JPH0456543B2 - - Google Patents

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JPH0456543B2
JPH0456543B2 JP57174905A JP17490582A JPH0456543B2 JP H0456543 B2 JPH0456543 B2 JP H0456543B2 JP 57174905 A JP57174905 A JP 57174905A JP 17490582 A JP17490582 A JP 17490582A JP H0456543 B2 JPH0456543 B2 JP H0456543B2
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JP
Japan
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rotor
stator
grooves
magnetic
permanent magnet
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP57174905A
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English (en)
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JPS5963964A (ja
Inventor
Koji Kawai
Katsuyuki Ishibashi
Son Arao
Takashi Korekawa
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP57174905A priority Critical patent/JPS5963964A/ja
Publication of JPS5963964A publication Critical patent/JPS5963964A/ja
Publication of JPH0456543B2 publication Critical patent/JPH0456543B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/12Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets
    • H02K21/14Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures
    • H02K21/18Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures having horse-shoe armature cores
    • H02K21/185Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures having horse-shoe armature cores with the axis of the rotor perpendicular to the plane of the armature

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は永久磁石を回転子とする十数ワツト以
下の小型の同期電動機に関するものである。
従来例の構成とその問題点 永久磁石回転子型同期電動機では、永久磁石回
転子にかご形導体を組み込み誘導電動機として始
動させるものが一般的であるが、ごく小容量のも
のに、構造を極力簡単にするため、固定子は突極
で集中巻の2極とし、回転子を円筒形磁石単体で
構成したものがある。しかし、この種の永久磁石
回転子型同期電動機は、交番トルクしか持たず、
始動が困難であるため、構造が簡単であるという
本来のメリツトを失なわずに、始動を改善する方
法として第1図に示すようなものが考えられた。
第1図において1は軸2と直角方向に2極に着磁
された円筒形磁石回転子、3は固定子、4は電機
子巻線であり、回転子1に対し固定子3の磁極部
5a,5bは、エアギヤツプ6を不均一にするよ
う構成されている。
この構成においては、第2図に示すように、始
動の瞬間には固定子の磁極部5a,5bが回転子
1に反発力を及ぼす。回転子1上の任意の対向す
る4点A,B,C,Dに働らく反発力Fa,Fb
Fc,Fdを円周方向成分Fa1,Fb1,Fc1,Fd1と軸心
方向成分Fa2,Fb2,Fc2,Fd2に分けると、点Aと
点Dに働らく反発力は回転子1を時計方向に回転
させる偶力Fa1,Fd1を生じ、点Bと点Cに働らく
反発力は回転子1を反時計方向に回転させる偶力
Fb1とFc1を生じる。
もし、ギヤツプ6が均一ならば、2対の偶力
Fa1+Fd1とFb1+Fc1は大きさが同じであり、振動
が起きにくいが、図に示すように点Aと点Dに、
対向する固定子の磁極部を遠ざけてエアギヤツプ
6を大きくしておくと、2対の偶力のバランスが
くずれ振動が起き始動しやすくなる。
従つて、この方法は始動の向上に役立つが、始
動を良好にしようとするほど、エアギヤツプ6は
平均として大きくなるため、同期脱出トルクが低
下し、また逆起電力も低下して電機子巻線の温度
上昇が大きくなる等、電動機としての他の特性を
悪化させるという問題があり小容量機といえども
実用に供する範囲は限られている。
発明の目的 本発明は、従来のこのような問題を解消し、電
動機としての他の特性をそこなうことなく、しか
も構造が簡単であるという本来のメリツトも失な
わずに始動の改善をはかつた永久磁石回転子型同
期電動機を提供するものである。
