JPS6137779A - 5,6‐ジヒドロ‐2h‐チオピラン‐3‐カルボキシアルデヒドの製法 - Google Patents
5,6‐ジヒドロ‐2h‐チオピラン‐3‐カルボキシアルデヒドの製法Info
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- JPS6137779A JPS6137779A JP16215985A JP16215985A JPS6137779A JP S6137779 A JPS6137779 A JP S6137779A JP 16215985 A JP16215985 A JP 16215985A JP 16215985 A JP16215985 A JP 16215985A JP S6137779 A JPS6137779 A JP S6137779A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D335/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom
- C07D335/02—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アクロレイン又はクロトンアルデヒドを鉱油
中で硫化水素と反応させることによる、2,5−位で場
合によりメチル置換された5、6−ジヒドロ−2H−チ
オピラン−6−カルボキシアルデヒドの製法に関する。
中で硫化水素と反応させることによる、2,5−位で場
合によりメチル置換された5、6−ジヒドロ−2H−チ
オピラン−6−カルボキシアルデヒドの製法に関する。
5.6−ジヒドロ−2H−チオピラン−6−カルボキシ
アルデヒドの最も古い既知の製造法は、6−クロルプロ
ピオンアルデヒドを硫化カリウムと反応させる方法であ
って、収率は60%以下である(J、Chem、Soc
、1941 404〜408Jj)。6−クロルプロピ
オンアルデヒド−ジエチルアセタールはアクロレイン、
エタノール及び塩化水素から、80%の収率で製造され
る。
アルデヒドの最も古い既知の製造法は、6−クロルプロ
ピオンアルデヒドを硫化カリウムと反応させる方法であ
って、収率は60%以下である(J、Chem、Soc
、1941 404〜408Jj)。6−クロルプロピ
オンアルデヒド−ジエチルアセタールはアクロレイン、
エタノール及び塩化水素から、80%の収率で製造され
る。
塩化メチレン及び苛性ソーダ水溶液中で相転換条件下で
の、6−チオアセトキシプロパナールとアクロレインの
反応は、収率が約85%である。チオ酢酸と2当量のア
クロレインの相転換条件下での直接反応においては、4
0%の5,6−ジヒドロ−2H−チオピラン−6−カル
ボキシアルデヒドが得られるにすぎない(J、 Org
。
の、6−チオアセトキシプロパナールとアクロレインの
反応は、収率が約85%である。チオ酢酸と2当量のア
クロレインの相転換条件下での直接反応においては、4
0%の5,6−ジヒドロ−2H−チオピラン−6−カル
ボキシアルデヒドが得られるにすぎない(J、 Org
。
Chem、 42巻2125〜2126頁1977年)
。
。
6−チオアセトキシプロパナールは、アクロレイン及び
チオ酢酸から過酸化ベンゾインの存在下に65%の収率
で得られる( J、 Chem、 Soc。
チオ酢酸から過酸化ベンゾインの存在下に65%の収率
で得られる( J、 Chem、 Soc。
1951 2123〜2125頁)。
西ドイツ特許出願公開1919504号明細書に記載の
方法によれば、アクロレインを硫化水素とオートクレー
ブ中で酸又は塩基の存在下に0〜10バールの圧力下に
反応させ、そして反応生成物を酸で処理すると、約90
%の収率が得られる。この方法の欠点は、第一反応段階
で溶剤として特に塩素化炭化水素例えばクロロホルムを
使用すること、ならびに脱水工程のために大量(アクロ
レインに対し10〜50モル%)の鉱酸例えば燐酸又は
硫酸を必要とすることである。このことは特に高腐食性
の燐酸を使用する場合に、反応装置に関する問題を生ず
る。
方法によれば、アクロレインを硫化水素とオートクレー
ブ中で酸又は塩基の存在下に0〜10バールの圧力下に
反応させ、そして反応生成物を酸で処理すると、約90
%の収率が得られる。この方法の欠点は、第一反応段階
