JPS6135873A - プラズマジエツト溶射方法及びその装置 - Google Patents
プラズマジエツト溶射方法及びその装置Info
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- JPS6135873A JPS6135873A JP15990384A JP15990384A JPS6135873A JP S6135873 A JPS6135873 A JP S6135873A JP 15990384 A JP15990384 A JP 15990384A JP 15990384 A JP15990384 A JP 15990384A JP S6135873 A JPS6135873 A JP S6135873A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明はプラズマを利用して大気圧以下の雰囲気で金属
帯処理材の表面に溶射粉を溶射する方法及びその装置に
関するものである。
帯処理材の表面に溶射粉を溶射する方法及びその装置に
関するものである。
従来、この種の金属帯処理材（以降、単に処理材という
）の表面処理では、主として電気匍メツキライン、溶融
亜鉛メツキライン、電気亜鉛メツキラインなどのように
、金属帯処理材をアルカリ液、酸液などにより事前処理
を施し、しかるのち所望の金属による表面処理を行なう
。
）の表面処理では、主として電気匍メツキライン、溶融
亜鉛メツキライン、電気亜鉛メツキラインなどのように
、金属帯処理材をアルカリ液、酸液などにより事前処理
を施し、しかるのち所望の金属による表面処理を行なう
。
しかしながら、これらの方式によると、非常に長大化さ
れた大がかり、かつ高価な設備を要し、しかも得られる
表面品種はせいぜい１〜２種が限度とされているなどの
問題点を有していた。
れた大がかり、かつ高価な設備を要し、しかも得られる
表面品種はせいぜい１〜２種が限度とされているなどの
問題点を有していた。
本発明は、上記の問題点を解決し、装置自体が非常にコ
ンパクトで安価であり、また各種の表面品種が得られる
金属帯への溶射処理方法及びその装置を提供することを
目的とするものである。
ンパクトで安価であり、また各種の表面品種が得られる
金属帯への溶射処理方法及びその装置を提供することを
目的とするものである。
本発明の方法は、真空ないし低気圧圏内にあり、かつ不
活性ガス雰囲気にあるプラズマ溶射室内に金属帯を通板
せしめながら、該金属帯表面に溶射粉を溶射し被膜層を
生成するようにしたことを特徴とするプラズマジェット
溶射方法である。
活性ガス雰囲気にあるプラズマ溶射室内に金属帯を通板
せしめながら、該金属帯表面に溶射粉を溶射し被膜層を
生成するようにしたことを特徴とするプラズマジェット
溶射方法である。
また、本発明の装置は、表面を処理するコイル状の金属
帯処理材を巻き戻機と巻取機間に通板可能に構成すると
共に、前記金属帯処理材の通板区間内に、該金属帯処理
材を接続する溶接機と、接続された金属帯処理材の表面
を活性化するブラスト室と、活性化された金属帯処理材
を放電ノズルで清浄する室と、清浄された金属帯処理材
にプラズマ溶射ノズルで溶射粉を吹きつけるプラズマ溶
射室と、溶射された金属帯処理材を切断する走間切断機
とを配設した金属帯へのプラズマジェット溶射装置であ
る。
帯処理材を巻き戻機と巻取機間に通板可能に構成すると
共に、前記金属帯処理材の通板区間内に、該金属帯処理
材を接続する溶接機と、接続された金属帯処理材の表面
を活性化するブラスト室と、活性化された金属帯処理材
を放電ノズルで清浄する室と、清浄された金属帯処理材
にプラズマ溶射ノズルで溶射粉を吹きつけるプラズマ溶
射室と、溶射された金属帯処理材を切断する走間切断機
とを配設した金属帯へのプラズマジェット溶射装置であ
る。
以下、本発明の実施例を第１図により説明する。
１は金属帯処理材（以降単に処理材という）であって、
この処理材１は巻戻機２と巻取機３間を通板可能に構成
されている。なお、本例の巻戻機２及び巻取機３は、各
々２台づつ設置されているが、これは交互使用するため
のものであり、１台ずつでもよく、特に限定はしない。
この処理材１は巻戻機２と巻取機３間を通板可能に構成
