JPS6137922A - 連続通電加熱方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、長尺の鋼材、アルミニウム材、真鍮材、その
他の導電金属材料の連続通電加熱方法に関するものであ
る。

（従来の技術） 従来の線材連続通電加熱方法では、第５図（イ）に示す
通り、電極Ａ、Ｂの間隔が固定式であり、投入電流量も
、被加熱材Ｗの搬送速度も一定にされている。従って、
該線材Ｗの先端と後端とは、加熱時間不足（換言すれば
電流投入時間不足）のため、それぞれ電極間隔分だけ昇
温不足となっていた（第５図（ロ）参照）。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、上記従来法による被加熱材の先・１＆端が、
昇温不足により次工程の加工に適さないため、切り捨て
られる。そのため、通電加熱材の歩留りが悪いという欠
点があった。

上記歩留まり向上策として、次の通り種々行われている
。

即ち、■ダミー打法；被加熱材の先・後端の昇温不足部
分の長さに相当するダミー材を予め溶接しておき、加熱
後、切り捨てる方法。

■電流制御法；被加熱材の先・後端の昇温不足部分の長
さだけ、被加熱材搬送速度と投入電流とを制御して、必
要温度まで高める方法。

■小間隔法；電極間隔を小さくして切り捨て端部量を少
なくする方法。

しかし、上記■のダミー材法では、工程が繁雑となり、
人工が多くかかってしまう欠点がある。又、■ノミ流制
御法では、電流制御の設備費が嵩む、ｆ力１、ｔｌｉｌ
＋　振方法（ソフト）が複雑になる欠点がある。更に■
の小間隔法では、被加熱材の搬送速度が低く、生産性が
低い欠点がある。

（発明が解決するための手段） 本発明は、上記欠点を解決するために、種々研究の結果
なされたものであって、その要旨とするところは、連続
通電加熱方法において、被加熱材の端部に対する電流投
入量を、被加熱材の中間部が所定電極間隔を通過すると
きに与えられる電流投入量と同じになるように、少なく
とも電極の一方を移動しながら通電加熱することを特徴
とする方法である。

（実施例） 本発明をその１実施例の図面に基づいて説明する。

先ず、本発明の１実施例に使用される連続通電加熱装置
の構造を第２図に基づいて説明する。

１は架台、２は架台１上で第２図において、右方（前方
）の固定式回転ローラである。３は、シリンダ４を介し
て吊下された昇降可能な回転ローラである。５は、レー
ル６上を第２図において、左右に走行可能な台車であっ
て、７は台車４５上に設けられた回転ローラである。８
は、該台車５上の支柱９に吊下されたシリンダ１０を介
して昇降可能な回転ローラである。１３は、レール６に
並行して架設された銅ブスバーに摺動する接触子である
。なお、】１はストッパ、１２は被加熱材Ｗの後端検出
用のセンサーである。１４は被加熱材Ｗを１１！送する
ための駆動ローラである。Ａは、回転ローラ２．３から
なる前方の電極であり、Ｂは回転ローラ７．８からなる
後方の電極である。

次に加熱開始時（被加熱材Ｗの先端部を加熱する時）に
後方の電極Ｂが前方の電極Ａ近辺から後方（第２図にお
いて左方）へ移動する場合を説明する。

先ず、台車５が前方の電極Ａの近辺に移動した状態およ
び回転ローラ３及び８が上昇された状態で停止されてい
る。被加熱材Ｗの先頭部が回転ローラ７及び８の間、並
びに回転ローラ２及び３の間を通過して搬送用駆動ロー
ラ１４上に出た所で、シリンダ４．１０が各附勢され、
回転ローラ３．８が各降下し、該被加熱材Ｗを回転ロー
ラ２と７に対して各挟圧した状態で摺動接触子１３を介
して定電流が流れる。これに伴って、被加熱材Ｗが昇温
し始める（第３図（イ）第１図（ロ）参照）。

次いで、台車５が被加熱材Ｗの搬送速度と同し速さで、
第３図において左方（後方）へ移動され、ストッパー１
１に、当接して停止されると同時に被加熱材Ｗは所定の
速度で搬送される（第３図（ロ）〜（ホ）参照）。この
間にも、前記被加熱材Ｗは、電極Ａ、Ｂ間で順次必要温
度まで加熱される（第１図（ロ）参照）。

このように、被加熱材の昇温カーブは、従来法における
如く所定電極間隔だけの距離を要して必要温度に昇温し
た第５図（ロ）と異なり、当初最接近していた電極Ａ、
Ｂの間隔だけの距離を置いて、すぐ必要温度にまで急上
昇し、これが、被加熱材Ｗの中間部へも継続する（第１
図（ロ）参照）。

次いで、加熱終了時（被加熱材Ｗの後端部を加熱する時
）について説明する。

即ち、被加熱材Ｗの後端を、ストッパー１１上に設けら
れたセンサー１２が検出したとき、前記台車５が−鬼− 第３図において右方へ被加熱材Ｗの搬送速度と同し速度
で、前進する（第３図（へ）、（ト）参照）。

この場合も、所定電極間隔から後方の電極Ｂが、被加熱
材Ｗの後端に追随して前進するため、被加熱材Ｗの中間
部と同じ所定温度まで加熱することができる（第１図（
ロ）参照）。

後方め電極Ｂが前方の電極Ａ近辺まで来た所で、台車５
が停止されると共に、加熱電流が停止される。

これによって、被加熱材Ｗの後端は、接近停止後の電極
Ａ、Ｂ間隔部分だけ昇温不足が生ずるに止まる（第１図
（ロ）参照）。

その後、回転ローラ３．８がシリンダー４．１０の消勢
によって上昇され、被加熱材Ｗの後端は搬送駆動ローラ
１４上を第３図において右方へ前進し、次工程（図示せ
ず）へ送られる。

（効　果） 上述の通り、本発明によれば、簡単な構造の装置を簡単
に操作するだけで、被加熱材の昇温不足部分を出来るだ
け短くすることが出来、従って、通電加熱材の歩留りが
向上する。

６一 なお、ローラ電極は、後方の電極Ｂでなく、前方の電極
Ａが移動しても（第４図参照）同様の効果が得られる。

その他、定電流制御、自動温度制御は、当然行われるこ
とを前提とする。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の詳細な説明用図であり、第１
図（イ）、（ロ）は、本発明方法のＩｌ！ｌｉ要図と温
度カーブを示す図であり、第２図は、１実施例の構造説
明図、第３図はその作用説明用図、第４図は、他の実施
例の作用説明用図である。第５図は従来法説明用図であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 連続通電加熱方法において被加熱材の先端部及び後端部
   を加熱するとき、前記各端部に対する電流投入量を被加
   熱材の中間部が所定電極間隔を通過するときに与えられ
   る電流投入量と同じになるように、少なくとも電極の一
   方を移動しながら通電加熱することを特徴とする連続通
   電加熱方法。