JPS6133950A

JPS6133950A - 結束バンド装置

Info

Publication number: JPS6133950A
Application number: JP14749484A
Authority: JP
Inventors: 英幸上野
Original assignee: Toska Co Ltd
Current assignee: Toska Co Ltd
Priority date: 1984-07-18
Filing date: 1984-07-18
Publication date: 1986-02-18
Also published as: JPH0375427B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は、全体形状が箱状に形成され、そして上下に案
内通路を有するバックル部材と、前記案内通路に挿通さ
れ、表裏両面より係止されるバンド部材とを組合わせた
合成樹脂製の結束バンド装置であって、バンド部材の両
面が使用でき、結束及び結束の解除ができるハンド装置
を提供するものである。

〔従来技術〕

バンド部材と、全体が箱状に形成されたバックル部材と
を組合わせた結束ハンド装置は既に知られている。

この結束ハンド装置は、上下に形成された二つの通路を
有するバックル部材を介してバンド部材をループ状にし
て電線等を束ねる一方、箱状のバックル部材の内部に揺
動可能に突出された係止突起を有する係止片を延長して
バックル部材より外方に突出した自由端を必要に応じて
操作して係止片を撓めてこの係止片の係止突起とバンド
部材に設けられた係止突起との噛合状態を解除すること
ができるように構成されている。

確かに、このバンド装置は結束と解除が自由に出来る点
とバンド部材を連続的に成形しておいて必要な長さに切
断して使用できる点において有利である。

しかし、このバンド装置の結束を解除する手段として、
係止片に連続して自由端を形成すると共にこの自由端を
バックル部材より外方に突出させてバックル部材に形成
された係止片の突起とバンド部材の凹部との係合を解除
するように構成している関係上、このバックル部材より
外部に突出している自由端がなんらかに接触して外れる
機会が生ずる不都合があった。

また、このバンド装置に使用されているバンド部材は片
面に凹部を形成してこれにパンクル部材の内部に設けら
れた係止片の係止突起を噛合させるようにしているため
にバンド部材には表裏面の方向性があり、このバンド装
置を使用する時にはバンド部材の方向を確認しながら行
う必要があり、その作業性に劣る欠点があった。

更に、バックル部材とバンド部材との保合状態を解除す
るために係止片をバックル部材より外方に延長して自由
端を形成してい２関係上、係止片がかなり硬く成形され
ており、バックル部材中にバンド部材を挿通する作業が
円滑に行なえず、特に大型のバンド装置においては操作
性がかなり劣る欠点があったのである。

〔発明の目的〕

本発明は、前記従来のバンド装置の有する欠点である■
係合状態が解除され易い点と、■結束作業性に劣る点と
、■結束作業の際にバンド部材の表裏の方向性を確認す
る必要があり、そのために作業性が劣る各種の欠点を解
消することを目的とするものである。

〔発明の概要〕

前記目的を達成するための本発明は、［全体が合成樹脂
によって成形され、中央部が隔壁部によって仕切られて
上下に案内通路を有し、箱状に形成されたバックル部材
と、前記バックル部材の上下の案内通路内に挿入される
合成樹脂で成形されたバンド部材との組合せであって、
下記ｆａｔ、　（ｂｌの構成を有することを特徴とする
結束バンド装置。

（ａｌ　　バックル部材は、２枚の側壁部と、これらの
側壁部の間を直交して連結する隔壁部と、前記側壁部の
間に設けられた２個の係止爪より成り、前記係止爪は前
記二枚の側壁部の間を結ぶ連結壁によって一端が片持梁
状に固定され、揺動端に前記隔壁部に向かう爪部が形成
され、更に、この係止爪に重なるように操作部が前記二
枚の側壁部の間に設けられている。

（ｂ）　　バンド部材は、表裏両面よりバックル部材の
係止爪を係合させることができるように表裏両面に間隔
を置いて凹溝を形成するか、あるいは梯子状に空間部が
形成されている。」である。

〔実施例〕

次に図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図〜第３図に示すようにバックル部材１は、ナイロ
ン等の合成樹脂によって成形されたものであって、側壁
部２．３の中央部を隔壁部４で連結すると共に、その両
側を連結壁５．６によって連結しており、全体として箱
状に形成されている。

