JPS6138390Y2 - - Google Patents

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JPS6138390Y2
JPS6138390Y2 JP1980121818U JP12181880U JPS6138390Y2 JP S6138390 Y2 JPS6138390 Y2 JP S6138390Y2 JP 1980121818 U JP1980121818 U JP 1980121818U JP 12181880 U JP12181880 U JP 12181880U JP S6138390 Y2 JPS6138390 Y2 JP S6138390Y2
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armature
flat
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electromagnet
motor
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JP1980121818U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、直流電動機に係り、特に偏平な電
機子を有する直流機の起動特性の改善に関する。
従来、自動車のラジエータ等において用いられ
る低電圧用の扁平型直流電動機は永久磁石によつ
て全ての界磁を形成していた。
一方、電機子の抵抗は極めて小さいため、起動
時に大電流が流れることは知られており、このた
め配線及びフユーズ等を大容量としなければなら
ず、付帯的な部品(例えばリレー)の容量も余裕
を見ておかなければならない。しかし、これでは
不経済である。
この対策として電機子に直列に抵抗を挿入して
もよいが、これでは起動時の問題は解決させるか
もしれないが、定常回転時の効率が悪く、また熱
対策を必要とし望ましくない。
この考案は、以上の実情に基づいて成されたも
のであり、起動時の電流を抑制し、しかも定常状
態時にあつても高効率運転を達成し得る扁平型直
流電動機を提供することを目的とし、この目的を
達成するため、この考案によれば、界磁極の一部
を電磁石とし、この電磁石の巻線を起動時電機子
に直列に挿入するようにする。
以下、添付図面に従つて、この考案の実施例を
説明する。この実施例は、本考案を自動車のラジ
エータ冷却フアン用電動機に適用したものであ
る。
第1図は、この考案の実施例に係る扁平型直流
電動機の一例を示す断面図である。この直流電動
機は回転軸1に電機子ボス2を設け、この電機子
ボス2上に扁平な電機子3及び整流子4を取付け
ている。この電機子3は軸方向両側からケース
5,6によつて挾まれており、このケース5に
は、整流子4と対向するようにブラシ7を配備
し、また電機子3に対向する様に界磁極8を設け
る。この様に構成された電動機は、ブラシ7及び
整流子4を介して電機子3に通電され、電機子3
は、界磁極8及びケース5,6から成る磁気回路
によつて形成される界磁磁束との電極相互作用に
よつて回転する。
この考案の実施例に係る界磁極8を第2図に示
してある。この界磁極8は複数の扇形状をした永
久磁石からなる第1界磁極ユニツト21a,21
bが磁極対21として集まり全体として一部切欠
した環状を成している永久磁石を主構成要件とし
ている。ここで、例えば該界磁極ユニツト21a
はS極、21bはN極であり、磁極対21として
環形状に順次配列されており、図面においては6
極である。
また、この実施例によれば、この界磁極8は、
環状を成す磁極の一部に電磁石よりなる第2界磁
極ユニツト22,23が磁極対として配列されて
いる。すなわち、この実施例によれば、この界磁
極8は、8極中6極が永久磁石であり、2極が電
磁石である。ここで、電磁石である前記磁極ユニ
ツト22,23は、それぞれ鉄心22a,23a
に界磁巻線22b,23bを巻回したもので、こ
の巻線22b,23bは互いに逆方向に巻回され
ており、互いに電気的に接続されている。従つ
て、この巻線22b,23bの双方の端部22
c,23cを直流電源に接続すれば、互いに逆極
性の磁界がそれぞれ前記磁極ユニツト22,23
によつて形成される。もちろん、この磁極ユニツ
ト22,23の極性は、各磁極ユニツトの極性
N・Sの繰り返しに併わせて決定されなければな
らない。
以上のような構成の扁平型直流電動機の電気的
接続は、例えば第3図に示す様にする。
同図によれば、電機子30及び界磁極31を有
する扁平型直流電動機、制御器としのリレー3
2、温度検出器としてのサーモスタツト33及び
直流電源35,36が示されている。界磁極31
は、第1図及び第2図の機械的構成に対応させて
電磁石部分31aと永久磁石部分31bとに分離
して示してある。リレー32は端子ab間及び端
子ac間接続を切換える可動接片32bとこれを駆
動するコイル32aとを有する。
電機子30の一端は直流電源35の負極に接続
されている。他端は、リレー32の第1の端子b
に直接に接続され、また電磁石部分31aの界磁
巻線を介して間接にリレー32の第2の端子Cへ
接続されている。また、リレー32の端子aは電
源35の正極に接続されている。可能接片32b
はコイル32aが付勢されたときは端子ab間を
接続して電機子30を電源35に直接接続する第
1回路を構成し、付勢されていないときは端子ac
間を接続して、前記電機子30を前記電磁石31
aの界磁コイルを介して、前記電源35に接続す
る第2回路を構成している。また、リレーコイル
32aはサーモスタツト33を介して電源36に