されている。なお、本例の巻戻機２及び巻取機３は、各
々２台づつ設置されているが、これは交互使用するため
のものであり、１台ずつでもよく、特に限定はしない。
４はダブルカットシャーであって、このダブルカットシ
ャー４は、前述した２台の巻戻機２を交互使用の際の処
理材１の切断のために設けられる。
ャー４は、前述した２台の巻戻機２を交互使用の際の処
理材１の切断のために設けられる。
５は処理材１を接続するための溶接機である。
６はブラスト室であって、このブラスト室６内には、複
数のプラストノズル７が配置されており、このプラスト
ノズル７から１例えばスチールグリッドあるいはアルミ
ナサンドなどを図示しない圧縮機などにより処理材１の
表面に吹きつけ処理材１の表面を清浄するためのもので
ある。
数のプラストノズル７が配置されており、このプラスト
ノズル７から１例えばスチールグリッドあるいはアルミ
ナサンドなどを図示しない圧縮機などにより処理材１の
表面に吹きつけ処理材１の表面を清浄するためのもので
ある。
８はコンダクタ−ロールであって、このコンダクタ−ロ
ール８は放電清浄ノズル１１からの電流を流すために用
いられる。
ール８は放電清浄ノズル１１からの電流を流すために用
いられる。
９は、両端部に真空シール部９ａ及び９ｂを有する真空
室であって、この真空室９は真空ポンプ１０により真空
に維持されるようになっており、通常大気圧以下に保持
される。
室であって、この真空室９は真空ポンプ１０により真空
に維持されるようになっており、通常大気圧以下に保持
される。
そして、この真空室９の内部には放電清浄ノズル１１と
プラズマ溶射用ノズル１２が前記処理材１の表面に向け
て設けられ、それぞれ放電清浄室１３とプラズマ溶射室
１４に位置する。
プラズマ溶射用ノズル１２が前記処理材１の表面に向け
て設けられ、それぞれ放電清浄室１３とプラズマ溶射室
１４に位置する。
１５は前記放電清浄ノズル１１に用いる直流電源で、１
６はプラズマ溶射用ノズル１２に用いる直流電源である
。
６はプラズマ溶射用ノズル１２に用いる直流電源である
。
１７は雰囲気ガス供給源であって、この雰囲気ガス供給
源１７から前記真空室９内に、例えば不活性ガスが吹き
込まれる。
源１７から前記真空室９内に、例えば不活性ガスが吹き
込まれる。
なお１図中１８は走間切断機で、１９はピンチロールで
ある。
ある。
また、本例では金属帯への溶射装置を横型に構成したも
のを述べたが、第２図に示すように装置自体を竪型に配
置してもよく、その際、処理材ｌを支えるデフレクタ−
ロール２ｏ及びブラスト粉を排出するための装Ｗｔ２１
などが設けられる。
のを述べたが、第２図に示すように装置自体を竪型に配
置してもよく、その際、処理材ｌを支えるデフレクタ−
ロール２ｏ及びブラスト粉を排出するための装Ｗｔ２１
などが設けられる。
以上の構成によるに、コイル状に巻かれた処理材１は、
巻戻機２により順次巻戻されてブラスト室６内に入り、
ここで表面を活性化するためのスチールグリッドまたは
サンド等を吹き付けられる。
巻戻機２により順次巻戻されてブラスト室６内に入り、
ここで表面を活性化するためのスチールグリッドまたは
サンド等を吹き付けられる。
次に、真空シール部９ａを経て放電清浄室１３に入り、
プラズマ溶射・りにより処理材１の表面が清浄され、且
つ所要の予熱温度に加熱される。そして、プラズマ溶射
により所要の溶射が処理材１表面に施こされる。
プラズマ溶射・りにより処理材１の表面が清浄され、且
つ所要の予熱温度に加熱される。そして、プラズマ溶射
により所要の溶射が処理材１表面に施こされる。
放電清浄及びプラズマ溶射は低圧に制御された不活性ガ
スの雰囲気中にて行なわれる。すなわち、低圧とは大気
圧以下のことをいうが、通常作業は数十トール（Ｔｏｒ
ｒ）にて行なわれる。
スの雰囲気中にて行なわれる。すなわち、低圧とは大気
圧以下のことをいうが、通常作業は数十トール（Ｔｏｒ
ｒ）にて行なわれる。
放電清浄室１３では、処理材１の両面または片面に放電
（プラズマ）ノズルを必要な数だけ設置し、処理材１に
充分な放電清浄及び予熱を与える。
（プラズマ）ノズルを必要な数だけ設置し、処理材１に
充分な放電清浄及び予熱を与える。
放電清浄は放電清浄ノズル１１の極端をプラス或いはマ
