JPS613614A - 形状記憶合金の製造方法 - Google Patents

形状記憶合金の製造方法

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JPS613614A
JPS613614A JP12456684A JP12456684A JPS613614A JP S613614 A JPS613614 A JP S613614A JP 12456684 A JP12456684 A JP 12456684A JP 12456684 A JP12456684 A JP 12456684A JP S613614 A JPS613614 A JP S613614A
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JP
Japan
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shape memory
memory alloy
extrusion
billet
producing
Prior art date
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Pending
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JP12456684A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Yamauchi
山内 清隆
Kunio Shidori
倭文 邦郎
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Publication of JPS613614A publication Critical patent/JPS613614A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は形状記憶合金の製造方法に関するものである。
形状記憶合金はその特異な性質を利用してアクチュエー
タ、パイプ継手をはじめ工業あるいは医療などの広い分
野でその応用開発が進められている。
実用的な形状記憶合金としては、例えば特開昭48−1
74.16号公報に記載された、Ni50at%、Ti
50at%を中心とする前後数%の範囲の組成からなる
T i −N i系合金、あるいは特開昭58−151
445号公報に記@されたNi50゜3〜53.Oat
%、残部TiよりなるT i −N i系合金などのT
 i −N i系合金(あるいはこれらの合金に各種添
加物を含有させたT i −N i系合金)およ1/ 
Cu基合金が広く知られている。
このうちCu基合金は比較的加工が容易なため材料コス
トが安価である反面、材料の強度、繰り返し変形をした
と外の寿命あるいは耐食性などの信頼性に問題があるた
めあまり使用されていない。
一方Ti−Ni系合金は材料特性が優れているので、前
記産業分野を中心としてその応用開発が特に推進されて
いる。
しかしながら、このT i −N i系合金は、塑性加
工が容易でないため、使用形状に加工するのに多くの工
程を必要とし、製造コストが商いため実用材料として問
題を有するものである。
すなわち、Ti−Ni系形状記憶合金は、一般的には第
2図に示すような工程で製造されるが、特に問題である
のは本系合金は鋳造組織が粗いため、熱間鍛造を極めて
慎重に行なわない限り材料に亀裂が入り歩留りが着しく
低下することである。そのために何度も加熱・鍛造を繰
り返して鋳造組織を徐々に破壊し、強靭な組織に変えて
行かなければならず、加工に多くの工数を必要とするの
であ。
る。
本発明はTi−Ni系形状記憶合金のもつ上記問題点を
取り除き、真に実用材料として有効な材料を安価に供給
することができる製造方法を提供せんとするものである
本発明は、700℃以上で押出加工することを特徴とす
るものである。
しかして、本発明の熱間押出によればほとんど圧縮応力
下で加工が行なわれるため、鋳造組織が粗くても亀裂を
ほとんど生ずることなく、容易に最終製品に近い形状を
得ることができるものである。
なお押出温度に関しては、本発明者らは押出温度と押出
力の検討をした結果、特に700℃以上の温度で押出す
ことにより、低い押出力でもって押出しが可能であるこ
とを見出した。また押出比と押出材の加工性との関係を
研究した結果、押出比が5未満の場合、鋳造組織の破壊
が必ずしも十分でなく、最終形状への加工工程において
材料に亀裂の発生、破断等の問題が生ずることが明らか
となった。
このように鋳造組織を破壊し、材料に靭性を持たせるう
えでの本発明による押出加工は極めて有効である。また
本発明によれば、押出材を最終製品に近い形状とするこ
とにより、さらに効果は大となる。
最も一般に用いられる形状は線材であるが、そのために
