JPS6136303A - ホルムアルデヒド水溶液安定化剤の製造法 - Google Patents
ホルムアルデヒド水溶液安定化剤の製造法Info
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- JPS6136303A JPS6136303A JP15559884A JP15559884A JPS6136303A JP S6136303 A JPS6136303 A JP S6136303A JP 15559884 A JP15559884 A JP 15559884A JP 15559884 A JP15559884 A JP 15559884A JP S6136303 A JPS6136303 A JP S6136303A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はホルムアルデヒド水溶液安定化剤の製造法、詳
しくは卓越した安定化効果を示す、11)ビニルホルマ
ール系めホルムアルデヒド水溶液安定化剤を、酢酸ビニ
ルモノマーよシ直接に製造する方法に関する。
しくは卓越した安定化効果を示す、11)ビニルホルマ
ール系めホルムアルデヒド水溶液安定化剤を、酢酸ビニ
ルモノマーよシ直接に製造する方法に関する。
(産業上の利用分野)
本発明の製造法によって得られるホルムアルデヒド水溶
液安定化剤は、部分的にホルマール化されたポリビニル
ホルマール系安定化剤であって、極く微量の添加で卓越
した安定化効果を示すから、高濃度ホルムアルデヒド水
溶液、特にアミノ樹脂、フェノール樹脂等の樹脂の製造
に使用される高濃度ホルムアルデヒド水溶液の貯蔵及び
輸送時の安定化に有利に使用することができる。
液安定化剤は、部分的にホルマール化されたポリビニル
ホルマール系安定化剤であって、極く微量の添加で卓越
した安定化効果を示すから、高濃度ホルムアルデヒド水
溶液、特にアミノ樹脂、フェノール樹脂等の樹脂の製造
に使用される高濃度ホルムアルデヒド水溶液の貯蔵及び
輸送時の安定化に有利に使用することができる。
(従来技術)
従来、ホルムアルデヒドはホルムアルデヒド濃度が37
重量%程度のホルムアルデヒド水溶液(以下において、
ホルムアルデヒド水溶液を「ホルマリン」ということが
ある。)として市販されていた。ところが近年、高濃度
ホルマリンと称するホルムアルデヒド濃度が37重量%
を超えるもの、たとえばホルムアルデヒド濃度が約40
〜55重量−のホルマリンがアミノ樹脂、フェノール樹
脂等の樹脂の製造に使用されるようになった。
重量%程度のホルムアルデヒド水溶液(以下において、
ホルムアルデヒド水溶液を「ホルマリン」ということが
ある。)として市販されていた。ところが近年、高濃度
ホルマリンと称するホルムアルデヒド濃度が37重量%
を超えるもの、たとえばホルムアルデヒド濃度が約40
〜55重量−のホルマリンがアミノ樹脂、フェノール樹
脂等の樹脂の製造に使用されるようになった。
−ff K 、ホルムアルデヒドは水溶液中では、ホル
ムアルデヒド(HCHO)、メチレンクリコール(CH
2(oH)2)、低級、]?リオギシメチレングリコー
ル[HO(Cl120 )nH] 、さらにホルマリン
中に存在するメタノールと反応して低級ポリオキシメチ
レングリコールへミホルマール〔CH30(CH20)
nH〕 を形成して、これらの平衡混合物となっている
。そして、その平衡状態は、メタノール濃度が低下する
につれて、またホルムアルデヒド濃度が高くなるにつれ
て不安定圧なシ、低級ポリメチレングリコールがさらに
重合してパラホルムアルデヒドを生成する。そして、こ
のパラホルムアルデヒドは水不溶であるので、析出して
ホルマリンが白濁し、沈でんを生ずる。かかる白濁、沈
でんの生じたホルマリンは、上記の樹脂の製造その他の
多くの工業的用倫に使用できないものである。
ムアルデヒド(HCHO)、メチレンクリコール(CH
2(oH)2)、低級、]?リオギシメチレングリコー
ル[HO(Cl120 )nH] 、さらにホルマリン
中に存在するメタノールと反応して低級ポリオキシメチ
レングリコールへミホルマール〔CH30(CH20)
nH〕 を形成して、これらの平衡混合物となっている
。そして、その平衡状態は、メタノール濃度が低下する
につれて、またホルムアルデヒド濃度が高くなるにつれ
て不安定圧なシ、低級ポリメチレングリコールがさらに
重合してパラホルムアルデヒドを生成する。そして、こ
のパラホルムアルデヒドは水不溶であるので、析出して
ホルマリンが白濁し、沈でんを生ずる。かかる白濁、沈
でんの生じたホルマリンは、上記の樹脂の製造その他の
多くの工業的用倫に使用できないものである。
かかる/4’ラボルムアルデヒドの析出防止のために、
ホルマリン中に多量のメタノールを含有させ、さらに高
い温度で貯蔵、輸送する方法が用いられる。たとえば、
ホルムアルデヒド濃度約40〜55重量−のホルマリン
中にはメタノールを0.5〜8重量%含有せしめて、か
