JPS6133268A - 異種塗料からなる同色塗色相互の経時的色差の防止法 - Google Patents

異種塗料からなる同色塗色相互の経時的色差の防止法

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JPS6133268A
JPS6133268A JP15507984A JP15507984A JPS6133268A JP S6133268 A JPS6133268 A JP S6133268A JP 15507984 A JP15507984 A JP 15507984A JP 15507984 A JP15507984 A JP 15507984A JP S6133268 A JPS6133268 A JP S6133268A
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Tadayoshi Nakamura
忠義 中村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は異種塗料からなる同色塗色の経時的色差の防止
法に閃する。
〔従来の技術〕
近年、自動車、二輪車などの車両においては、バンパー
、フェンダ−、グリルなどの樹fTi 部品の塗色と鋼
板製車体の塗色とを同色として意匠性の向上を図る傾向
にある。
鋼板用塗料としては一般にメラミン−アルキド樹脂塗料
(ソリッド色塗装用)やメラミン−アクリル樹脂塗料(
メタリック色塗装用)などが使用されており、コスト面
および品質面から高温焼付(120〜160°C程度)
がなされている。
一方、樹脂部品は熱硬化性樹脂(たとえばシートモール
ディングフンバウンド成形などに使用されている)や耐
熱性熱可塑性樹脂(ナイロン樹脂、−ポリブチレンテレ
フタレート樹脂など)を用いるばあいを除いて一般に耐
熱性が低く、そのため焼付温度の高いM板製車体用塗料
では′著しい熱変形を招くため使用に耐えない。この点
からa側部品の塗装には一般に低温焼付塗料が使用され
ている。なお前記耐熱性樹脂部品のばあいでも省エネル
ギーの点から低温焼付用塗料が使用されるケースが多い
。低温焼付塗料としてはウレタン樹脂塗ギ1やアクリル
−ウレタン樹脂塗料が上塗用塗料として使用されている
ところで、同色塗色を出すには幾通りもの顔料の種類の
組合せがある。
なお同色塗色とは、顔料粒子の大きさや粒度分布あるい
は顔料の表面処理剤の不均一性などに起因し、同じ塗料
系でもロフト間にわずかに色味の差(すなわち色差)を
生じるのが一般的であり、かかる色差が所定の許容範囲
内であるばあいを含めて同色塗色と定起する。
ゆえに、先に述べたように鋼板用の高温焼付塗料と、樹
脂用の低温焼付塗料とで、同色塗色をえようとするばあ
い、ある程度の色差が許容サレつるため同一顔料が使用
されてないのが通常であり、かつ同−m料を使用しなけ
ればならないという配慮がなされていないのが実情であ
る。
その理由としてはっぎのごときものがあげられる。
(1)  自動車にあっては、閉板ボデーとバンパーな
どの樹脂部品とを同一塗色とする塗装事例が過去に極め
て少なく、経年車(中古車)の商品性(外観品質)が問
題とされるケースが全くなかった。
(2)  使用するボデー鋼板用塗料と樹脂用塗料との
製造メーカーが必ずしも同じないケースが多く、塗料メ
ーカーにとっては使用顔料は最高の材料秘密に属し、公
開されないうえ、塗料使用者も作業性、コスト、品質な
ど総合的判断に立って塗料の選定を行なっているのが現
状であり、むしろ顔料組成の同一性にまで深く立入って
いない。
(3)品質、とくに耐候性については:rXS D 0
205−1976の自動車部品の耐候性試験通則に詳細
が記述されている。この通則によれば、屋外耐候性試験
と、促進耐候性試験が代2表的・であるが、前者は実際
に屋外で曝露する試験であり、評価結果が出てくるのに
数年を要するという欠点がある。一方後者は数カ月で結
果が判明するという利点がある。前記通則には、屋外耐
候性試験の期間と促進曝露時間との明確な相関性は明記
していないが、試験期間を表示した内容から判断すると
屋外曝露年数1年は概略サンシャインによる促進曝露時
間の300時間に相当する。故に長期の屋外曝露試験よ
りも促進曝露試験で代用し判断するケースもあった。か
かる点からして異種塗料による同色塗色相互の経年色差
の検討は充分なされていなかった。
しかるに、本発明者はかかる同色異種塗装の使用頻度が
高くなり、経年車両の商品性の観点から屋外曝露試験結
果と促進耐候性試験結果と−の間に充分な相関性が成立
するといいがたい事例が多いという新たな事実を見出し
、顔料選択の重要性を8識し、本発明に至ったものであ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
すなわち、同色塗色にあって異なる顔料を用いるばあい
、それぞれの顔料の経時的な劣化特性が異なると共に、
顔料の相互作用もあるから、前述のごとき高温焼付塗料
の塗装品と低湿焼付塗料の塗装品が同一車両に取付けら
れるばあい、市場において経年とともに同色塗色相互の
色差が暑しく大きくなり、商品価値が顕著に低下するに
いたることが見出された。
本発明は前記の点に鑑み、異種塗料を用いるばあいの同
色塗色相互の経時的色差を防止する方法を提供するにあ
る。
〔問題点ひ解決するための手段〕
本発明は、異種塗料を使用して同色の塗膜な形成するに
あたって、それぞれの塗料に使用する着色顔料を共通化
することを特徴とする異種塗料からなる同色塗色相互の
経時的色差の防止法に関する。
