JPS6135967Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6135967Y2 JPS6135967Y2 JP13469181U JP13469181U JPS6135967Y2 JP S6135967 Y2 JPS6135967 Y2 JP S6135967Y2 JP 13469181 U JP13469181 U JP 13469181U JP 13469181 U JP13469181 U JP 13469181U JP S6135967 Y2 JPS6135967 Y2 JP S6135967Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moisture
- current
- sample
- circuit
- resistance
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 22
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 8
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 claims description 4
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000004044 response Effects 0.000 description 5
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
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- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
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- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は木材、紙、穀類などの被測定物(以下
試料と呼ぶ)に含有する水分が試料の電気抵抗値
と相関関係を有することを利用して、試料の水分
を測定する電気抵抗式水分測定装置(以下水分計
と呼ぶ)に関するものであり、とくに試料の水分
が4%程度の低水分域で、試料の電気抵抗値が
100KMΩ程度で、ほぼ指数関数的に増加しても
応答速度が速く再現性の良好な水分率表示が可能
な高感度広帯域水分計に関するものである。
試料と呼ぶ)に含有する水分が試料の電気抵抗値
と相関関係を有することを利用して、試料の水分
を測定する電気抵抗式水分測定装置(以下水分計
と呼ぶ)に関するものであり、とくに試料の水分
が4%程度の低水分域で、試料の電気抵抗値が
100KMΩ程度で、ほぼ指数関数的に増加しても
応答速度が速く再現性の良好な水分率表示が可能
な高感度広帯域水分計に関するものである。
従来、水分率の電気的測定値を直線特性に変換
して表示している電気抵抗式水分計としては、1
例として第1図に示される水分測定回路が知られ
ている。第1図において、Eは定電圧供給源であ
り、Rxは試料、すなわち試料の電気抵抗を表わ
し、測定電極端子間に挿入されている。D1は対
数変換素子であり、C0はコンデンサであり、雑
音防止または発振防止をする。試料Rxを流れ、
対数変換ダイオードD1を通して対数変換された
測定電流は出力端子Vputで取り出され、直線化
された後メータ又はLEDデイジタル表示装置に
よつて水分値を表示する。
して表示している電気抵抗式水分計としては、1
例として第1図に示される水分測定回路が知られ
ている。第1図において、Eは定電圧供給源であ
り、Rxは試料、すなわち試料の電気抵抗を表わ
し、測定電極端子間に挿入されている。D1は対
数変換素子であり、C0はコンデンサであり、雑
音防止または発振防止をする。試料Rxを流れ、
対数変換ダイオードD1を通して対数変換された
測定電流は出力端子Vputで取り出され、直線化
された後メータ又はLEDデイジタル表示装置に
よつて水分値を表示する。
しかしながら、この方式では試料の水分率が低
いと試料の電気抵抗が極めて大きいため、測定時
に外部から雑音が混入する。これを防止するため
コンデンサC0を対数変換ダイオードと並列に接
続し接地している。このため、試料Rxとコンデ
ンサC0により時定数回路とつくり、測定信号の
応答速度が遅くなるという欠点がある。
いと試料の電気抵抗が極めて大きいため、測定時
に外部から雑音が混入する。これを防止するため
コンデンサC0を対数変換ダイオードと並列に接
続し接地している。このため、試料Rxとコンデ
ンサC0により時定数回路とつくり、測定信号の
応答速度が遅くなるという欠点がある。
第2図は直線化電流・電圧変換回路を有する水
分測定回路の他の従来例を示す。図示した直線化
電流・電圧変換回路は、試料Rxからの測定電流
を入力とする演算増幅器IC1と、対数変換用ダイ
オードD1を含む負帰還回路を有する。変換回路
の出力はダイオードD2を通して演算回路へ送ら
れ、表示装置で水分表示が行われる。ここで、対
数変換用ダイオードD1に流れる電流は、試料の
電気抵抗に依存し、その電流変化は数百pA〜数
mAまでの広域に亘るから、測定回路に生ずるハ
ムや発振などを防止するためにコンデンサC1が
ダイオードD1と並列に接続されている。このた
め、第1図の回路と同様に、試料抵抗Rxとダイ
