JPS5930902B2 - 内燃機関用ピストン - Google Patents

内燃機関用ピストン

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JPS5930902B2
JPS5930902B2 JP51024957A JP2495776A JPS5930902B2 JP S5930902 B2 JPS5930902 B2 JP S5930902B2 JP 51024957 A JP51024957 A JP 51024957A JP 2495776 A JP2495776 A JP 2495776A JP S5930902 B2 JPS5930902 B2 JP S5930902B2
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sleeve
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    • F02F3/0015Multi-part pistons
    • F02F3/0023Multi-part pistons the parts being bolted or screwed together
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16J1/00Pistons; Trunk pistons; Plungers
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ピストン内部に配置された締め付けねじによ
って互いに結合されたピストンヘッドとピストンスカー
トとを有する内燃機関用ピストンであって、ピストンヘ
ッドさピストンスカートとの間の室が前記締め付けねじ
に腐食作用を引起す冷却液体(例えば水)によって充填
されている形式のものに関する。
このような形式のピストンは、イギリス国特許第718
612号明細書から公知である。
このピストンをオイルによって冷却することには何ら問
題がない。
しかしより効果的な冷却作用を得るために冷却水が使用
されると、2つのピストン部分を互いに結合している締
め付けねじが腐蝕する。
このことは、ピストンヘッドが弛み延いては内燃機関に
著しい破損が生じるという危険をもたらす。
本発明の課題は、複数の部分から構成されていて水冷却
に適しかつ機械的及び熱的高負荷に耐えしかも耐用寿命
が長いピストンを提供することである。
この課題は本発明によれば、各締め付けねじが、ピスト
ンヘッドに固定された液密なスリーブ状筒体によって取
り囲まれており、該筒体がピストンヘッドへの取付は範
囲内では閉じられかつ、冷却媒体案内用室の範囲の外で
ピストンスカートの、クランク軸側下面に向って又はク
ランク軸に向って開かれており、更に該筒体のピストン
ヘッド側端部範囲の内側にはねじ山が設けられており、
このねじ山に、所属の締め付けねじのねじ山がねじ留め
られていることによって解決された。
上記のような手段によって、腐蝕作用を有する冷却媒体
の締め付けねじへの到達が阻止される。
従って締め付けねじは、大きな機械的負荷を吸収できる
が反対に腐蝕に対しては弱いような硬度の高い材料から
製作することができる。
さらにその冷却媒体からの保護性に基づいて締め付けね
じの作用点はピストンヘッドの、燃焼室側の面(即ち冷
却媒体が配置される部分)に極めて近く配設可能となる
本発明の1実施例によれば、スリーブ状筒体が、ピスト
ンヘッドに固定されていてかつ締め付けねじをねじ留め
るための内ねじ山を有しているねじ山付スリーブと、該
ねじ山付スリーブに接続されている円筒スリーブとから
成っており、前記ねじ山付スリーブと円筒スリーブとの
間にはシール部材が配置されている。
この構成によれば、筒体の各部分を、その都度の負荷に
適合された種々異なる材料から製作することができる。
ねじ山付スリーブがピストンヘッドに設けられたねじ山
内にねじ込まれて固定されていると有利である。
更に有利にはねじ山付スリーブがピストンヘッドのねじ
山をシールする弾性的なシールつばを備えているとよい
これによって各部分の簡単な構造及び簡単な組立てが可
能である。
またねじ山付スリーブは、ピストンヘッドの材料よりも
弾性係数の小さい材料から製作されていると有利である
さらにねじ山付スリーブは、ピストンヘッドの材料より