そして、側壁部２．３の間には連結壁５，６によって一
端部（挿入側）が固定された係止爪７．８が側壁部２，
３の中央部を結ぶ隔壁部４に対して対称的に設けられて
いる。そしてこの係止爪７，８の背面には操作部７ａ、
８ａが連結部７ｅ、８ｅを介して前記側壁部２，３と同
一な面あるいは側壁部より若干下がった面を形成するよ
うに設けられている。

、第１図及び第２図に示すように、係止爪７゜８の先端
の爪部７ｂと８ｂとは中央部より溝７Ｃ及び８ｃによっ
て二つに分割されている。この溝７ｃ、８ｃは後述のバ
ンド部材の案内壁に係合してバンド部材の長さ方向のズ
レを少なくする部分である。

隔壁部４の両側に設けられた係止爪７，８の間にはバン
ド部材を挿入するための案内通路９゜１０が形成されて
おり、バンド部材は矢印Ａ。

Ｂの方向より上下二段に挿入されるように構成されてい
る。

バンド部材１５は、第４図及び第５図に示すように両面
に凹溝１６が長さ方向に二列に形成され、この凹溝１６
の両側に力帯部１７が形成されてこれによってバンド部
材の張力を負担するように構成されている。二列に配列
された凹溝１６の間に案内壁１８が形成されており、こ
れとバックル部材１の係止爪７，８の中央に形成した溝
７ｃ、８ｃ（第１図）が係合するように構成されている
。

第４図及び第５図に示すように、本発明に係るバンド装
置は、特に凹溝１６がバンド部材１５０両面に形成され
ているので、バンド部材１５の何れの面を使用しても係
止爪７，８に係合することができる。

前記バンド部材１５は両面に２列に凹溝１６を形成して
いるが、この凹溝１６は１列であっても良い。

また、第６図及び第７図に示すようにバンド部材１５Ａ
を力帯部１７と、この力帯部１７の間を結ぶ横帯部１７
ｂと、これらの部分によって形成された穴１６ａによっ
て梯子状に構成したものを使用することができる。なお
、この実施例におけるバンド部材１５Ａは当然両面を使
用することが可能である。

前記第６図及び第７図に示す形式のバンド部材１５Ａの
場合には、延伸によって強度を強化させたものを製造す
ることが可能である。

即ち、横帯部１７ｂの間を狭くして穴１６ａを横長の幅
の狭いものに構成し、力帯部１７を矢印りの方向に延伸
してその断面積を縮小することによってこの方帯部１７
の強度を粗材（成形直後のハンド部材の原型）のそれに
比較して３〜４倍に上昇させることが可能である。また
、この実施例において横帯部１７ｂを矢印Ｂの方向にも
延伸することによって横帯部１７ｂの強度も向上させる
ことが可能である。

第９図〜第１１図に示すように、案内通路９（あるいは
案内通路１０）の出口側にストッパー２０を形成してお
くことによってこの案内通路９内に挿入されるバンド部
材１５の端部を停止面Ｎによって停止させることができ
る。

次に本発明に係る結束バンド装置の使用方法を説明する
。

第８図は、結束ハンド装置の結束状態を示す断面図であ
って、上側の案内通路９内にハンド部材１５を矢印Ｇの
方向に挿入すると、係止爪７は凹溝１６の土手を形成し
ている突起部１７ａによって押し上げられ、矢印Ｈのよ
うに揺動しながらバンド部材１５がバックル部材１内に
挿入され、そして係止爪７の先端部に形成されている爪
部７ｂが凹溝１６内に嵌入されて係止される。この場合
、バンド部材１５は案内溝９の両側壁によって案内され
ると共に、案内壁１８と係止爪７の爪部７ｂの間に設け
た１７ｃが係合して係止爪７の横移動が防止されると共
にそれに伴う外れを防止することができる。

第８図に示すように、バックル部材１の上段の案内溝９
内に挿入されたバンド部材１５は被結束物２０の周囲を
捜回し、矢印Ｍのように下段の案内通路１０内に挿入さ
れてこの案内通路１０より突出しながら引張られて所定
の張力がバンド部材１５に与えられた状態で係止爪８が
凹溝１６内に挿入され、突起部１７ａと係合して固定さ
れる。

ハンド部材１５をバックル部材１より外す場合には、操
作部７ａ或いは８ａを矢印Ｊの方向に操作して連結部７
ｄあるいは８ｄを撓めて爪部７ｂあるいは８ｂを凹溝１
６より外すことによってバンド部材１と係止爪７．８と
の間の保合状態が解除されるのである。

