JPS6137177Y2 - - Google Patents

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JPS6137177Y2
JPS6137177Y2 JP1984123660U JP12366084U JPS6137177Y2 JP S6137177 Y2 JPS6137177 Y2 JP S6137177Y2 JP 1984123660 U JP1984123660 U JP 1984123660U JP 12366084 U JP12366084 U JP 12366084U JP S6137177 Y2 JPS6137177 Y2 JP S6137177Y2
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shadow mask
center point
picture tube
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thermal emissivity
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JP1984123660U
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はピユリテイドリフト特性を良好にした
カラー受像管に関する。
カラー受像管は第1図示のように、バルブ1の
パネル部2内面にけい光面3を形成し、このけい
光面3を間隙を介してシヤドウマスク4で覆い、
このマスク4を介して上記バルブ1のネツク部5
内に収容した電子銃6に対向させてある。前記シ
ヤドウマスク4は薄鉄板に多数の小孔7を規則配
設したもので、その周縁をフレーム8で固定し、
このフレーム8をパネル部2内側に固定してあ
る。
そして、動作中、電子銃6から放射された電子
ビーム9はシヤドウマスク4の小孔7を通過して
けい光膜3の所定点に入射して発光させ、所望の
光学像を現示するものである。ところが、このと
き、電子ビーム9の約80%はシヤドウマスク4面
に入射し、そのエネルギによつてシヤドウマスク
4を加熱する。このためシヤドウマスク4は熱膨
張するが、その周縁がフレーム8によつて定され
ているため、第2図示のように、シヤドウマスク
4の中央部10がアーチ形に盛り上がる。この現
象をドーミングという。
そして、ドーミングが生じるとシヤドウマスク
4の小孔7の位置が変化するので、この小孔7を
通過した電子ビーム9がけい光面3の所定点に入
射しなくなり、このため画面特性、いわゆるピユ
リテイドリフト特性が悪くなる。
しかして、従来シヤドウマスク4の熱放射を良
くするため、その表面を酸化して暗色の粗面に形
成していた。これはシヤドウマスク4全体の温度
をいくらか下げることができても、ドーミングを
少くする効果はあまり期待できず、ピユリテイド
リフト特性は依然大きな問題として残されてい
る。
本考案者らはドーミング現象について種々研究
したところ、特に始動初期においてシヤドウマス
ク4の中央部11と周辺部12の差が大きいこと
を発見した。そして、第3図示のように、シヤド
ウマスク4の中心部(aゾーン)、中間部(bゾ
ーン)、周辺部12(cゾーン)、フレーム8(d
ゾーン)の4ケ所について、温度の経時変化を測
定した。この結果を第4図のグラフに示す。この
グラフは横軸に始動からの経過時間を分単位でと
り、縦軸に温度を℃の単位でとつたもので、曲線
(A)はaゾーンの温度曲線、曲線Bはbゾーンの温
度曲線、曲線(C)はcゾーンの温度曲線、曲線(D)は
dゾーンの温度曲線をそれぞれ示す。
このグラフから見ても、始動初期において、シ
ヤドウマスク4中央部の温度差が特に大きいこと
が判明した。
そこで、シヤドウマスクの中央部のドーミング
量が大きくなるが、色ずれに関しては単にドーミ
ング量だけではなく、シヤドウマスクの構造と電
子ビームとの関係により左右される。一般的には
ドーミング量と電子ビームがシヤドウマスクの小
孔に入る入射角の2つのパラメータが大きな要因
であり、そのため中間部領域での色ずれが最もき
びしくなる。そのためシヤドウマスク中間部領域
の放熱を良くすることによつてドーミングを抑え
て色ずれを軽減、すなわちピユリテイドリフト特
性を良好にすることに成功した。
本考案はこのような経緯によつてなされたもの
で、その第1はシヤドウマスクの中間部の熱放射
率を周辺部のそれより大きくしてピユリテイドリ
フト特性を良好にしたものである。
本考案の第2はけい光面中間部に熱吸収率の大
きい部分を形成することによつてピユリテイドリ
フト特性を良好にしたものである。
以下、各種実施例によつて説明する。
実施例 1 第5図示のように、シヤドウマスク4の中心点
13のマスク短辺方向の両側にあたるbゾーンに
だ円形、円形、方形などをなす熱放射率の大きい
部分14を設け、中心点13近傍および周辺部1
2を含む上記部分14以外の部分の金属面を露出
させたものである。このものは電子ビームのずれ
が最も大きいbゾーンの熱放射率を大きくしてそ
の温度を下げたことと、中心点13近傍の部分の
加工処理が少いために機械的強度の低下が少いこ
となどの理由によつてピユリテイドリフト特性が
改善された。
