JPS6135299A - 立体額の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は１文字や図柄などを立体的に表示した額の製造
方法に関し、特に、その文字や図柄の一部を製品毎に異
ならせて個別の額を得るようにした製造方法に関する。

従来の技術及び発明が解決しようとする問題点例えば、
誕生直後の幼児の平型や足型を立体的に表示するととも
にその幼児の生年月日や氏名などを表示して誕生の喜び
を一生の思い出として残すようにした記念額としては、
幼児の平型、足型をスズ、鉛などの合金で型取り成形し
たメタルを額内の装飾板の表面に固定するとともに、そ
の装飾板に幼児の生年月日１氏名、及び、誕生に因んだ
祝いの言葉などを書き表わしたものが、実公昭５３−５
０６３２号公報において開示されているが、このような
記念額においては、メタルが金属製であるため、製造コ
ストが高くなるばかりか重量が大となる不具合があり、
また、生年月日などの文字の表示が平面的であるため、
意匠上の趣に欠けるところがあった。

本発明ぼ、叙上の点に鑑み成されたものであって、幼児
の生年月日や氏名などの文字、及び１手型や足型などを
装飾板と合成樹脂により一体に成形することによって立
体感があり、しかも、軽量化及び低コスト化を図るよう
にした立体額の製造方法を提供することを目的とするも
のである。

実施例 以下、本発明を、幼児の半型、足型などの図柄、及び、
その生年月日などの文字を立体的に表示した誕生記念額
の製造に適用した一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。

第１図は基本型１の作成手順を示し、一定の厚さを有し
て矩形をなす石膏ボードや木板からなる平らな板材２の
上面に丸目の布３を貼着した基板５の上面に、開いた状
態の扇の形６、リング形の枠７．及び、「寿」の文字８
を夫々粘土を盛り付けることにより立体的に突成すると
ともに、所定の厚さを有する各板片１０．１１．１２を
夫々図の鎖線位置に固定し、さらに扇の形６の上面に、
上面が閉塞された所定の高さを有する薄肉の円筒枠１４
．１５の口縁部を扇の形６の肉厚内に埋入して上部に突
出させて基本型１が形成されている。

この基本型１を、第２図に拡大して示すように。

平らな基台１６の上面に載置してその外周面に型取り材
である液状のシリコンゴム１７を塗布し。

その表面が半乾きとなった上にさらに前記シリコンゴム
を塗布する作業を数回繰り返して放置し。

シリコンゴム１７が固化したのちこれを基本型１から剥
離することによって、第３図に示す共通型１８が形成さ
れ、この共通型１８に形成された扇の形６に対応して形
成された凹型６ａに円筒枠１４．１５に対応して凹成さ
れた円形凹部１４ａ。

１５ａに、これらの凹部１４ａ、１５ａの深さより少し
浅い薄肉の円筒形の容器２０．２１に充填した粘土２２
．２３の上面に幼児の足と手を夫々押し伺けて形成した
足の凹型２４、手の凹形２５を夫々緊密に嵌着するとと
もに、共通型１８の平面部に各板片１Ｏ１１１，１２に
対応して凹成された凹部１０ａ、１１ａ、１２ａには、
各板片１０．１１．１２と同一の厚さを有する基板の上
面に生年月日、出生体重、身長、両親の名前等の文字を
凹成した凹型１０ｂ、祝福の言葉の文字を凹成した凹型
１１ｂ、幼児の名前の文字を凹成した凹型１２ｂを夫々
嵌着することにより、第４図に示す個別の成形型２７が
形成され、この成形型２７を、中央に成形型２７の下面
の突出部の逃がし孔２８を形成した載置台２９の上面に
載置し、その内表面に、不飽和ポリエステル樹脂などに
硬化剤を混入した液状の合成樹脂を第５図に示すように
１文字などの凹みの小さい凹部が埋め込まれる程度に塗
布し、その表面が半乾きとなった上に前記合成樹脂にガ
ラス繊維の屑、タルクを混入したものを塗布し、さらに
、その上にガラス繊維を平織りしてなる多数枚のガラス
クロス３０を、成形型２７の内側面においては端部を折
り込んでその内側面に沿わせ、中央部においては端部を
互いに重ね合わせて一面に敷き詰め、このガラスクロス
３０の上に前記合成樹脂を含侵させつつ塗布する作業を
数回繰り返して放置し１合成樹脂が固化したのち成形型
２７から剥離することによって、第６図に示す立体面３
２が形成さハ、この立体面３２の内側面に補強のための
木枠３３を嵌め込み。

表面の平面部と、扇や文字１手型などの突出部に夫々色
を違えて塗装を施し、リング形の枠内には幼児の顔写真
３４を貼着したのち、額縁３５の内側にガラス板３６を
介して嵌装されて裏板３７により固定された内枠３８内
に嵌着して誕生記念額を構成する。

発明の構成及び効果 上記実施例によって具体的に説明したように、本発明の
立体面の製造方法は、個別形状の表示部に凸部を形成し
、共通形状の部分に成品と同一形状の凹凸を形成した基
本型の表面にシリコンゴム等の型取剤を塗布して該型取
剤の固化後前記基本型から剥離することにより共通型を
形成し、該共通型に形成された前記個別形状の表示部に
対応する凹部に１表面に個別形状を形成した個別型を緊
密に嵌着して成形型を形成し、該成形型の表面に合成樹
脂を塗布し、該合成樹脂の固化後前記成形型から剥離す
ることを要旨とするものであって。

基本型に嵌着する個別型を入れ替えることによって個別
の製品を得ることができるとともに、額全体を合成樹脂
で一体に成形するようにしたため。

軽量かつ堅牢な立体面を製造することができ、しかも製
造コストが低減される効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

１．第１図は基本型の作成手順を示す斜視図、第２図は
共通型に型取剤を塗布した状態を示す断面図。 第３図は共通型に個別型を嵌着する手順を示す斜視図、
第４図は共通型に個別型を嵌着した状態を示す断面図、
第５図は成形型に合成樹脂を塗布する手順を示す斜視図
、第６図は立体額を額縁に嵌装した状態の斜視図である
。 に基本型　６：ＩＢの形　７：リング形の枠８：　「寿
」の文字　ｌ０１１１．１２：板片（凸部）　　１０ａ
、ｌｌａ、１２ａ、１４ａ。 １５ａ：凹部　１０ｂ、ｌｌｂ、１２ｂ：文字の凹部　
１４．１５：円筒枠（凸部）　　１７：シリコンゴム　
１８：共通型　２４：足型　２５：半型　２７：成形型

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 個別形状の表示部に凸部を形成し、共通形状の部分に成
   品と同一形状の凹凸を形成した基本型の表面にシリコン
   ゴム等の型取剤を塗布して該型取剤の固化後前記基本型
   から剥離することにより共通型を形成し、該共通型に形
   成された前記個別形状の表示部に対応する凹部に、表面
   に個別形状を形成した個別型を緊密に嵌着して成形型を
   形成し、該成形型の表面に合成樹脂を塗布し、該合成樹
   脂の固化後前記成形型から剥離することを特徴とする立
   体額の製造方法