JPS6138145A - 組立てピストン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、軽金属製のピストン下方部分と、開きボルト
によってピスト／下方部分に固着されており且つピスト
ンリングを有しているピストンヘッドと、油かきリング
と、ピストンヘンドとピストン下方部分とによって形成
された冷却油室とを有しており、この場合、ピストンヘ
ッドの簡単な組立てのために開きボルトの頭部がピスト
ンヘッドの中に配置されている内燃機関用組立てピスト
ンに関するものである。

従来の技術 このような組立てピストンによってピストンの重量は、
低（保持され、同時に、ピストンヘッドに対する対応す
る材料の使用によって燃焼ガスに対して高い耐熱性が保
持される。

ピストンヘッドと、ピストン下方部分との間の連結は、
燃焼室内における燃焼によって生ずる圧力をピストンヘ
ッドからピストン下方部分を介してピストンピンの上に
伝達し、ピストンヘッドの慣性力全ピストン行程の両列
点において受取り、その場合、ピストンヘッドと、ピス
トン下方部分との間における冷却油環状室の冷却流体に
対する漏れ止めを保証する。このため、そいねじがピス
トン下方部分の中に直接的にねじ込まれるボルトが公知
となっている。このボルトによって伝達されるべき圧縮
力及び慣性力により、ねじ大の領域内に疲れ破壊が現れ
るが、この破壊は、ピストン下方部分の軽金属の中の鋼
ねじブシュの配置によっても、また、回避されることは
できない。この疲労破壊を回避するため及びピストンヘ
ッドとピストン下方部分との間の漏れ止めを向上させる
ために、非常に多数の開きボルトを連結のためて配置す
ることが公知となっている。しかしながら、これによっ
て、ピストン質量が望ましくな（増加し、また、しばし
ば許容強度以上に増加し、この場合、それにもかかわら
ず、完全な漏れ止めは達成されず、また、更に、点火圧
力によって負荷されるピストン下方部分の領域の中には
、ねじの基部から出発する疲労破壊がピストン寿命を著
しく制限する。より長いねじ長さによるねじ連結の疲労
に耐える形態ておいては、ピストン下方部分は、本質的
により長（なり、従って、追加して、より重くなる。

本発明の課題は、頭初に述べられた組立てピストンを、
運転において現れる力が、ねじ連結領域内における疲労
破壊無しに受取られ、伝達されることができるように形
成し、配置することにあるものである。この場合、冷却
油の燃焼室内への進入も、克服されるようにすることに
ある。

問題点を解決するための手段 本発明は、この課題を解決するために、ピストン下方部
分と、ピストンヘッドとを連結するために、２個の開き
ボルトが設けら五、これらのねじがピストンピンの軸心
に対して垂直な中心平面内に対称的に且つ相互に平行に
配置されることと、ピストンヘッドとピストン下方部と
の引き締めのために開きボルトと協同するナツトが雄ね
じを有している管状の延長部を有しており、この雄ねじ
によってナツトが、ピストン下方部分の対応する雌ねじ
にねじ込まれることと、ピストンヘッドとピストン下方
部分との間の油かきリングが配置されており、この場合
、その環状溝の一つの側面がピストンヘッドニ、また、
他の側面がピストン下方部分に、それぞれ、附属される
こととによって解決される。

この手段によって、開きボルトは、単に、ピストン下方
部分の小さな圧縮応力の領域内に配置されるだけである
。なぜならば、点火力の伝達は、主として、ピストンヘ
ッドと、ピストン下方部分との間において行なわれるか
らである。

それ故、ねじ連結及び包囲する材料の継続的な交番応力
の圧縮成分は、減少される。

ナツトのこの提案された形成により、ピストン下方部分
は、何ら高応力のねじ連結を有することがなく、また、
ナツトは、ピストンヘッドの組立て及び分解の際に、ピ
ストン下方部分の中に強固に定着される。現われる、質
量による引張り力は、ピストン下方部分のねじ連結のい
うに値する程の応力無しに伝達されることができる。ボ
ルト個数の少ないことによるピストン冷却油のより大き
な漏れ量は、ピストンヘッドと、ピストン下方部分との
間の油かきリングの提案された配置により、追加の構造
無いＬ泊かきリングの環状溝の油運び去り導溝により、
クランク室の中に戻され、それ故、燃焼室の中に到達す
ることはできない。

ピストンヘッドの組立ての際においてピストン下方部分
からのナツトのねじの緩みは、ナツトと、ピストン下方
部分との間におけるねじ連結が、開きボルトのねじピッ
チと反対のピッチを有することにより、確実に回避され
る。

