ
5―2に印加され、このサイリスタ52をブレー
クオーバさせるために昇圧回路5が発振動作を開
始する、この発振動作は間欠発振用コンデンサ6
がなければ継続するものであるが、昇圧回路5の
発振動作に伴つて間欠発振用コンデンサ6が充電
されていき、かつこの間欠発振用コンデンサ6の
端子電圧が電源電圧を相殺することによつて、電
源電圧eの立上り部分において各半サイクル毎に
間欠的に発振するものとなる。従つて、この昇圧
回路5からは、交流電源電圧eの各半サイクルの
所定位相毎に間欠発振出力が発生する。
この発振出力は、電源電圧eに重畳されて放電
ランプ3に印加される。同時に、電源1―限流チ
ヨーク2―フイラメント31―高圧回路4―フイ
ラメント32―電源1の径路で高圧回路4の入力
電流iRが流れる。
かくしてフイラメント31,32が予熱される
と、高圧回路4からの発振出力VRにトリガされ
て放電ランプ3が始動される。放電ランプ3が点
灯されると、第2図Cに示すような放電ランプ3
の管電流iTが限流チヨーク2を流れることによ
つて、そのインピーダンスが変化して、入力電流
Rの出現期間は予熱時よりも短くなる。入力電
流iRの休止期間はもちろん高圧回路4が発振動
作を停止しており、従つて各半サイクルにおける
放電ランプ3の点灯中は、入力電流iRに基づく
予熱電流は減少する。また入力電流iRの休止期
間はフイラメント31,32の予熱が停止する。
以下放電ランプ3が電源1の各半サイクル毎の高
圧回路4の発振出力vRによつて再点弧されなが
ら電源電圧eによつて点灯維持される。
ここで、管電圧vTは、第2図Bに示すよう
に、間欠発振期間による休止期間をもつた矩形波
となり、その実効値vTは在来点灯方式よりもや
や低目の値を示す。また、第2図Eに示すような
高圧回路4の間欠的な入力電流iRが限流チヨー
ク2を流れることにより、第2図Bに示すように
管電圧vTの波形が入力電流iRの影響で若干高め
られる。入力電流iRの出現位相は電源電圧の変
動にかかわらず一定であり、従つて、管電流iT
の立上り位相は電源電圧eの変動にかかわらず一
定位相に保たれる。また前記入力電流iRは、も
し電源電圧の増大によつて管電流iTが増大すれ
ば、管電流iT波形の後端が次の半サイクルの入
力電流iRの出現期間にくい込むことによつて減
少する特性があり、すなわち負の変動係数を有す
る。これらは毎半サイクルスタート点灯方式にお
ける管電流iTの変動率が安定インピーダンスの
減少にかかわらず良好に保たれる理由である。
前記管電圧vT,管電流iT,高圧回路4への入
力電流iR,発振出力電圧vR並びに電源電圧eの
波形から限流チヨーク2の瞬時無効電力(vCH
i)および蓄積エネルギSを算出すると同図Fお
よびGに示す波形となる。すなわち、同図Fにお
いてS1は発振期間(t1〜t2)に入力電流iRによ
り蓄積されるエネルギであり、S2は電源電圧eが
管電圧vTより高い期間(t2〜t3)に管電流iT
よつて蓄積されるエネルギであり、S3は管電圧v
Tが電源電圧より高い期間(t3〜t4)に管電流iT
によつて放出されるエネルギであり、S1+S2=S3
になる関係が成立する。
この第2図に示す波形に基づいて限流チヨーク
2の蓄積エネルギおよび必要なインダクタンスを
計算すれば、それぞれ、従来のグロー点灯方式に
比べて1/4および1/5程度となり、それだけ小形化
することができる。
なお、昇圧トランス構成のラピツドスタート方
式の安定器と比較すれば、これらの小型化比率は
さらに顕著となる。
更に、このような点灯方式によれば電源電圧e
と管電流iTの位相差が従来点灯方式よりも小さ
いので、力率改善コンデンサは不要となり或いは
極端に小容量とすることが可能である。
このように、本件発明の背景となる毎半サイク
ルスタート点灯方式では、省資源、省エネルギに
ついては多大な利点を有するものである。