つ貯蔵、輸送時には約20〜65℃の温度を維持せしめ
る必要がある。
ホルマリン中に多量のメタノールを含有させ、さらに高
い温度で貯蔵、輸送する方法が用いられる。たとえば、
ホルムアルデヒド濃度約40〜55重量−のホルマリン
中にはメタノールを0.5〜8重量%含有せしめて、か
つ貯蔵、輸送時には約20〜65℃の温度を維持せしめ
る必要がある。
しかも、このような多量のメタノールの含有は経済的に
不利であるばかシでなく、上記の樹脂の製造反応を円滑
、迅速に行なわせるのに支障となる。
不利であるばかシでなく、上記の樹脂の製造反応を円滑
、迅速に行なわせるのに支障となる。
そのために1従来、ホルムアルデヒド濃度が高く、かつ
メタノール含量の少ないホルマリンを低温で貯蔵、輸送
してもパラホルムアルデヒドの析出を防止できる安定化
剤が種々提案されているが、微量の添加で優れた安定化
効果を示すものが少ない。比較的微量の添加で優れた安
定化効果を示すものとして、ポリビニルアルコールよシ
製造したIリビニルホルマール系安定化剤が提案された
(特公昭44−18282号公報等)。しかし、酢酸ビ
ニルモノマーより直接に、優れた安定化効果を訴すポリ
ビニルホルマール系安定化剤を製造する方法はまだ知ら
れていない。
メタノール含量の少ないホルマリンを低温で貯蔵、輸送
してもパラホルムアルデヒドの析出を防止できる安定化
剤が種々提案されているが、微量の添加で優れた安定化
効果を示すものが少ない。比較的微量の添加で優れた安
定化効果を示すものとして、ポリビニルアルコールよシ
製造したIリビニルホルマール系安定化剤が提案された
(特公昭44−18282号公報等)。しかし、酢酸ビ
ニルモノマーより直接に、優れた安定化効果を訴すポリ
ビニルホルマール系安定化剤を製造する方法はまだ知ら
れていない。
(解決せんとする問題点)
本発明は、極く微量の添加でホルムアルデヒド水溶液の
安定化に卓越した効果を示す、j? リビニルホルマー
ル系の安定化剤を、酢酸ビニルモノマーより直接に製造
する方法を提供せんとするものでおる。
安定化に卓越した効果を示す、j? リビニルホルマー
ル系の安定化剤を、酢酸ビニルモノマーより直接に製造
する方法を提供せんとするものでおる。
(発明の構成)
本発明のホルムアルデヒド水溶液安定化剤の製造法は、
酢酸ビニルモノマーをイソプロピルアルコールを主成分
とする溶媒中で重合開始剤の存在下で重合させてポリ酢
酸ビニル溶液とし、得られたプリ酢酸ビニルの溶液にホ
ルマール化剤としてホルマリン水溶液と塩酸又は硫酸を
加え、加熱してホルマール化反応を行なわせ、その反応
生成物を20〜25℃のメタノール:水容量比=55:
45〜75:25のメタノール混合溶液中に滴下したと
きに白濁が生ずるようKなった時点でその反応を停止さ
せることを特徴とする方法である。
酢酸ビニルモノマーをイソプロピルアルコールを主成分
とする溶媒中で重合開始剤の存在下で重合させてポリ酢
酸ビニル溶液とし、得られたプリ酢酸ビニルの溶液にホ
ルマール化剤としてホルマリン水溶液と塩酸又は硫酸を
加え、加熱してホルマール化反応を行なわせ、その反応
生成物を20〜25℃のメタノール:水容量比=55:
45〜75:25のメタノール混合溶液中に滴下したと
きに白濁が生ずるようKなった時点でその反応を停止さ
せることを特徴とする方法である。
本発明の製造法における第一段の反応、すなわち酢酸ビ
ニルの重合反応は、イソプロピルアルコールを主成分と
する溶媒中で、重合開始剤の存在下で行なわせる。
ニルの重合反応は、イソプロピルアルコールを主成分と
する溶媒中で、重合開始剤の存在下で行なわせる。
ソノイソゾロビルアルコールを主成分とする溶媒ハ、純
イソプロピルアルコールが好ましいが、イソゾロピルア
ルコールに少量の他のアルコール等が含まれた混合溶媒
であっても差支えがない。
イソプロピルアルコールが好ましいが、イソゾロピルア
ルコールに少量の他のアルコール等が含まれた混合溶媒
であっても差支えがない。
イソプロピルアルコールを主成分とする溶媒を用いる理
由は、イソプロピルアルコールが連鎖[)1定数(cs
)が70℃で44X10−’と大きいために、この溶媒
中で重合させると生成ポリ酢酸ビニルが重合度が50〜
100程度の低重合物となり、しかも重合体収率が高い
し、またかかる低重合度のポリ酢酸ビニルがホルマール
化が容易であるし、さらにイソプロピルアルコールがホ
ルマール化反応に格別の支障を及ぼさない、からである
。これに対し、他のアルコールは連鎖移動定数が小さい
から(たとえばエチルアルコールのC8が70℃で25
X 10””である。)、他のアルコールを重合溶媒
として用いると、重合度が高くなりやすく、重合度の高
いポリ酢酸ビニル拡ホルマール化反応も円滑に進行しに
くい。
由は、イソプロピルアルコールが連鎖[)1定数(cs
)が70℃で44X10−’と大きいために、この溶媒
中で重合させると生成ポリ酢酸ビニルが重合度が50〜
100程度の低重合物となり、しかも重合体収率が高い
