JPS6135216Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6135216Y2 JPS6135216Y2 JP13407679U JP13407679U JPS6135216Y2 JP S6135216 Y2 JPS6135216 Y2 JP S6135216Y2 JP 13407679 U JP13407679 U JP 13407679U JP 13407679 U JP13407679 U JP 13407679U JP S6135216 Y2 JPS6135216 Y2 JP S6135216Y2
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- Japan
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- monolithic
- coating agent
- carrier
- carriers
- monolithic catalyst
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- Expired
Links
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Landscapes
- Catalysts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、多孔性モノリス触媒担体に関する。
近年、自動車の内燃機関より排出される排気ガス
中の有害成分である未然焼炭化水素（HC）、一酸
化炭素（CO）及び窒素酸化物（NOx）などを浄
化するために触媒コンバータが使用されている。
近年、自動車の内燃機関より排出される排気ガス
中の有害成分である未然焼炭化水素（HC）、一酸
化炭素（CO）及び窒素酸化物（NOx）などを浄
化するために触媒コンバータが使用されている。
このようなコンバータ内には触媒担体が装入さ
れており、大別するとアルミナ等の粒状物の集ま
りからなる粒状触媒担体及びハニカム構造や筒状
体をしたモノリス触媒担体の二種類のものが挙げ
られる。
れており、大別するとアルミナ等の粒状物の集ま
りからなる粒状触媒担体及びハニカム構造や筒状
体をしたモノリス触媒担体の二種類のものが挙げ
られる。
このうち、モノリス触媒担体は装置などの取扱
いが容易でありまた所定のガス通気性が確保でき
るほか低温時の浄化特性が優れていることから多
用されている。このモノリス触媒担体はそれ自体
に触媒成分を担持させて触媒とする場合もある
が、浄化能を最大に発揮させるため通常モノリス
触媒担体のセル内面に多孔質の活性アルミナ等の
コーテイング剤を塗布しておきその上に触媒貴金
属を担持させている。第１図に示すようにモノリ
ス触媒担体２は、触媒コンバータ１内に弾性材３
によつて保持された状態で装入されるが、振動や
排ガスの風圧、熱衝撃などにより従来のモノリス
触媒担体では使用中にコーテイング剤が徐々に剥
離して触媒貴金属が失なわれ、ついには触媒機能
の低下をもたらすという問題が生じていた。その
ため、これを防止するためにコーテイング剤をよ
り強固にモノリス触媒担体に付着させる方法が要
求されていた。
いが容易でありまた所定のガス通気性が確保でき
るほか低温時の浄化特性が優れていることから多
用されている。このモノリス触媒担体はそれ自体
に触媒成分を担持させて触媒とする場合もある
が、浄化能を最大に発揮させるため通常モノリス
触媒担体のセル内面に多孔質の活性アルミナ等の
コーテイング剤を塗布しておきその上に触媒貴金
属を担持させている。第１図に示すようにモノリ
ス触媒担体２は、触媒コンバータ１内に弾性材３
によつて保持された状態で装入されるが、振動や
排ガスの風圧、熱衝撃などにより従来のモノリス
触媒担体では使用中にコーテイング剤が徐々に剥
離して触媒貴金属が失なわれ、ついには触媒機能
の低下をもたらすという問題が生じていた。その
ため、これを防止するためにコーテイング剤をよ
り強固にモノリス触媒担体に付着させる方法が要
求されていた。
本考案はモノリス触媒担体の上記欠点を解決す
るためのもので、コーテイング剤を容易に付着さ
せ５万Km程度の実車耐久試験を行なつた後もコー
テイング剤がほとんど剥離しない触媒担体を提供
するものである。
るためのもので、コーテイング剤を容易に付着さ
せ５万Km程度の実車耐久試験を行なつた後もコー
テイング剤がほとんど剥離しない触媒担体を提供
するものである。
本考案はモノリス触媒担体の個々のセルに排気
ガス流通方向に沿つて多数のＶ形溝を設け、多孔
質のコーテイング剤を塗布させたことを特徴とす
る。
ガス流通方向に沿つて多数のＶ形溝を設け、多孔
質のコーテイング剤を塗布させたことを特徴とす
る。
即ち、排ガス浄化用のモノリス触媒担体は、コ
ンバータに装入する関係上多くは第２図に示すよ
うに円柱状をしており、両端の円形面に達する小
さな通気孔のセルが多数形成されている。第２図
Ｖで示す部分即ち、セルの形状は、円形、四角
形、六角形（ハニカム形）など種々あるが、本考
