JPS613348A - 磁気記録再生装置のトラツキング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は回転ヘッド型磁気記録再生装置のトラッキング
方法に関するものである。

従来例の構成とその問題点 回転ヘッド型の磁気記録再生装置（以下ＶＴＲと称す）
では、再生時に回転ヘッドを記録トラック上をオントラ
ックして再生走査させるための１−ラッキング制御系を
必要とする。現在の一般的な２ヘツドヘリ力ルスキヤン
方式のＶＴＲではコントロール括号を用いて行っている
。このトラッキング方法は、磁気テープの端縁部に設け
られたコントロール１−ラック上に記録時の回転ヘッド
の回転位相に対応して記録すべき映像信号の１フレーム
毎のコン１−ロール信号を固定ヘッドで記録し、再生時
には回転ヘッドの回転位相と前記固定ヘッドよ＃）得ら
れるコンｊ・ロール信号の位相との差に応じた信号をト
ラッキングエラー信号とし、そのエラー信号を磁気テー
プ駆動手段に加えて磁気テープの送り速度を制御する方
法が採用されている。

しかしながら、近年のＶＴＲの動向は記録密度を向上さ
せるために磁気テープの送り速度を遅くし更にトラック
幅（１−ラックピッチ）を狭くし対応している１、従っ
て、上記のように磁気テープに固定ヘッドで記録再生し
て信号を得るような方法では磁気テープ速度が遅く充分
な再生信号が得られない。このため１〜ラッキング信号
は、情報信号と共に回転ヘッドで記録する方法が提案さ
れている。

この方法は、第１図、第２図に示すように、ｆ　１１ｆ
２．ｆ３．ｆ４（例えばｆ１４６．５ｆＨ，ｆ２ヰ７．
５ｆ、、。

ｆ、岬１０．５ｆ＋＋、ｆ−＃９．５ｆ＋ｉ）の４周波
数を映像情報信号とともに記録し、再生時に主トラツク
　（例えばＡ２トラック走査時）の両隣接トラック（Ｂ
エトラツク、Ｂ２トラック）からのクロストークによる
ビー１−成分（Ｂエトラツクからはｆ３−ｆ、岬３ｆＨ
。

Ｂ２トラックからはｆ４−ｆ３弁’ｒＨ）を分離し、両
者のレベル差を比較し、その得られた信号をトラッキン
グエラー信号として用いることによりトラッキング制御
が行える。すなわち、Ａ２　トラックを走査している磁
気ヘッドが８□　１−ラック側にずれた場合のビート成
分のレベルは３　ｆ　＋＋＞　ｆ　Ｈとなり１３□　ト
ランク側にずれた場合のビート成分のレベルは３　ｆ　
Ｈ＜　ｆ　ｏとなるため１両者のレベルが常に一致する
ようにテープ送り速度の制御を行えば磁気ヘッドがＡ２
　ｌ〜ラックを常にオントラックして走査することがで
きる。これはＡ工ｇ　Ａ　３ｇ　Ａ　４・・も同様であ
る。Ｂトラックを走査する場合には第２図の左方向にず
れた場合にはｆＨ１右方向にずれた場合には３ｆＨとな
る。従って、Ａ工〜Ａ４・・・のＡトラック同様ビー１
〜成分のレベル比較を行ない制御することによりＢ□〜
Ｂ４・・・のＢトラックのトラッキング制御ができる。

ここでＡトラック走査時とＢ１−ラック走査時のビート
成分周波数は第２図（ロ）の図表のように左右反対とな
るがレベル比較後に極性反転することにより解決できる
。

しかしこの方法は、映像信号にトラツキンク制御用パイ
ロット信号を重畳して記録するため、映像信号への混変
調等による画質劣化をまねく。従って高画質を要求され
る放送用のＶＴＲ等には不適当である。