し、またかかる低重合度のポリ酢酸ビニルがホルマール
化が容易であるし、さらにイソプロピルアルコールがホ
ルマール化反応に格別の支障を及ぼさない、からである
。これに対し、他のアルコールは連鎖移動定数が小さい
から(たとえばエチルアルコールのC8が70℃で25
X 10””である。)、他のアルコールを重合溶媒
として用いると、重合度が高くなりやすく、重合度の高
いポリ酢酸ビニル拡ホルマール化反応も円滑に進行しに
くい。
重合開始剤としては、ラジカル系の重合開始剤を使用す
ることができるが、アゾビスイソブチロニトリルが特に
好ましい。
ることができるが、アゾビスイソブチロニトリルが特に
好ましい。
重合反応における仕込割合は、酢酸ビニルモノマー10
0重量部に対して、イソゾロビルアルコールが通常50
〜300重量部、好ましくは75〜150重貸部であp
、重合開始剤は通常0.1〜0.5重量部、好ましくは
0.2〜04重量部である服召反応は、通常、常圧の還
流下で50〜100℃、好ましくは65〜80℃の温度
で行なわれ、反応時間り通常1〜10時間、好ましくは
2〜6時間でるる。
0重量部に対して、イソゾロビルアルコールが通常50
〜300重量部、好ましくは75〜150重貸部であp
、重合開始剤は通常0.1〜0.5重量部、好ましくは
0.2〜04重量部である服召反応は、通常、常圧の還
流下で50〜100℃、好ましくは65〜80℃の温度
で行なわれ、反応時間り通常1〜10時間、好ましくは
2〜6時間でるる。
本シら明における第二段の反応、すなわちホルマール化
反応は、通常、紀一般の反応生成物であるポリ酢酸ビニ
ル溶液に、ホルマール化剤としてホルノ・アルデヒド水
溶液と塩酸又は硫酸とを加えて加熱反応させるが、その
ホルマール化剤の添加量は、LIS +2の重合反応
において用いた酢酸ビニルモノマー100重斂部に対し
て、ホルムアルデヒド水浴液が37重量%ホルマリンと
して30〜50℃量部、塩酸が3596塩酸として2.
5〜15重量部、そして硫酸が98%硫駿として2.5
〜7.5重量部であり、さらにこのホルマール化反応系
にはホルマール化溶媒として、通常、水が添加される。
反応は、通常、紀一般の反応生成物であるポリ酢酸ビニ
ル溶液に、ホルマール化剤としてホルノ・アルデヒド水
溶液と塩酸又は硫酸とを加えて加熱反応させるが、その
ホルマール化剤の添加量は、LIS +2の重合反応
において用いた酢酸ビニルモノマー100重斂部に対し
て、ホルムアルデヒド水浴液が37重量%ホルマリンと
して30〜50℃量部、塩酸が3596塩酸として2.
5〜15重量部、そして硫酸が98%硫駿として2.5
〜7.5重量部であり、さらにこのホルマール化反応系
にはホルマール化溶媒として、通常、水が添加される。
その水の添加量は、前記酢酸ビニルモノマー100重量
部に対して10〜120重量部である。
部に対して10〜120重量部である。
なお、ホルマール化反応系には、必要に応じてアセトン
、メタノール、ジオキサン等を少量加えることができる
。また、第一段の重合反応後に、未反応酢酸ビニルモノ
マー及び溶媒のイソプロピルアルコールを減圧下で蒸留
して回収するとともに、ポリ酢酸ビニルを一旦単離し、
そのポリ酢酸ビニルにホルマール化剤及びホルマール化
溶媒を加えて反応させることもできる。しかし、これら
の変形方法は工程が複雑化するだけで、格別のメリット
がない。
、メタノール、ジオキサン等を少量加えることができる
。また、第一段の重合反応後に、未反応酢酸ビニルモノ
マー及び溶媒のイソプロピルアルコールを減圧下で蒸留
して回収するとともに、ポリ酢酸ビニルを一旦単離し、
そのポリ酢酸ビニルにホルマール化剤及びホルマール化
溶媒を加えて反応させることもできる。しかし、これら
の変形方法は工程が複雑化するだけで、格別のメリット
がない。
ホルマール化反応における反応温度は通常60〜80℃
であり、反応時間は通常5〜20時間である。
であり、反応時間は通常5〜20時間である。
本発明のホルマール化反応の反応進行度は、反応生成物
の1滴を、適当な濃度のメタノール−水混合溶液中に滴
下したときの白濁の生じ方によって判定することができ
る。すなわち、ホルマール化度が低い場合には、たとえ
ば20〜25℃のメタノール:水容量比=30ニア0の
溶液中に滴下すれば白濁を生ずるが、ホルマール化反応
がさらに進行すれば20〜25℃のメタノール:水容量
比=50:50の混合溶液中に滴下すれば白濁を生ずる
。
の1滴を、適当な濃度のメタノール−水混合溶液中に滴
下したときの白濁の生じ方によって判定することができ
る。すなわち、ホルマール化度が低い場合には、たとえ
ば20〜25℃のメタノール:水容量比=30ニア0の
溶液中に滴下すれば白濁を生ずるが、ホルマール化反応
がさらに進行すれば20〜25℃のメタノール:水容量
比=50:50の混合溶液中に滴下すれば白濁を生ずる
。
そして、本発明のホルマール化反応において最も重要な
ことは、微量の添加で優れた安定化効果を発揮せしめる