で溶剤として特に塩素化炭化水素例えばクロロホルムを
使用すること、ならびに脱水工程のために大量(アクロ
レインに対し10〜50モル%)の鉱酸例えば燐酸又は
硫酸を必要とすることである。このことは特に高腐食性
の燐酸を使用する場合に、反応装置に関する問題を生ず
る。
反応後に、水相を分離し、抽出し、有機相を乾燥し、そ
して目的生成物を蒸留する前に、多くの場合に溶剤を留
去せねばならない。このことは時間及び費用の消費に結
びつく。
して目的生成物を蒸留する前に、多くの場合に溶剤を留
去せねばならない。このことは時間及び費用の消費に結
びつく。
Z、Lebensm、Unters、 Forsch、
1980 34〜35頁の指示によれば、この方法の
変法では、中間に生成する4−ヒドロキシ−テトラヒド
ロチオピラン−6−カルボキシアルデヒドの脱水を分子
ふるいの存在下で行い、これによって86%の収率が得
られる。
1980 34〜35頁の指示によれば、この方法の
変法では、中間に生成する4−ヒドロキシ−テトラヒド
ロチオピラン−6−カルボキシアルデヒドの脱水を分子
ふるいの存在下で行い、これによって86%の収率が得
られる。
したがって本発明の課題は、前記の欠点を有しない工業
的に簡単に実施しうる改良方法を開発することであった
。
的に簡単に実施しうる改良方法を開発することであった
。
本発明者らは、アクロレイン又はクロトンアルデヒドを
硫化水素と、沸点が出発物質及び目的物質の沸点より高
い鉱油の中で反応させ、そして蒸留により5,6−ジヒ
ドロ−2H−チオピラン−3−カルボキシアルデヒドを
収得することにより、次式 (式中Rは水素原子又はメチル基を意味する)で表わさ
れる5、6−ジヒドロ−2H−チオピラン−6−カルボ
キシアルデヒドを有利に製造しうろことを見出した。
硫化水素と、沸点が出発物質及び目的物質の沸点より高
い鉱油の中で反応させ、そして蒸留により5,6−ジヒ
ドロ−2H−チオピラン−3−カルボキシアルデヒドを
収得することにより、次式 (式中Rは水素原子又はメチル基を意味する)で表わさ
れる5、6−ジヒドロ−2H−チオピラン−6−カルボ
キシアルデヒドを有利に製造しうろことを見出した。
この方法によれば、5,6−ジヒドロ−2H−チオピラ
ン−6−カルボキシアルデヒドを、短い反応時間及び常
圧で、乾燥及び溶剤の留去を必要としないで、約90%
の高収得と95%以上の高純度で製造することが可能で
ある。重合体部と分解生成物は溶剤中に残留し、これは
精製することなく燃焼により除去できる。これによって
本方法は、反応媒質として塩素化炭化水素の使用を避け
ることができ、そして従来法に比して時間及び費用が節
約される。脱水に際して少量の有機の非腐食性酸を必要
とするにすぎないことも利点である。
ン−6−カルボキシアルデヒドを、短い反応時間及び常
圧で、乾燥及び溶剤の留去を必要としないで、約90%
の高収得と95%以上の高純度で製造することが可能で
ある。重合体部と分解生成物は溶剤中に残留し、これは
精製することなく燃焼により除去できる。これによって
本方法は、反応媒質として塩素化炭化水素の使用を避け
ることができ、そして従来法に比して時間及び費用が節
約される。脱水に際して少量の有機の非腐食性酸を必要
とするにすぎないことも利点である。
本発明方法の好ましい実施態様によれば、第一工程でア
クロレイン又はクロトンアルデヒド及び硫化水素を、鉱
油中で触媒を添加しないで20〜60℃の温度で反応さ
せ、第二工程で付加生成物を精製しないで高沸点酸性物
質の存在下に70〜130℃で環化及び脱水し、遊離し
た水を常圧又は減圧で留去し、目的生成物を減圧下の蒸
留により収得する。
クロレイン又はクロトンアルデヒド及び硫化水素を、鉱
油中で触媒を添加しないで20〜60℃の温度で反応さ
せ、第二工程で付加生成物を精製しないで高沸点酸性物
質の存在下に70〜130℃で環化及び脱水し、遊離し
た水を常圧又は減圧で留去し、目的生成物を減圧下の蒸
留により収得する。
詳細にはアクロレイン又はクロトンアルデヒドと硫化水
素を、溶剤としての高沸点炭化水素の中で反応させ、そ
の場合硫化水素をアクロレインと同時に、攪拌釜又は円
筒形反応器例えば吹込基又は充填体塔から成る反応器に
供給する。
素を、溶剤としての高沸点炭化水素の中で反応させ、そ