イナスに変えることにより予熱及び清浄効果を変えるこ
とができる。
イナスに変えることにより予熱及び清浄効果を変えるこ
とができる。
プラズマ溶射室１４は、放電清浄室１３と同じ雰囲気ま
たは類似の雰囲気とし、これを分室にしてもよいし、連
続した室にしてもよい。
たは類似の雰囲気とし、これを分室にしてもよいし、連
続した室にしてもよい。
溶射ノズル１２は、処理材ｌの幅、速度、溶射粉の種類
等に応じて必要な数だけ設け、所望の溶射膜にしたがっ
て選択・組合せて使用することができる。ノズルを選択
・組合せるこ≧により、処理材１の表面と裏面とで異な
った種類の溶射が実施できるし、また、異なった種類の
溶射を多層に組合せることができ、非常に多種類の溶射
ができる。
等に応じて必要な数だけ設け、所望の溶射膜にしたがっ
て選択・組合せて使用することができる。ノズルを選択
・組合せるこ≧により、処理材１の表面と裏面とで異な
った種類の溶射が実施できるし、また、異なった種類の
溶射を多層に組合せることができ、非常に多種類の溶射
ができる。
溶射粉としては金属は勿論、金属化合物、セラミック等
の非化合物も可能であり、また、これらの組合せも可能
である。
の非化合物も可能であり、また、これらの組合せも可能
である。
放電清浄室１３及びプラズマ溶射室１４は、真空排気系
により一定圧に制御し、また、プラズマアークによる発
熱に対し二重水冷構造とする。勿論、二重水冷構造の替
りに外部からの空冷構造も容易に考えられる。
により一定圧に制御し、また、プラズマアークによる発
熱に対し二重水冷構造とする。勿論、二重水冷構造の替
りに外部からの空冷構造も容易に考えられる。
プラズマ溶射ノズル１２には図示はしていないが、粉末
供給機が接続されており、制御された流量の粉末が供給
されている。通常、ノズル１個につき１台の粉末供給機
が接続されるが、限定はしない。ノズルと粉末供給機の
組合せは目的とする溶射膜により組合せて使用すること
ができる。
供給機が接続されており、制御された流量の粉末が供給
されている。通常、ノズル１個につき１台の粉末供給機
が接続されるが、限定はしない。ノズルと粉末供給機の
組合せは目的とする溶射膜により組合せて使用すること
ができる。
プラズマ溶射された処理材ｌは、真空シール部９ａを経
て大気中に出て、巻取り機３にて巻き取られる。
て大気中に出て、巻取り機３にて巻き取られる。
第１図は本発明装置の一例を示すが、各機器。
例えば巻戻機２．溶接機５等の組合せも種々考えられる
。例えば、巻戻機２は１台のみでも可能であるし、図示
はしていないが、ルーパも必要であれば設置することが
できる。
。例えば、巻戻機２は１台のみでも可能であるし、図示
はしていないが、ルーパも必要であれば設置することが
できる。
第２図は本発明装置の他の一例を示すもので、これは、
ブラスト室６．放電清浄室１３及びプラズマ溶射室１４
を竪型に配列したもので、全体的にコンパクトに配列で
きる。また、溶射ノズル１２を水平方向とすることがで
き、処理材１の表面と裏面の溶射条件を等しくでき好都
合である。
ブラスト室６．放電清浄室１３及びプラズマ溶射室１４
を竪型に配列したもので、全体的にコンパクトに配列で
きる。また、溶射ノズル１２を水平方向とすることがで
き、処理材１の表面と裏面の溶射条件を等しくでき好都
合である。
竪型とすることによりブラスト粉と溶射粉の残りを容易
に回収できる利点もある。
に回収できる利点もある。
（発明の効果〕
以上の説明でわかる通り、本発明は処理材ｌの表面を所
望する材質にて溶射ができ、また、設備も従来のメツキ
ラインに比較してコンパクトで安価であり、ランニング
コストも安いなどの極めて優れた効果をもたらす。
望する材質にて溶射ができ、また、設備も従来のメツキ
ラインに比較してコンパクトで安価であり、ランニング
コストも安いなどの極めて優れた効果をもたらす。
第１図は本発明の一実施例の装置構成概要を示す縦断面
図、′第２図は本発明の他の実施例の装置構成概要を示
す縦断面図である。 １：金属帯処理材 ２：巻戻機 ３：巻取機 ４：ダブル力ットシャ−５：溶
接機 ６：ブラスト室７：プラストノズル
８：コンダクタ−ロール９：真空室 １０
：真空ポンプＩ■＝放電清浄ノズル １２：プラズマ溶射用ノズル １３：放電清浄室 １４：プラズマ溶射室１５：放