ために、そのホルマール化度を成る一定の範囲内の部分
ホルマール化度に維持すべきである、ということである
。そのために、本発明のホルマール化反応では、そのホ
ルマール化反応生成物の1滴を、20〜25℃のメタノ
ール:水容量比=55:45〜75:25の混合溶液中
に滴下したときに白濁が生ずるようになった時点で、そ
の反応を停止させるのである。
ことは、微量の添加で優れた安定化効果を発揮せしめる
ために、そのホルマール化度を成る一定の範囲内の部分
ホルマール化度に維持すべきである、ということである
。そのために、本発明のホルマール化反応では、そのホ
ルマール化反応生成物の1滴を、20〜25℃のメタノ
ール:水容量比=55:45〜75:25の混合溶液中
に滴下したときに白濁が生ずるようになった時点で、そ
の反応を停止させるのである。
ソノホルマール化反応がこのホルマール化度に達する前
に反応を停止させても、或いはこのホルマール化度以上
に反応が進行してから反応を停止させても、得られる反
応生成物は安定化剤としての効果が劣るものとなる。す
なわち、メタノール:水容量比=55:45よりもメタ
ノールが少なく、水が多い混合溶液中で白濁が生ずるよ
うになった時点で反応を停止させると、ホルマール化度
が低くすぎて、安定化効果の劣るものとなり、ホルムア
ルデヒド水溶液に多量に添加しなければ充分な安定化効
果を発揮せしめることができない。
に反応を停止させても、或いはこのホルマール化度以上
に反応が進行してから反応を停止させても、得られる反
応生成物は安定化剤としての効果が劣るものとなる。す
なわち、メタノール:水容量比=55:45よりもメタ
ノールが少なく、水が多い混合溶液中で白濁が生ずるよ
うになった時点で反応を停止させると、ホルマール化度
が低くすぎて、安定化効果の劣るものとなり、ホルムア
ルデヒド水溶液に多量に添加しなければ充分な安定化効
果を発揮せしめることができない。
また、メタノール:水容量比=75:25よシもメタノ
ールが多く、水が少ない混合溶液中で白濁が生ずるよう
になってから反応を停止させると、ホルマール化度が高
くなりすぎて、ホルムアルデヒド水溶液に添加した場合
に溶解せず、小さな不溶のガム状物となり、この場合も
安定化効果が著しく劣る。
ールが多く、水が少ない混合溶液中で白濁が生ずるよう
になってから反応を停止させると、ホルマール化度が高
くなりすぎて、ホルムアルデヒド水溶液に添加した場合
に溶解せず、小さな不溶のガム状物となり、この場合も
安定化効果が著しく劣る。
本発明におけるホルマール化反応の停止は、たとえば反
応系を急速に冷却することによって行なわせてもよいし
、反応系に多量のメタノール又はメタノール−水混合溶
液を添加することによって行なわせてもよいし、さらに
攪拌中の多量の水の中に反応生成物を滴下することによ
って行なわせてもよい。
応系を急速に冷却することによって行なわせてもよいし
、反応系に多量のメタノール又はメタノール−水混合溶
液を添加することによって行なわせてもよいし、さらに
攪拌中の多量の水の中に反応生成物を滴下することによ
って行なわせてもよい。
かくして得られるホルマール化反応生成物溶液L1それ
をメタノール又はメタノール−水混合溶液を加えて適当
な濃度に希釈すれば、そのまま安定化剤としてホルムア
ルデヒド水溶液に添加するのに使用することができる。
をメタノール又はメタノール−水混合溶液を加えて適当
な濃度に希釈すれば、そのまま安定化剤としてホルムア
ルデヒド水溶液に添加するのに使用することができる。
また、ホルマール化反応生成物溶液から、−足部分ホル
マール化ポリビニルホルマールを分離し、それを再びメ
タノール又はメタノール−水混合溶液に適当な濃度に溶
解せしめて、七の溶液をそのまま安定化剤としてホルム
アルデヒド水溶液に添加するのに使用することができる
。
マール化ポリビニルホルマールを分離し、それを再びメ
タノール又はメタノール−水混合溶液に適当な濃度に溶
解せしめて、七の溶液をそのまま安定化剤としてホルム
アルデヒド水溶液に添加するのに使用することができる
。
たとえば、前記の冷却によシ、又り多量のメタノールや
メタノール−水混合溶液を加えて反応を停止させた場合
には、その反応生成物溶液に1必要に応じてさらにメタ
ノール又はメタノール−水混合溶液を加えて、不揮発分
濃度が1〜10重量%、好1しくけ5〜10重量%にな
るようにすれば、その溶液はそのまま安定化剤としてホ
ルムアルデヒド水溶液に添加することができる。また、
前記の多量の水中にホルマール化反応生成物を滴下して
反応を停止させた場合には、部分ホルマール化ポリビニ
ルホルマールが水に不溶性であるので、その滴下時に凝
固して析出、沈でんするから、その析出した沈でんケー
キを水で洗浄して、未反応の酢酸ビニルモノマー、各溶
媒、ホルマール化剤のホルマリン、塩酸又は硫酸、さら
にはホルマール化反応時に生成した酢酸又はそのエステ
ル等を除き、得られた精製ケーキを再びメタール又はメ
