JPS6134858Y2 - - Google Patents

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JPS6134858Y2
JPS6134858Y2 JP388080U JP388080U JPS6134858Y2 JP S6134858 Y2 JPS6134858 Y2 JP S6134858Y2 JP 388080 U JP388080 U JP 388080U JP 388080 U JP388080 U JP 388080U JP S6134858 Y2 JPS6134858 Y2 JP S6134858Y2
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filter cover
drain hole
cooling air
side wall
groove
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JP388080U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転電機に設けられた点検窓を開閉す
る点検カバーを兼ねたフイルタカバーであつてそ
の冷却風取入れ口に防塵防水フレーム部を有する
フイルタカバーに関する。
回転電機、例えば車両用回転電機のほとんどは
直流機のために整流子や刷子保持器を有し、これ
ら刷子の点検取替えや整流状況を見るために、当
該回転電機にはそのヨークに点検窓が設けられ、
更にその窓を閉塞する点検カバーが設けられてい
る。この点検カバーには、回転電機を冷却する冷
却風を点検窓を利用して導入するため冷却風の取
入れ口が形成されている。
このような回転電機のなかでも車両用主電動機
の場合はその据付け場所が車体の床下で台車に取
り付けられるため常時雨水や塵埃にさらされて運
転されるので前記点検カバーに形成されている冷
却風取入れ口に防塵防水フイルタ部が一体的に形
成されている。このような、冷却風取入れ口に防
塵防水フイルタ部を形成した点検カバーは本明細
書においてフイルタカバーと称して、その従来の
ものを第1図ないし第3図を参照して説明する。
第1図は従来のフイルタカバーを備えた回転電
機を示す縦断面図であり、第2図はフイルタカバ
ーを断片的に示す斜視図、また第3図はフイルタ
カバーを拡大して示す断面図である。これらの図
において、符号1はヨーク、2は軸受、3は回転
子、4は回転子に取り付けられたフアン、5はフ
イルタカバーをそれぞれ示している。
これらの図から明らかなように、従来のフイル
タカバー5は、その側壁内周面に形成された防塵
防水フイルタ部として供する溝6を備え、且つ当
該カバーの側面の壁部にあつて前記溝6の底部よ
り高い位置に形成された冷却風取入れ口7を有し
ている。そして、この冷却風取入れ口が形成され
た側壁に隣接するフイルタカバー5の側壁には第
2図および第3図に示されるように外部と前記溝
の底部に直接に通ずる水抜き穴8が形成されてい
る。
このような従来のフイルタカバーを備えた回転
電機によれば、当該回転電機を冷却する冷却風は
フアン4によつて第1図に矢印で示されるように
フイルタカバー5の冷却風取入れ口7および点検
窓を介して外部から吸い込まれ、ヨークの排風窓
9から吐出される。このようにフイルタカバーを
介して外部から吸い込まれる冷却風は、その取入
れ口7を通る際、フイルタ部として作用する前述
の溝6に雨水或いは塵埃が溜められて回転電機内
への進入が阻止されている。そして、この雨水お
よび塵埃は前述した水抜き穴8から外部へ排出さ
れることとなる。
しかしながら、従来のフイルタカバーのこの水
抜き穴8の構成には問題があつた。例えば、車両
用主電動機のフイルタカバーを拡大して示す第3
図を参照して説明すると、フイルタカバー内のA
部分における冷却風吸引圧力即ち負圧は、
4000rpmの回転機において−100mmAqにも達す
る。この負圧により水抜き穴8より溝6を通つて
矢印で示す方向に空気の強い流れが生じ、その結
果溝6内に入つてきた水滴などはこの強力な空気
流により水抜き穴から押し返えされて出ることが
できず、溝6の内壁を乗り越えて電動機内に逆流
することになる。このことは、フイルタカバー内
の負圧により水抜き穴8をカバーの外から内部へ
通る強い空気の流れに水滴の重力が対抗できない
ことから生ずる。
従つて、本考案の目的は、前述の従来のフイル
タカバーの欠点に鑑み、フイルタカバーのフイル
タ部に溜まる水等を該カバー内の負圧により回転
電機内へ吸引されることなく外部へ排出し得る回
転電機のフイルタカバーを提供することにある。
以下、本考案の回転電機のフイルタカバーを添
付図面に示された好適な実施例を参照して更に詳
細に説明する。なお、本考案に係る実施例を示す
図面の全体に亘つて、第1図ないし第3図に示さ
れた従来の回転電機のフイルタカバーを同一部或
いは相当する部分は同一の参照符号を付して説明
する。
第4図ないし第6図には、本考案に係る回転電
機のフイルタカバーの一実施例が示されている。
当該実施例におけるフイルタカバー5は、第1図
に示された従来のフイルタカバーを同様に底面を
開放した内部空所の箱状のフレーム部10を有
し、該フレーム部の底縁からは、回転電機の点検
窓があけられたヨーク1上にフイルタカバー5が
密着して配置されるよう円弧状のフランジ部11
が張り出している。また、フイルタカバー5は、
その側壁の内周面に形成された防塵防水フイルタ
部として供する樋状の溝6を備え、且つ当該カバ
ーの一側面の壁部にあつては前記溝6の底部より
高い位置に形成された冷却風取入れ口7を有して
いる。そして、この冷却風取入れ口7が形成され
た側壁に隣接するフレーム部10の側壁には第6
図に示されるように前記溝6の底部に通ずる上部
水抜き穴12が形成されている。なお、第5図に
おいては上部水抜き穴12が2つ形成されている
が、これは溝6に集まつた水を速やかに排出する
ためであり、従つて径の大きい穴であれば勿論1