本発明によれば円形断面の枠材を押出すことができる。
また板材、の場合は、熱間圧延によりこれを得んとする
場合には板厚が薄くなればなる程、温度を適温に保つこ
とが難しくなり、圧延割れを起こす確率が高くなるが、
熱間押出しによればほとんど最終に近い形状の板材を押
出すことが可能である。
なお板材の断面形状は、後の圧延工程を考慮すれば、最
低でも長辺と短辺の比が2対1以上の長方形であること
が望ましい。
パイプの製造法としては各種あり、板材を円筒状に曲げ
て端部を溶接した後引き抜きする方法や、深絞り後線引
きする方法などもあるが、上記理由により出発材が板材
であることはti造工程が膨大なものとなる。本発明の
熱間押出し中空材を出発材(もちろんこれをそのままバ
イブ継手とし−C使うことも可能であるが)としたもの
は容易にシームレスの細管とすることかです、シームレ
スの細管としたものは変形が一様かつ迅速に起こり、実
用材としC極めて優れた性能を示す7 一方、Ti−Ni系形状記憶合金は活性なT iを含む
ため熱間押出しをするに際し、表面が雰囲気や異物によ
り汚染されないように注意しなくてはならない。本発明
者らは熱間押出しをする際に種々の潤滑剤を検討した結
果、ガフス粉末を使用した場合に押出材は最も良好な表
面肌を示し、かつ最終製品にするときの加工性等も全く
問題のないことを見出した。
さらに本発明者らは、種々の熱間押出方法を検討した結
果、表面を十分に保温し得る固体圧力媒体をビレットの
周りに配し、これをあらかじめアウターステムにより加
圧したのち、インナーステムにてビレットを押出すこと
により、表面肌の良好な製品が得られることを見出した
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
〔実施例1〕 出発材としてT1が50at%、N!が50at%の組
成を有する 65φxioo Zの鋳造ビレ7トを用い
、熱間押出法により 丸棒(101φ)、FIJtN4
’ (3mm LX 50 ml1I” w)、バイブ
(10mmX6mmφ)を押出し、各々を累月として線
材(0,5■φ)、板材(imm LX 50mm切)
、#lIl管(0,8m憤φ× 0.5諭mφ)を製造
した。これに要した工数および製品歩留りをtjS1表
に示す。
plS’ 1表 熱間押出法は、前記のように出発材としてTiが50a
t%、Niが50at%の組成を有する65φxioo
pの鋳造ビレットを用い、第1図に示すような側圧付加
押出法により行なった。
すなわち、グイホルダー6を介してダイス5を装着した
コンテナー3の穴9内のダイス5側に、ガラス粉末を潤
滑剤として配すると共に、ビレ・7ト1の周りに固体圧
力媒体2を配してこれを加熱した後前肥大9内に挿入し
、ついでインナーステム7を嵌着してコンテナー3の穴
9に嵌挿したアウターステム8により、まず前記固体圧
力媒体2に側圧を加えた後、インナーステム7により前
記ビレット1を押出した。
しかして、固体圧力媒体2にはロー百を用いてこれを9
00℃に加熱し、側圧は 1.30 kg/cm2(油
圧)を加えた。また押出温度は900℃であった。
なお各々の押出完了後、最終製品に仕十げる工程は12
図に示す工程と同様である。
またf51表に比較として従来の手法による場合の各々
の工数と歩留りを示す。
なお従阜の手法とは以下の方法によったものである。
■ 線材および板材の製造工程は第2図によった。
■ #Il管の製造は板厚1mmの板を…目デて溶接に
てパイプ状とした後、ドローベンチに上り管拐とした。
第1表から明らかなように、Ti−Ni系形状記憶合金
の製造に熱間押出法を用いることにより、従来の方法に
比べて工数の低減と歩留りの向上が者しく、コスト低減
効果の大なることがわかる。
特に線材の方が板材よりも本発明の効果が装着であり、
表面肌も良好になった。
〔実施例2〕 実施例1と同様の組成と寸法を有する鋳造ビレットを用
い、熱間押出法により実施例1の厚板材(3mm tX
 50++m w)とほば同じ断面積を有する断面形状
が長方形の種々の寸法の板材を製造した。
このときの歩留りの比較をfjS2表に示す。
第     2     表 第2表から押出材が板材の場合は、長辺対短辺の比が2
対1以上になると歩留りが省しく向上することがわかる
〔実施例3〕 fjS3表に側圧付加押出しと通常の熱間押出しとによ
り丸棒(101φ)を押出した結果について比較して示
す。
第3表 側圧付加熱間押出しは実施例1と同様tIS1図に示す
方法により行ない、固体圧力媒体2の温度は押出温度と
同じにした。
第3表から明らかなごとく、側圧付加押出しによれば、
T i −N i系形状記憶合金の表面肌は通常の熱間
押出しによるものに比べ良好であり、700℃からこの
押出しが使用できて歩留りも向上している。
〔実施例4〕 第4表には側圧付加押出法(押出温度1000℃)で0
.5φの線材を伸線したときの破断回数と押出し比(ビ
