JPS6134952Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動二輪車、自動三輪車等の路面走
行車輌のウインド・シールドにおいて、同ウイン
ド・シールドに形成された屈曲部に別部材を結着
することによつて同屈曲部を強化したウインド・
シールドに関するものである。

従来、第１図に示されるような自動二輪車等路
面走行車輌のハンドル０１部に取付けられるタイ
プのウインド・シールド０２は、必要な大きさを
確保しながら軽量化を行うために、板厚を下げる
とゝもに、形状を工夫して剛性を確保していた。

本考案の目的とする処は、必要な大きさ、およ
び所要の強度を有するとゝもに、軽量化した使い
易いウインド・シールドを供する点にある。

以下、第２図ないし第６図に示された本考案の
一実施例について説明する。

ウインド・シールド１は、板厚を薄くして軽量
化されており、そのための剛性低下を補うべく、
或いは走行時の空気抵抗を可及的に低下させる等
造形上の必要性のために前面部２から屈曲部４に
おいて屈曲される両側面部３が形成されており、
前記屈曲部４の曲げＲは極力小さく成されている
（第２図ないし第４図参照）。

さらに、両屈曲部４の外側面には第５図ないし
第６図に示されるように所定幅のテープ５が上下
に指向して貼着せらる。

第２図ないし第６図に示された実施例は以上の
ように構成されており、ウインド・シールド１の
前面部２両側に側面部３が形成されているため軽
量化のために板厚を薄くしながらも十分な剛性が
得られる。

また、前記側面部３を形成することによつて生
ずる屈曲部４は、曲げＲを極力小さくしているた
め、屈曲部４ないし同部４の近傍の形状がライダ
ーにとつてあまり気にならない。

さらにまた、前記貼着テープ５の存在により、
ライダーは屈曲部４を意識しないため４輪のピラ
ー等の様な感覚を受けることができる。

なお、前記実施例において、テープ５を反射テ
ープ等にすることにより、他の走行車輌からも目
立つようになる。

なおまた、前記実施例においては、テープを貼
着したが、屈曲部４にカバーを付す等によつて
も、略ぼ同様な効果を奏し得る。

以上、各実施例において、テープ等の別部材
を、屈曲部４の内外いずれの側面に付設してもよ
いことは言うまでもない。

本考案は、前記各実施例の説明から明らかなよ
うにウインド・シールドの前方部両側に、側方部
を形成し、前記両部を区画する部分を曲げ形状に
形成したゝめ、ウインド・シールドの軽量化のた
めに板厚を薄くしながらも、ウインド・シールド
全体の剛性は十分なものにすることができる。

また、前記曲げ形状部に別部材を結着すること
によつて、同部がライダーにとつてあまり気にな
らずに、ウインド・シールド全体が補強強化され
るという効果が生ずる。

【図面の簡単な説明】

第１図はウインド・シールドを有する自動二輪
車の概略側面図、第２図は本案の一実施例として
使用されるウインド・シールドの斜視図、第３図
は第２図の方向背面図、第４図は第２図におけ
る−切断図、第５図は本案の一実施例たるウ
インド・シールドの斜視図、第６図は第５図にお
ける−切断図である。 １……ウインド・シールド、２……前面部、３
……側面部、４……屈曲部、５……テープ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ハンドル前方に配設した、路面車輌のウイン
   ド・シールドにおいて、同ウインド・シールドを
   前方部と側方部とより成る比較的大型に形成する
   とゝもに、前記前方部と側方部とを区画する部分
   を曲げ形状に形成し、同区画部に別部材を結着し
   たことを特徴とする路面車輌のウインド・シール
   ド。