しかしながら、毎半サイクルスタート点灯方式
では、フイラメント31,32の予熱は、第2図
Eに示すような高圧回路4の間欠的入力電流iR
によつて行なわれるため、予熱電流が少なくフイ
ラメント31,32を十分に予熱できない。その
ため、放電ランプの起動が困難となる。また冷陰
極状態でフイラメント31,32が充分に予熱さ
れていないときに高圧が放電ランプ3に印加され
ると、放電ランプ3が冷陰極状態においてダロー
放電してしまい放電ランプ3の寿命が短くなつて
しまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、放電ラ
ンプの始動時におけるフイラメントの予熱電流を
増加させるとともに、発振電圧を抑制して、放電
ランプを確実に始動でき、かつ長寿命化を図れる
ような放電灯点灯装置を提供することである。
この発明を要約すれば、毎半サイクルスタート
点灯方式の高圧回路に含まれる間欠発振用コンデ
ンサと少なくとも昇圧インダクタの一部に対して
正特性サーミスタを並列接続し、放電ランプの始
動時においては交流電源の全期間で発振動作させ
て予熱電流を増大させるようにするとともに発振
電圧を小さくし、フイラメントが十分に予熱され
た後に発振電圧を大きくし、放電ランプの点灯後
においては電源電圧の各半サイクル毎に間欠的に
発振動作させるようにしたものである。
この発明の上述の目的およびその他の目的と特
徴は図面を参照して行う以下の詳細な説明から一
層明らかとなろう。
第3図はこの発明の一実施例の放電灯点灯装置
を示す電気回路図である。構成において、1は交
流電源であつて、限流装置の一例としての限流チ
ヨーク2と放電ランプ3の直列回路が接続されて
いる。放電ランプ3のフイラメント31,32の
非電源側には間欠高周波高電圧発生回路(以下、
高圧回路)4が並列接続される。
前記高圧回路4はサイリスタ52a,52bと
昇圧インダクタ53の主巻線54との直列回路に
対して、前記昇圧インダクタ53に電磁結合する
バイアスコイル55と発振コンデンサ51との直
列回路が並列接続される。この並列回路に対して
間欠発振用コンデンサ6が直列接続される。さら
に、前記バイアスコイル55と間欠発振用コンデ
ンサ6との直列回路に対して正特性サーミスタ7
が並列接続される。この正特性サーミスタ7は初
期状態においてはその抵抗値が小さく、電流が流
れることによつて自己発熱し、その抵抗値が徐々
にあるいは特定温度で急激に増大するものであ
る。また、バイアスコイル55は昇圧インダクタ
53の主巻線54をプラスバイアスして発振出力
Rを増大させるためのものである。
動作において、電源1を投入すると、電源電圧
eが限流チヨーク2を介して放電ランプ3および
高圧回路4に印加される。初期状態においては、
正特性サーミスタ7の抵抗値が低いため、電源電
流が正特性サーミスタ7を介して発振コンデンサ
51に流れ、該発振コンデンサ51を充電する。
発振コンデンサ51が十分に充電されてサイリス
タ52a,52bのブレークオーバ電圧に達する
と、サイリスタ52a,52bが導通する。そし
て、発振コンデンサ51と昇圧インダクタ53と
が協働して発振動作を開始し高周波電圧を発生す
る。このとき、もし正特性サーミスタ7が間欠発
振用コンデンサ6とバイアスコイル55との直列
回路に並列接続されていなければ、前述のとおり
昇圧回路5の発振動作に伴つて間欠発振用コンデ
ンサ6が充電されていき、かつこの間欠発振用コ
ンデンサ6の端子電圧が電源電圧eを相殺するこ
とによつて、電源電圧eの立上がり部分において
各半サイクル毎に間欠的に発振するものとなる。
ところが、正特性サーミスタ7が接続されてい
ることにより、間欠発振用コンデンサ6の充電電
荷が間欠発振用コンデンサ6―正特性サーミスタ
7―バイアスコイル55―間欠発振用コンデンン
サ7の経路を放電する。この放電電流は、正特性