実施例 図には、内燃機−関に対するピストンが、ピストンリン
グ／Ｊを有する耐熱性材料製のピストンヘッド１１と、
軽金属部のピストン下方部分１３と、油かきリング／Ｆ
と共に示されている。

ピストンヘッド１１と、ピストン下方部分１３とは、−
個の開きボルト（膨張ボルト、ネック・ダウン・ボルト
）ｌＳによってナット１６を介して一諸に引き締められ
ている。両方の開きボルトｌＳは、ピストン下方部分１
３の小さな圧縮応力の領域内において、ピストンピンｉ
ｔの軸心に対して垂直な中心平面内に対称的に且つ相互
に平行に配置されている。

ピストンヘッド１１及びピストン下方部分１３は、共同
して冷却油導溝／１を形成しており、この導溝／ｇは、
環状の座／ｑと、中心法めをするはめ合い一〇とてよっ
て閉塞されており、また、公知の、図示されていない様
式で、噴射ノズル及び捕捉ホッパを介して冷却前を供給
される。

ナット／Ａは、雄ねじ２−を有している管状の延長部、
２／を有しているが、このねじ２２のピッチは、開きボ
ルトｌＳのねじピッチと反対とされている。この雄ねじ
２２によって、ナット／Ａは、ピストン下方部分１３の
対応する雌ねじにねじ込まれる。

油かきリング／９は、ピストンヘッド１１と、ピストン
下方部分１３との間に配置されている。

その環状溝２３の一つの側面−りは、その場合、ピスト
ンヘッド１１ＶＣ，また、他の側面コＳは、ピストン下
方部分１３に、それぞれ附属されている。環状溝２３か
ら多数の油運び去り導溝２乙が、シリンダの壁から油か
きリング１６１ｉＣよってかき取られた油及び中心法め
をするはめ合い２０を通ることのある冷却導溝１８の漏
れ油をクランク室の中に戻す。

開きボルトｌＳの冷却のために、リング状の座１９の中
には、なお、溝ａ７が加工されており、この溝２７は、
冷却油環状室ｉｇからの冷却油の一部分を、開きボルト
ｌＳの棒状部分のそばを通って導く。集合室２ｇから、
冷却油は穴２９ｆ介してクランク室の中に戻される。

発明の効果 本発明は、上記のような構成及び作用を有しているので
、ピストンヘッドとピストン下方部分との間における疲
労破壊に対して高い耐力を有している内燃機関用組立て
式ピストンを提供するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるピストンの縦断面図、第一図は
、このピストンの平面図である。 １１・１ピストンヘンド；／Ｊ＠ｎピストン下方部分；
１１ｌ・・油かきリング；ｌＳ・・開きボルト；／Ａ・
Ｑナツト；１７・・ピストンピン；２１・・延長部；２
２・・雄ねじ；コＪ・嗜環状溝；−弘、コＳ・・側面。 特許出願人代理人　　曽　　我　　道　　照　、パ゛°
゛こ一一−・

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、軽金属製のピストン下方部分と、ピストン下方部分
   に開きボルトによつて固着され且つピストンリングを有
   するピストンヘッドと、油かきリングと、ピストンヘッ
   ド及びピストン下方部分によつて形成された冷却油環状
   室とを有しており、この場合、ピストンヘッドの簡単な
   組立てのために、開きボルトの頭部がピストンヘッドに
   配置されている内燃機関用組立てピストンにおいて、ピ
   ストン下方部分（１３）とピストンヘッド（１１）との
   連結のために２本の開きボルト（１５）が設けられてお
   り、これらのボルト（１５）は、ピストンピン（１７）
   の軸心に対して垂直な中心平面内に対称的に且つ相互に
   平行に配置されており、ピストンヘッド（１１）とピス
   トン下方部分（１３）とを一諸に引き締めるために開き
   ボルト（１５）と協同するナット（１６）が、雄ねじ（
   ２２）を有している管状の延長部（２１）を有しており
   、この雄ねじ（２２）によつて、ナット（１６）は、ピ
   ストン下方部分（１３）の対応する雌ねじにねじ込まれ
   、ピストンヘッド（１１）とピストン下方部分（１３）
   との間に油かきリング（１４）が配置されており、この
   場合、その環状溝（２３）の一つの側面（２４）はピス
   トン底部（１１）に、また、他の側面（２５）はピスト
   ン下方部分（１３）にそれぞれ附属されていることを特
   徴とするピストン。 ２、ナット（１６）と、ピストン下方部分（１３）との
   間のねじ連結が、開きボルト（１５）のねじピッチと反
   対のねじピッチを有している特許請求の範囲第１項記載
   のピストン。