発明の構成 同期電動機が自己始動しないのは、始動トルク
を持たないためであるが、特にこの種の永久磁石
回転子型同期電動機について言えば、固定子磁界
が回転磁界でないことの他に、固定子が2極の突
極構造であることがさらに自己始動を困難にして
いる。
固定子が2極の突極構造であるため、回転子の
回転角に対するパーミアンス変化は機械角で180゜
ごとに大きな谷部を持ち、その大きなパーミアン
ス変化に伴つて回転子には磁気吸引が働く。しか
し、この磁気吸引力のために、電源電圧が低下し
たり負荷による慣性モーメントが大きいと、回転
子固定子の磁極部に吸着されて固定子交番磁界に
同期し得ず180゜以内の機械角で反復振動を繰り返
す状態となる。
そうなる限界は前記したパーミアンス変化の波
形、従つて磁気吸引力の波形を変えることによつ
て変化させることができ、前記したパーミアンス
変化の波形は固定子の形状、磁極片の形状、極弧
長、また回転子磁石の形状などで決まる。
本発明の永久磁石回転子型同期電動機は、静止
時に固定子の各磁極部の両端にそれぞれ略対向す
るように、回転子の外周上に、極めて小さい幅を
有する溝を軸方向に設けたことにより、前記のパ
パーミアンス変化の波形の山部を平担にすること
で回転子の突極固定子に対する磁気吸引力を低下
させて吸着されにくく最低始動電圧を引き下げる
ように始動の改善をはかつたものである。
実施例の説明 以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例に
ついて説明する。第3図において、7は溝8を外
周上に有する円筒状の2極の回転子で、永久磁石
よりなる。9は磁極部10a,10bを有する固
定子、11は固定子9を励磁する電機子巻線であ
る。
前記した溝8の位置は、固定子9の磁極端12
a1、12a2、又、12b1と12b2とでそれぞれ構
成する極弧角と関係があり、極弧角が90゜前後の
場合、溝8は回転子7のN−S磁軸から45゜前後
の位置に設ける。
第4図は回転子7を単体で軸13を中心に回転
させたときのN極を起点として描いた回転角θと
表面磁束密度Bの分布を示す。点線は溝8のない
磁石のもので、正弦波形を示し、実線は溝8のあ
る回転子7のもので、溝8は回転子7の表面磁束
密度Bを溝8の部分で局所的に急峻に落ち込ませ
るものである。なお、溝8の両側の表面磁束密度
Bは溝8の部分の磁束の分布がその両側に乱れる
ために増大する。
第5図は回転子7の回転角θに対して回転子の
起磁力から見たエアギヤツプと固定子9からなる
磁気回路のパーミアンスPが変化する様子を示
し、第6図は電機子巻線11に通電せずに回転子
7を外力により駆動する場合に必要なトルクTを
回転子7の回転角θに対して表わしている。
a,b,c,dは第3図のa,b,c,dに対
応し、回転子7の磁極が固定子上のいずれの方向
を向いているかを示し、実線の曲線は第3図の回
転子7の特性、破線の曲線は溝8のない完全な円
筒状の回転子の特性を表わしている。
次に第5図の特性について説明する。回転子7
が回転することによつて固定子9を通る回転子7
の磁束の増減が生ずるが、この磁束の増減は固定
子9の磁極端12a1,12a2,12b1,12a2
ここに対向する回転子7の間で磁束が出入りする
ことにより起こるものである。第3図で回転子7
が時計回転方向に移動してい場合であれば、固定
子9の磁極端12a1,12b2部では回転子7の磁
束が出ていき、12a2,12b1部に新しく磁束が
入つてくる。回転子7の回転角θが0°のとき固定
子の磁極端12a1,12a2,12b1,12b2に溝
8が対向しており第4図に示したようにこの部分
の回転子7の磁束密度は低いために回転子7がこ
の近傍を移動しても固定子9を通る回転子7の磁
束の増減量は溝8のない円筒形の磁石の場合に対
して小さくなる。磁気回路のパーミアンスはこの
磁束量に比例するから、第5図において実線で示
した溝8を有する回転子7のパーミアンスは破線
で示した円筒形磁石のものよりa部、c部で回転
角θに対しての増減量を小さくなる。すなわち、
a部、c部波形は平坦になる。なお、回転子7の
回転角θが0°近傍さらさらに移動していき溝8が
固定子9の磁極部10a,10bから出入りする
ときには第4図の波形が溝8の所で急峻に変化し
ていることに対応して8溝を有する回転子7のパ
ーミアンスの変化は円筒形磁石のものよりも大き
くなる。これが、第5図の波形の傾斜部の傾きが
破線のものより実線の方が急になつていることに
対応している。
次に第6図の特性について説明する。磁気吸引
力はパーミアンスの変化率に比例することから回
転子7を外力により駆動する場合に必要なトルク
Tは第5図の曲線を微分することにより得られ
る。したがつて、第5図の曲線でa,c部におい
て破線より実線で示されるものの方が平坦である
ことからトルクTはa,c部において実線で示さ
れるものの方が小さくなる。したがつて、円筒形
磁石に溝8と設けることにより回転子7が停止位
置であるa,c方向にあるときに回転子7を固定
子9から引き離すためのトルクを減少できるもの
である。
次に電機子巻線11に通電して始動する場合の
作用、効果について説明する。電機子巻線11に
通電すると固定子9の磁極部10a,10b間に
交番磁界を生じ、固定子磁束は磁極部10a,1
0bの最も間隔の狭くなる磁極端12a1−12b1
および12a2−12b2に集中する。これは、回転
子7が永久磁石で構成されており、永久磁石の透
磁率は空気と同程度であることによる。最初回転
子7はa−c方向にあつて溝8は通電した場合に
磁束の集中する磁極端12a1,12a2,12b1
12b2に対向している。通電すると回転子7は溝
8の端部が固定子9の磁極端12a1,12a2,1
b1,12b2から反発吸引されてどちらかに移動
しようとする。そこで回転子7の固定子磁極部1