実施例 2 第6図示のように、シヤドウマスク4の中心点
13周囲のbゾーンに3個以上たとえば4個のだ
円形などの形をなす熱放射率の大きい部分14
a,14a…を環状に設け、中心点13近傍およ
び周辺部12を含む上記部分14a以外の部分の
金属面を露出させて熱放射率を小くしたものであ
る。
このものも実施例1と同様な理由によりピユリ
テイドリフト特性が実施例1よりもさらに良好で
ある。
実施例 3 第7図示のように、シヤドウマスク4の中心点
13を包囲するようにbゾーンに環状をなす熱放
射率の大きい部分14bを設け、この環の内側す
なわち中心点13近傍および周辺部12を含む上
記部分14b以外の部分の金属面を露出させて熱
放射率を小さくしたものである。
このものも実施例1と同様な理由によりピユリ
テイドリフト特性が実施例1および2のものより
さらに良好である。特に、熱放射率の大きい部分
14bが環状をなしていることは不整熱膨張を防
止し、ドーミングとともに波形変形を防止するに
役立つ。
実施例 4 第8図示のように、シヤドウマスク4の中心点
を包囲するようにbゾーンに環状をなす熱放射率
の大きい部分14cを設け、さらにその一部をマ
スク4の4すみまで延在させてほぼX字形に形成
し、この環の内側すなわち中心点13近傍および
周辺部12の金属面を露出させて熱放射率を小く
してある。
このものも上記実施例と同様ピユリテイドリフ
ト特性を改善する効果がある。
なお、前記第1乃至第4の実施例においても、
周辺部12の熱放射率を金属生地のそれより若干
大きくしても、また、周縁から前記各部分14,
14a,14b,14cに近ずくに従つて熱放射
率が連続的に大きくなるようにしてもよい。
また、シヤドウマスク4から放熱しても、この
熱が再度シヤドウマスク4に反射されて来てはド
ーミング防止効果が減殺されることは明かであ
る。そして、けい光面3は通常その表面にアルミ
ニウムなどからなる光反射膜が形成されているの
で、放射熱を良く反射し、しかもけい光面3とシ
ヤドウマスク4は近接している。そこで本考案者
は第9図示のように、けい光面3の表面に黒鉛そ
の他熱吸収率の大きい物質からなる熱吸収膜21
を形成するなどして、マスク中間部の熱吸収率を
大きくすることを考え、所期の効果を得た。
実施例 5 第10図示のように、けい光面3の中心点22
のマスク短辺方向の両側すなわちシヤドウマスク
4のbゾーンに対向する部位にだ円形、円形、方
形などをなす熱吸収膜21a,21aを設け中心
点22近傍および周辺部24は従来のままとした
ものである。このものは特に電子ビームのずれの
大きいbゾーンに対応して熱吸収膜21aを設け
たのでピユリテイドリフト特性がさらに良好であ
る。特に中心点22近傍に熱吸収膜がないので、
画面中心部が特に明るい利点がある。
実施例 6 第11図示のように、けい光面3にその中心点
22を包囲するように、シヤドウマスク4のbゾ
ーンに対向して、3個以上たとえば4個のだ円形
などの形をなす熱吸収膜21b,21b…を設
け、中心点22近傍および周辺部24は従来のま
まにしてある。このものも実施例5と同様の効果
がある。
実施例 7 第12図示のように、けい光面3のその中心点
22を包囲するように、シヤドウマスク4のbゾ
ーンに対向して環状の熱吸収膜21cを設け、中
心点22近傍および周辺部24は従来のままにし
てある。このものも実施例6と同様の効果があ
り、特に、このものはシヤドウマスク4の不整熱
膨張を防止し、ドーミングとともに波状変形を防
止するに役立つ。
実施例 8 第13図示のように、けい光面3にその中心点
22を包囲するように、シヤドウマスク4のbゾ
ーンに対向して環状の熱吸収膜21dを設け、さ
らにその一部をけい光面3の4すみまで延在さ
せ、ほぼX字形に形成し、この環の中側すなわち
中心点22近傍および周辺部24を従来のままに
してある。
このものも実施例7と同様の効果がある。
なお、第5乃至第8の実施例において、周辺部
24の熱吸収率が従来より若干大きくても、また
周縁から熱吸収膜21a,21b,21cに近づ
くに従つて熱吸収率が連続的に大きくなるように
してもよい。
さらに、第5乃至第8の実施例においては、け
い光面周辺部において光反射膜に黒鉛の電池作用
による黒しみの発生を未然に防止できる付帯効果
がある。
さらに、シヤドウマスクに関する前述の実施例
のいづれかと、けい光面に関する前述の実施例の
いずれかとを同時に実施すればさらに大きな効果
がある。
このように、本考案の第1のカラー受像管はシ
ヤドウマスクの中間部の熱放射率を周辺部のそれ
より大きくしたので、シヤドウマスクのドーミン
グを軽減し、始動初期のピユリテイドリフト特性
を改善する効果がある。
さらに、本考案の第2はけい光面の中間部に熱
吸収率の大きい部分を形成したので、シヤドウマ
スクのドーミングを軽減し、始動初期のピユリテ
イドリフト特性を改善する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はカラー受像管の作用を説明する説明
図、第2図は同じくシヤドウマスクのドーミング
を示す説明図、第3図は従来のシヤドウマスクの
始動時の温度測定点を示す説明図、第4図は同じ
く温度特性を示すグラフ、第5図は本考案のカラ
ー受像管の第1の実施例のシヤドウマスクの正面