サーミスタ7が無い場合にバイアスコイル55に
流れる電流に対して逆方向に流れることになるた
め、バイアスコイル55がマイナスバイアスとし
て作用し、正特性サーミスタ7が自己発熱によつ
てその抵抗値が大きくなるまで昇圧インダクタ5
3に深い逆バイアスをかけ、発振出力vRを低減
する。
一方、電源1―限流チヨーク2―フイラメント
31―高圧回路4―フイラメント32―電源1の
経路で連続的な入力電流iRが流れるため、フイ
ラメント31,32が予熱される。そして、正特
性サーミスタ7の抵抗値が次第に大きくなつて間
欠発振用コンデンサ6の充電電荷を十分に放電し
きれなくなつたとき、高圧回路4は間欠発振動作
を開始する。すなわち、昇圧回路5の発振動作に
伴つて間欠発振用コンデンサ6が充電されていき
かつこの間欠発振用コンデンサ6の端子電圧が電
源電圧eを相殺することによつて、電源電圧eの
立上がり部分において各半サイクル毎に間欠的に
発振するものとなる。このとき、正特性サーミス
タを介してバイアスコイル55に流れる間欠発振
用コンデンサ7の放電電流が零ないし著しく小さ
いため、バイアスコイル55は昇圧インダクタ5
3の主巻線54をプラスバイアスし発振出力vR
を増大させる。したがつて、この高圧回路4は交
流電源電圧eの各半サイクルの所定位相毎に非常
に高い間欠発振出力vRを発生する。
この発振出力vRが電源電圧eに重畳されて放
電ランプ3に付加される。かくしてフイラメント
31,32が連続的な予熱電流iRによつて十分
予熱されかつバイアスコイル55のマイナスバイ
アス作用によつて発振電偉vRは低く抑えられて
おり、フイラメント31,32が充分予熱された
のちにバイアスコイル55によるプラスバイアス
作用によつて大きな発振電圧vRが放電ランプ3
の両端に印加されるとの発振出力vRにトリガさ
れて放電ランプ3が始動点灯される。
このように間欠発振用コンデンサ6とバイアス
コイル55との直列回路に対して正特性サーミス
タ7を並列接続することにより、バイアスコイル
55を始動時初期にマイナスバイアスとして作用
させ発振出力vRを小さくすることができる。ま
た、電源電圧eのほぼ全期間で高周波高電圧を発
生させることによつて、放電ランプ3のフイラメ
ント予熱電流を増大でき、始動時のフイラメント
31,32の予熱を十分に行うことができる。し
たがつて、放電ランプ3を確実に始動することが
できる。また、放電ランブ3の始動時に冷陰極状
態におけるグロー放電の生じるのを防止すること
ができかつ従つて放電ランプ3の長寿命化を図る
ことができるという利点がある。
なお、正特性サーミスタ7の抵抗値とバイアス
コイル55の巻数とを適当に選ぶことによつて、
発振電圧の大きさおよび発振電圧を小さくしてお
く期間を任意に決定することができる。
第4図はこの発明の他の実施例の放電灯点灯装
置を示す電気回路図である。この第4図以下の点
を除いて第3図と同じである。すなわち、間欠発
振用コンデンンサ6を昇圧インダクタ53の主巻
線54とサイリスタ52aとの間に介挿し、昇圧
インダクタ53の主巻線54の一部にタツプ54
1を設け、このタツプ541と間欠発振用コンデ
ンサ6とを含む直列回路に対して正特性サーミス
タ7を並列接続したものである。この第4図にお
いては、正特性サーミスタ7の抵抗値が低い期間
に、間欠発振用コンデンサ6および主巻線54の
一部を無効化することによつて前述の第3図と同
様の効果を得ることができかつ主巻線54のタツ
プ541を適当に選びかつ正特性サーミスタ7の
抵抗値を適宜選ぶことによつて、発振電圧vR
大きさおよび発振電圧vRの低い期間を任意に選
ぶことができる。
第5図はこの発明のさらに他の実施例の電気回
路図である。この第5図は前述の第3図における
バイアスコイル55にタツプ551を設け、バイ
アスコイル55の一部と間欠発振用コンデンサ6