発明の目的 本発明は特別に１〜ラッキング制制御用量を記録するこ
となく１−ランキング制御を行えるトラッキング方法を
提供することを目的とする。

発明の構成 本発明の１〜ラツキング方法は、情報信号をそれぞれ基
準となる信号を含む第１の情報信号と第２の情報信号の
２つの信号に分割し、その２つの情報信号をそれぞれ異
なるアジマス角を有する磁気ヘッドでもって磁気媒体に
記録し、再生時に前記それぞれの磁気ヘッドにより得ら
れる第１の情報信号と第２の情報信号に含まれるそれぞ
れの基準となる信号を検出し、この検出信号によってト
ラッキングを実行することを特徴とする。

実施例の説明 以下本発明の一実施例を第３図〜第８図に基づいて説明
する。第３図は本発明の磁気ヘッド配置関係を示し、ヘ
ッドＣＨＩ−ＹとＣＨＩ−Ｃ，ＣＨ２−ＹとＣＨ２−Ｃ
は同一ベースに取り付けられている。第４図は爾３図の
配置で記録したときの記録跡を示す。第６図は映像情報
信号の記録、再生の片チャンネルの回路構成を示す。

第６図において入力端子（１）からのＮＴＳＣ信号（信
号はカラーパー信号で説明する）は、デコーダ（２）に
より輝度信号（以下Ｙ信号と称す）と、クロマ信号は　
工信号、Ｑ信号に分離され、Ｙ信号〔第５図（ａ）〕は
スイッチ（３）に、Ｑ信号〔第５図（Ｃ）〕はスイッチ
（４）に供給される。また■信号は、加算器（７）に供
給されて水平同期信号分離回路（６）で分離された水平
同期信号と加算〔第５図（ｂ））（必要性は後述する）
されスイッチ（５）に供給される。スイッチ（３）　（
４）　（５）からの信号はそれぞれＹ信号記録処理回路
（８）、Ｑ信号記録処理回路（９）、１信号記録処理回
路（１０）に供給される。

Ｙ信号記録処理回路（８）ではＦＭ変調されスイッチ（
１１）を介して磁気ヘッド（１２）　（第３図のＣＨｌ
−Ｙ〕により磁気テープに記録される。Ｑ信号記録処理
回路（９）でＦＭ変調された信号は加算器（１３）に供
給される。またＩ信号が処理回路（ｌＯ）でＦＭ変調さ
れた信号も加算器（１３）に供給される。

加算器（１３）で加算されたＱ信号と工信号はスイッチ
（１４）を介して磁気ヘッド（１５）　（第３図のＣＨ
Ｉ−Ｃ〕により磁気テープに記録される。ＣＨ２側も同
様にしてＹ、Ｉ、Ｑ信号が記録される（ブロック図は図
示せず）。

次に再生時は、スイッチ（１１）、　（１４）がＰ側に
接続され磁気ヘッド（１２）、　（１５）を介して磁気
テープより再生された信号は、Ｙ信号再生増幅器（１６
）、Ｃ信号再生増幅器（１７）、■信号再生増幅器（１
８）に供給され再生増幅しそれぞれのＹ、Ｑ、Ｉ信号は
、ドロップアウト補償回路（１９）でドロップアウトが
生じた場合ドロップアウト補償されＹ／Ｃタイミング回
路（２０）に供給される。

ここでＹ／Ｃタイミングの必要性及び動作原理を説明す
ると、本発明ではＹ信号とＣ信号を別々の磁気ヘッドで
記録するため両者の磁気ヘッドギャップ間隔誤差〔第３
図（ｂ）のＸ〕、磁気テープや磁気ヘッドの温湿度の影
響、磁気テープ張力による伸びなどの要因によりＹ−Ｃ
間の時間誤差が生じ、特に互換時に問題となる。したが
って、この時間誤差を自動補正する必要があり、本発明
の例では前記したように工信号に同期信号を挿入して記
録し、再生時にこの同期信号とＹ信号中の同期信号を位
相比較し■信号、Ｑ信号に挿入しである可変遅延線を制
御することにより時間誤差の補正を行っている。