電清浄ノズル用直流電源 １６：プラズマ溶射ノズル用直流電源 １７：雰囲気ガス供給源 １８：走間切断機 １９：ピンチロール２０：デフ
レクタ−ロール ２１ニブラスト粉排出装置 ３、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都千代田区大手町二丁目６番３号名称
（６６５）新日本製鐵株式會社代表者 武 １
） 豊 ５、補正の対象 明細書の発明の名称の欄、特許請求の範囲の欄２発明の
詳細６、補正の内容 明細書全文を添付別紙の通りに訂正する。 ７、添付書類の目録 訂正明細書・・・１通 明細書 １、発明の名称 プラズマジェット溶射装置 ２、特許請求の範囲 表面を処理するコイル状の金属帯処理材を巻戻機と巻取
機間に通板可能に構成すると共に；前記金属帯処理材の
通板区間内に、該金属帯処理材を接続する溶接機と、接
続された金・属帯処理材の表面を活性化するブラスト室
と、活性化された金属帯処理材を放電ノズルで清浄する
室と、清浄された金属帯処理材にプラズマ溶射ノズルで
溶射粉を吹きつけるプラズマ溶射室と、溶射された金属
帯処理材を切断する走間切断機と、を配設した；ことを
特徴とするプラズマジェット溶射装置。 ３、発明の詳細な説明 〔発明の技術分野〕 本発明はプラズマを利用して大気圧以下の雰囲気で金属
帯処理材の表面に溶射粉を溶射するプラズマジェット溶
射装置に関するものである。 〔従来技術〕 従来、この種の金属帯処理材（以降、単に処理材という
）の表面処理では、主として電気錫メツキライン、溶融
亜鉛メツキライン、電気亜鉛メツキラインなどのように
、金属帯処理材をアルカリ液、酸液などにより事前処理
を施し、しかるのち所望の金属による表面処理を行なう
。 しかしながら、これらの方式によると、非常に長大化さ
れた大がかり、かつ高価な設備を要し、しかも得られる
表面品種はせいぜい１〜２種が限度とされているなどの
問題点を有していた。 〔発明の目的〕 本発明は、上記の問題点を解決し、装置自体が非常にコ
ンパクトで安価であり、また各種の表面品種が得られる
、金属帯へのプラズマジェット溶射を行なう装置を提供
することを目的とするものである。 〔発明の構成〕 本発明の装置は、表面を処理するコイル状の金属帯処理
材を巻き戻機と巻取機間に通板可能に構成すると共に、
前記金属帯処理材の通板区間内に、該金属帯処理材を接
続する溶接機と、接続された金属帯処理材の表面を活性
化するブラスト室と。 活性化された金属帯処理材を放電ノズルで清浄する室と
、清浄された金属帯処理材にプラズマ溶射ノズルで溶射
粉を吹きつけるプラズマ溶射室と、溶射された金属帯処
理材を切断する走間切断機とを配設した金属帯へのプラ
ズマジェット溶射装置である。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を第１図により説明する。 １は金属帯処理材（以降単に処理材という）であって、
この処理材１は巻戻機２と巻取機３間を通板可能に構成
されている。なお、本例の巻戻機２及び巻取機３は、各
々２台づつ設置されているが、これは交互使用するため
のものであり、１台ずつでもよく、特に限定はしない。 ４はダブルカットシャーであって、このダブルカットシ
ャー４は、前述した２台の巻戻機２を交互使用の際の処
理材１の切断のために設けられる。 ５は処理材１を接続するための溶接機である。 ６はブラスト室であって、このブラスト室６内には、複
数のプラストノズル７が配置されており。 このブラストノズル７から、例えばスチールグリッドあ
るいはアルミナサンドなどを図示しない圧縮機などによ
り処理材°ｌの表面に吹きつけ処理材１の表面を清浄す
るためのものである。 ・８はコンダクタ−ロールであ
って、このコンダクタ−ロール８は放電清浄ノズル１１
からの電流を流すために用いられる。 ９は１両端部に真空シール部９ａ及び９ｂを有する真空
室であって、この真空室９は真空ポンプ１０により真空
に維持されるようになっており、通常大気圧以下に保持
される。 そして、この真空室９の内部には放電清浄ノズル１１と
プラズマ溶射用ノズル１２が前記処理材１の表面に向け
て設けられ、それぞれ放電清浄室１３とプラズマ溶射室
１４に位置する。 １５は前記放電清浄ノズル１１に用いる直流電源で、１
