JPS6138092Y2 - - Google Patents

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JPS6138092Y2
JPS6138092Y2 JP4529580U JP4529580U JPS6138092Y2 JP S6138092 Y2 JPS6138092 Y2 JP S6138092Y2 JP 4529580 U JP4529580 U JP 4529580U JP 4529580 U JP4529580 U JP 4529580U JP S6138092 Y2 JPS6138092 Y2 JP S6138092Y2
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JP
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magnetic
magnetoresistive element
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core
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、VTR音声の録音再生のための録音
再生ヘツド部と、VTRのコントロール信号の書
込み、読出しに用いるためのコントロールヘツド
部とを一体化した複合磁気ヘツドに関する。
第1図は現在のVTR用磁気テープにおける各
トラツク位置を示し、磁気テープ1の上縁寄り部
分に音声信号の録音される音声信号用トラツク2
が位置し、下縁寄り部分にコントロール信号の書
込みが行われるコントロール信号用トラツク3が
位置し、両トラツク間に斜めにビデオ信号記録の
ためのビデオ信号用トラツク4が位置している。
前記音声信号用トラツク2の録音再生は原理的
に通常の音声用テープレコーダの磁気ヘツドと同
様の構成で実行可能である。
前記ビデオ信号用トラツク4の記録再生は、回
転ドラムに取付けられた2個の録画再生ヘツドで
1個のトラツク毎に交互に切換えて実行するよう
にしている。コントロール信号は、そのような録
画再生ヘツドの切換等を行わせるための情報を含
んでおり、通常30Hz程度の矩形波信号である。
このようなコントロール信号の書込み、読出し
を行う磁気ヘツドは、従来第2図に示す如く、テ
ープ摺動面10に動作ギヤツプGを形成したコア
11にコイル12を設けた構成であり、そのコイ
ル11はコントロール信号の書込み、読出しの両
方に兼用されている。
第3図Aはコントロール信号の書込み波形の1
例であつて、第2図の磁気ヘツドによる読出し波
形は第3図Bのようにパルス状となる。
ところで、一般的なVTRでは、磁気テープ速
度は3.3cm/秒であるが、最近実用化されつつあ
る長時間録画用のVTRでは磁気テープ速度は1.1
cm/秒に設定されており、従来の磁気ヘツドでは
第3図Bに示す読出し信号が小さくなり画像制御
が困難となるきらいがあつた。これは、原理的に
出力電圧が、磁気テープ速度とコイル巻数との積
に比例するからである。
本考案は、上記の点に鑑み、VTR音声の録音
再生用の録音再生ヘツド部と、VTRコントロー
ル信号の書込み読出しのためのコントロールヘツ
ド部とを一体化して小型化を図り、かつコントロ
ールヘツド部の磁気回路中に磁気抵抗効果素子を
挿入してコントロール信号の読出しを高感度で行
うことが可能な複合磁気ヘツドを提供しようとす
るものである。
以下、本考案に係る複合磁気ヘツドの実施例を
図面に従つて説明する。
第4図乃至第6図において、金属シールドケー
ス20内側上部には、第1図の音声信号用トラツ
ク2に対応する位置に、VTR音声の録音再生用
の録音再生ヘツド部21が、下部にはコントロー
ル信号用トラツク3に対応する位置に、コントロ
ールヘツド部22が夫々配置される。そして、動
作ギヤツプG1を有する録音再生ヘツド部21の
コア23及び動作ギヤツプG2を有するコントロ
ールヘツド部22のコア24は金属シールドケー
ス20前面のテープ摺動面25に露出するように
非磁性スペーサ26を介して金属シールドケース
20に接着固定され、テープ摺動面25のそれ以
外の部分には非磁性フエライト等のダミーブロツ
ク27が固定されている。
録音再生ヘツド部21は第2図に示す従来の磁
気ヘツドと同様の構成を採用可能であつて、第5
図の如く、コア23にはコイル30A,30Bが
設けられ、それらのコイル30A,30Bは電気
的に直列接続されて端子ピン31A,31Bに接
続される。
コントロールヘツド部22において、第6図及
び第7図に示すように、コア24は、C型の第1
コア40先端と第2コア41とを突合わせた構造
である。第2コア41は、前記第1コア40に対
称なC型主磁路部42及びこれより後方に延長し
たL型延長磁路部43を有している。前記第1コ
ア40及び第2コア41のC型主磁路部42に
は、書込み用コイル44A,44Bが巻装され、
両コイルは電気的に直列接続されて端子ピン31
C,31Dに接続される。また、第1コア40の
後端足と第2コア41のC型主磁路部後端足との
間に磁気抵抗効果素子50が配設される。すなわ
ち、磁気抵抗効果素子50はコア24の主磁路部
分に挿入されることになる。そして、磁気抵抗効
果素子50に直流バイアス磁界を印加するための
バイアス用コイル51が前記L型延長磁路部43
に巻装されている。前記磁気抵抗効果素子50の
両端は端子ピン31E,31Fに接続され、前記
バイアス用コイル51の両端は端子ピン31G,
31Hに接続される。
磁気抵抗効果素子50は、MR素子(Magnetic
Resistance素子)とも称呼されるものであり、磁
界が加わると比抵抗が変化する性質を有し、ごく
ありふれた抵抗器と同じ2端子構造を持つてい
る。第8図に磁気抵抗効果素子50の磁束密度と
抵抗変化率(磁束密度が零のときの抵抗値を基準
としたもの)との関係を示す。この第8図から判
るように、磁束密度が零付近では非直線である
が、直流バイアス磁界を印加することにより磁気
抵抗効果素子50の動作点を直線部分に移動させ
ることができる。
前記磁気抵抗効果素子50の両端は端子ピン3
0E,30Fを介して直流電源60、抵抗器6
