JPS6138383A - 空気液化分離装置における保安液化ガスの寒冷回収方法 - Google Patents

空気液化分離装置における保安液化ガスの寒冷回収方法

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JPS6138383A
JPS6138383A JP16140184A JP16140184A JPS6138383A JP S6138383 A JPS6138383 A JP S6138383A JP 16140184 A JP16140184 A JP 16140184A JP 16140184 A JP16140184 A JP 16140184A JP S6138383 A JPS6138383 A JP S6138383A
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JP
Japan
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gas
air
liquefied
pipe
heat exchanger
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秀幸 本田
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Nippon Sanso Corp
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Japan Oxygen Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空気液化分離装置における炭化水素が濃縮し
て含まれている保安液化ガスの寒冷回収方法゛に関する
(従来の技術) 空気を液化精留して酸素、窒素等を製造する場合に、原
料空気中の炭化水素は精留塔内に導入される前に、可逆
式熱交換器や吸着器により水分とともに除去されるが微
量の炭化水素が精留塔に入ることは避けられず、酸素ガ
スを採取する場合には液化酸素中に、また窒素ガスを採
取する場合には液化空気中に炭化水素が濃縮される。
このように精留塔内の液化酸素や液化空気中に炭化水素
が濃縮され蓄積すると爆発の危険があることから、その
液化ガスの一部を装置から抜き出して放出している。
この炭化水素の濃縮の危険を避けるために抜ぎ出づ液化
酸素または液化空気を保安液化ガスと言っている。
抜き出される液化ガスが酸素の場合保安液酸と称してい
るが、保安液酸の量は原料空気の0.1〜0.2%程度
であるにもかかわらず、極低温の液体であることから、
単に放出することによる寒冷の損失は、装置全体に必要
な寒冷の約5〜10%に相当する。
この保安液酸の放出に際しては、寒冷を回収せずに、大
気または蒸気加温により気化放出するのが一般的である
が、寒冷を回収する方法としては、低温でも比較的高い
高度で他のガスとの混合なしにそのまま原料空気と熱交
換する方法が知られている。
この方法を第4図に示す系統図により説明すると、圧縮
機(図示せず)で圧縮された原料空気Aは、管1より主
熱交換器2にて後記する酸素ガスB及び廃ガスCと熱交
換して冷却され、管3を経て複式精留塔4の下部塔4a
に導入される。
゛下部塔4aで分離された液化空気と液化窒素は各々管
5,6にて抜き出されて過冷器7を経て上部塔4bに入
る。
上部塔4b下部の主凝縮器4Cには精留により酸□素が
溜り、酸素ガスBは管8より抜き出され主熱交換器2で
原料ガスAと熱交換して濃度回復され、管9より使用先
へ送られる。一方廃ガスCは上部塔4bより管10にて
抜き出され、過冷器7゜管11を経て、主熱交換器2で
原料空気Aと熱交換されて温度回復された後管′12よ
り大気へ放出される。
原料空気中に含まれる微量の炭化水素は沸点の違いから
上部塔4b下部に設けられた主凝縮器4Cの液化酸素中
にほとんど濃縮される。この炭化水素の濃縮は、痒発の
危険がある為、高圧ガス取締方V:にa3いても、一定
濃度以上の濃縮は認められていない。このため、液化酸
素を管13により抜き出し、弁14を介して側熱交換器
15に導入し、ここで管1より分岐した管16.弁17
を介して導入された原料空気−Nの一部と熱交換して気
化し、管18より保冷外槽19の外へ放出される。
側熱交換器15で冷却された原料空気Aは管20を介し
て管3に導入され、主熱交換器2で冷却された原料空気
Aと合流する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、前記のように原i空気の熱交換する方法は、保
安液酸用熱交換器15内部の蒸発面において濃縮の危険
があり、時々濃縮液を直接放出する必要がある。即ち管
13より分岐された管21゜弁22を経て炭化水素の濃
縮された液化酸素を時々放出する必要がある。
また保安液酸の気化の為に液量に対して2〜5倍の原料
空気を必要とし、その分生熱交換器に導入される原料空
気量が減少し熱交換器が大きくなる等の欠点がある。
そこで、本発明は、寒冷が有効に利用でき、かつ安全な
保安液化ガスの寒冷回収方法を提供する。
〔問題点を解決しようとする具体的手段〕本発明方法は
、以上の点に鑑みなされたもので、原料空気を液化精留
して酸素、窒素等を製造する方法において、炭化、水素
が濃縮して含まれている保安液化ガスを複式精留塔主凝
縮器または単式精留塔凝縮器より導出した後これを廃ガ
スまたは酸素ガスに混合して気化し、この混合ガスを後
流の熱交換盟主として主熱交換器に通して向流する原料
空気と熱交換さυたことを特徴とするものである。
〔作 用〕
廃ガスまたは酸素ガスは、一般に保安液化ガスの100
〜1ooo倍の流量であり、保安液化ガスが混合される
と炭化水素は1/100〜1/ 1000に希釈される
。一方混合後のガス温度は、液化ガスの混合により低下
するが、混合後の温度・圧力の条件における各炭化水素
の飽和濃度より混合後の濃度が低ければ、炭化水素はガ
ス状であるので前記ガスに同伴されて熱交換器を経て装
置外に排出される。
〔実施例〕
以下、第1図乃至第3図に示す実施例について説明する
第1図は、空気液化精留により酸素を製造する方法にお
いて、保安液酸を廃ガスに混合する方法を説明するだめ
の系統図である。尚、図中第4図に示す従来例と同一部
分には同一符号を付してその説明を簡略にする。
上部塔4b下部の凝縮器40に接続した管30を弁31
を介して過冷器7を経た廃ガスCを主熱交換器2に導入
する管11に接続し、保安液酸を廃ガスCに混合気化さ