も熱伝導率の小さい金属性材料から製作されていること
が望ましい。
このことによってねじに対する伝熱が阻止される。
これによって加熱によるねじの伸長発生が減少し、従っ
てねじのかミ合い力の低下と延いてはピストンヘッドさ
ピストンスカートとの間の固定的結合の弛み発生等が防
がれる。
ねじ山付スリーブがチタン合金から製作されると有利で
ある。
チタン合金は小さい弾性係数並びに小さい熱伝導率とい
う上記の要求を充たす。
さらに本発明の1実施例によれば円筒スリーブの一方の
端部がねじ山付スリーブの自由端部内に差し込まれてお
り、その画部分の間のオーバーラツプの範囲にシール部
材が配置されている。
このスリーブ状筒体の2分割構造によってねじ山付スリ
ーブ内への内ねじ山の製造が容易に可能となる。
また円筒スリーブがフランジを有しており、該フランジ
を介して締め付けねじのナツトがピストンスカートに支
持されているとよい。
このような部分的構造によって、筒体がその長手方向に
作用する力から確実に解放され、何故ならば引張り力は
ねじ山付スリーブの、前記の両方のねじ山を有する部分
のみを介して伝達され、また締め付けねじのヘッドから
惹起される押し力はフランジを介してピストンスカート
に伝達されるからである。
さらに別の実施例では筒体が、冷却液体室を仕切ってピ
ストンスカートに結合されているウェブを貫通して延び
ており、またウェブとピストンヘッドとの間の接触面に
は、該筒体をリング状に取り囲む別のシール部材が設け
られている。
このことによって締め付けねじへの冷却液体の到達が一
層防止されている。
更に有利には円筒体のシiル部材とウェブのシール部材
との間に、出口を有する捕集室が設けられているとよく
、これによって第1のシール部材を通流してしまった冷
却液体が第2のシール部材への負荷圧力を形成すること
はなく該冷却液体は即座に導出される。
捕集室が筒体の1部分をリング状に取り囲んでいると有
利である。
次に図示の実施例に基づき本発明の構成を詳しく説明す
る。
図示のピストンはピストンヘッド1と、中間部材2とピ
ストン保持部分3とから成るピストンスカートとを有し
ている。
クロスヘッド機関の場合ピストン保持部分は、例えば本
発明の実施例のようにピストンロッドの上方端部を形成
するこ♂になる。
プランジャピストン機関の場合ピストン保持部分はピス
トンピン用の支承部を有している。
ピストンヘッド1にはピストンリング5を収容する上方
のピストン胴部分4が成形されている。
さらにピストンは中央のピストン胴部分6と下方のピス
トン胴部分7とを有しており、前記ピストン胴部分6は
詳細には示されていない形式で中間部材2に結合されま
たピストン胴部分7はやはり詳細には示されていない公
知の形式でピストン保持部分3にねじ締められている。
ピストン保持部分3はピストン軸線A−Aの長手方向に
延びている孔8を有しており、この孔8内には比較的小
さい直径の管9が設けられている。
管9を通って冷却水がピストンヘッド1の下側の室10
,11に案内され、これらの室は開口33によって連通
されている。
管9と孔8との間のリング状の室は前記冷却水の排出の
ために用いられる。
室10.11はその下方側で中間部材2きピストン保持
部分3とによって閉鎖されている。
冷却水の望ましくない流出を避けるために、一方ではピ
ストンヘッド1の上方ピストン胴部分4と中間部材2と
の間の突合せ継目にシール部材12が、また他方では中
間部材2とピストン保持部分3との間の突合せ継目にシ
ール部材13が設けられている。
有利には鍛造物として製作されたピストンヘッド1の下
方側にはリング状の付加部14が成形されており、この
付加部の高さは鍛造のさいの製作を容易にするために短
く定められている。
ピストンヘッド1はこの付加部14によって中間部材2
のリング状ウェブ15上に支持されており、この中間部
材には開口33が設けられている。
ウェブ15にはピストン縦軸線A−Aに対して平行に延
びている複数の孔16が設けられている。
各孔16の縦軸線は、ピストン保持部分3内のそれぞれ
1つの別の孔17の縦軸線と整合している。
付加部14内には内ねじ山18を備えた円形のおう所1
9が設けられており、このおう所の縦軸線はやは゛り孔
16の縦軸線と整合している。
内ねじ山18には相応する外ねじ山を備えたねじ山付ス
リーブ20がねじ留められており、該ねじ山付スリーブ
のピストンヘッド1に面した端部は閉鎖され、反対側の