との直列回路に対して正特性サーミスタ7を並列
接続したものである。この第5図においても、バ
イアスコイル55のタツプ551を任意に選びか
つ正特性サーミスタ7の抵抗値を適当に選ぶこと
によつて、発振電圧vRの電圧値および発振電圧
Rの低い期間を任意に選ぶことができる。
第6図はこの発明のより好ましい実施例の電気
回路図である。構成において、交流電源1には、
限流チヨーク21とバイアスコイル55と放電ラ
ンプ3aとブロツクインダクタ8と放電ランプ3
bと限流チヨーク22とが直列接続される。交流
電源1には、雑音防止用コンデンサ9が並列接続
される。この放電ランプ3a,3bの直列回路に
は、高圧回路4が並列接続される。この高圧回路
4は昇圧インダクタ53の主巻線54と正特性サ
ーミスタ7とサイリスタ52a,52bとの直列
回路、放電ランプ3aのフイラメント31aの非
電源側と放電ランプ3bのフイラメント31bの
自由端との間に接続される発振コンデンサ41,
放電ランプ3aのフイラメント32aの自由端と
放電ランプ3bのフイラメント32bの自由端と
の間に接続される発振コンデンサ42,前記正特
性サーミスタ7とサイリスタ52aとの接続点と
放電ランプ3bのフイラメント31bの自由端と
の間に接続される逐次起動用抵抗10および放電
ランプ3a,3bとブロツクインダクタ8の直列
回路に並列接続される発振コンデンサ51を含
む。さらに、前記昇圧インダクタ53の主巻線5
4にはタツプ541が設けられ、主巻線54の一
部と正特性サーミスタ7との直列回路に対して間
欠発振用コンデンサ6が並列接続される。また、
主巻線54のタツプ541とサイリスタ52bお
よび限流チヨーク22の接続点との間に抵抗11
が接続される。
動作において、交流電源1が投入されると、限
流チヨーク21―バイアスコイル55<発振コン
デンサ5131a―41―31b―8―32a―
42―32b>限流チヨーク22―交流電源1の
経路で電流が流れ、発振コンデンサ41,42お
よび51が充電される。この発振コンデンサ4
1,42,51の充電によつて発振コンデンサ4
1,42および51の直列回路の両端電圧がサイ
リスタ52a,52bのブレークオーバ電圧を越
えると、サイリスタ52a,52bが導通する。
応じて、昇圧インダクタ53と発振コンデンサ4
1,42,51とが協働して高周波発振動作す
る。このとき、高周波電流は発振コンデンサ41
―フイラメント31b―ブロツクインダクタ8―
フイラメント32a―発振コンデンサ42―フイ
ラメント32b―サイリスタ52b,52u―正
特性サーミスタ7―主巻線54―バイアスコイル
55―フイラメント31a―発振コンデンサ41
および発振コンデンサ51―サイリスタ52b,
52a―正特性サーミスタ7―主巻線54―バイ
アスコイル55―発振コンデンサ51の経路で流
れる。そして、正特性サーミスタ7が発熱によつ
てその抵抗値が大きくなると、正特性サーミスタ
が無効化され、一方間欠発振用コンデンサ6が有
効化される。したがつて、この第6図においても
電源投入時には前述の第3図ないし第5図と同様
にして、フイラメント予熱電流を増大し、かつ発
振電圧vRを低下させることができる。
第7図はこの発明のさらにより好ましい実施例
を示す電気回路図である。構成において、交流電
源1には、限流チヨーク21と放電ランプ3aと
ブロツクインダクタ8と放電ランプ3bと限流チ
ヨーク22が直列接続される。交流電源1には雑
音防止用コンデンサ9が並列接続される。この放
電ランプ3a,3bの直列回路には、高圧回路4
が並列接続される。この高圧回路4は、間欠発振
用コンデンサ6と昇圧インダクタ53の主巻線5
4とサイリスタ52a,52bの直列回路を放電
ランプ3a,3bのフイラメント31a,32b
の非電源側端に並列接続し、フイラメント31a
の電源側端とフイラメント31bの自由端間に並