Ｙ／Ｃタイミング回路（２０）からのＹ信号出力は、加
算器（２１）に供給される。一方Ｙ／Ｃタイミング回路
（２０）からのＣ信号と工信号は、エンコーダ（２２）
とオシレータ（２３）によりＮＴＳＣ信号の色搬送波信
号に変換し加算器（２１）に供給し、加算器（２１）で
Ｙ信号、クロマ信号を加算してＮＹＳＣ標準カラー信号
とし出力端子（２４）より出力される。

次にトラッキング制御力＠（キャプスタンサーボ方式）
について記述する。第７図は本発明の原理を示す概略図
（説明を簡単にするために磁気ヘッドの配置はインライ
ン型で示す）であり、第８図は本発明の一実施例の回路
構成を示す。第７図（片ＣＨのみ図示）（ａ）は磁気テ
ープの記録パターン、（ｂ）は磁気ヘッド（Ｙ及びＣ）
で再生したときのＹ信号（水平同期信号）、Ｃ（Ｉ信号
）信号（Ｙ／Ｃタイミング用同期信号）の再生タイミン
グ（時間差）を示す図である。第７図（ａ）で磁気ヘッ
ドＹ及びＣ（以下ＹをＹヘッド、ＣをＣヘッドと称す）
がオントラックしている場合はオントラック状態〔第７
図（ｂ）の（イ）〕に示すようにＹ信号の水平同期信号
とＣ信号のＹ／Ｃタイミング同期信号とは記録時のタイ
ミングに一致する。次に第７図（ａ）で右側にＹヘッド
、Ｃヘッドがずれた場合、Ｙ信号とＣ信号の再生出力は
Ｙ信号に対しＣ信号の方が早いタイミングで再生される
〔第７図（ｂ）の（ロ））。また逆に左側にずれた場合
、Ｙ信号とＣ信号の再生出力はＹ信号に対しＣ信号の方
が遅いタイミングで再生される〔第７図（ｂ）の（ハ）
〕。従ってこのタイミングの時間差を検出しトラッキン
グエラー信号とし、用いキャプスタンモータの一転を変
え磁気テープの走行速度を制御することによりトラッキ
ング制御が行なえる。

第８図のキャプスタンモータ制御系において、キャプス
タンモータの速度制御系は、キャプスタンモータ（２５
）の回転軸に取付けられた歯切板（２６）Ｃ以下、ＦＧ
と称す〕と、回転検出用ヘッド（２７）より得られる回
転検出信号をＦＧ増幅器（２８）で増幅し、第１フリツ
プフロツプ（２９）　Ｃ以下、Ｆ　Ｆ　（２９）と称す
〕、第２フリツプフロツプ（３０つ〔以下、ＦＦ（３０
）と称す〕を介して単安定マルチバイブレータ（３１）
Ｃ以下、Ｍ　Ｍ　（３１）と称す）で速度基準信号を設
定する。またＭＭ（３１）とＦ　Ｆ　（３０）のそれぞ
れの出力を第１のゲート回路（３２）に加え速度に応じ
たゲート幅Ｔを得る。第１のゲート回路（３２）より得
られた信号を台形波形成回路（３４）に供給し比較信号
用の台形波を作る。またＦ　Ｆ　（３０）の出力と第１
のゲート回路（３２）の出力を第２のゲート回路（３３
）に供給しサンプリングパルスを作り、このサンプリン
グパルスと前記台形波形成回路（３４）の出力とをサン
プリングホールド回路（以下、Ｓ／Ｈと称す）（３５）
に供給する。Ｓ　／　Ｈ（３５）より得られたＳ／Ｈ誤
差電圧をモータドライブアンプ（３６）に供給し速度制
御を行う。また位相制御系については、記録時〔スイッ
チ（３７）はＲ側に接続される〕、垂直同期信号を１７
２分周ＭＭ（４２）に供給して１７２分周信号を作り、
その分周された３０Ｈ２の信号を台形波形成回路（３９
）に供給し位相比較基準信号を作る。また、Ｆ　Ｆ　（
３０）の出力を分周回路（３８）に供給しこの分周回路
（３８）で分周してキャプスタンモータ（２５）の回転
に同期した３０Ｈ２の信号を作る。この信号をサンプリ
ングパルスとしてＳ　／　Ｈ（４０）に供給する一方前
記台形波形成回路（３９）で形成された位相比較基準信
号をＳ　／　Ｈ（４０）に供給しここで前記分周回路（
３８）で形成されたサンプリングパルスと位相比較し得
られたＳ／Ｈ誤差電圧を位相補償用フィルタ（４１）、
スイッチ（３７）を介して速度制御ループのＭＭ（３１
）の時定数回路に供給し、Ｍ　Ｍ　（３１）の遅延時間
を変化させ位相制御を行っている。再生時〔スイッチ（
３７）がＰ側に接続される〕、速度制御系は記録時とま
ったく同様である。位相制御系は第６図のＹ信号及び工
信号が水平同期信号分離回路（４３）、Ｙ／Ｃタイミン
グ用同期信号分離回路（４４）に供給され水平同期信号
及びＹ／Ｃタイミング用同期信号を得、時間差検出回路
（４５）に供給される。前記時間検出回路（４５）より
得られた時間差信号は、平滑回路（４６）に供給され平
滑回路（４６）からの出力はスイッチ（３７）を介して
Ｍ　Ｍ　（３１）の時定数回路に供給し前記したように
時間差を検出し記録時を同様にＭＭ（３１）の遅延時間
を変化させて位相制御を行い１〜ラツキング制御を行う
。従って、特別なトラッキング制御用の信号を記録する
ことなくトラッキング制御が行える。

