JPS6136906Y2 - - Google Patents

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JPS6136906Y2
JPS6136906Y2 JP20124485U JP20124485U JPS6136906Y2 JP S6136906 Y2 JPS6136906 Y2 JP S6136906Y2 JP 20124485 U JP20124485 U JP 20124485U JP 20124485 U JP20124485 U JP 20124485U JP S6136906 Y2 JPS6136906 Y2 JP S6136906Y2
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JP
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cold
infrared
wavelength
aperture
detection device
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JP20124485U
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JPS61114336U (ja
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフイルタを具えた赤外線検知装置の構
造に関するものである。
レーザは近年の急激な発達によつて光通信や計
測用として盛んに用いられるようになつてきた
が、これに伴い、該レーザ光の受光用しての赤外
線検知装置に対しても、その感度の向上が一層要
求されるようになつて来ている。
第1図に示したものは従来の赤外線検知装置
(以下検知装置と略称する)の構造を示す断面図
であつて、1は容器3中の寒剤例えば液体窒素に
よつて冷却されるコールドベース2上に配設さ
れ、したがつてその温度がほぼ77〓に保たれる赤
外線検知素子(以下検知素子と略称する)であ
る。4は排気された空間5によつて外界と熱遮断
された真空容器(クライオスタツト)の外壁、6
はこの外壁に気密に取りつけられた赤外線透過窓
で、窓板としては例えばゲルマニウム(Ge)な
どの赤外透過材料が用いられる。ただし第1図の
クライオスタツトは便宜上、上下反対に書かれた
ものである。
一般に検知素子においては観測対象物が放射す
る赤外線以外の、周囲ならびに背景から放射され
る輻射線はすべて背景雑音となり、該装置で光電
変換されて生ずる電気信号のS/N比を著しく低
下せしめる。このため、同図に見られるごとく検
知素子の視野角θをできるだけ狭めて余分な輻射
線が入射しないように視野角限定用のコールドア
パーチヤ7を配設して検知素子を覆う構造となつ
ている。このコールドアパーチヤも赤外線輻射体
となりうるためにこれを赤外線透過材料2上に図
のごとく配設し、その温度を77〓近くに下げてそ
の輻射線の低減がはかられている。しかるにこの
ような工夫がなされていても、該コールドアパー
チヤの視野角内に含まれる背景輻射は依然として
観測対象物の輻射線に重畳するから、できること
なら該視野角内の背景輻射をも制限することが望
ましいがこれは非常に困難である。
本考案は上記困難に鑑みてなされたもので、大
幅なS/N比の改善が可能な検知装置を提供する
ものであり、第2図以下の図面を用いて説明す
る。
第2図は本考案に係る赤外線検知装置の好まし
い一実施例を示したものであつて前記第1図と同
等部位には同一記号を付してある。ただし外壁4
ならびに赤外線透過窓6は以下の説明に直接関係
しないため図面上では省略している。
検知装置がレーザ光受光専用のものであれば広
い波長範囲にわたる波長感度特性を必要としな
い。むしろレーザを扱うに際しては該レーザ光の
波長以外の輻射線を遮断する方が感度向上、した
がつてS/N比を向上せしめる上で効果的であ
る。同図中においてコールドアパーチヤ7の開口
部にはこれを覆うように狭帯域フイルタ10が配
設されている。
該フイルタ10は、その通過波長幅が例えば硫
化亜鉛を所定の厚さにコーテイングし、狭帯域透
過特性を持たせたものでその中心波長は光源とし
て使用するレーザの発振波長に合わされている。
入射光をこのような狭帯域フイルタを通して検
知素子1に導くならばコールドアパーチヤ7で限
定された視野角内に入射する各種の波長の輻射線
のうち、レーザ光の波長のみが通過し、単に雑音
としてだけ作用する目的外の波長の輻射線は阻止
されるから、実質的にレーザ光を受光する検知素
子1のS/N比、したがつて検出感度は飛躍的に
向上する。なお、このフイルタは、コールドアパ
ーチヤ7に充分密着しており、コールドベース→
コールドアパーチヤ→フイルタなる順の熱伝導経
路によつて寒剤温度付近まで冷却されるためこの
フイルタ自身の熱輻射線は無視できる。
第3図は、検知素子1に入射する赤外線の波長
λに対する該検知素子の応答を示したものであつ
て曲線Aはコールドアパーチヤなしの場合を、ま
た曲線Bはコールドアパーチヤ付きの場合をそれ
ぞれ示している。この結果からコールドアパーチ
ヤのみによる視野限定によつても、検知素子1が
受ける目的以外の赤外線が大幅に減少することが
わかる。さらに曲線Cはコールドアパーチヤ上に
配設(したがつて冷却)された狭帯域フイルタの
透過特性を示したもので、その中心波長は前述し
たごとくレーザ波長λに一致して設定されてい
る。
仮にこのフイルタが無ければ検知素子に入射す
る背景光量は、同図中に書かれている曲線Bを波
長λについて積分したものとなる。これは目的と
する受光対象すなわちレーザにとつては雑音とし
て作用するばかりで、そのためにS/N比は著し
く低い値となる。これに対して上記の冷却された
狭帯域フイルタ10を残した場合に検知素子1に
入射する背景光量は曲線Bの積分のうちの曲線C
で囲まれた範囲、すなわちDで示した斜線の部分
となつて著しく減少せしめられる。ゆえに受光対
象としてのレーザ光と上記部分Dとの比、すなわ
ちS/N比は顕著に向上せしめられる。
以上に述べた構造を有する本考案に係る赤外線
検知装置は、単にフイルタをコールドアパーチヤ
に接して配接しただけであり、このような簡単な
処置によつて顕著にS/N比の改善が実現するた
めに、その実用上極めて大なる効果が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のレーザ光受光用赤外線検知装置
の構造を示す断面図、第2図は本考案に係る新し
いレーザ光受光用赤外線検知装置の構造断面図、
第3図は検知素子に入射する赤外線の波長λに対
する変化を表した曲線群である。 1:赤外線検知素子、2:コールドベース、
3:寒剤容器、4:真空容器の外壁、5:真空空
間、6:受光窓、7:コールドアパーチヤ、1
0:狭帯域フイルタ、θ:視野角、λ:レーザ
光波長。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 寒剤によつて冷却されたコールドベース上に配
    設された赤外線検知素子と、所定面積の開口部を
    有し、上記検知素子の周囲を囲むように設けられ
    たコールドアパーチヤとからなる赤外レーザ光を
    検知する赤外線検知装置において、 上記赤外レーザ光の波長を透過する狭帯域フイ
    ルタを、上記コールドアパーチヤの開口部を遮蔽
    し、かつ該コールドアパーチヤと良好な熱伝導性
    を保つごとく密着して配設したことを特徴とする
    赤外線検知装置。
JP20124485U 1985-12-25 1985-12-25 Expired JPS6136906Y2 (ja)

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JPS61114336U JPS61114336U (ja) 1986-07-19
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FR3059823B1 (fr) * 2016-12-07 2019-08-23 Lynred Dispositif de detection multispectrale ameliore.

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JPS61114336U (ja) 1986-07-19

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