６はプラズマ溶射用ノズル１２に用いる直流電源である
。 １７は雰囲気ガス供給源であって、この雰囲気ガス供給
源１７から前記真空室９内に、例えば不活性ガスが吹き
込まれる。 なお、図中１８は走間切断機で、１９はピンチロールで
ある。 また、本例では金属帯への溶射装置を横型に構成したも
のを述べたが、第２図に示すように装置自体を竪型に配
置してもよく、その際、処理材１を支えるデフレクタ−
ロール２０及びブラスト粉を排出するための装置１２１
などが設けられる。 〔発明の作用・効果〕 以上の構成によるに、コイル状に巻かれた処理材１は、
巻戻機２により順次巻戻されてブラスト室６内に入り、
ここで表面を活性化するためのスチールグリッドまたは
サンド等を吹き付けられる。 次に、真空シール部９ａを経て放電清浄室１３に入り、
プラズマアークにより処理材１の表面が清浄され、且つ
所要の予熱温度に加熱される。そして、プラズマ溶射に
より所要の溶射が処理材１表面に施こされる。 放電清浄及びプラズマ溶射は低圧に制御された不活性ガ
スの雰囲気中にて行なわれる。すなわち、低圧とは大気
圧以下のことをいうが、通常作業は数十トール（Ｔｏｒ
ｒ）にて行なわれる。 放電清浄室１３では、処理材ｌの両面または片面に放電
（プラズマ）ノズルを必要な数だけ設置し、処理材１に
充分な放電清浄及び予熱を与える。 放電清浄は放電清浄ノズル１１の極端をプラス或いはマ
イナスに変えることにより予熱及び清浄効果を変えるこ
とができる。 プラズマ溶射室１４は、放電清浄室１３と同じ雰囲気ま
たは類似の雰囲気とし、これを分室にしてもよいし、連
続した室にしてもよい。 溶射ノズル１２は、処理材１の幅、速度、溶射粉の種類
等に応じて必要な数だけ設け、所望の溶射膜にしたがっ
て選択・組合せて使用することができる。ノズルを選択
・組合せることにより、処理材１の表面と裏面とで異な
った種類の溶射が実施できるし、また、異なった種類の
溶射を多層に組合せることができ、非常に多種類の溶射
ができる。 溶射粉としては金属は勿論、金属化合物、セラミック等
の非化合物も可能であり、また、これらの組合せも可能
である。 放電清浄室１３及びプラズマ溶射室１４は、真空排気系
により一定圧に制御し、また、プラズマアークによる発
熱に対し二重水冷構造とする。勿論、二重水冷構造の替
りに外部からの空冷構造も容易に考えられる。 プラズマ溶射ノズル１２には図示はしていないが、粉末
供給機が接続されており、制御された流量の粉末が供給
されている。通常、ノズル１個につき１台の粉末供給機
が接続されるが、限定はしない。ノズルと粉末供給機の
組合せは目的とする溶射膜により組合せて使用すること
ができる。 プラズマ溶射された処理材１は、真空シール部９ａを経
て大気中に出て、巻取り機３にて巻き取られる。 第１図は本発明装置の一例を示すが、各機器。 例えば巻戻機２．溶接機５等の組合せも種々考えられる
。例えば、巻戻機２は１台のみでも可能であるし１図示
はしていないが、ルーパも必要であれば設置することが
できる。 第２図は本発明装置の他の一例を示すもので。 これは、ブラスト室６．放電清浄室１３及びプラズマ溶
射室１４を竪型に配列したもので、全体的にコンパクト
に配列できる。また、溶射ノズル１２を水平方向とする
ことができ、処理材１の表面と裏面の溶射条件を等しく
でき好都合である。。 竪型とすることによりブラスト粉と溶射粉の残りを容易
に回収できる利点もある。 （発明の効果−〕 以上の説明でわかる通り、本発明は処理材１の表面を所
望する材質にて溶射ができ、また、設備も従来のメツキ
ラインに比較してコンパクトで安価であり、ランニング
コストも安いなどの極めて優れた効果をもたらす。 ４、図面の簡単な説明 第１図は本発明の一実施例の装置構成概要を示す縦断面
図、第２図は本発明の他の実施例の装置構成概要を示す
縦断面図である。 １：金属帯処理材 ２：巻戻機 ３：巻取機 ４：ダブル力ットシャー５：溶
接機 ６：ブラスト室７：プラストノズル
８：コンダクタ−ロール９：真空室 １０
：真空ポンプ１１：放電清浄ノズル １２：プラズマ溶射用ノズル １３：放電清浄室 １４：プラズマ溶射室１５：放
電清浄ノズル用直流電源 １６：プラズマ溶射ノズル用直流電源 １７：雰囲気ガス供給源 １８：走間切断機 １９：ピンチロール２０：デフ