タノール−水混合溶液に溶解すれば、その溶液はそのま
ま安定化剤としてホルムアルデヒド水溶液に添加するこ
とができる。
メタノール−水混合溶液を加えて反応を停止させた場合
には、その反応生成物溶液に1必要に応じてさらにメタ
ノール又はメタノール−水混合溶液を加えて、不揮発分
濃度が1〜10重量%、好1しくけ5〜10重量%にな
るようにすれば、その溶液はそのまま安定化剤としてホ
ルムアルデヒド水溶液に添加することができる。また、
前記の多量の水中にホルマール化反応生成物を滴下して
反応を停止させた場合には、部分ホルマール化ポリビニ
ルホルマールが水に不溶性であるので、その滴下時に凝
固して析出、沈でんするから、その析出した沈でんケー
キを水で洗浄して、未反応の酢酸ビニルモノマー、各溶
媒、ホルマール化剤のホルマリン、塩酸又は硫酸、さら
にはホルマール化反応時に生成した酢酸又はそのエステ
ル等を除き、得られた精製ケーキを再びメタール又はメ
タノール−水混合溶液に溶解すれば、その溶液はそのま
ま安定化剤としてホルムアルデヒド水溶液に添加するこ
とができる。
(発明の効果)
本発明の製造法によれば、ポリビニルホルマール系のホ
ルムアルデヒド水溶液安定化剤を、酢酸ビニルモノマー
から直接に容易に製造することができる。
ルムアルデヒド水溶液安定化剤を、酢酸ビニルモノマー
から直接に容易に製造することができる。
しかも、その得られる安定化剤は、ホルムアルデヒド水
溶液に極く微量添加するだけで、卓越した安定化効果を
発揮できる。
溶液に極く微量添加するだけで、卓越した安定化効果を
発揮できる。
すなわち、本発明の製造法で得られる安定化剤のホルム
アルデヒド水溶液への添加量は、本発明のホルマール化
反応生成物溶液を105℃で1時間乾燥した場合の不揮
発分の添加濃度で示すことができる。そして、本発明の
製造法で得られた安定化剤を、たとえば50重量%ホル
マリン(メタノール含有量0.5〜1.5重量%)に、
不揮発分濃度0.1〜0.25ppmで添加した場合に
は貯蔵温度45℃で、0.5〜1 ppmで添加した場
合に杖貯蔵温度40℃で、また5〜10ppmで添加し
た場合には貯蔵温度35℃で、さらK 50〜100
ppmで添加した場合には貯蔵温度30℃で、いずれも
30日以上パラホルムアルデヒドの析出が認められずに
1安定に貯蔵することができた。なお、前記の50重量
%ホルマリンは、安定化剤を添加しなけれは、貯蔵温度
を55℃以上にしないと30日以上安定に貯蔵できなか
った。
アルデヒド水溶液への添加量は、本発明のホルマール化
反応生成物溶液を105℃で1時間乾燥した場合の不揮
発分の添加濃度で示すことができる。そして、本発明の
製造法で得られた安定化剤を、たとえば50重量%ホル
マリン(メタノール含有量0.5〜1.5重量%)に、
不揮発分濃度0.1〜0.25ppmで添加した場合に
は貯蔵温度45℃で、0.5〜1 ppmで添加した場
合に杖貯蔵温度40℃で、また5〜10ppmで添加し
た場合には貯蔵温度35℃で、さらK 50〜100
ppmで添加した場合には貯蔵温度30℃で、いずれも
30日以上パラホルムアルデヒドの析出が認められずに
1安定に貯蔵することができた。なお、前記の50重量
%ホルマリンは、安定化剤を添加しなけれは、貯蔵温度
を55℃以上にしないと30日以上安定に貯蔵できなか
った。
このように、本発明の製造法で得られる安定化剤が極く
微量の添加で卓越した安定化効果を発揮できるのは、そ
の理由が必ずしも明瞭でない。しかし、推測によれば、
イソプロピルアルコール溶媒中で重合させて得られた低
重合度のポリ酢酸ビニルが特定のホルマール化度まで部
分的にホルマール化されていて、ホルムアルデヒド水溶
液に対する溶解性に優れているためではないかと考えら
れる。
微量の添加で卓越した安定化効果を発揮できるのは、そ
の理由が必ずしも明瞭でない。しかし、推測によれば、
イソプロピルアルコール溶媒中で重合させて得られた低
重合度のポリ酢酸ビニルが特定のホルマール化度まで部
分的にホルマール化されていて、ホルムアルデヒド水溶
液に対する溶解性に優れているためではないかと考えら
れる。
ちなみに、本発明の製法によって得られる部分ホルマー
ル化ポリビニルホルマールハ、パーミッションクロマト
グラフィー(GPC)で測定した重量平均分子量が約1
5000〜5000 、化学分析によ部分析したホルマ
ール化度が40〜60チの範囲内にある。なお、本発明
の製法におけるホルマール化反応時には、ポリ酢酸ビニ
ルのアセチル基のケン化とホルマー化が同時に進行する
ものであシ、その部分ホルマール化ポリビニルホルマー
ルには残存アセチル基が少量台まれている。
ル化ポリビニルホルマールハ、パーミッションクロマト
グラフィー(GPC)で測定した重量平均分子量が約1
5000〜5000 、化学分析によ部分析したホルマ
ール化度が40〜60チの範囲内にある。なお、本発明
の製法におけるホルマール化反応時には、ポリ酢酸ビニ
ルのアセチル基のケン化とホルマー化が同時に進行する