レット断面積と押出材断面積との比)との関係を示す。
fJs4   表 押出し比が小さな場合には、最初の仙遣組織が十分に破
壊されないため、伸線加工の中途で線材の表面にクラン
クが入り線材を徐々に細かくして行く過程で線材が破断
する事故が多発する。
この点本発明者らが検討を重ねた結果、第4表に示すよ
うに押出し比は5以上であることが好ましいことがわか
った。すなわち、本発明によると鋳造ビレットであって
も十分実用に耐える最終形状のものが得られることがわ
かった。
〔実施例5〕 第5表に潤滑剤の種類を検討した結果を示す。
第    5    表 ・ 押出しは側圧付加押出し法により、押出温度は10
00℃で行なった。この場合に用いたガラス−粉末は 
1000℃における粘性係数が 100Poiseのも
のである。
第5表から明らかなように潤滑剤としてガラス粉末を用
いた場合には表面肌が極めて良好になっている。
以上詳細に説明したように、本発明はT i−N i系
形状記憶合金の製造に熱間押出法を用いたものであるか
ら、加工工数を低減すると共に内部亀裂の防止ができて
歩留り“が向上し、また良好な表面肌のものが得られる
等、その工業上の効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する状態の一例を示す要部断面図
、12図はT i −N i系形状記憶合金の従来の製
造工程を示す図である。 1:ビレット、2:固体圧力媒体、3:コンテナー、4
:12人潤滑剤、5:ダイス、6:グイホルダー、7:
インナーステム、8:アウターステム9:コンテナーの
穴 代理人 弁理士  本  m      崇率/図 悴 、8 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、700℃以上で押出加工をすることを特徴とするT
    i−Ni系形状記憶合金の製造方法。 2、押出比が5以上であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のTi−Ni系形状記憶合金の製造方法
    。 3、押出材の断面形状が円形であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項に記載のTi−Ni系
    形状記憶合金の製造方法。 4、押出材の断面形状が長方形であり、長辺対短辺の比
    が少なくとも2対1以上であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項または第2項に記載のTi−Ni系形状
    記憶合金の製造方法。 5、押出材の断面形状が中空であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項に記載のTi−Ni系
    形状記憶合金の製造方法。 6、押出ビレットが鋳造材であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載のTi−Ni系
    形状記憶合金の製造方法。 7、熱間押出用潤滑剤として、ガラス粉末を用いること
    を特徴とする特許請求の範囲第1〜6項のいずれかに記
    載のTi−Ni系形状記憶合金の製造方法。 8、熱間押出工程において、ビレットの保温材として固
    体圧力媒体をビレットとコンテナー間に配し、前記固体
    圧力媒体を500℃以上の温度に保ってアウターステム
    で加圧したのち、インナーステムにて前記ビレットを押
    出すことを特徴とする特許請求の範囲第1〜7項のいず
    れかに記載のTi−Ni系形状記憶合金の製造方法。
JP12456684A 1984-06-19 1984-06-19 形状記憶合金の製造方法 Pending JPS613614A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5043550A (en) * 1988-01-25 1991-08-27 Mitsubishi Denki K.K. Wire cut electric discharge machine
JPH11290937A (ja) * 1998-04-16 1999-10-26 Furukawa Electric Co Ltd:The NiTi合金パイプの製造方法
CN1295037C (zh) * 2005-05-10 2007-01-17 江苏法尔胜技术开发中心 镍钛基形状记忆合金管材套拉成型方法
CN100337764C (zh) * 2005-04-27 2007-09-19 中国科学院金属研究所 一种NiTi合金管坯高速率热挤压方法
CN106881367A (zh) * 2015-12-15 2017-06-23 北京有色金属研究总院 一种Ti-Ni基记忆合金热挤压润滑方法

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