レクタ−ロール ２１ニブラスト粉排出装置
図、′第２図は本発明の他の実施例の装置構成概要を示
す縦断面図である。 １：金属帯処理材 ２：巻戻機 ３：巻取機 ４：ダブル力ットシャ−５：溶
接機 ６：ブラスト室７：プラストノズル
８：コンダクタ−ロール９：真空室 １０
：真空ポンプＩ■＝放電清浄ノズル １２：プラズマ溶射用ノズル １３：放電清浄室 １４：プラズマ溶射室１５：放
電清浄ノズル用直流電源 １６：プラズマ溶射ノズル用直流電源 １７：雰囲気ガス供給源 １８：走間切断機 １９：ピンチロール２０：デフ
レクタ−ロール ２１ニブラスト粉排出装置 ３、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都千代田区大手町二丁目６番３号名称
（６６５）新日本製鐵株式會社代表者 武 １
） 豊 ５、補正の対象 明細書の発明の名称の欄、特許請求の範囲の欄２発明の
詳細６、補正の内容 明細書全文を添付別紙の通りに訂正する。 ７、添付書類の目録 訂正明細書・・・１通 明細書 １、発明の名称 プラズマジェット溶射装置 ２、特許請求の範囲 表面を処理するコイル状の金属帯処理材を巻戻機と巻取
機間に通板可能に構成すると共に；前記金属帯処理材の
通板区間内に、該金属帯処理材を接続する溶接機と、接
続された金・属帯処理材の表面を活性化するブラスト室
と、活性化された金属帯処理材を放電ノズルで清浄する
室と、清浄された金属帯処理材にプラズマ溶射ノズルで
溶射粉を吹きつけるプラズマ溶射室と、溶射された金属
帯処理材を切断する走間切断機と、を配設した；ことを
特徴とするプラズマジェット溶射装置。 ３、発明の詳細な説明 〔発明の技術分野〕 本発明はプラズマを利用して大気圧以下の雰囲気で金属
帯処理材の表面に溶射粉を溶射するプラズマジェット溶
射装置に関するものである。 〔従来技術〕 従来、この種の金属帯処理材（以降、単に処理材という
）の表面処理では、主として電気錫メツキライン、溶融
亜鉛メツキライン、電気亜鉛メツキラインなどのように
、金属帯処理材をアルカリ液、酸液などにより事前処理
を施し、しかるのち所望の金属による表面処理を行なう
。 しかしながら、これらの方式によると、非常に長大化さ
れた大がかり、かつ高価な設備を要し、しかも得られる
表面品種はせいぜい１〜２種が限度とされているなどの
問題点を有していた。 〔発明の目的〕 本発明は、上記の問題点を解決し、装置自体が非常にコ
ンパクトで安価であり、また各種の表面品種が得られる
、金属帯へのプラズマジェット溶射を行なう装置を提供
することを目的とするものである。 〔発明の構成〕 本発明の装置は、表面を処理するコイル状の金属帯処理
材を巻き戻機と巻取機間に通板可能に構成すると共に、
前記金属帯処理材の通板区間内に、該金属帯処理材を接
続する溶接機と、接続された金属帯処理材の表面を活性
化するブラスト室と。 活性化された金属帯処理材を放電ノズルで清浄する室と
、清浄された金属帯処理材にプラズマ溶射ノズルで溶射
粉を吹きつけるプラズマ溶射室と、溶射された金属帯処
理材を切断する走間切断機とを配設した金属帯へのプラ
ズマジェット溶射装置である。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を第１図により説明する。 １は金属帯処理材（以降単に処理材という）であって、
この処理材１は巻戻機２と巻取機３間を通板可能に構成
されている。なお、本例の巻戻機２及び巻取機３は、各
々２台づつ設置されているが、これは交互使用するため
のものであり、１台ずつでもよく、特に限定はしない。 ４はダブルカットシャーであって、このダブルカットシ
ャー４は、前述した２台の巻戻機２を交互使用の際の処
理材１の切断のために設けられる。 ５は処理材１を接続するための溶接機である。 ６はブラスト室であって、このブラスト室６内には、複
数のプラストノズル７が配置されており。 このブラストノズル７から、例えばスチールグリッドあ
るいはアルミナサンドなどを図示しない圧縮機などによ
り処理材°ｌの表面に吹きつけ処理材１の表面を清浄す
るためのものである。 ・８はコンダクタ−ロールであ
って、このコンダクタ−ロール８は放電清浄ノズル１１
