JPS6133579Y2 - - Google Patents

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JPS6133579Y2
JPS6133579Y2 JP15161278U JP15161278U JPS6133579Y2 JP S6133579 Y2 JPS6133579 Y2 JP S6133579Y2 JP 15161278 U JP15161278 U JP 15161278U JP 15161278 U JP15161278 U JP 15161278U JP S6133579 Y2 JPS6133579 Y2 JP S6133579Y2
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JP
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voltage
capacitor
compensation
resistor
low
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JP15161278U
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  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は制動容量型分圧器に関する。
周知のように制動容量型分圧器は超高圧広帯域
分圧器として一般的に使用されている。たとえば
超高圧用アレスタに試験電圧を印加するときその
試験電圧を測定するのにこの種分圧器が使用され
る。とこので従来のこの種分圧器は第1図に示す
ような構成が普通に用いられていた。同図におい
て、1は高圧部、2は低圧部を示す。高圧部1は
第4図に示すように制動抵抗R1′、コンデンサ
C1′との直列回路及びこれに並列接続された直流
電圧測定用抵抗Rd′とから構成されてある。なお
第1図及至第3図では、これを簡略して示してあ
り、R1,C1,Rd1は前記制動抵抗R′、コンデン
サC1′、直流電圧測定用抵抗Rd′のそれぞれを合
成したものを示す。又低圧部2も制動抵抗R2
コンデンサC2との直列回路及びこれに並列接続
された直流電圧測定用抵抗Rd2とから構成され
てある。そして低圧部2の両端の電圧をたとえば
陰極線オツシログラフによつて測定する。
しかしこのような構成で倍率を大きくとると、
低圧部2の残留インダクタンスの影響が大とな
る。すなわちこの種分圧器では、高圧部1の制動
抵抗R1、コンデンサC1による時定数と、低圧部
2の制動抵抗R2、コンデンサC2による時定数と
が一致していることが必要であるところから、倍
率を大きくしたとき、コンデンサC2の容量を大
きくかつ、制動抵抗R2の抵抗値を小さくしなけ
ればならない。このようにすると、制動抵抗R2
が小さいことにより、低圧部2の分担電圧は、そ
の残留インダクタンスによる電圧降下成分が大部
分を占めることになる。すなわちこれによつて低
圧部2の残留インダクタンスの影響が当然大きく
なつてくるのである。又コンデンサC2自身の残
留インダクタンスを小さくすることも極めて困難
である。
これを解決するために2段分圧法が実験室的で
はあるが考案された。これは第2図に示すように
低圧部2の分担電圧を更に分圧用の直列抵抗
R3,R4およびコンデンサC3,C4によつて分圧す
る構成である。Rd3,Rd4は直流電圧測定用抵
抗である。この構成では、制動抵抗R2を、低圧
部2の残留インダクタンスが影響しない程度に大
きくとり、かつ低圧部2の時定数と高圧部1のそ
れと一致するようにしてある。そして直列抵抗
R4,コンデンサC4の直列回路の両端から測定電
圧をとり出すようにしてある。しかしこのような
構成によると、コンデンサC3がコンデンサC2
比較して充分小さくしてコンデンサC3、直列抵
抗R3の入力インピーダンスを充分小さくしない
限り、各抵抗とコンデンサとによる時定数を合わ
せる必要があるため、抵抗、コンデンサの選定が
複雑となり、又、2段分圧の倍率を大きくすれば
する程耐電圧の大きい抵抗、コンデンサを必要と
するし、更にこのように多段に分圧すると、特性
の低下は避けられないといつた欠点がでてくる。
或いは直流電圧を測定する場合には直流電圧測定
用抵抗の選定が複雑になる欠点もある。
この考案は低圧部の残留インダクタンスの影響
を簡単に除去することを目的とする。
この考案の実施例を第3図によつて説明する。
同図において、第1図と同じ符号を附した部分は
同一又は対応する部分を示す。同図から理解され
るように、低圧部2に並列に補償抵抗Rn,R5
び補償コンデンサC5の直列回路からなる補償回
路3を接続し、補償抵抗R5、コンデンサC5の直
列回路の両端の電圧を測定電圧として陰極線オツ
シログラフの入力とする。この構成では、制動抵
抗R2の抵抗値を大きくして、これとコンデンサ
C2とによる時定数を高圧部1のそれより充分大
きくしてある。
このような構成によると、制動抵抗R2の抵抗
値として、高周波電圧に対して低圧部2の残留イ
ンダクタンスが影響しない程度に大きく選定して
あるため、低圧部2の残留インダクタンスによる