〔作用〕
本発明においては、異種塗料にそれぞれ同一′の顔料組
成を用いるから、各塗膜におけ、る着色顔料の経時的な
劣化特性、顔料同士の相互作用はほぼ同一とな、る。し
たがって各塗膜相互お塗色の経時的な変化はほぼ同じと
なる、すなわち各塗膜相互の経時的色差がほぼ同じとな
る。
〔効果〕 そのため、異種塗料を使用する同色の塗装品を同一の車
両に取付けるばあいなどにおいて、長期間経過後も各塗
装品相互間の塗色に差が生じず、商品価値の低下が防止
される。
〔笑施態様〕
つぎに実施例をあげて本発明の詳細な説明する。
実施例1 ポリプロピレン製バンパーをL1+1− )リクロロエ
タンで蒸気洗浄し、そののちブライマール4oB三井石
油化学工業銖製)を塗布し、そのうえにウェット・オン
・ウェットで赤色アクリル−ウレタン樹脂塗料R265
(日本ビーケミカル■製低温焼付塗料)を乾燥膜厚60
μで塗布し、95■×30分で焼付けた。
一方前記塗料と同色の車体塗装用メラミン−1500C
X20分で焼付けた。
両塗料に用いた顔料組成はつぎのとおりである。
顔料基      重量部 キナクリドンレッド (CI&PR−202) ペリレンレッド (01APR−190) 酸化チタン            2ベンガラ (0工轟77491 ) 前記塗装バンパーからの切出し片と塗装鋼板テストピー
スについて曝露試験を行ない、それぞれの塗膜の色差を
測定した。曝露試験は屋外曝露試験機を用い2年間曝露
することによつ−て行なった。結果を第1表に示す◇ 
一 実施例2 実施例1において両塗料の塗色を白色とし、つぎの顔料
組成を用いたほかは実施例1と同様に塗装を行ない、I
II露試験を行なった。結果を第1表に示す。
顔料基      重量部 シアニンブルー            0.5゜カー
ボンブラック           微量酸化チタン 
            20実施例3 リアクションインジエクションモールデイングウレタン
製バンパーに7レキセン600(B本ビーケミカル■製
ブライマー)を乾燥膜厚20pで塗布し100°C×2
0分で焼付け、そのうえにブルー塗色のフレキセン10
1(日本ビーケミカル−+m製低温焼付アクリルーウレ
タン樹脂塗料)を乾燥膜厚32μで塗布し、120’0
X30分で焼付けた。
一方fS’l板テストピースには塗色を−ypv−$C
変更したほかは実施例1と同様に塗装を施した0両塗料
に用いた顔料組成はつぎのとおりであるO 顔料基      重量部 シアニングリーン           0.5シアニ
ンブルー             5酸化チタン  
           4ついで実施例1と同様にして
曝露試験を行なった。結果を第1表に示す。
比較例 実施例1において、バンパーの塗装を実施例1に用いた
赤色アクリル−ウレタン樹脂塗料と色差が許容範囲内で
あるが顔料m威が下記のように興なる塗料を用いて行な
った。
顔料基      j1量部 キナクリドンレッド               2
.5ペリレンレツド            2.5七
ノアゾ系レツド(0工&PR−5)         
5°酸化チタン             2ベンガラ
          0.5 鋼板テストピースについては、実施例1と同じ塗料を用
いて同様に塗装した。
ついで実施例1と同様にして曝露試験を行なった。結果
を第1表に示す。
第1表において、色差(1)は鋼板用塗料塗装鋼板テス
ト ピースの曝露前の塗色を基準板とし、ハンターの色
差式(醪)より曝露後の色差をもとめたものである。単
位NBSは米国のHationalBureau of
 5tan+1araによる色差の単位である。色差(
2)は色差(1)における塗装樹脂バンパーの色差と塗
装鋼板の色差との差を意味する。商品性は色差(2)が
合格の範囲内にあるか否かを示すものであり、O印は合
格、X印は不合格を意味する。
前記においては本発明を樹脂部品を低温焼付塗料で塗装
し、鋼板を高温焼付塗料を用いて塗装するばあいを例に
とって説明したが、本発明はこれらの例に限定されるも
のでは、なく、各種被塗物を異種塗料で同色に塗装する
ばあいに適用しうるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 異色塗料を使用して同色の塗膜を形成するにあたつ
    て、それぞれの塗料に使用する着色顔料を共通化するこ
    とを特徴とする異種塗料からなる同色塗色相互の経時的
    色差の防止法。
JP15507984A 1984-07-25 1984-07-25 Ishutoryokaranarudoironurishokusogonokeijitekishikisanoboshiho Expired - Lifetime JPH0247950B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014155930A1 (ja) * 2013-03-28 2014-10-02 マツダ株式会社 車両の内板部塗膜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014155930A1 (ja) * 2013-03-28 2014-10-02 マツダ株式会社 車両の内板部塗膜
JP2014193938A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Mazda Motor Corp 車両の内板部塗膜
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