（発明の効果〕本発明に係る結束バンド装置は、第１図〜第３図（ある
いは第９図〜第１１図）に示すようにバックル部材１の
係止爪７．８をバックル部材１を構成する側壁部２．３
によって保護された状態で設け、爪部７ｂ、８ｂの延長
方向であって、かつ外方に操作部７ａ、８ａをそれぞれ
設け、この係止爪７．８はそれぞれ連結壁５゜６によっ
て両側壁部２．３の間に支持している点に第１の特徴が
ある。

そして、第４図及び第５図に示すようにバンド部材１５
は両面に突起部１７ａと力帯部１７等によって形成され
る凹ａ１６を設けるか、あるいは第６図及び第７図に示
すように力帯部１７とその間を結ぶ横帯部１７ｂによっ
て梯子状に形成した点に第２の特徴がある。

従って、本発明に係る結束バンド装置によれば、（１）　　係止爪７．８は連結壁５，６によって片持状
に支持されているために軽く揺動してバンド部材１５を
バックル部材１の案内溝９，１０内に挿入するので、操
作性が非常に良好である。

（２）また、連結壁５．６によって片持状に支持された
係止爪７．８は隔壁部４．５の間に保護された状態で設
けられた操作部７ａ、８ａによって操作されて保合状態
が解除されるので、従来の結束バンド装置のように不用
意に解除される恐れはない。

なお、第８図の操作部７ａの「イ」部に力が作用した場
合には係止爪７は保合状態が解除される程度に移動する
ことはないと共に、この操作部７ａは側壁部２，３によ
って両側より保護されているために簡単にこの「イ」部
に作用する力によって係合状態が解除されるようなこと
はない。

また、「イ」部の反対方向であると共に係止爪７を保護
するように設けられている「口下部に力が作用した場合
には、この力は係止爪７を押圧する方向であるので、保
合状態が解除される恐れはない。

（３）第４図及び第５図に示すようにバンド部材１５の
両面には凹溝１６が形成されているか、あるいは第６図
及び第７図に示すように力帯部１７と横帯部１７ｂとに
よって梯子状に形成されているために、このバンド部材
１５の方向性（表面あるいは裏面）を考慮する必要はな
い。

また、このバンド部材１５は合成樹脂を平帯状に押し出
し、この成形品をプレス加工することによって製造した
り、延伸することによって強度を向上させることができ
るので、極めて効率的に製造することができる。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明の実施例を示すものであって、第１図はバ
ックル部材の正面図、第２図は同平面図、第３図は第１
図の■−■断面回である。第４図はバンド部材の平面図、第５図は第４図における
Ｖ−Ｖ断面図である。第６図は別のバンド部材を示す平面図、第７図は第６図
の■−■断面図である。第８図はバックル部材とバンド部材との係合状態を示す
断面図である。第９図、第１０図及び第１１図は前記第１図〜第３図に
対応して描かれた正面図、平面図及び断面図である。１・・・バックル部材、２．３・・・側壁部、４・・・
隔壁部、５．６・・・連結壁、７，８・・・係止爪、７
ａ、８ａ−・−操作部、７ｂ、８ｂ・・・爪部、７ｃ、
８ｃ・・・溝、９，１０・・・案内溝、１６・・・凹溝
、１７・・・力帯部、１７ａ・・・突起部、１８・・・
案内壁、２０・・・被緊縛物。

Claims

【特許請求の範囲】全体が合成樹脂によって成形され、中央部が隔壁部によ
って仕切られて上下に案内通路を有し、箱状に形成され
たバックル部材と、前記バックル部材の上下の案内通路
内に挿入される合成樹脂で成形されたバンド部材との組
合せであって、下記（ａ）、（ｂ）の構成を有すること
を特徴とする結束バンド装置。（ａ）バックル部材は、２枚の側壁部と、これらの側壁
部の間を直交して連結する隔壁部と、前記側壁部の間に
設けられた２個の係止爪より成り、前記係止爪は前記二
枚の側壁部の間を結ぶ連結壁によって一端が片持梁状に
固定され、揺動端に前記隔壁部に向かう爪部が形成され
、更に、この係止爪に重なるように操作部が前記二枚の
側壁部の間に設けられている。（ｂ）バンド部材は、表裏両面よりバックル部材の係止
爪を係合させることができるように表裏両面に間隔を置
いて凹溝を形成するか、あるいは梯子状に空間部が形成
されている。