開放された端部は内側にくぼみ21を有している。
ねじ山付スリーブ20はチタン合金から製作されており
、要するにピストンヘッド1を形成する鍛造鉄と比較し
てより小さい弾性係数およびより小さい伝熱性を有する
材料から製作されている。
ねじ山付スリーブ20はピストンヘッド1に対して、伝
熱を阻止するエアギャップを残す所までねじ入れられて
いると有利である。
ねじ山付スリーブ20のくぼみ21内には、円筒スリー
ブ23の、外側くぼみ22を備えた方の端部が差し込ま
れている。
付加部14にしっかりと緊定されている弾性的つば34
によって内ねじ山18がシールされている。
2つのくぼみ21゜22の範囲でねじ山付スリーブ20
と円筒スリーブ23との間にシール部材24が設けられ
ており、このシール部材によって両部会の軸方向運動が
互いに可能となっている。
孔16,17を貫通している円筒スリーブ23の下方端
部は、フランジ25を保持している。
円筒スリーブ23を貫通して締め付けねじ26が案内さ
れており、この締め付けねじの上方端部がねじ山付スリ
ーブ20の内ねじ山2Tにねじ留められている。
締め付けねじ26の下方端部にはナツト28が載着され
ており、このナツトによってフランジ25を介してピス
トン保持部分3と、ウェブ15を有する中間部材2とが
ピストンヘッド1の付加部14に対して緊締されるよう
になっている。
従ってねじ山付スリーブ20と円筒スリーブ23とは協
同で、冷却媒体に対する締め付けねじ26用の液密なス
リーブ状筒体を形成している。
付加部14とリング状ウェブ15との間には、該ウェブ
のみぞ内に配置された別のシール部材29が設けられて
おり、該シール部材はねじ山付スリーブ20をリング状
に取り囲んでいる。
この場合シール部材29は、熱的損傷を及ぼすような温
度にさられないようにピストンヘッド1かう離して配置
されている。
さらにスリーブ状筒体20゜23とシール部材29との
間でウェブ15内にはリング状の捕集室30が設けられ
ており、シール部材29を通って冷却水が侵入したよう
な場合その漏れ冷却水が該捕集室30内に入るようにな
っている、捕集室20の下方端部は出口31を有してお
り、前記の漏れ冷却水は締め付けねじ26と接触するこ
となしに該出口31から下方に滴り落ちることができる
また締め付けねじ26の外径がねじ山付スリーブ20及
び円筒スリーブ23の内径よりも小さく設定されている
ので、逃がし孔32を備えた別のリング状中空室が前記
両部会の間に形成され、従ってナツト28のねじ山を介
して入り込む空気の湿気の付着発生は絶え間ない換気作
用によって阻止される。
上記構成を有するピストンにおいて作動開始後ピストン
ヘッド1の温度が上昇すると、ピストンヘッドは凸面状
に上方にたわもうとする。
しかしこのような運動は付加部14とウェブ15との範
囲で、一定の締付は力を以って締め付けられている締め
付けねじ28によって阻止されている。
この場合ねじ山付スリーブ20の有する比較的小さい伝
熱性によって、締め付けねじ26が比較的冷たいままに
滞まるように保証されている。
従ってねじ26はほとんど熱膨張することなく、その締
付は力は十分に維持される。
この場合更にねじ山付スリーブ20がピストンヘッドと
比較して小さい弾性係数を有しているこさによって、各
ねじ山18.27がその全長にわたって十分に均一な保
持力を保つことが保証されている。
また2つのくぼみ21,22の範囲内にシール部材24
が配置されていることによって、円筒スリーブ23の固
定的締め付は配置にもかかわらず、ねじ山付スリーブ2
0とウェブ15に熱に起因して生じる伸長がそのシール
部材24のシール作用に何ら悪影響を及ぼすことがない
ように保証されている。
前置されたシール部材29および捕集室30によってシ
ール部材24にはいずれにせよ圧力下の冷却水が達する
ことはないので、締め付けねじ26への冷却水の到達は
十分に阻止されている。
従って組み立て時に万が一シール部材29が損傷した場
合でも締め付けねじ26に腐蝕破損が生じることはない
、何故ならばいずれにせよシール部材24によって締め
付けねじ26への漏れ冷却水の侵入が阻止され得るから
である。
このように構成したことによって、防蝕剤を含む通常の
冷却水の代わりに何ら手を加えられていない冷却水また
は腐蝕作用を有するような別の冷却液が使用される場合
でも、ねじ結合部と延いてはピストンの破損発生が防が