案を例えば四角形セルで説明すると従来のセル形
状が第３図に示すような単なる断面四角形の集合
であるとき、この四角形の面、言い換えると井桁
状の担体の構成部分に第４図に示すようにＶ形溝
５を多数形成せしめることを特徴とする。
ンバータに装入する関係上多くは第２図に示すよ
うに円柱状をしており、両端の円形面に達する小
さな通気孔のセルが多数形成されている。第２図
Ｖで示す部分即ち、セルの形状は、円形、四角
形、六角形（ハニカム形）など種々あるが、本考
案を例えば四角形セルで説明すると従来のセル形
状が第３図に示すような単なる断面四角形の集合
であるとき、この四角形の面、言い換えると井桁
状の担体の構成部分に第４図に示すようにＶ形溝
５を多数形成せしめることを特徴とする。
このＶ形溝の大きさや数は、セルの形状、大き
さによつて任意に選択するとよい。また溝はＶ形
に限られず、コーテイング剤を固定し得る形状で
あればよく、担体の長さ方向に線状に設けるが、
連続又は不連続のどちらでもよい。
さによつて任意に選択するとよい。また溝はＶ形
に限られず、コーテイング剤を固定し得る形状で
あればよく、担体の長さ方向に線状に設けるが、
連続又は不連続のどちらでもよい。
以下、本考案を実施例により詳細に説明する。
実施例 １
モノリス触媒担体として、第３図のようなセル
形状を持つ従来のモノリス担体Ａ及び第４図のよ
うに多数のＶ形溝を設けたセル形状を持つ本考案
のモノリス担体Ｂの二種類のものを使用する。ま
たコーテイング剤としては、アルミナ2300ｇ、ア
ルミナゾル1800ｇ及び水600ｇを充分に撹拌して
作つた混合液を使用する。次に、モノリス担体
Ａ，Ｂの各々をコーテイング剤に浸し、その後余
分のコーテイング剤を吹き落とし乾燥焼成する。
その後再びコーテイング剤に浸して、以下同様な
操作を行ない最後に冷却させる。これらのモノリ
ス担体Ａ，Ｂのコーテイング剤の付着量を測定
し、この結果をグラフにして第５図に示した。
形状を持つ従来のモノリス担体Ａ及び第４図のよ
うに多数のＶ形溝を設けたセル形状を持つ本考案
のモノリス担体Ｂの二種類のものを使用する。ま
たコーテイング剤としては、アルミナ2300ｇ、ア
ルミナゾル1800ｇ及び水600ｇを充分に撹拌して
作つた混合液を使用する。次に、モノリス担体
Ａ，Ｂの各々をコーテイング剤に浸し、その後余
分のコーテイング剤を吹き落とし乾燥焼成する。
その後再びコーテイング剤に浸して、以下同様な
操作を行ない最後に冷却させる。これらのモノリ
ス担体Ａ，Ｂのコーテイング剤の付着量を測定
し、この結果をグラフにして第５図に示した。
この図により、モノリス担体Ｂの方がコーテイ
ング剤を多く付着していることがわかる。
ング剤を多く付着していることがわかる。
実施例 ２
実施例１の方法で処理されたモノリス担体Ａ，
Ｂの各々に、塩化パラジウム溶液を使用してパラ
ジウム２ｇを担持させる。その後モノリス担体
Ａ，Ｂを水酸化硼素ナトリウムで還元処理し、洗
浄後乾燥焼成し、最後に冷却させる。このように
して触媒貴金属を担持させたモノリス担体A1，
B1を第１図に示したコンバータ内に入れ実車に
装着して、新品の状態での10モード浄化率を測定
し、更に実車を５万Km耐久走行させた後にも、モ
ノリス担体A2，B2の10モード浄化率を測定し
た。これらの結果をHC，COに分けて第６図に示
した。
Ｂの各々に、塩化パラジウム溶液を使用してパラ
ジウム２ｇを担持させる。その後モノリス担体
Ａ，Ｂを水酸化硼素ナトリウムで還元処理し、洗
浄後乾燥焼成し、最後に冷却させる。このように
して触媒貴金属を担持させたモノリス担体A1，
B1を第１図に示したコンバータ内に入れ実車に
装着して、新品の状態での10モード浄化率を測定
し、更に実車を５万Km耐久走行させた後にも、モ
ノリス担体A2，B2の10モード浄化率を測定し
た。これらの結果をHC，COに分けて第６図に示
した。
この図により、モノリス担体B1，B2を使用し
た方が特に耐久後においても高い浄化性能を示し
ていることがわかる。
た方が特に耐久後においても高い浄化性能を示し
ていることがわかる。
また耐久後のモノリス担体A2，B2を縦に割つ
て拡大鏡により観察すると、A2と比較してB2は
剥離が非常に少ないこともわかつた。
て拡大鏡により観察すると、A2と比較してB2は
剥離が非常に少ないこともわかつた。
以上の如く、本考案のモノリス担体によればコ
ーテイング剤が剥離しにくいため、排気ガスの浄
化性能を良好に保持する等多くの利点を有する。
ーテイング剤が剥離しにくいため、排気ガスの浄
化性能を良好に保持する等多くの利点を有する。
第１図は、触媒コンバータの概略図、第２図
は、モノリス触媒担体の斜視図、第３図は、従来
のモノリス触媒担体のセル部拡大図、第４図は本
考案のモノリス触媒担体のセル部拡大図、第５図
は、モノリス触媒担体Ａ，Ｂへのコーテイング剤
の付着量を示すグラフ、第６図は、モノリス触媒
担体の新品及び耐久後の10モードエミツシヨン浄
化率を示すグラフを表わす。但し、A1，B1は新
品状態のモノリス担体を示し、A2，B2は５万Km
耐久走行後のモノリス担体を示す。 図中、１……触媒コンバータ、２……モノリス