つであつてもよい。
この上部水抜き穴12の形成されているフレー
ム部10の側壁にはその外面にタンク13が当該
フレーム部と一体的に形成されている。このタン
ク13の内部は、第5図に示されるように底面が
漏斗状に形成された室14を構成する。このタン
ク13はその内部における漏斗状の室14の最深
部底面に形成された下部水抜き穴15により外部
に通じている。そして、前述した上部水抜き穴1
2はタンク13の室14とその上方部分で連通し
ている。前述したタンク13は以下説明するその
作用から明らかなように本考案のフイルタカバー
における水抜き穴装置を構成する。
すなわち、この水抜き装置、換言すればタンク
13の作用に関し、フイルタカバー5の冷却風取
入れ口7を介して流入する冷却風と共に進入し、
フイルタカバーの溝6内に滞留された水は、この
溝6から上部水抜き穴12を通つてタンク13の
室14内へ導入される。この時、フイルタカバー
内の負圧により下部水抜き穴15、タンク13の
室14、上部水抜き穴12および溝6の経路で空
気の流れができるが、タンク13の下部水抜き穴
15の大きさが適当に小さくされていることと、
前記空気流入経路が長く空気抵抗が大きくなつて
いることにより、空気流の強さはある程度緩和さ
れている。
しかし、それでもタンク13の室14内に導入
され、漏斗状の底面を流れて下部水抜き穴15の
出口部に集まつた水は、フイルタカバー内の負圧
との関係すなわち下部水抜き穴から進入する空気
流との抵抗により直ちに排出されずに当該出口を
塞いでその部分に溜まる。このように一担下部水
抜き穴15が水によつて塞がれると、当該穴15
から進入する空気の流れはなくなり(しかし、な
おも負圧は働いており水の重さをバランスをとつ
ているため水は直ちには落ちない)、水はタンク
13の室14内にどんどん溜まつてくる。しか
し、この水の重さがフイルタカバー内の負圧に打
勝つ程に溜まると、下部水抜き穴15よりどつと
水が外部に排出される。これにより元の状態に戻
つて、この作用を繰り返えすことになる。
実験例では、フイルタカバー内の負圧を−100
mmAqに保つた状態で強制的に水を入れ、排水能
力を確認したところ、水抜き装置のない状態と比
較して単位時間当りの排水能力は20〜30倍にもな
つた。
前述したように、本考案の回転電機のフイルタ
カバーによれば、フイルタカバー内に比較的大き
な負圧が発生していても、フイルタカバーのフイ
ルタ部である溝内に溜まつた水を回転電機内へ進
入させることなく外部へ排出することができ、し
かもその排水能力は従来のものに比べて格段に向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフイルタカバーを取り付けた回
転電機を示す縦断面図、第2図は第1図に示され
たフイルタカバーのみを示す斜視図、第3図は第
2図の3−3線に沿つて得た断面図、第4図は本
考案に係るフイルタカバーを示す第2図と同様な
斜視図、第5図はフイルタカバーに設けられたタ
ンクを示すべく第4図のフイルタカバーを拡大し
て断片的に示す斜視図、第6図は第4図の6−6
線に沿つて得たタンクのみを切断して示す部分的
な断面図である。 5……フイルタカバー、6……溝、7……冷却
風取入れ口、10……フレーム部分、12……上
部水抜き穴、13……タンク、14……室、15
……下部水抜き穴。なお、図中同一参照符号は同
一部分又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底面開放で内部空所の箱状フレーム部を有し、
    回転電機の点検窓に開閉可能に取付けられたフイ
    ルタカバーにおいて、前記フレーム部の側壁に形
    成された冷却風取入口と、該冷却風取入口より低
    い位置における前記フレーム部の側壁内面に設け
    られた樋状の溝と、前記フレーム部の側壁外面に
    形成され内部に漏斗状の室を有するタンクと、該
    室と前記溝とを連通すべく前記フレーム部の側壁
    に形成された上部水抜き穴と、前記タンク内の漏
    斗状室の最深部底面に形成された外部に貫通する
    下部水抜き穴とを含む回転電機のフイルタカバ
    ー。
JP388080U 1980-01-16 1980-01-16 Expired JPS6134858Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP388080U JPS6134858Y2 (ja) 1980-01-16 1980-01-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP388080U JPS6134858Y2 (ja) 1980-01-16 1980-01-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56106062U JPS56106062U (ja) 1981-08-18
JPS6134858Y2 true JPS6134858Y2 (ja) 1986-10-09

Family

ID=29600598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP388080U Expired JPS6134858Y2 (ja) 1980-01-16 1980-01-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0442088Y2 (ja) * 1986-06-24 1992-10-05
JP7294041B2 (ja) * 2019-10-04 2023-06-20 株式会社デンソー 機電一体型モータ

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JPS56106062U (ja) 1981-08-18

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