れ得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の1実施例を示す図である。 1・・・・・・ピストンヘッド、2・・・・・・中間部
材、3・・・・・・ピストン保持部分、4・・・・・・
ピストン胴部分、5・・°−・・ピストンリング、6,
7・・・・・・ピストン胴部分、8・・・・・・孔、9
・・・・・・管、10,11・・・・・・室、12゜1
3・・・・・・シール部分、14・・・・・・付加部、
15・・・・・・ウェブ、16,17・・・・・−JL
−18・・・・・・内ねじ山、19・・・・・・おう所
、20・・・・・・ねじ山付スリーブ、2L22・・・
・・・くぼみ、23・・・・・・円筒スリーブ、24・
・・・・・シール部材、25・・・・・・フランジ、2
6・・・・・・締め付けねじ、27・・・・・・内ねじ
山、28・・・・・・ナツト、29・・・・・・シール
部材、30・・・・・・捕集室、31・・・・・・出口
、32・・・・・・逃がし孔、33・・・・・・開口、
34・・・・・・つば。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ピストン内部に配置された締め付けねじによって互
    いに結合されたピストンヘッドとピストンスカートとを
    有する内燃機関用ピストンであって、ピストンヘッドと
    ピストンスカートとの間の室が前記締め付けねじに腐食
    作用を引起す冷却液体によって充填されている形式のも
    のにおいて、各締め付けねじ26が、ピストンヘッド1
    に固定された液密なスリーブ状筒体によって取り囲まれ
    ており、該筒体がピストンヘッド1への取付は範囲では
    閉じられかつ、冷却媒体案内用室の範囲の外でピストン
    スカートの、クランク軸側下面に向って又はクランク軸
    に向って開かれており、更に該筒体のピストンヘッド側
    端部範囲の内側にはねじ山27が設けられており、との
    ねじ山27に、所属の締め付けねじ26のねじ山がねじ
    留められていることを特徴とする、内燃機関用ピストン
    。 2 スリーブ状筒体が、ピストンヘッド1に固定されて
    いてかつ締め付けねじ26をねじ留めるための内ねじ山
    2Tを有している山付スリーブ20と、該ねじ山付スリ
    ーブに接続されている円筒スリーブ23とから成ってお
    り、前記ねじ山付スリーブと円筒スリーブとの間にはシ
    ール部材24が配置されている特許請求の範囲第1項記
    載のピストン。 3 ねじ山付スリーブ20がピストンヘッド1に設けら
    れたねじ山18内にねじ込まれて固定されている特許請
    求の範囲第2項記載のピストン。 4 ねじ山付スリーブ20がピストンヘッド1のねじ山
    1Bをシールする弾性的なシールつば34を備えている
    特許請求の範囲第2項記載のピストン。 5 ねじ山付スリーブ20が、ピストンヘッド1の材料
    よりも弾性係数の小さい材料から製作されている特許請
    求の範囲第3項記載のピストン。 6 ねじ山付スリーブ20が、ピストンヘッド1の材料
    よりも熱伝導率の小さい金属性材料から製作されている
    特許請求の範囲第2項記載のピストン。 7 ねじ山付スリーブ20がチタン合金から製作されて
    いる特許請求の範囲第6項記載のピストン。 8 円筒スリーブ23の一力の端部がねじ山付スリーブ
    20の自由端部内に差し込まれており、その画部分の間
    のオーバーラツプの範囲にシール部材24が配置されて
    いる特許請求の範囲第2項記載のピストン。 9 スリーブ状筒体20.23の内径が締め付けねじ2
    6の外径よりも大きく、かつ筒体が逃がし孔32を有し
    ている特許請求の範囲第1項記載のピストン。
JP51024957A 1975-03-08 1976-03-08 内燃機関用ピストン Expired JPS5930902B2 (ja)

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DE (1) DE2510192C2 (ja)
DK (1) DK142508C (ja)
ES (1) ES445810A1 (ja)
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