からの電流を流すために用いられる。 ９は１両端部に真空シール部９ａ及び９ｂを有する真空
室であって、この真空室９は真空ポンプ１０により真空
に維持されるようになっており、通常大気圧以下に保持
される。 そして、この真空室９の内部には放電清浄ノズル１１と
プラズマ溶射用ノズル１２が前記処理材１の表面に向け
て設けられ、それぞれ放電清浄室１３とプラズマ溶射室
１４に位置する。 １５は前記放電清浄ノズル１１に用いる直流電源で、１
６はプラズマ溶射用ノズル１２に用いる直流電源である
。 １７は雰囲気ガス供給源であって、この雰囲気ガス供給
源１７から前記真空室９内に、例えば不活性ガスが吹き
込まれる。 なお、図中１８は走間切断機で、１９はピンチロールで
ある。 また、本例では金属帯への溶射装置を横型に構成したも
のを述べたが、第２図に示すように装置自体を竪型に配
置してもよく、その際、処理材１を支えるデフレクタ−
ロール２０及びブラスト粉を排出するための装置１２１
などが設けられる。 〔発明の作用・効果〕 以上の構成によるに、コイル状に巻かれた処理材１は、
巻戻機２により順次巻戻されてブラスト室６内に入り、
ここで表面を活性化するためのスチールグリッドまたは
サンド等を吹き付けられる。 次に、真空シール部９ａを経て放電清浄室１３に入り、
プラズマアークにより処理材１の表面が清浄され、且つ
所要の予熱温度に加熱される。そして、プラズマ溶射に
より所要の溶射が処理材１表面に施こされる。 放電清浄及びプラズマ溶射は低圧に制御された不活性ガ
スの雰囲気中にて行なわれる。すなわち、低圧とは大気
圧以下のことをいうが、通常作業は数十トール（Ｔｏｒ
ｒ）にて行なわれる。 放電清浄室１３では、処理材ｌの両面または片面に放電
（プラズマ）ノズルを必要な数だけ設置し、処理材１に
充分な放電清浄及び予熱を与える。 放電清浄は放電清浄ノズル１１の極端をプラス或いはマ
イナスに変えることにより予熱及び清浄効果を変えるこ
とができる。 プラズマ溶射室１４は、放電清浄室１３と同じ雰囲気ま
たは類似の雰囲気とし、これを分室にしてもよいし、連
続した室にしてもよい。 溶射ノズル１２は、処理材１の幅、速度、溶射粉の種類
等に応じて必要な数だけ設け、所望の溶射膜にしたがっ
て選択・組合せて使用することができる。ノズルを選択
・組合せることにより、処理材１の表面と裏面とで異な
った種類の溶射が実施できるし、また、異なった種類の
溶射を多層に組合せることができ、非常に多種類の溶射
ができる。 溶射粉としては金属は勿論、金属化合物、セラミック等
の非化合物も可能であり、また、これらの組合せも可能
である。 放電清浄室１３及びプラズマ溶射室１４は、真空排気系
により一定圧に制御し、また、プラズマアークによる発
熱に対し二重水冷構造とする。勿論、二重水冷構造の替
りに外部からの空冷構造も容易に考えられる。 プラズマ溶射ノズル１２には図示はしていないが、粉末
供給機が接続されており、制御された流量の粉末が供給
されている。通常、ノズル１個につき１台の粉末供給機
が接続されるが、限定はしない。ノズルと粉末供給機の
組合せは目的とする溶射膜により組合せて使用すること
ができる。 プラズマ溶射された処理材１は、真空シール部９ａを経
て大気中に出て、巻取り機３にて巻き取られる。 第１図は本発明装置の一例を示すが、各機器。 例えば巻戻機２．溶接機５等の組合せも種々考えられる
。例えば、巻戻機２は１台のみでも可能であるし１図示
はしていないが、ルーパも必要であれば設置することが
できる。 第２図は本発明装置の他の一例を示すもので。 これは、ブラスト室６．放電清浄室１３及びプラズマ溶
射室１４を竪型に配列したもので、全体的にコンパクト
に配列できる。また、溶射ノズル１２を水平方向とする
ことができ、処理材１の表面と裏面の溶射条件を等しく
でき好都合である。。 竪型とすることによりブラスト粉と溶射粉の残りを容易
に回収できる利点もある。 （発明の効果−〕 以上の説明でわかる通り、本発明は処理材１の表面を所
望する材質にて溶射ができ、また、設備も従来のメツキ
ラインに比較してコンパクトで安価であり、ランニング
コストも安いなどの極めて優れた効果をもたらす。 ４、図面の簡単な説明 第１図は本発明の一実施例の装置構成概要を示す縦断面