接続されている。
サーモスタツト33は被検出部としてのラジエ
ータの温度を検出するものであり、同図はラジエ
ータ温度が上昇してサーモスタツト33が閉じリ
レーコイル32aが付勢され、可動接片32bが
ab間を接続している場合を示している。
次に、この考案の実施例の動作について説明す
る。
自動車のエンジン始動によつてラジエータ冷却
フアンも起動するが、この場合余り高効率高回転
は必要としない。このため、リレー32の可動接
片32bは当初の状態であるac間の接続を続ける
ことになり(つまり第2回路を構成する)、電機
子30に直列に電磁石部分31aの界磁巻線が挿
入される。このため、界磁巻線の自己誘作用によ
つて電機子30に流入しようとする電流が抑制さ
れ、起動電流を減少させることができる。
しかるに、起動後一定時間たてば電動機は電磁
石部分31a及び永久磁石部分31bによつて定
まる磁束、並びに定常な電機子電流をパラメータ
とする回転数Naで回転を持続する。
この後、ラジエータ温度が上昇すると、サーモ
スタツト33が閉成し、リレーコイル32aが付
勢され可動接片32bによつてab間が接続され
る(第1回路を構成する図示の状態)。このた
め、電磁石部分31aはバイパスされ消磁する。
従つて界磁極31による磁束φは前述の状態より
少くなり回転数NBは前述の回転数NAよりも高く
なる(NB>NA)。すなわち、冷却フアンが高速
回転し冷却効果が高められる。しかもこの場合電
磁石部分31aによる巻線抵抗が除去されるので
運転効率は極めてよい。
ラジエータ冷却フアンの回転の結果ある程度温
度が下がれば再度サーモスタツト33が開き可動
接片32bがac間を接続し電動機は前述の低回転
数NAを維持する。
なお、以上の構成によれば、永久磁石部分と電
磁石部分との間に磁束むらが生じているが、これ
によつて回転むらが生ずることはない。すなわ
ち、回転数を決定するトルクは電機子による発生
トルクの総和であるから、この総和に変化が生じ
ない限り回転むらは生じない。
以上の実施例においては、電磁石に関し、通電
状態と通電停止状態の2つの状態をもつて起動制
御及び速度制御を行う場合について説明したが、
更に通電状態において挿入抵抗値を変化させるこ
とにより印加の電圧を連続的に変化させることに
より速度制御を行うものと併用してもよい。
さらに、以上の実施例においては、8極のうち
2極を電磁石としたが、少なくとも一対が電磁石
であればよいのであり、また全体の極数を多くし
てもよいのであるから、例えば16極のうち4極を
電磁石とてもよく、何対の磁極対を電磁石とする
かは全体の経済性等から決定される。
この考案は、以上の様に構成することにより、
温度検出器によつて検出された温度に基づいて電
動機の回転数を変化させることができるので、例
えば、この電動機を発熱部を冷却するフアンに用
いた場合には、低電流起動及び高効率高速運転が
可能になると共に、前記発熱部の温度変化に応じ
て前記フアンの回転数を変化させることができ、
前記発熱部の円滑な温度制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例に係る電動機の断面
図、第2図は第1図の実施例における界磁極を示
す斜視図、第3図はこの考案の実施例に係る電気
系統図である。 1……回転軸、2……電機子ボス、3,30…
…電機子、……整流子、5,6……ケース、7…
…ブラシ、8,31……界磁極、21……磁極
対、21a,21b……第1界磁極ユニツト、2
2,23……第2界磁極ユニツト、22a,23
a……鉄心、22b,23b……界磁巻線、31
a……電磁石部分、31b……永久磁石部分、3
2……リレー(制御器)、33……サーモスタツ
ト(温度検出器)、35,36……直流電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 極性の異なる磁極対を複数円環状に配列した界
    磁極と、この界磁極に同心状に対向配置した扁平
    状電機子とを備えた扁平型直流電動機において、
    前記磁極対のうち少なくとも一対は電磁石とし、
    前記扁平状電機子を電源に直接接続する第1回路
    と、前記電機子を前記電磁石の界磁巻線を介して
    前記電源に接続する第2回路とを設け、温度検出
    器により検出された被検出部の温度に基づいて前
    記第1回路と前記第2回路とを切替える制御器に
    よつて、前記電機子の回転速度を変化させるよう
    にしたことを特徴とする扁平型直流電動機。
JP1980121818U 1980-08-29 1980-08-29 Expired JPS6138390Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980121818U JPS6138390Y2 (ja) 1980-08-29 1980-08-29

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JP1980121818U JPS6138390Y2 (ja) 1980-08-29 1980-08-29

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Publication Number Publication Date
JPS5745285U JPS5745285U (ja) 1982-03-12
JPS6138390Y2 true JPS6138390Y2 (ja) 1986-11-06

Family

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