触媒担体、３……弾性材、４……セル、５……Ｖ
形溝。
は、モノリス触媒担体の斜視図、第３図は、従来
のモノリス触媒担体のセル部拡大図、第４図は本
考案のモノリス触媒担体のセル部拡大図、第５図
は、モノリス触媒担体Ａ，Ｂへのコーテイング剤
の付着量を示すグラフ、第６図は、モノリス触媒
担体の新品及び耐久後の10モードエミツシヨン浄
化率を示すグラフを表わす。但し、A1，B1は新
品状態のモノリス担体を示し、A2，B2は５万Km
耐久走行後のモノリス担体を示す。 図中、１……触媒コンバータ、２……モノリス
触媒担体、３……弾性材、４……セル、５……Ｖ
形溝。
Claims (1)
- モノリス触媒担体の個々のセルに、排気ガス流
通方向に沿つて多数のＶ形溝を設け、多孔質のコ
ーテイング剤を塗布させたことを特徴とする多孔
性モノリス触媒担体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13407679U JPS6135216Y2 (ja) | 1979-09-28 | 1979-09-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13407679U JPS6135216Y2 (ja) | 1979-09-28 | 1979-09-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5652031U JPS5652031U (ja) | 1981-05-08 |
| JPS6135216Y2 true JPS6135216Y2 (ja) | 1986-10-14 |
Family
ID=29365650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13407679U Expired JPS6135216Y2 (ja) | 1979-09-28 | 1979-09-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6135216Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8858041B2 (en) | 2005-04-08 | 2014-10-14 | Toshiba Lighting & Technology Corporation | Lamp having outer shell to radiate heat of light source |
| US8998457B2 (en) | 2009-09-25 | 2015-04-07 | Toshiba Lighting & Technology Corporation | Self-ballasted lamp and lighting equipment having a support portion in contact with an inner circumference of a base body |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60234803A (ja) * | 1984-05-09 | 1985-11-21 | 大建工業株式会社 | 化粧材の製造方法 |
| JPS61109800U (ja) * | 1984-12-25 | 1986-07-11 |
-
1979
- 1979-09-28 JP JP13407679U patent/JPS6135216Y2/ja not_active Expired
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8858041B2 (en) | 2005-04-08 | 2014-10-14 | Toshiba Lighting & Technology Corporation | Lamp having outer shell to radiate heat of light source |
| US9080759B2 (en) | 2005-04-08 | 2015-07-14 | Toshiba Lighting & Technology Corporation | Lamp having outer shell to radiate heat of light source |
| US8998457B2 (en) | 2009-09-25 | 2015-04-07 | Toshiba Lighting & Technology Corporation | Self-ballasted lamp and lighting equipment having a support portion in contact with an inner circumference of a base body |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5652031U (ja) | 1981-05-08 |
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