の場合硫化水素をアクロレインと同時に、攪拌釜又は円
筒形反応器例えば吹込基又は充填体塔から成る反応器に
供給する。
硫化水素はガス状で導入されるが、アクロレイン又はク
ロトンアルデヒドは液状又はガス状で供給することがで
きる。アクロレイン又はクロトンアルデヒドと硫化水素
のモル比は、(3,0〜1.5 ) : 1の範囲で変
更可能で、(2,2〜1゜8):1のモル比にすること
が好ましい。アクロレイン又はクロトンアルデヒドを鉱
油中に装入しておいて、これに必要量の硫化水素を導入
することも可能である。
ロトンアルデヒドは液状又はガス状で供給することがで
きる。アクロレイン又はクロトンアルデヒドと硫化水素
のモル比は、(3,0〜1.5 ) : 1の範囲で変
更可能で、(2,2〜1゜8):1のモル比にすること
が好ましい。アクロレイン又はクロトンアルデヒドを鉱
油中に装入しておいて、これに必要量の硫化水素を導入
することも可能である。
出発物質及び目的物質より沸点の高い鉱油としては、ガ
ス油、燃料油、溶融パラフィンワックス又は芳香族炭化
水素油が用いられる。鉱油として沸点が350℃以上、
特に沸騰範囲が350〜500℃の真空ガス油を使用す
ることが好ましい。
ス油、燃料油、溶融パラフィンワックス又は芳香族炭化
水素油が用いられる。鉱油として沸点が350℃以上、
特に沸騰範囲が350〜500℃の真空ガス油を使用す
ることが好ましい。
アクロレイン又はクロト/アルデヒドと硫化水素の中間
付加化合物の生成は、触媒を添加しないで常圧下に−2
0〜+200 ’C好ましくは+20〜+60℃の温度
で行われる。
付加化合物の生成は、触媒を添加しないで常圧下に−2
0〜+200 ’C好ましくは+20〜+60℃の温度
で行われる。
付加生成物の環化及び脱水は、精製しないで高沸点酸性
物質の存在下に行われる。
物質の存在下に行われる。
脂肪族又は芳香族のスルホン酸、特にCIO〜C3Oの
アルキル基を有する脂肪族スルホン酸の混合物、ペンゾ
ールスルホン酸、ドルオールスルホン酸又はドデシルペ
ンゾールスルホン酸ヲ、触媒として使用することが好ま
しい。その使用量は、0.0001〜10モル%好まし
くは0.01〜5モル%特に0.1〜1モル%である。
アルキル基を有する脂肪族スルホン酸の混合物、ペンゾ
ールスルホン酸、ドルオールスルホン酸又はドデシルペ
ンゾールスルホン酸ヲ、触媒として使用することが好ま
しい。その使用量は、0.0001〜10モル%好まし
くは0.01〜5モル%特に0.1〜1モル%である。
反応は好ましくは+70〜+130℃特に+100〜+
120℃の温度で行われ、その場合遊離する水は、特に
有利には同時に約15mバールの真空で又は弱い窒素気
流中の常圧で留去される。
120℃の温度で行われ、その場合遊離する水は、特に
有利には同時に約15mバールの真空で又は弱い窒素気
流中の常圧で留去される。
次いで目的生成物としての5,6−ジヒドロ−2H−チ
オピラン−3−カルボキシアルデヒド又は対応する2、
5−ジメチル化合物を、鉱油から例えば0.1〜1mバ
ールの圧力下の蒸留により高純度(〉95%)で単離す
る。収率は約90%である。
オピラン−3−カルボキシアルデヒド又は対応する2、
5−ジメチル化合物を、鉱油から例えば0.1〜1mバ
ールの圧力下の蒸留により高純度(〉95%)で単離す
る。収率は約90%である。
反応後の鉱油の精製は経済的理由から必要で燃焼するこ
とが好ましい。
とが好ましい。
下記実施例中の部は重量部を意味する。
実施例1
毎時アクロレイン100部及び硫化水素6゜部を、40
〜50℃で真空ガス油1000部を充へ 填した攪拌式フラスコ装置に導入する。2時間後に物質
供給を終了し、混合物をさらに60分間攪拌する。次い
でドデシルペンゾールスルホン酸10部を添加し、混合
物を弱い窒素気流中で(15〜201/時)100〜1
20℃に加熱し、その際遊離する水を留去する。約1.
5時間後に反応は終了し、有価生成物を0.1〜1mバ
ールの減圧で真空ガス油から蒸留分離する。
〜50℃で真空ガス油1000部を充へ 填した攪拌式フラスコ装置に導入する。2時間後に物質
供給を終了し、混合物をさらに60分間攪拌する。次い
でドデシルペンゾールスルホン酸10部を添加し、混合
物を弱い窒素気流中で(15〜201/時)100〜1
20℃に加熱し、その際遊離する水を留去する。約1.