発明の詳細 な説明のように本発明のトラッキング方法によると、映
像信号を輝度信号とクロマ信号とに分離し別々の回転磁
気ヘッドでアジムス記録するよう構成した回転磁気ヘッ
ド型磁気記録再生装置において、再生された輝度信号及
びクロマ信号より得られたそれぞれの同期信号の時間差
（位相）を検出し再生時のトラッキング制御を実行する
ため次のような効果が得られる。

■従来のように情報信号に重畳させて１へラッキング制
御を行うことが出来、情報信号の画質（混変調など）劣
化がない。

■特別にトラッキング制御用パイロ、ット信号を記録す
ることなく１〜ラツキング制御を行うことができ、回路
系を簡単に出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の４周波数を用いてのトラッキング制御す
る場合の磁気テープパターンの概略図、第２図は４周波
数を用いてのトラッキング制御の動作原理図、第３図〜
第８図は本発明のトラッキング方法の具体例を示し、第
３図はシリンダと磁気ヘッドの構成図、第４図は第３図
構成での磁気テープの記録パターン図、第５図は要部信
号波形図、第６図は信号処理系の回路構成図、第７図は
トラッキング制御方式の動作原理図、第８図はキャプス
タン制御系の構成図である。 （１）・・・ＮＴＳＣ信号入力端子、（２）・・・デコ
ーダ、（８）・・・Ｙ信号記録処理回路、（９）・・・
Ｑ信号記録処理回路、（１０）・・■信号記録処理回路
、（１２）　（１５）・・・磁気ヘッド、（１３）・・
・加算器、（１６）・・・Ｙ信号再生増幅器、（１７）
・・・Ｑ信号再生増幅器、（１８）・・・■信号再生増
幅器、（１９）・・・ドロップアウト補償回路、（２０
）・・・Ｙ／Ｃタイミング回路、　’（２２）・・・エ
ンコーダ、（４３）・・・水平同期信号分離回路、（４
４）・・Ｙ／Ｃタイミング用同期信号分離回路、（４５
）・・・時間検出回路代理人　　　森　　本　　義　　
私 書１図 第３図 第４図 第６図 ＞０　−　　　　　輸 城 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、情報信号をそれぞれ基準となる信号を含む第１の情
   報信号と第２の情報信号の２つの信号に分割し、その２
   つの情報信号をそれぞれ異なるアジマス角を有する磁気
   ヘッドでもって磁気媒体に記録し、再生時に前記それぞ
   れの磁気ヘッドにより得られる第１の情報信号と第２の
   情報信号に含まれるそれぞれの基準となる信号を検出し
   、この検出信号によってトラッキングを実行する磁気記
   録再生装置のトラッキング方法。