列に発振コンデンサ43を接続し、間欠発振用コ
ンデンサ6と昇圧インダクタ53の主巻線54の
接続点と、フイラメント31bの自由端との間
に、昇圧インダクタ53に磁気結合されたバイア
スコイル55および発振コンデンサ44の直列回
路を接続し、フイラメント32bの電源側端とフ
イラメント32aの自由端との間に発振コンデン
サ45を接続し、フイラメント32bの非電源側
端とフイラメント32aの自由端との間に発振コ
ンデンサ46を接続し、該発振コンデンサ46に
並列に電圧偏在用抵抗12を接続し、間欠発振用
コンデンサ6および昇圧インダクタ53の主巻線
54の直列回路に対して抵抗13を並列接続し、
さらにサイリスタ52a,52bの直列回路に対
して抵抗14を並列接続したものである。さら
に、バイアスコイル55と間欠発振用コンデンサ
6との直列回路に対して正特性サーミスタ7が並
列接続される。
第8図は第7図の発振電圧を示す波形図であ
り、特に第8図aは正特性サーミスタ7を接続し
ない場合の発振電圧を示し、第8図bは正特性サ
ーミスタを接続したときの発振電圧を示す。
動作において、交流電源1が投入されると、初
期状態においては正特性サーミスタ7の抵抗値が
小さいため、限流チヨーク21<
発振コンデンサ4331―7―44>フイラメント3
1b―ブロ
ツクインダクタ8―フイラメント32a<
発振コンデンサ4546―32>限流チヨーク22―
交流電
源1の径路で電流が流れ、発振コンデンサ43〜
46を充電する。この発振コンデンサ43〜46
の充電によつて、発振コンデンサ43〜46の並
直列回路の両端電圧がサイリスタ52a,52b
のブレークオーバ電圧を越えると、サイリスタ5
2a,52bが導通する。応じて、昇圧インダク
タ53と発振コンデンサ43〜46とが協働して
高周波発振動作する。このとき、バイアスコイル
55は昇圧インダクタ53に対してマイナスバイ
アスとして作用する。そのため、高圧回路4の発
振電圧が低下する。
また、間欠発振用コンデンサ6が無効化されて
全期間にわたる発振電流よつてフイラメント31
a,32a,31b,32bが予熱される。
かくしてフイラメント31a,32a,31
b,32bが十分に予熱されうる程度の時間経過
後正特性サーミスタ7が自己発熱により、間欠発
振用コンデンサ6の充電電荷を放電しきれなくな
つたとき、この電圧回路4は間欠発振動作し、電
圧偏在用抵抗12の作用により、高電圧がまず放
電ランプ3aに偏在して加わるように働くため、
先に放電ランプ3aが始動点灯し、続いて放電ラ
ンプ3bが始動点灯する。以後、放電ランプ3
a,3bは、電源電圧eの所定位相毎に間欠的に
発振動作する高圧回路4によつて再点弧されなが
ら、電源電圧eによつて点灯維持される。
第7図におけるバイアスコイル55の巻数およ
び正特性サーミスタ7の抵抗値を適当に選ぶこと
により、第8図aに示すようにサーミスタ7を接
続しない場合の発振電圧に比べて第8図bに示す
ようにたとえば電源投入後約0.8秒間発振電圧を
ほぼ200V小さくすることができる。また、電源
電圧eのほぼ全期間で発振動作を行なわせること
によつて、放電ランプ3a,3bのフイラメント
予熱電流を増大でき、始動時のフイラメント31
a,32a,31b,32bの予熱を十分に行う
ことぎできる。したがつて、放電ランプ3a,3
bは発振電圧vRの低い約0.8秒間は点灯せず、そ
の後発振電圧vRが高くなつたとき、確実に始動
することができる。また、放電ランプ3a,3b
の始動時に冷陰極状態におけるグロー放電の生じ
るのを防止することができかつ従つて放電ランプ
3a,3bの長寿命化を図ることができるという
利点がある。
なお、第7図において、抵抗13を接続したこ
とによつて発振位相を進めることができるため、
ランプ電流を大きくすることができる。また、抵
抗14を接続することによつて発振位相を遅らせ
ることができる。したがつて、抵抗13,14の