影響を回避することができるようになる。したが
つてコンデンサC2として容量の大きいものを使
用することができる。一方このように制動抵抗
R3を大きく選定すると、たとえば高圧側入力端
に直角波電圧を与えたとき、低圧側には直列抵抗
成分によるオーバーシユート電圧が生ずるように
なる。しかし前述のように補償抵抗、同コンデン
サが設けられてあることにより、これらが積分型
補償回路を構成することになり、そのため、応答
時間を損うことなく、平担な周波数特性が得られ
るようになる。これは低圧部2の制動抵抗R2
コンデンサC2が主として微分値検出特性をも
ち、補償抵抗R5、同コンデンサC5が積分特性を
有していることにより、総合的に平担な周波数特
性を呈するからである。
次に各構成について具体的数値をあげて説明す
ると、第1図の構成において、高圧部1の時定数
を0.13μS、コンデンサC2を0.9μFとすると、
低圧部2の制動抵抗R2は0.2オームとすべきであ
る。これを2オームにすると、直角波入力に対し
て低圧部2の抵抗の影響により、オーバーシユー
トが生じ、時間の経過とともに分圧比がたとえば
10倍以上に変化してしまつて使用に耐えなくな
る。しかし第3図に示す構成において、制動抵抗
R2を2オームとし、又補償コンデンサC5を0.04μ
F、補償抵抗Rnを50オーム、補償抵抗R5を3オ
ームに選定したところ、分圧比は時間の経過とと
もに一定値まで安定して上昇し、第1図の構成の
ようなオーバーシユートは生じなかつた。これに
よつても第3図に示す構成によれば応答特性が改
善されることが理解される。
以上詳述したように、この考案によれば、高周
波電圧に対して低圧部の残留インダクタンスの影
響を回避することができ、そのために制動抵抗を
大きくしても補償回路によつてオーバーシユート
電圧の発生は避でき極めて良好な応答特性を得る
ことができるようになる。更に低圧部での時定数
をあまり問題にしなくてよいことにより、大きな
容量のコンデンサが使用でき、かつ比較的大きな
制動抵抗が使用できるようになるし、又補償回路
についてもその各抵抗、コンデンサの選定は容易
であり、回路構成も簡単であるため安価に製作で
きるようになる。なお超々高圧分圧器の場合、第
2図に示すような2段分圧構成にこの考案の補償
回路を附設することによつて更に性能を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の回路図、第3図はこの
考案の実施例を示す回路図、第4図は高圧部の回
路図である。 1……高圧部、2……低圧部、3……補償回
路、R1,R2……制動抵抗、C1,C2……コンデン
サ、Rn,R5……補償用直列抵抗、C5……補償用
コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧部及び低圧部を制動抵抗及びコンデンサの
    直列回路によつて構成し、低圧部の制動抵抗の抵
    抗値を、高周波電圧に対して低圧部の残留インダ
    クタンスによる影響が充分小さくなるように大き
    く設定するとともに、第1の補償抵抗を備えた第
    1の補償回路と、第2の補償抵抗と補償コンデン
    サとを直列に接続した第2の補償回路とを直列に
    接続して積分特性をもつ補償回路を構成し、この
    補償回路を、低圧部の制動抵抗及びコンデンサの
    直列回路に並列に接続し、更に第2の補償回路の
    両端の電圧を測定電圧としてなる高周波用制動容
    量型分圧器。
JP15161278U 1978-11-02 1978-11-02 Expired JPS6133579Y2 (ja)

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JP15161278U JPS6133579Y2 (ja) 1978-11-02 1978-11-02

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JP15161278U JPS6133579Y2 (ja) 1978-11-02 1978-11-02

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Publication Number Publication Date
JPS5568065U JPS5568065U (ja) 1980-05-10
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JP15161278U Expired JPS6133579Y2 (ja) 1978-11-02 1978-11-02

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JP6417903B2 (ja) * 2014-12-03 2018-11-07 オンキヨー株式会社 信号変調回路

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JPS5568065U (ja) 1980-05-10

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