0a,10bに対する組立時のセンターずれ、回
転子の着磁むら、固定子磁束のアンバランス等の
一般に不回避の不釣合が元になつて始動のきつか
けとなるわずかな回転振動が起きる。すると回転
子7の磁極方向が固定子9の交番磁界と角度を成
すので回転子7が固定子9の交番磁界から受けて
いる反発力に偶力成分が生じ回転振動が増大し突
極の固定子9のつくるパーミアンスの谷を通り越
え始動することができる。ここで、先に説明した
ように回転子7が自身の磁束によつて突極固定子
9に吸着されているのを引き離すために要するト
ルクは溝によつて弱められているため電機子巻線
11に印加される電圧が低下し電機子起磁力によ
る加磁力が減少しても回転子7が固定子9に吸着
されにくく最底始動電圧を低減できるものであ
る。
以上は、固定子9の極弧角が約90゜である場合
を説明したが、それ以外の角度であつても固定子
9と回転子7の磁極が対向する位置で固定子9の
端部に対向するよう回転子7上に溝8を設けれ
ば、始動改善の効果を持ち、また溝は4ケ所すべ
てに設けなくともその本数に対応した効果を有す
る。また固定子9及び回転子7の極数は2極に限
らず、多極の場合も同様の効果を有する。
発明の効果 以上の説明のように本発明の永久磁石回転子型
同期電動機は回転子に溝を設けていない同様の電
動機に対して、回転子が突極の固定子に吸着する
のを引き離すのに必要なトルクが回転子の停止位
置近傍で低い。したがつて回転子の停止している
位置は溝を設けたことによつて不安定になりより
少ない加振力で始動のきつかけとなる回転振動を
起こすことができるため、より低い電圧で始動す
ることができるものである。しかも溝の寸法は回
転子の全体からみて小さくてよいため、回転子側
の磁束量はわずかに低下するだけであり、電動機
としての諸特性に与える影響もわずかですむ。ま
た形状的にも簡単であり、回転子の成形時に容易
に溝を形成できるものであるから、原価上の制約
をうけることなく、始動性能を向上した永久磁石
回転子型同期電動機を提供し得る。また回転子の
溝に着磁ヨーク部に配置した治具の位置決め突部
を対応させれば、回転子の配向方向に正しく着磁
できるため磁石のもつ最大の磁束を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の永久磁石回転子型同期電動機を
示す断面図、第2図は同要部拡大断面図、第3図
は本発明の一実施例を示す永久磁石回転子型同期
電動機を示す断面図、第4図〜第6図はそれぞれ
本発明の回転子に設けた溝の効果を説明する特性
図である。 7……回転子、8……溝、9……固定子、10
a,10b……磁極部、12a1,12a2,12b1
12b2……磁極端。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁極部を有する固定子と、この固定子を励磁
    する駆動コイルと、前記磁極部間に回転自在に軸
    支された永久磁石よりなる回転子とを有し、静止
    時に前記固定子の各磁極部の両端にそれぞれ略対
    向するように、前記回転子の外周上に、極めて小
    さい幅を有する溝を軸方向に設けた永久磁石回転
    子型同期電動機。
JP57174905A 1982-10-04 1982-10-04 永久磁石回転子型同期電動機 Granted JPS5963964A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57174905A JPS5963964A (ja) 1982-10-04 1982-10-04 永久磁石回転子型同期電動機

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JP57174905A JPS5963964A (ja) 1982-10-04 1982-10-04 永久磁石回転子型同期電動機

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Publication Number Publication Date
JPS5963964A JPS5963964A (ja) 1984-04-11
JPH0456543B2 true JPH0456543B2 (ja) 1992-09-08

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ID=15986745

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JP57174905A Granted JPS5963964A (ja) 1982-10-04 1982-10-04 永久磁石回転子型同期電動機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61280745A (ja) * 1985-06-04 1986-12-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 永久磁石回転子型同期電動機
JP5622493B2 (ja) * 2009-09-09 2014-11-12 日立アプライアンス株式会社 交流整流子電動機およびそれを用いた電動送風機
CN102651598B (zh) * 2011-02-25 2015-11-25 日立空调·家用电器株式会社 交流换向器电动机及使用了该电动机的电动送风机

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JPS5963964A (ja) 1984-04-11

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