ものであシ、その部分ホルマール化ポリビニルホルマー
ルには残存アセチル基が少量台まれている。
(実施例等)
次に、実施例及び比較例をあげて本発明をさらに詳述す
る。こねらの例に記載の「部」及び「チ」は、特に記載
17ない限り重量部及び重量チを意味する。
る。こねらの例に記載の「部」及び「チ」は、特に記載
17ない限り重量部及び重量チを意味する。
実施例1
反応容器に酢酸ビニル8oop、イソゾロビルアルコー
ル800Sを加え、攪拌下に昇温させ、70℃に達した
ときにアゾビスイソブチロニトリル3.09を加え、7
2℃の還流下で約1時間反応させたのち、70℃でさら
に3時間反応させた。
ル800Sを加え、攪拌下に昇温させ、70℃に達した
ときにアゾビスイソブチロニトリル3.09を加え、7
2℃の還流下で約1時間反応させたのち、70℃でさら
に3時間反応させた。
アゾビスイソブチロニトリルを添加してから4時間後に
、ホルマール化剤として37チホルマリン40(1、:
う5チ塩酸100#、ホルマール化溶媒として水900
yを加え、70℃でホルマール化反応を行なわせた。
、ホルマール化剤として37チホルマリン40(1、:
う5チ塩酸100#、ホルマール化溶媒として水900
yを加え、70℃でホルマール化反応を行なわせた。
ホルマール化剤を添加してから7時間後に、反応生成物
の1滴を、20℃のメタノール:水容量比=65:35
の混合溶液に滴下したところ白濁を生じたので、この時
点で反応生成物にメタノ−x、1800gを加え、室温
に冷却した。
の1滴を、20℃のメタノール:水容量比=65:35
の混合溶液に滴下したところ白濁を生じたので、この時
点で反応生成物にメタノ−x、1800gを加え、室温
に冷却した。
得られた反応生成物溶液、すなわち部分ホルマール化ポ
リビニルホルマール溶液は、黄色透明であり、粘度が1
0 cps/25℃、比重が0.902/25℃、−が
0.9/25℃、不揮発分が102チ(105℃で1時
間乾燥したもの)、GPCで測定した重量平均分子量が
5630(ポリエチレングリコール換算)であった。
リビニルホルマール溶液は、黄色透明であり、粘度が1
0 cps/25℃、比重が0.902/25℃、−が
0.9/25℃、不揮発分が102チ(105℃で1時
間乾燥したもの)、GPCで測定した重量平均分子量が
5630(ポリエチレングリコール換算)であった。
なお、酢酸ビニルの重合終了時点で一部をサンプリング
して不揮発分を測定して重合収率を算出したところ90
.4チであり、GPCで測定した重量平均分子量は62
50であった。
して不揮発分を測定して重合収率を算出したところ90
.4チであり、GPCで測定した重量平均分子量は62
50であった。
このホルマール化生成物を、50.4%ホルマリン(メ
タノール含量1.2%)に、不揮発分濃度基準で10
ppm添加したところ、35℃で30日以上、パラホル
ムアルデヒドの析出なしに安定に貯蔵することができた
。なお、安定化剤を添加しなかった場合は55℃以上で
なければ30日以上安定に貯蔵することができなかった
。
タノール含量1.2%)に、不揮発分濃度基準で10
ppm添加したところ、35℃で30日以上、パラホル
ムアルデヒドの析出なしに安定に貯蔵することができた
。なお、安定化剤を添加しなかった場合は55℃以上で
なければ30日以上安定に貯蔵することができなかった
。
実施例2
実施例1におけると同様にしてポリ酢酸ビニルを重合さ
せた。
せた。
ついで、塩酸の代りに98チ硫酸60gを使用し、反応
温度を75℃にしたほかは実施例1におけると同様にし
てホルマール化反応を行なわせたところ、反応時間13
時間で20℃のメタノール:水容量比、=70:30の
混合溶液中で白濁を生ずるようになったので、この時点
でメタノール2700、pと水600gを加え室温に冷
却した。
温度を75℃にしたほかは実施例1におけると同様にし
てホルマール化反応を行なわせたところ、反応時間13
時間で20℃のメタノール:水容量比、=70:30の
混合溶液中で白濁を生ずるようになったので、この時点
でメタノール2700、pと水600gを加え室温に冷
却した。
この反応生成物溶液は微黄色透明であり、粘度が6.5
cps /25℃、比重が0.910/25℃、−が
1.2/25℃、不揮発分が6.9%であり、GPCで
測定した重量平均分子量が5890であった。
cps /25℃、比重が0.910/25℃、−が
1.2/25℃、不揮発分が6.9%であり、GPCで
測定した重量平均分子量が5890であった。
この反応生成物溶液を、不揮発分基準で10ppmKな
るように、55.7%ホルマリン(メタノール含量0.
9%)K添加したところ、50℃で30日以上、パラホ
ルムアルデヒドの析出、沈でんが認められずに安定に貯
蔵することができた。なお、安定化剤を添加しなければ
60℃以上でなければ30日以上安定に貯蔵できなかっ
た。
るように、55.7%ホルマリン(メタノール含量0.