5時間後に反応は終了し、有価生成物を0.1〜1mバ
ールの減圧で真空ガス油から蒸留分離する。
5.6−ジヒドロ−2H−チオピラン−3−カルボキン
アルデヒドが207部得られ、収率は90.5%である
。
アルデヒドが207部得られ、収率は90.5%である
。
実施例2
実施例1と同様に操作し、ただし真空ガス油の代わりに
真空残査1000部を使用する。56−ジヒドロ−2H
−チオピラン−3−カルボキシアルデヒドが201部得
られ、収率は87.9%である。
真空残査1000部を使用する。56−ジヒドロ−2H
−チオピラン−3−カルボキシアルデヒドが201部得
られ、収率は87.9%である。
実施例3
実施例1と同様に操作し、ただし毎時アクロレイン10
0部と硫化水素27部を反応させる。
0部と硫化水素27部を反応させる。
5.6−ジヒドロ−2H−チオピラン−6−カルボキシ
アルデヒドが185部得られ、収率は使用した硫化水素
に対し91.1%である。
アルデヒドが185部得られ、収率は使用した硫化水素
に対し91.1%である。
実施例4
実施例1と同様に操作し、ただし毎時アクロレイン10
0部と硫化水素35部を反応させる。
0部と硫化水素35部を反応させる。
5.6−ジヒドロ−2H−チオピラン−6−カルボキシ
アルデヒドが196部得られ、収率は使用したアクロレ
インに対し85.7%である。
アルデヒドが196部得られ、収率は使用したアクロレ
インに対し85.7%である。
実施例5
アクロレイン200部を真空ガス油1000部中に装入
しておき、これに硫化水素60部を40〜50℃で2時
間かけて導入する。次いでドデシルペンゾールスルホン
酸10部−を添加し、実施例1と同様に操作する。5,
6−ジヒドロ−2H−チオピラン−3−カルボキシアル
デヒド184部が得られ、収率は80.5%である。
しておき、これに硫化水素60部を40〜50℃で2時
間かけて導入する。次いでドデシルペンゾールスルホン
酸10部−を添加し、実施例1と同様に操作する。5,
6−ジヒドロ−2H−チオピラン−3−カルボキシアル
デヒド184部が得られ、収率は80.5%である。
実施例6
70℃に加熱された蒸発器中で、毎時窒素20−eを添
加することにより、アクロレイン100部を蒸発させ、
同時に硫化水素60部と共にガス状で、攪拌式フラスコ
装置中の40〜50℃に加熱された1000部の真空ガ
ス油中に導入する。蒸発器は油により加熱される蛇管状
冷却器から成る。その他は実施例1と同様に操作する。
加することにより、アクロレイン100部を蒸発させ、
同時に硫化水素60部と共にガス状で、攪拌式フラスコ
装置中の40〜50℃に加熱された1000部の真空ガ
ス油中に導入する。蒸発器は油により加熱される蛇管状
冷却器から成る。その他は実施例1と同様に操作する。
5,6−ジヒドロ−2H−チオピラン−3−カルボキシ
アルデヒドが197部得られ、収率は86.2%である
。
アルデヒドが197部得られ、収率は86.2%である
。
実施例7
70℃に加熱された蒸発器(油により加熱される蛇管状
冷却器)中で、毎時窒素20.6を添加することにより
、アクロレイン100部を蒸発させ、同時に硫化水素6
0部と共にガス状で、連続的にポンプ循環される40〜
50℃に加熱さ紅た真空ガス油1000部を充填した反
応器に供給する。反応器は、長さ1300Wan、内径
60飄の油により加熱される二重外套管から成る。2時
間後に物質の供給を終了し、弱い窒素気流中で(15〜
20!/時)100〜120℃に加熱し、その際遊離す
る水を留去する。次いで反応器の内容物を蒸留装置に移
し、有価生成物を0.1〜1mバールの圧力で真空ガス
油から蒸留分別する。5,6−ジヒドロ−2H−チオピ
ラン−3−カルボキシアルデヒドが204部得られ、収
率は89.2%である。
冷却器)中で、毎時窒素20.6を添加することにより
、アクロレイン100部を蒸発させ、同時に硫化水素6
0部と共にガス状で、連続的にポンプ循環される40〜
50℃に加熱さ紅た真空ガス油1000部を充填した反
応器に供給する。反応器は、長さ1300Wan、内径
60飄の油により加熱される二重外套管から成る。2時
間後に物質の供給を終了し、弱い窒素気流中で(15〜
20!/時)100〜120℃に加熱し、その際遊離す
る水を留去する。次いで反応器の内容物を蒸留装置に移
し、有価生成物を0.1〜1mバールの圧力で真空ガス
油から蒸留分別する。5,6−ジヒドロ−2H−チオピ
ラン−3−カルボキシアルデヒドが204部得られ、収
率は89.2%である。
実施例8
毎時クロトンアルデヒド200部及び硫化水素49部を
、40〜50℃で真空ガス油1000部を充填した攪拌
式フラスコ装置に導入する。
、40〜50℃で真空ガス油1000部を充填した攪拌
式フラスコ装置に導入する。
2時間後に物質の供給を終了し、さらに60分間攪拌す
る。次いでドデシルペンゾールスルホン酸20部を添加
し、弱い窒素気流中で(15〜20!/時)約110℃
に加熱し、その際遊離する水を留去する。次いで生成物
を0.1〜1mバールの真空で真空ガス油から蒸留分別
する(沸点73〜76°C10,6TIrInHg、r
IA5−1,5265)。
る。次いでドデシルペンゾールスルホン酸20部を添加
し、弱い窒素気流中で(15〜20!/時)約110℃
に加熱し、その際遊離する水を留去する。次いで生成物
を0.1〜1mバールの真空で真空ガス油から蒸留分別
する(沸点73〜76°C10,6TIrInHg、r
IA5−1,5265)。
2.5−ジメチル−5,6−ジヒドロ−2H−チオピラ
ン−6−カルボキシアルデヒドが407部得られ、収率
は91.6%である。
ン−6−カルボキシアルデヒドが407部得られ、収率
は91.6%である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、アクロレイン又はクロトンアルデヒドを硫化水素と
、沸点が出発物質及び目的物質の沸点より高い鉱油の中
で反応させ、そして蒸留により5,6−ジヒドロ−2H
−チオピラン−3−カルボキシアルデヒドを収得するこ
とを特徴とする、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは水素原子又はメチル基を意味する)で表わさ
れる5,6−ジヒドロ−2H−チオピラン−3−カルボ
キシアルデヒドの製法。 2、第一段階でアクロレイン又はクロトンアルデヒド及
び硫化水素を、鉱油中で触媒を添加することなく20〜
60℃の温度で反応させ、そして第二段階で付加生成物
をあらかじめ精製することなく高沸点酸性物質の存在下
に70〜130℃で環化及び脱水し、遊離した水を常圧
又は減圧で留去し、そして目的生成物を減圧下の蒸留に
より収得することを特徴とする、特許請求の範囲第1項
に記載の方法。 3、鉱油として、350℃以上の沸点を有する真空ガス
油を使用することを特徴とする、特許請求の範囲第1項
に記載の方法。 4、使用した鉱油の一部又は全部を回収しないで、発電
所の燃料として供給することを特徴とする、特許請求の
範囲第1項に記載の方法。 5、アクロレイン又はクロトンアルデヒドと硫化水素を
、同時に(3〜1.5)好ましくは(2.2〜1.8)
:1のモル比で反応器に供給するか、あるいはアクロレ
イン又はクロトンアルデヒドを鉱油中に用意し、これに
必要量の硫化水素を導入することを特徴とする、特許請
求の範囲第1項に記載の方法。 6、硫化水素をガス状でそしてアクロレイン又はクロト
ンアルデヒドを液状又はガス状で、反応器に供給するこ
とを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 7、高沸点酸性物質が高沸点の脂肪族又は芳香族のスル
ホン酸であることを特徴とする、特許請求の範囲第2項
に記載の方法。 8、高沸点の脂肪族又は芳香族スルホン酸がトリデシル
スルホン酸又はドデシルベンゾールスルホン酸であるこ
とを特徴とする、特許請求の範囲第7項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3427404.9 | 1984-07-25 | ||
DE19843427404 DE3427404A1 (de) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | Verfahren zur herstellung von 5,6-dihydro-2h-thiopyran-3-carboxaldehyden |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6137779A true JPS6137779A (ja) | 1986-02-22 |
JPH0586789B2 JPH0586789B2 (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=6241525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16215985A Granted JPS6137779A (ja) | 1984-07-25 | 1985-07-24 | 5,6‐ジヒドロ‐2h‐チオピラン‐3‐カルボキシアルデヒドの製法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4670567A (ja) |
EP (1) | EP0169482B1 (ja) |
JP (1) | JPS6137779A (ja) |
AT (1) | ATE40129T1 (ja) |
BR (1) | BR8503464A (ja) |
CA (1) | CA1256886A (ja) |
DE (2) | DE3427404A1 (ja) |
HU (1) | HU198470B (ja) |
IL (1) | IL75875A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105595296A (zh) * | 2014-11-18 | 2016-05-25 | 国际香料和香精公司 | 含有噻喃-甲醛的风味和香味组合物 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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