抵抗値を適宜選択することによりランプ電流を調
整することができるという利点がある。
以上のように、この発明によれば、電源投入直
後における冷陰極状態において間欠発振用コンデ
ンサを無効化し、電源電圧のほぼ全期間で発振動
作させることによつて、始動時のフイラメント予
熱電流を増大するようにしているため、フイラメ
ントを急速に加熱することができ、放電ランプを
確実に始動点灯することができる。また、電源投
入時の発振電圧を小さくし、フイラメントが十分
に予熱された後に発振電圧を電くするようにして
いるため、放電ランプが冷陰極状態でグロー放電
することがなく長寿命化を図ることができる。し
かも放電ランプの点灯後においては、間欠発振用
コンデンサを有効化せしめて間欠発振動作させ
て、所期の毎半サイクルスタート点灯方式により
放電ランプを点灯することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの背景となる毎半サイクルスタート
点灯方式を用いた放電灯点灯装置を示す回路図で
ある。第2図は第1図の各部の波形図である。第
3図はこの発明の一実施例を示す電気回路図であ
る。第4図はこの発明の他の実施例を示す電気回
路図である。第5図はこの発明のその他の実施例
の放電灯点灯装置の回路図である。第6図はこの
発明のより好ましい実施例の放電灯点灯装置の電
気回路図である。第7図はこの発明のさらにより
好ましい実施例の放電灯点灯装置の電気回路図で
ある。第8図は第7図の発振電圧を示す波形図で
ある。 図において、1は低周波交流電源、2,21,
22は限流チヨーク、3,3a,3bは放電ラン
プ、4は間欠高周波高電圧発生手段(高圧回
路)、5,5′は昇圧回路、51,41〜46は発
振コンデンサ、52a,52bはサイリスタ、5
3は昇圧インダクタ、54は主巻線、55はバイ
アスコイル、6は間欠発振用コンデンサ、7は正
特性サーミスタ、10は逐次起動用抵抗、12は
電圧偏在用抵抗を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 交流電源と、 限流チヨークを含む限流装置と、 前記限流装置を介して前記光流電源に接続され
    る放電ランプと、 前記限流装置を介して前記交流電源に接続され
    かつ該交流電源の各半サイクル毎に間欠的に前記
    放電ランプに対する再点弧電圧を発生するととも
    に、その入力電流または高周波発振電流で前記放
    電ランプのフイラメントを予熱する高周波高電圧
    発生手段とを含み、 前記高周波電圧発生手段は、発振コンデンサと
    前記発振コンデンサに並列接続されるサイリスタ
    および昇圧インダクタの直列回路と、少なくとも
    前記直列回路に対して直列接続される間欠発振用
    コンデンサとから成る放電灯点灯装置において、
    さらに 前記間欠発振用コンデンサと前記昇圧インダク
    タの少なくとも一部とを含んで正特性サーミスタ
    を並列接続して放電灯点灯装置。 2 前記昇圧インダクタは、バイアス巻線を含
    み、前記バイアス巻線の少なくとも一部と前記間
    欠発振用コンデンサとを含んで前記正特性サーミ
    スタを並列接続した、特許請求の範囲第1項記載
    の放電灯点灯装置。 3 前記正特性サーミスタは、前記昇圧インダク
    タの主巻線の一部と前記間欠発振用コンデンサと
    を含んで並列接続される、特許請求の範囲第1項
    記載の放電灯点灯装置。
JP8634479A 1979-07-06 1979-07-06 Device for firing discharge lamp Granted JPS5611893A (en)

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