オードC1とが時定数回路をつくり、回路動作の
応答性を低下する。
分測定回路の他の従来例を示す。図示した直線化
電流・電圧変換回路は、試料Rxからの測定電流
を入力とする演算増幅器IC1と、対数変換用ダイ
オードD1を含む負帰還回路を有する。変換回路
の出力はダイオードD2を通して演算回路へ送ら
れ、表示装置で水分表示が行われる。ここで、対
数変換用ダイオードD1に流れる電流は、試料の
電気抵抗に依存し、その電流変化は数百pA〜数
mAまでの広域に亘るから、測定回路に生ずるハ
ムや発振などを防止するためにコンデンサC1が
ダイオードD1と並列に接続されている。このた
め、第1図の回路と同様に、試料抵抗Rxとダイ
オードC1とが時定数回路をつくり、回路動作の
応答性を低下する。
従つて、本考案の目的は、広範囲に亘る試料の
電気抵抗を測定する水分測定回路であつて、高域
の試料抵抗測定時すなわち低水分測定時にも応答
速度が速く、分解度が良好な測定が可能な電気抵
抗式水分計を提供することにある。
電気抵抗を測定する水分測定回路であつて、高域
の試料抵抗測定時すなわち低水分測定時にも応答
速度が速く、分解度が良好な測定が可能な電気抵
抗式水分計を提供することにある。
本考案によれば、低水分域測定時に、試料電流
が入力される電流・電圧変換手段の入力側に電流
源を接続し、予め決められた値の電流を供給し、
試料電流に加算して電流・電圧変換手段に供給
し、高試料抵抗と雑音防止用コンデンサによる時
定数増大の悪影響を補償する。
が入力される電流・電圧変換手段の入力側に電流
源を接続し、予め決められた値の電流を供給し、
試料電流に加算して電流・電圧変換手段に供給
し、高試料抵抗と雑音防止用コンデンサによる時
定数増大の悪影響を補償する。
以下、本考案の実施例を第3図と第4図を参照
して説明する。
して説明する。
第3図は本考案の実施例による電気抵抗式水分
測定回路の回路図を示す。図において、1は直流
定電圧回路、2は電流源回路、3は試料水分電流
の対数変換回路、4は変換試料水分信号の処理演
算回路と表示装置を表わす。Rxは試料電極に入
れられた試料の抵抗、I0は加算用電流、D1・D2は
対数変換用ダイオード、C2は雑音等の防止用コ
ンデンサ、IC2は外部周波数補償型オペアンプで
ある。
測定回路の回路図を示す。図において、1は直流
定電圧回路、2は電流源回路、3は試料水分電流
の対数変換回路、4は変換試料水分信号の処理演
算回路と表示装置を表わす。Rxは試料電極に入
れられた試料の抵抗、I0は加算用電流、D1・D2は
対数変換用ダイオード、C2は雑音等の防止用コ
ンデンサ、IC2は外部周波数補償型オペアンプで
ある。
次にこの回路動作を説明すると、直流電源1か
ら試料電極間の試料(抵抗)Rxに電圧Eが印加
されると、そこに電流I1が対数変換回路3へ流れ
る。電流源回路2からも定電流I0が対数変換回路
3へ流され、I1と加算された電流Iが対数変換回
路3への入力電流となる。すなわち、 I=I1+I0=E/Rx+I0 ……(1) 対数変換回路3の出力Vputは次式で表わされ
る。
ら試料電極間の試料(抵抗)Rxに電圧Eが印加
されると、そこに電流I1が対数変換回路3へ流れ
る。電流源回路2からも定電流I0が対数変換回路
3へ流され、I1と加算された電流Iが対数変換回
路3への入力電流となる。すなわち、 I=I1+I0=E/Rx+I0 ……(1) 対数変換回路3の出力Vputは次式で表わされ
る。
Vput=−kT/q(1nI−1nIc) ……(2)
ここでqは電荷、kはボルツマン定数、Tは絶
対温度、Icは定数である。
対温度、Icは定数である。
第1式において、I0を電源Eからつくる定電流
とすると、Rxと並列にE/I0なる抵抗が加わつたこ とになるから第3式のように表わすことができ
る。
とすると、Rxと並列にE/I0なる抵抗が加わつたこ とになるから第3式のように表わすことができ
る。
第3式を第2式に代入すると、第4式になる。
ここで、EとIcは一定であるから1nE−1nIc=
1nC(Cは定数)とおくと、 第4式は第5式となる。
1nC(Cは定数)とおくと、 第4式は第5式となる。
上式から、一定の電流I0を対数変換回路3の入
力として試料電流に加算することは、低水分域
(高抵抗値)試料の測定時の過渡応答に関係する
高抵抗値Rxを実効的にRx・(E/I0/Rx+E/I
0)に下 げることになることがわかる。簡単にはRxをE/I0 (一定)程度にする。従つて、RxとC2からできる
時定数回路の抵抗値Rxを実効的に下げることに
なり時定数を小さくすることができるから測定出
力Vputの応答性が補償される。高水分域のとき
もI0は供給される。このときは試料の電気抵抗が
小さく、そこに流れる電流がI0より十分大きいの
でI0はIに対して無視できる。
力として試料電流に加算することは、低水分域
(高抵抗値)試料の測定時の過渡応答に関係する
高抵抗値Rxを実効的にRx・(E/I0/Rx+E/I
0)に下 げることになることがわかる。簡単にはRxをE/I0 (一定)程度にする。従つて、RxとC2からできる
時定数回路の抵抗値Rxを実効的に下げることに
なり時定数を小さくすることができるから測定出
力Vputの応答性が補償される。高水分域のとき
もI0は供給される。このときは試料の電気抵抗が
小さく、そこに流れる電流がI0より十分大きいの
でI0はIに対して無視できる。
第4図は、第3図の回路を用いたとき木材や穀
物等の試料水分と電気抵抗値との関係を説明する
ための図である。縦軸は出力メータ指示100分目
盛で示し、横軸は試料抵抗値と対数目盛で示す。