9%)K添加したところ、50℃で30日以上、パラホ
ルムアルデヒドの析出、沈でんが認められずに安定に貯
蔵することができた。なお、安定化剤を添加しなければ
60℃以上でなければ30日以上安定に貯蔵できなかっ
た。
実施例3
実施例1におけると同様にして重合を行なわせてから、
ホルマール化剤として37%ホルマリン300.9,3
5チ塩酸20g、ホルマール化溶媒として水20M+を
加え、70℃で19時間反応させたところ、20℃のメ
タノール:水容量比−60:4Gの混合溶液中で白濁を
生じたので、この時点で反応生成物を室温に冷却した。
ホルマール化剤として37%ホルマリン300.9,3
5チ塩酸20g、ホルマール化溶媒として水20M+を
加え、70℃で19時間反応させたところ、20℃のメ
タノール:水容量比−60:4Gの混合溶液中で白濁を
生じたので、この時点で反応生成物を室温に冷却した。
得られた反応生成物溶液は、粘度が115 c ps/
25℃、比重が0.968/25℃、−が1.0/25
℃、不揮発分が26.2チであった。
25℃、比重が0.968/25℃、−が1.0/25
℃、不揮発分が26.2チであった。
この反応生成物溶液を、水浴洗浄槽中の801の水中に
、水を攪拌しながら滴下し、析出法でんを水洗して精製
した。得られた析出、沈でんは顆粒状のケーキでちり、
このケーキを水と分離後、再び反応器に入れ、溶剤とし
てメタノール3000p及び水500#を加えて攪拌し
ながら、65℃まで昇温させて溶解した。
、水を攪拌しながら滴下し、析出法でんを水洗して精製
した。得られた析出、沈でんは顆粒状のケーキでちり、
このケーキを水と分離後、再び反応器に入れ、溶剤とし
てメタノール3000p及び水500#を加えて攪拌し
ながら、65℃まで昇温させて溶解した。
この溶液は、粘度が9.5cps7’25℃、比重が0
.892/25℃、声が4.5/25℃、不揮発分が1
0.1%であシ、重合体のGPCで測定した重量平均分
子量が12500、ホルマール化度が534であった。
.892/25℃、声が4.5/25℃、不揮発分が1
0.1%であシ、重合体のGPCで測定した重量平均分
子量が12500、ホルマール化度が534であった。
この溶液な安定化剤として使用し、50.8 %ホルマ
リン(メタノール含量09%)に、不揮発分基準の浪度
が下表に示す種々の濃度になるように務加したところ、
それぞれに示す各温度でパラホルムアルデヒドの析出な
しに30日以上安定圧貯抗することができた。
リン(メタノール含量09%)に、不揮発分基準の浪度
が下表に示す種々の濃度になるように務加したところ、
それぞれに示す各温度でパラホルムアルデヒドの析出な
しに30日以上安定圧貯抗することができた。
実施例4
実施向lにおりると同様にして酢酸ビニルの重合を行な
わせたのち、ホルマール化剤として37チホルマリン4
00g、98チ硫酸25g1ホルマール化浴媒として水
125gを加え、70℃で10時間反応させたところ、
20℃のメタノール:水容量比=65:35の混合溶液
中で白濁を生じたので、直ちに室温に冷却した。
わせたのち、ホルマール化剤として37チホルマリン4
00g、98チ硫酸25g1ホルマール化浴媒として水
125gを加え、70℃で10時間反応させたところ、
20℃のメタノール:水容量比=65:35の混合溶液
中で白濁を生じたので、直ちに室温に冷却した。
得られた反応生成物溶液は、粘度が121 cps/!
5℃、比重が0.988/25℃、−が0.2/25℃
、不揮発分が25.9チであった。
5℃、比重が0.988/25℃、−が0.2/25℃
、不揮発分が25.9チであった。
この反応生成物溶液を実施例3におけると同様にして水
中に滴下し、析出法でんを水洗して精製ケーキを得た。
中に滴下し、析出法でんを水洗して精製ケーキを得た。
このケーキに溶媒としてメタノール3200g及び水5
00gを加えて、実施例3におけると同様にして再溶解
させた。得られた溶液は、粘度が7.5 c ps/2
5℃、比重が0.910/25℃、−が3.9/25℃
、不揮発分が8.1%であった。また、この重合体はG
PC測定による重量平均分子量が13080であり、ホ
ルマール化度が46チでhつた。
00gを加えて、実施例3におけると同様にして再溶解
させた。得られた溶液は、粘度が7.5 c ps/2
5℃、比重が0.910/25℃、−が3.9/25℃
、不揮発分が8.1%であった。また、この重合体はG
PC測定による重量平均分子量が13080であり、ホ
ルマール化度が46チでhつた。
この溶液を安定化剤として、不揮発分濃度が25 pp
mになるように、50.3’%ホルマリン(メタノール
含量4.1%)に添加したところ、30℃で30日以上
パラホルムアルデヒドを析出せずに安定に貯蔵すること
ができた。また、44.5チホルマリン(メタノール含
t0.7%’lK、不揮発分濃度が1 ppmになるよ
うに添加したところ、35℃で30日以上・々ラホルム
アルデヒドが析出せずに安定に貯蔵することができた。
mになるように、50.3’%ホルマリン(メタノール
含量4.1%)に添加したところ、30℃で30日以上
パラホルムアルデヒドを析出せずに安定に貯蔵すること
ができた。また、44.5チホルマリン(メタノール含
t0.7%’lK、不揮発分濃度が1 ppmになるよ
うに添加したところ、35℃で30日以上・々ラホルム
アルデヒドが析出せずに安定に貯蔵することができた。
なお、50チホルマリンは安定化剤を添加しなければ5
0℃以上の温度でなければ、また、44.5%ホルマリ
ンは45℃以上でなければ、それぞれ30日以上安定に
貯蔵することができなかった。
0℃以上の温度でなければ、また、44.5%ホルマリ
ンは45℃以上でなければ、それぞれ30日以上安定に
貯蔵することができなかった。
比較(PJl
20℃におけるメタノール:水容量比=50:50の混
合溶液中で白濁が生ずるようになった時点で、ホルマー
ル化反応を停止させたほかは、実施例1と同様にして重
合させ、同様にしてホルマール化反応をさせた。
合溶液中で白濁が生ずるようになった時点で、ホルマー
ル化反応を停止させたほかは、実施例1と同様にして重
合させ、同様にしてホルマール化反応をさせた。
得られた反応生成物溶液を安定化剤として、不揮発分濃
度が10 pprnになるように、50.3%ホルマリ
ン(メタノール含量1.3%)に添加したところ、35
℃で10日貯蔵した時点で少量のパラホルムアルデヒド
の析出が認められた。
度が10 pprnになるように、50.3%ホルマリ
ン(メタノール含量1.3%)に添加したところ、35
℃で10日貯蔵した時点で少量のパラホルムアルデヒド
の析出が認められた。
比較例2
20℃におけるメタノール:水容量比=80:20の混
合溶液中で白濁が生ずるよう罠なうた時点で、ホルマー
ル化反応を停止させたほかは、実施例4におけると同様
にして重合させ、同様にしてホルマール化反応をさせた