せ、混合により低下したガス温度(寒冷)を主熱交換器
2で原料空気Aと交換して回収し、廃ガスCとともに放
出する。
原料空気量87,50ONni/n 、廃ガス52,5
00間/n。
保安液酸175Nnt/nの装置を例とすると、管11
を流れる廃ガスは、−180℃、  0.2ka/cw
fGであり、保安液酸混合後温度は一184℃に低下す
る。
−184℃、  0.2ka/cnfGに含み得る炭化
水素と、それより逆紳した保安液酸中の炭化水素濃度は
次表となり、実測例の保安液am度よりかなり大きな伯
であることから、炭化水素は気化され廃ガスに同伴され
ることになる。
□ 第2図は同じく酸素を製造する方法において、保安液酸
を酸素ガス中に混合気化する方法を説明するための系統
図である。尚図中第4図に示す従来例と同一部分には同
一符号を付してその説明を簡略にする。
上部塔4b下部の主凝縮器4Gに接続した管40を弁4
1を介し主熱交換器2と側熱交換器2′との間の酸素ガ
ス取出用の管8に接続し、濃縮された保安液酸を酸素カ
スBに混合気化し、酸素ガスBとともに主熱交換器2を
経て管9より取出される。
第3図は、空気液化精留で窒素を製造する方法において
、炭化水素が濃縮された液化空気を廃ガスに混合気化り
る方法を説明するための系統図である。
圧縮機(図示せず)にて圧縮された原料空気Aは、管1
より主熱交換器2にて向流する保安液化空気の混合した
廃ガスC及び窒素ガスDと熱交換して冷却され、管3を
経て単式精留塔4′の下部に導入される。
単式精留塔4′で液化窒素を分離した液化空気は管50
.弁51を介して原基4′の上部の凝縮器4′Cに貯え
られ、該塔頂部凝縮器4’cより管52にて抜き出され
た廃ガスCは、主熱交換器2の一部を経て管53にて導
出し、膨張タービン54−にて膨張して寒冷を発生し、
管55より主熱交換器2に再麿導入し、原料空気Aと熱
交換して放出される。
単式精留塔4′で分離された窒素は管56に導出し、主
熱交換器2にて原料空気Aと熱交換し、管57より製品
窒素ガスDとして抜き出される。
単式精留塔4′上部の凝縮器4’cに貯えられた液化空
気は炭化水素が濃縮される。そこで該塔上部凝縮器4′
Cと廃ガスC取出用の管55とを管58゜弁59を介し
で接続し、保安液化空気を廃ガスCに混合気化し、この
廃ガスCとともに熱交換器2を経て廃ガスCとともに放
出する。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように、液化精留方法において、炭化水
素の濃縮された液化酸素あるいは液化空気を、廃ガスあ
るいは酸素ガスに混合気化して、抜き出すようにしたか
ら、これらの保安液化ガスの寒冷を低い温度で回収する
ことができ、寒冷を有効に利用でき、製品収率の増加、
運転圧力、動力量の低減ができ、これらの気化に別個の
熱交換器を必要としない。また、廃ガス中に保安液酸を
混合気化する場合は、一般に酸素濃度が低く安全である
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明方法の夫々の実施例を説明す
るためのもので、第1図は保安液酸を廃ガスに混合気化
せしめる実施例の系統図、第2図は保安液酸を酸素ガス
に混合気化せしめる実施例の系統図、第3図は保安液化
空気を廃ガスに混合気化せしめる系統図、第4図は従来
の保安液酸の放出方法を説明するための系統図である。 A・・・原料空気  B・・・酸素ガス  C・・・廃
ガスD・・・窒素ガス  2・・・主熱交換器  4・
・・複式精留塔  4′・・・単式精留塔  30.’
40.58・・・管    31. 41. 59・・
・弁第1図 筋2圓 カ3H 給4因

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、原料空気を液化精留して酸素あるいは窒素を製造す
    る方法において、凝縮器より導出した炭化水素が濃縮し
    ている保安液化ガスを廃ガスまたは酸素ガスに混合して
    気化し、この混合ガスを後流の熱交換器に通して原料空
    気と熱交換させたことを特徴とする空気液化分離装置に
    おける保安液化ガスの寒冷回収方法。
JP16140184A 1984-07-31 1984-07-31 空気液化分離装置における保安液化ガスの寒冷回収方法 Granted JPS6138383A (ja)

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JP16140184A JPS6138383A (ja) 1984-07-31 1984-07-31 空気液化分離装置における保安液化ガスの寒冷回収方法

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JPS6138383A true JPS6138383A (ja) 1986-02-24
JPH0425473B2 JPH0425473B2 (ja) 1992-04-30

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ID=15734388

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JP16140184A Granted JPS6138383A (ja) 1984-07-31 1984-07-31 空気液化分離装置における保安液化ガスの寒冷回収方法

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JP (1) JPS6138383A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4895002A (en) * 1988-01-11 1990-01-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Air conditioning device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4895002A (en) * 1988-01-11 1990-01-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Air conditioning device

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