1,62、可変抵抗器63を有する読出し回路7
0に接続され、磁気抵抗効果素子50、抵抗器6
1,62、可変抵抗器63でブリツジ回路が構成
されるようになつている。
以上の実施例の構成において、磁気テープ1の
音声信号用トラツク2への音声信号の録音又は音
声信号の再生は、録音再生ヘツド部21によつて
通常の磁気ヘツドの場合と同様に行われる。
コントロール信号用トラツク3へのコントロー
ル信号の書込みは、通常の磁気ヘツドの場合と同
じくコントロールヘツド部22の書込み用コイル
44A,44Bに第3図Aの如き波形の書込み信
号を加えることになつて行われる。この場合、L
型延長磁路部43の端部は開放となつていて、延
長磁路部43の磁気抵抗はギヤツプ側の主磁路に
比較してかなり大きいから、書込み用コイル44
A,44Bによる磁束が延長磁路部43に流入す
ることは考慮しなくてよい。なお、このときには
バイアス用コイル51には通電しない。
読出し動作は、予め可変抵抗器63を調整して
ブリツジ回路をバランスさせて無信号時の出力端
子64,65間の出力電圧が零となるようにして
おき、磁気テープに書込まれた情報によりコア2
4に生じる磁束で磁気抵抗効果素子50の抵抗値
を変化させることにより行う。この場合、バイア
ス用コイル51に直流電流を流して磁気抵抗効果
素子50に直流バイアス磁界を加えておき、磁気
抵抗効果素子50が第8図の直線部分で動作する
ように設定する。そして、磁気テープに書込まれ
た情報による磁束が磁気抵抗効果素子50に加わ
ると、磁気抵抗効果素子50の内部抵抗が増大
し、この結果、読出し回路70のブリツジ回路の
バランスが失われ、出力端子64,65間に書込
み情報に対応した出力電圧が得られる。
上記実施例によれば、次のような効果を上げる
ことができる。
(1) 音声信号の録音再生のための録音再生ヘツド
部21とコントロール信号の書込み、読出しの
ためのコントロールヘツド部22とを同一金属
シールドケース20に収納したので小型化及び
原価低減が可能である。
(2) コントロールヘツド部22において、読出し
に磁気抵抗効果素子50を用いているから、か
なり微弱な磁束の変化を高感度でかつ高いS/
N比で検出可能である。従つて、長時間録画用
のVTRにおけるコントロール信号の読出しに
利用すれば超低速の磁気テープ動作も実現可能
にできる。
(3) 磁気抵抗効果素子70にバイアス用コイル5
1によつて直流バイアス磁界をかけているた
め、読出し動作の直線性を改善することがで
き、高感度で歪の少い読出し出力を得ることが
できる。
(4) バイアス用コイル51を設けるコア部分をL
型延長磁路部43としたので、コアの製造が容
易である。すなわち、一方の第1コア40には
通常のC型コアを使用でき、他方の第2コア4
1はC型コアに切込溝を形成することによつて
容易に作ることができる。さらに、バイアス用
コイル51を巻装する作業も簡単にできる。
なお、読出し回路としては、ブリツジ回路を用
いたものの他、定電圧源、定電流源と磁気抵抗効
果素子との組合せ等が考えられる。
叙上のように、本考案によれば、録音再生ヘツ
ド部とコントロールヘツド部とを一体化して小型
化を図り、かつコントロールヘツド部の磁気回路
中に磁気抵抗効果素子を挿入してコントロール信
号の読出しを高感度で行うことができる複合磁気
ヘツドを得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的なVTRの磁気テープの各トラ
ツク位置を説明するための説明図、第2図は従来
の磁気ヘツドを示す平面図、第3図はVTRのコ
ントロール信号の書込み波形及び読出し波形を示
す波形図、第4図は本考案に係る複合磁気ヘツド
の実施例を示す正面図、第5図は第4図の−
断面図、第6図は第4図の−断面図、第7図
はコントロールヘツド部及び読出し回路の電気的
結線を示す回路図、第8図は磁気抵抗効果素子の
磁束密度と抵抗変化率との関係を示すグラフであ
る。 10,25……テープ摺動面、20……金属シ
ールドケース、21……録音再生ヘツド部、22
……コントロールヘツド部、23,24……コ
ア、30A,30B……コイル、40……第1コ
ア、41……第2コア、42……C型主磁路部、
43……L型延長磁路部、44A,44B……書
込み用コイル、50……磁気抵抗効果素子、G,
G1,G2……動作ギヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テープ摺動面に第1の動作ギヤツプを有する第
    1のヘツド部と、前記テープ摺動面に第2の動作
    ギヤツプを有する第2のヘツド部とを同一シール
    ドケース内に収納して成る複合磁気ヘツドにおい
    て、前記第2のヘツド部を主磁路部と該主磁路部
    より延長した延長磁路部とを有する構成とし、前
    記主磁路部途中に磁気抵抗効果素子を挿入すると
    ともに、該磁気抵抗効果素子に直流バイアス磁界
    を印加するバイアス用コイルを前記延長磁路部に
    設けたことを特徴とする複合磁気ヘツド。
JP4529580U 1980-04-05 1980-04-05 Expired JPS6138092Y2 (ja)

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JP4529580U JPS6138092Y2 (ja) 1980-04-05 1980-04-05

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JP4529580U JPS6138092Y2 (ja) 1980-04-05 1980-04-05

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Publication Number Publication Date
JPS56149334U JPS56149334U (ja) 1981-11-10
JPS6138092Y2 true JPS6138092Y2 (ja) 1986-11-04

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