上記の種類の試料においては、第4図の特性曲線
イとロで示されるように、試料水分対電気抵抗間
のほぼ直線関係が、低水分域では曲線ロに示され
るように非直線性になる。すなわち、水分出力が
低水分域において非直線性を示す。従つて、低水
分域での誤差を考慮して測定可能な水分範囲を決
める必要がある。しかしながら、出願人の先行出
願である昭和55年9月10日出願特願昭55−125849
号に開示されているような演算式を用いて出力V
putを演算して水分値を求めれば低水分域での水
分出力Vputに非直線性があても、Vputに水分変
化の分解度があれば誤差のない試料水分の測定値
をうることができる。
物等の試料水分と電気抵抗値との関係を説明する
ための図である。縦軸は出力メータ指示100分目
盛で示し、横軸は試料抵抗値と対数目盛で示す。
上記の種類の試料においては、第4図の特性曲線
イとロで示されるように、試料水分対電気抵抗間
のほぼ直線関係が、低水分域では曲線ロに示され
るように非直線性になる。すなわち、水分出力が
低水分域において非直線性を示す。従つて、低水
分域での誤差を考慮して測定可能な水分範囲を決
める必要がある。しかしながら、出願人の先行出
願である昭和55年9月10日出願特願昭55−125849
号に開示されているような演算式を用いて出力V
putを演算して水分値を求めれば低水分域での水
分出力Vputに非直線性があても、Vputに水分変
化の分解度があれば誤差のない試料水分の測定値
をうることができる。
上記したように本考案によれば、従来の電気抵
抗式水分測定回路の試料電流の電流・電圧変換手
段の入力側に、定電流加算手段を接続することに
より、高試料抵抗測定時に生ずる時定数の増大に
よる出力応答性の低下を補償することができる。
従つて、広帯域の水分域に亘つて応答速度が速
く、再現性の良い水分率表示が可能である。
抗式水分測定回路の試料電流の電流・電圧変換手
段の入力側に、定電流加算手段を接続することに
より、高試料抵抗測定時に生ずる時定数の増大に
よる出力応答性の低下を補償することができる。
従つて、広帯域の水分域に亘つて応答速度が速
く、再現性の良い水分率表示が可能である。
第1図と第2図は電気抵抗式水分計の測定回路
の従来例を示す図、第3図は本考案による水分測
定回路の実施例を示す回路図、第4図は試料水分
対電気抵抗の関係を説明するための特性図であ
る。 1……直流電圧源、2……電流源回路、3……
対数変換回路、4……演算回路、M……水分表示
器、Rx……試料抵抗、IC2……オペアンプ、D1,
D2……対数変換用ダイオード、C2……雑音防止
用コンデンサ。
の従来例を示す図、第3図は本考案による水分測
定回路の実施例を示す回路図、第4図は試料水分
対電気抵抗の関係を説明するための特性図であ
る。 1……直流電圧源、2……電流源回路、3……
対数変換回路、4……演算回路、M……水分表示
器、Rx……試料抵抗、IC2……オペアンプ、D1,
D2……対数変換用ダイオード、C2……雑音防止
用コンデンサ。
Claims (1)
- 定電圧印加時に被測定物に流れる電流の変化を
電圧変化に変換する電流・電圧変換手段を有し、
被測定物の直流抵抗値に対応する含有水分率をそ
の変換電圧変化信号として求め、水分に対する抵
抗値の指数関数的変化信号をほぼ直線に近い特性
に変換した信号を水分率として水分表示手段に表
示するようにした電気抵抗式水分計において、前
記電流・電圧変換手段への入力側に、低水分域に
対応する測定電流の高抵抗領域を含む広帯域測定
のために、予め決められた値の電流を加算する加
算電流供給手段を設け、低水分域の測定値の応答
性を補償したことを特徴とする電気抵抗式水分
計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13469181U JPS5839555U (ja) | 1981-09-10 | 1981-09-10 | 低水分域の応答性を補償した電気抵抗式水分計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13469181U JPS5839555U (ja) | 1981-09-10 | 1981-09-10 | 低水分域の応答性を補償した電気抵抗式水分計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5839555U JPS5839555U (ja) | 1983-03-15 |
JPS6135967Y2 true JPS6135967Y2 (ja) | 1986-10-18 |
Family
ID=29928102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13469181U Granted JPS5839555U (ja) | 1981-09-10 | 1981-09-10 | 低水分域の応答性を補償した電気抵抗式水分計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5839555U (ja) |
-
1981
- 1981-09-10 JP JP13469181U patent/JPS5839555U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5839555U (ja) | 1983-03-15 |
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