図、第２図は本発明の他の実施例の装置構成概要を示す
縦断面図である。 １：金属帯処理材 ２：巻戻機 ３：巻取機 ４：ダブル力ットシャー５：溶
接機 ６：ブラスト室７：プラストノズル
８：コンダクタ−ロール９：真空室 １０
：真空ポンプ１１：放電清浄ノズル １２：プラズマ溶射用ノズル １３：放電清浄室 １４：プラズマ溶射室１５：放
電清浄ノズル用直流電源 １６：プラズマ溶射ノズル用直流電源 １７：雰囲気ガス供給源 １８：走間切断機 １９：ピンチロール２０：デフ
レクタ−ロール ２１ニブラスト粉排出装置
Claims (2)
- （１）真空ないし低気圧圏内にあり、かつ不活性ガス雰
囲気にあるプラズマ溶射室内に、金属帯を通板せしめな
がら、該金属帯表面に溶射粉を溶射し被膜層を生成する
ようにしたことを特徴とするプラズマジェット溶射方法
。 - （２）表面を処理するコイル状の金属帯処理材を巻戻機
と巻取機間に通板可能に構成すると共に；前記金属帯処
理材の通板区間内に、該金属帯処理材を接続する溶接機
と、接続された金属帯処理材の表面を活性化するブラス
ト室と、活性化された金属帯処理材を放電ノズルで清浄
する室と、清浄された金属帯処理材にプラズマ溶射ノズ
ルで溶射粉を吹きつけるプラズマ溶射室と、溶射された
金属帯処理材を切断する走間切断機と、を配設した；こ
とを特徴とするプラズマジェット溶射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15990384A JPS6135873A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | プラズマジエツト溶射方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15990384A JPS6135873A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | プラズマジエツト溶射方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6135873A true JPS6135873A (ja) | 1986-02-20 |
Family
ID=15703688
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15990384A Pending JPS6135873A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | プラズマジエツト溶射方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6135873A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102582152A (zh) * | 2012-02-10 | 2012-07-18 | 王宝根 | 等离子喷涂铁铝锌复合板生产流水线 |
| CN102582155A (zh) * | 2012-02-10 | 2012-07-18 | 王宝根 | 超音速火焰喷涂铁镁铝锌复合板生产流水线 |
| CN102582151A (zh) * | 2012-02-10 | 2012-07-18 | 王宝根 | 等离子喷涂铁镁铝锌复合板生产流水线 |
-
1984
- 1984-07-30 JP JP15990384A patent/JPS6135873A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102582152A (zh) * | 2012-02-10 | 2012-07-18 | 王宝根 | 等离子喷涂铁铝锌复合板生产流水线 |
| CN102582155A (zh) * | 2012-02-10 | 2012-07-18 | 王宝根 | 超音速火焰喷涂铁镁铝锌复合板生产流水线 |
| CN102582151A (zh) * | 2012-02-10 | 2012-07-18 | 王宝根 | 等离子喷涂铁镁铝锌复合板生产流水线 |
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