。
合溶液中で白濁が生ずるよう罠なうた時点で、ホルマー
ル化反応を停止させたほかは、実施例4におけると同様
にして重合させ、同様にしてホルマール化反応をさせた
。
得られた反応生成物溶液を実施例3におけると同様にし
て水中に滴下し、同様にして析出、沈でんを水洗した。
て水中に滴下し、同様にして析出、沈でんを水洗した。
得られた精製ケーキに、メタノール3000.!i’、
水5009及びジオキサ7200Fの混合溶媒を加えて
溶解させた。
水5009及びジオキサ7200Fの混合溶媒を加えて
溶解させた。
この溶液を安定化剤として、不揮発分が15ppmにな
るように、50.4%ホルマリン(メタノール含量0.
9 % )に添加したところ、ホルマリン中に完全には
溶解せず、不溶解物が生じた。このホルマリンは30℃
で7日貯蔵した時点でパラホルムアルデヒドの析出が認
められた。
るように、50.4%ホルマリン(メタノール含量0.
9 % )に添加したところ、ホルマリン中に完全には
溶解せず、不溶解物が生じた。このホルマリンは30℃
で7日貯蔵した時点でパラホルムアルデヒドの析出が認
められた。
Claims (1)
- 1)酢酸ビニルモノマーをイソプロピルアルコールを主
成分とする溶媒中で重合開始剤の存在下で重合させてポ
リ酢酸ビニル溶液とし、得られたポリ酢酸ビニルの溶液
にホルマール化剤としてホルムアルデヒド水溶液と塩酸
又は硫酸を加え、加熱してホルマール化反応を行なわせ
、その反応生成物を20〜25℃のメタノール:水容量
比=55:45〜75:25のメタノール混合溶液中に
滴下したときに白濁が生ずるようになった時点でその反
応を停止させることを特徴とするホルムアルデヒド水溶
液安定化剤の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15559884A JPS6136303A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | ホルムアルデヒド水溶液安定化剤の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15559884A JPS6136303A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | ホルムアルデヒド水溶液安定化剤の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6136303A true JPS6136303A (ja) | 1986-02-21 |
JPH0578565B2 JPH0578565B2 (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=15609521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15559884A Granted JPS6136303A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | ホルムアルデヒド水溶液安定化剤の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6136303A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1042542C (zh) * | 1994-08-16 | 1999-03-17 | 李瑞林 | 一种高效甲醛阻聚剂的制备方法 |
JP2007091680A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Mitsui Chemicals Inc | ホルムアルデヒド水溶液用安定剤 |
JP2008280364A (ja) * | 2007-05-08 | 2008-11-20 | Nitto Denko Corp | 変性pvaの製造方法 |
JP2010254865A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Sekisui Chem Co Ltd | ポリビニルアセタールの製造方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8382389B2 (en) | 2008-12-25 | 2013-02-26 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
EP2236303B1 (en) | 2009-03-31 | 2012-10-10 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape printer |
JP5136503B2 (ja) | 2009-03-31 | 2013-02-06 | ブラザー工業株式会社 | テープカセット |
CN104691118B (zh) | 2009-03-31 | 2017-10-13 | 兄弟工业株式会社 | 带盒 |
EP3106314B1 (en) | 2009-03-31 | 2022-04-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette and tape printer |
JP5093265B2 (ja) | 2010-02-26 | 2012-12-12 | ブラザー工業株式会社 | テープカセット |
-
1984
- 1984-07-27 JP JP15559884A patent/JPS6136303A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1042542C (zh) * | 1994-08-16 | 1999-03-17 | 李瑞林 | 一种高效甲醛阻聚剂的制备方法 |
JP2007091680A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Mitsui Chemicals Inc | ホルムアルデヒド水溶液用安定剤 |
JP2008280364A (ja) * | 2007-05-08 | 2008-11-20 | Nitto Denko Corp | 変性pvaの製造方法 |
JP2010254865A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Sekisui Chem Co Ltd | ポリビニルアセタールの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0578565B2 (ja) | 1993-10-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |