JPS6137453Y2 - - Google Patents

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JPS6137453Y2
JPS6137453Y2 JP13222881U JP13222881U JPS6137453Y2 JP S6137453 Y2 JPS6137453 Y2 JP S6137453Y2 JP 13222881 U JP13222881 U JP 13222881U JP 13222881 U JP13222881 U JP 13222881U JP S6137453 Y2 JPS6137453 Y2 JP S6137453Y2
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JP
Japan
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cutting
edge
drill
outer edge
deep hole
Prior art date
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JP13222881U
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JPS5836018U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、深穴切削の際に生じる切削くずを
より細かく分断することを目的とした深穴切削用
ドリルに関する。
第11図は深穴切削用ドリルの一種であるガン
ドリルの概略図を示すもので、ドリルヘツドAの
先端面に切削刃Bがその回転軸心Oから半径方向
に取着される。そして該切削刃Bはその全体形状
が正面視略山形形状を呈し、該山頂部を境として
外周側のアウタエツジCaと軸心側のインナエツ
ジCbとからなる刃先部Cを有している。このガ
ンドリルを回転軸心Oを中心に矢示の方向に回転
させて被切削物を切削することによつて、切削く
ずは第12図に示すようにそのアウタエツジによ
つて切削された部分aは連続して、またインナエ
ツジによつて切削された部分bは亀裂が入つて分
断状に生成されることが知られている。
ところで、この種深穴切削用ドリルの分野にお
いて被切削物を切削することによつて発生する切
削くずは、狭い排出孔を通つて外部に放出される
ため、切削くず(チツプ)はできるだけその幅が
狭く引き裂かれ(セパレート)、長さが短く分断
(ブレーキング)されて排出しやすくする必要が
あり、上述のように切削くずが連続して生成され
ることは好ましくない。
このため従来にあつては第10図aに示すよう
に刃先部のアウタエツジKを複数の段状エツジ
K1,K2に形成し両者間の段部Sをチツプセパレ
ータ(切削くずの幅を狭く分断する手段)とする
と共に、アウタエツジKとインナエツジIとのす
くい面全域にチツプブレーカTを設け、これによ
つて切削くずの幅及び長さの細分化を計つてい
た。しかしこのようにアウタエツジKを複数の段
状エツジK1,K2に形成することは、軸方向バラ
ンスを正確にとる必要など切削条件に合うための
極めて厳密な精度が要求されると共に、第10図
bに示すようにインナエツジのすくい面全域にチ
ツプブレーカTを設けることによつてインナエツ
ジIが正確に回転軸心Oを通るよう、チツプブレ
ーカ形成後に再度の精密研磨仕上げを必要とし、
更にまた前記チツプセパレータ用段部Sを逃げ面
に形成する際に、切削作用に支障をきたさないよ
う所要の横逃げ角αに正確に合致するよう精密な
二次切削仕上げを行わなければならず、加工費が
非常に高く付く難点があつた。
而も前記段部Sの先端部分Saは非常に尖鋭に
形成されるため切削途中に欠損したり、短期間に
摩耗する欠点があつた。
この考案上述の難点を払拭することに成功した
もので、以下この考案の一実施例を図面によつて
説明すると、第1図において符号1はドリル本体
を示し、該本体1におけるドリルヘツド2の先端
面3には第2図に示すようにその回転軸心Oから
半径線P方向に一枚の切削刃4が固着される。該
切削刃4はその全体形状が上述の従来例と同じよ
うに正面視略山形形状を呈し、該山頂部を境に外
周側のアウタエツジ5aと軸心側のインナエツジ
5bとからなる刃先部5を有する。
そして本考案の特徴とする点は、第3図乃至第
5図に示すようにアウタエツジ5aのすくい面
に、またはアウタエツジ5aのすくい面全域から
インナエツジ5bの一部すくい面にかけて断面略
J字状または略L字状にくりぬいた没段状の段部
6を形成し、アウタエツジ5aまたはインナエツ
ジ5bの残余のすくい面には前記没段部を形成し
ないで平端なすくい面7のままにしておくことで
ある。なお、第1図及び第2図において、符号
8,9はドリルヘツド2及びドリル本体1にそれ
ぞれ連通して開口される切削くず排出用の孔、1
0はドリルヘツド2の外側面に固着されるドリル
案内用パツドである。
次に穴明け切削過程において起きる現象につい
て述べると、回転軸心Oを中心に回転する切削刃
において、その刃先部5のアウタエツジ5aにお
いては第4図に示すように切削くずaは没段部6
に沿つて略L字状に折曲せられ、塑性変形の限界
を超えることによつてその長さが順次短く分断さ
れ、したがつてこの没段部6はチツプブレーカと
しての作用を果たすことになる。またインナエツ
ジ5bにおいて第5図に示すように切削くずbは
その平端なすくい面7に沿つて延びるが、切削時
の圧縮負荷やアウタエツジ側の切削くずに干渉さ
れて前記第12図に示すように亀裂が発生してこ
れも分断状に順次生成され、結局切削くずはこの
刃先部5によつて長さが短く分断されて排出され
る。而もアウタエツジ5aのすくい面に、または
該すくい面全域からインナエツジ5bのすくい面
の一部にかけて没段部6を設けることによつて、
第3図b及び第3図cに拡大して示すように該没
段部6の形成されたアウタエツジ5a及び一部イ
ンナエツジ5b1と残余のインナエツジ5b2との間
に、没段部6の切込量lとエツジの逃げ角θに比
例して切削方向に段差ができ、これがため正確に
は両者の境界部分Cがチツプセパレータ(切削く
ずの幅を狭く分断する手段)として作用し、切削
くずはこの境界部分において細かく幅方向に分断
されて生成されることになる。
なお、第6図乃至第9図は、切削刃、特にその
刃先部の取付位置の変形例を示すもので、そのう
ち第6図は刃先部5のアウタエツジ5aをドリル
ヘツドの回転軸心Oに対しその半径線P上に形成
してなるものであり、第7図はアウタエツジ5a
を半径線P上からこれに直交する接線方向に突出
して形成したものであり、第8図は該エツジ5a
を半径線P上からこれに直交する接線方向に没入
して形成したものであり、また第9図はアウタエ
ツジ5a及びインナエツジ5bを共に上記半径線
P上から接線方向に突出して形成したものであ
る。
従つてこの考案によれば、外周側のアウタエツ
ジと軸心側のインナエツジとからなる略山形状の
刃先部を有する深穴切削用ドリルにおいて、アウ
タエツジのすくい面に、またはアウタエツジのす
くい面からインナエツジのすくい面の一部にかけ
て断面略J状またはL状にくり抜いた没段部を形
成し、没段部以外のの残余のすくい面を平坦面に
形成してなるため、切削時に発生する切削くずを
その幅を狭く引き裂いてチツプセパレータとして
の役割をもたせることができると共に、長さを短
く分断してチツプブレーカとしての役割をももた
せることができ、構造が非常に簡単である。
特にこの考案によれば、深穴切削用ドリルの一
種であるB・T・Aドリル加工(切削くず内部排
出方式)に採用することによつて顕著な効果を発
揮する。
更に本考案によれば、インナエツジの回転軸心
には没段部が形成されないため、インナエツジの
再度の精密仕上げを必必要とせず、更にまた刃先
部の逃げ面に、チツプセパレータ用の段部を設け
る必要がないため、面倒な二次加工がなく、結局
従来品に比べて非常に安価に製作することができ
る。
而も本考案によればチツプセパレータとして作
用する境界部分はあまり尖鋭状には形成されない
ため切削途中において欠損したり短期間に摩耗す
ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す正面図、
第2図は同平面図、第3図aは同要部たる切削刃
部分を示す正面図、第3図bは同要部拡大正面
図、第3図cは同要部拡大側面図、第4図は第3
図aにおける−線断面部分の切削状態を示す
図、第5図は同じく第3図aにおける−線断
面部分の切削状態を示す図、第6図乃至第9図は
それぞれこの考案の他の実施例を示す要部平面
図、第10図aはこの種の従来例の切削刃部分を
示す正面図、第10図bは同平面図、第11図は
同じく他の従来例の切削刃部分を示す正面図、第
12図はこの従来例による切削くずの生成状態を
示す図である。 1……ドリル本体、2……ドリルヘツド、4…
…切削刃、5……刃先部、5a……刃先部のアウ
タエツジ、5b……刃先部のインナエツジ、6…
…没段部、7……平端なすくい面、O……回転軸
心、P……半径線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ドリルヘツドに該回転軸心から半径方向に切
    削刃を取着すると共に該切削刃に外周側のアウ
    タエツジと軸心側のインナエツジとからなる略
    山形状の刃先部を有する深穴切削用ドリルにお
    いて、アウタエツジのすくい面に、またはアウ
    タエツジのすくい面からインナエツジのすくい
    面の一部にかけて断面略J状またはL状にくり
    抜いた没段部を形成し、没段部以外の残余のす
    くい面を平坦面に形成してなることを特徴とす
    る深穴切削用ドリル。 2 前記刃先部のアウタエツジはドリルヘツドの
    回転軸心に対しその半径線上に形成されてなる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の深穴切削
    用ドリル。 3 前記刃先部のアウタエツジはドリルヘツドの
    回転軸心に対しその半径線上からこれに直交す
    る接線方向に突出して形成されてなる実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の深穴切削用ドリ
    ル。 4 前記刃先部のアウタエツジはドリルヘツドの
    回転軸心に対しその半径線上からこれに直交す
    る接線方向に没入して形成されてなる実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の深穴切削用ドリ
    ル。 5 前記刃先部のアウタエツジ及びインナエツジ
    は共にドリルヘツドの回転軸心に対しその半径
    線上からこれに直交する接線方向に突出して形
    成されてなる実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の深穴切削用ドリル。
JP13222881U 1981-09-04 1981-09-04 深穴切削用ドリル Granted JPS5836018U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13222881U JPS5836018U (ja) 1981-09-04 1981-09-04 深穴切削用ドリル

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JP13222881U JPS5836018U (ja) 1981-09-04 1981-09-04 深穴切削用ドリル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5836018U JPS5836018U (ja) 1983-03-09
JPS6137453Y2 true JPS6137453Y2 (ja) 1986-10-30

Family

ID=29925764

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JP13222881U Granted JPS5836018U (ja) 1981-09-04 1981-09-04 深穴切削用ドリル

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59143618U (ja) * 1983-03-12 1984-09-26 三菱マテリアル株式会社 2枚刃ガンドリル
JP5948236B2 (ja) * 2012-12-25 2016-07-06 ユニタック株式会社 ガンドリル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5836018U (ja) 1983-03-09

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