図、第6図乃至第8図は第2ないし第4の実施例
の各シヤドウマスクの正面図、第9図は本考案の
受像管の他の構成を示す説明図、第10図乃至第
13図は第5乃至第8の実施例のけい光面の正面
図である。 3……けい光面、4……シヤドウマスク、10
……シヤドウマスクの中央部、12……シヤドウ
マスクの周辺部、13……シヤドウマスクの中心
点、14,14a,14b,14c……シヤドウ
マスクの熱放射率の大きい部分、21a,21
b,21c,21d……熱吸収膜、22……けい
光面の中心点、23……けい光面の中央部、24
……けい光面の周辺部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中間領域の熱放射率が中央部および周辺部の
    それより大きいシヤドウマスクまたは中間部表
    面の熱吸収率を周辺部のそれより大きくしたけ
    い光面の少くとも一方を具備することを特徴と
    するカラー受像管。 (2) シヤドウマスクの中心点の両側に熱放射率の
    大きい部分を設けたことを特徴とする前記実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のカラー受像
    管。 (3) シヤドウマスクの中心点の周囲に3個以上の
    熱放射率の大きい部分を環状配設したことを特
    徴とする前記実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のカラー受像管。 (4) シヤドウマスクの中心点を包囲するように環
    状をなす熱放射率の大きい部分を設けたことを
    特徴とする前記実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のカラー受像管。 (5) けい光面の中心点の両側表面に熱吸収率の大
    きな部分を形成したことを特徴とする前記実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のカラー受像
    管。 (6) けい光面表面の中心点の周囲3ケ所以上に熱
    吸収率の大きな部分を環状配設したことを特徴
    とする前記実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のカラー受像管。 (7) けい光面表面にその中心点の周囲を包囲する
    ように環状をなす熱吸収率の大きい部分を配設
    したことを特徴とする前記実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のカラー受像管。
JP12366084U 1984-08-14 1984-08-14 カラー受像管 Granted JPS6048653U (ja)

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JP12366084U JPS6048653U (ja) 1984-08-14 1984-08-14 カラー受像管

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JP12366084U JPS6048653U (ja) 1984-08-14 1984-08-14 カラー受像管

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Publication Number Publication Date
JPS6048653U JPS6048653U (ja) 1985-04-05
JPS6137177Y2 true JPS6137177Y2 (ja) 1986-10-28

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ID=30282196

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JP12366084U Granted JPS6048653U (ja) 1984-08-14 1984-08-14 カラー受像管

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49122660A (ja) * 1973-03-08 1974-11-22
JPS5116287A (en) * 1974-07-31 1976-02-09 Unitika Ltd Bisainasenikaranaru ionkokantaino seizohoho

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49122660A (ja) * 1973-03-08 1974-11-22
JPS5116287A (en) * 1974-07-31 1976-02-09 Unitika Ltd Bisainasenikaranaru ionkokantaino seizohoho

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JPS6048653U (ja) 1985-04-05

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