JPS6132801Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6132801Y2 JPS6132801Y2 JP1978079403U JP7940378U JPS6132801Y2 JP S6132801 Y2 JPS6132801 Y2 JP S6132801Y2 JP 1978079403 U JP1978079403 U JP 1978079403U JP 7940378 U JP7940378 U JP 7940378U JP S6132801 Y2 JPS6132801 Y2 JP S6132801Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel rim
- bead
- steel
- drop
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 20
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 20
- 239000011324 bead Substances 0.000 claims description 19
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 10
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 4
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 7
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 3
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 3
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 3
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 2
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 2
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
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- Forging (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は主に自動2輪車に用いられる鋼製の車
輪リムに関するものである。
輪リムに関するものである。
従来から使用されている鋼製の車輪リムは第2
図及び第3図に断面図で示されているが、まづ第
2図における車輪リムAは、第1図に示すような
断面で一定の厚さと幅を有するコイル状の帯鋼1
の両端をカーリングして形成したフランジ2a,
2aに連続、形成したビード3a,3aの先端
を、円弧状の肩部5a,5aの部分になるようシ
ーム溶接し、ついで中央部分をロール加工して所
定形状のドロツプ4aを形成したものを、さらに
ロール捲回したのち、切断し、その切断面を溶接
して造られている。また第3図に示す車輪リムB
は、第1図に示す帯鋼1をロール加工してフラン
ジ2b,2b、ビード3b,3b、肩部5b,5
b及びドロツプ4bを形成したものをさらにロー
ル捲回したのち、車輪リムAの場合と同様にして
造られている。
図及び第3図に断面図で示されているが、まづ第
2図における車輪リムAは、第1図に示すような
断面で一定の厚さと幅を有するコイル状の帯鋼1
の両端をカーリングして形成したフランジ2a,
2aに連続、形成したビード3a,3aの先端
を、円弧状の肩部5a,5aの部分になるようシ
ーム溶接し、ついで中央部分をロール加工して所
定形状のドロツプ4aを形成したものを、さらに
ロール捲回したのち、切断し、その切断面を溶接
して造られている。また第3図に示す車輪リムB
は、第1図に示す帯鋼1をロール加工してフラン
ジ2b,2b、ビード3b,3b、肩部5b,5
b及びドロツプ4bを形成したものをさらにロー
ル捲回したのち、車輪リムAの場合と同様にして
造られている。
車輪リムAは従来から最も多用されている鋼製
車輪リムであるが、フランジ2a,2aに連続形
成したビード3a,3aの先端をシーム溶接する
とき、そのシーム溶接部が肩部5a,5aの彎曲
形状に適合するように行なわなければならないシ
ーム溶接の技術と設備を要して製造が難しいもの
であり、そのうえビード3a,3aの幅が比較的
狭くドロツプ4aに向けて下降傾斜しているた
め、走行中パンクしたときタイヤがスリツプして
ドロツプ4aに脱落し事故を起す虞れがあるなど
の欠点を持つている。また車輪リムBは車輪リム
Aに比較して製造が遥に容易となるが、ビード3
b,3bの幅が広くなつたもののタイヤがスリツ
プしてドロツプ4bに脱落する虞れに対してまだ
充分でなく、そのうえ使用時に構造的な面からリ
ム全体が捩られ揺動の発生する可能性があるの
で、リムを造る帯鋼1の厚さを厚くしてその強度
を高めるため、資材の使用量がやゝ多くなる欠点
を持つている。
車輪リムであるが、フランジ2a,2aに連続形
成したビード3a,3aの先端をシーム溶接する
とき、そのシーム溶接部が肩部5a,5aの彎曲
形状に適合するように行なわなければならないシ
ーム溶接の技術と設備を要して製造が難しいもの
であり、そのうえビード3a,3aの幅が比較的
狭くドロツプ4aに向けて下降傾斜しているた
め、走行中パンクしたときタイヤがスリツプして
ドロツプ4aに脱落し事故を起す虞れがあるなど
の欠点を持つている。また車輪リムBは車輪リム
Aに比較して製造が遥に容易となるが、ビード3
b,3bの幅が広くなつたもののタイヤがスリツ
プしてドロツプ4bに脱落する虞れに対してまだ
充分でなく、そのうえ使用時に構造的な面からリ
ム全体が捩られ揺動の発生する可能性があるの
で、リムを造る帯鋼1の厚さを厚くしてその強度
を高めるため、資材の使用量がやゝ多くなる欠点
を持つている。
走行中パンクしてタイヤがドロツプに脱落する
のを防止する方法としては、円弧状の肩部5a,
5bに上方に膨出させた所謂ハンプを設けると良
いことが認められている。第1図に示すような従
来の帯鋼1を用いて第4図に示すような肩部5
c,5cにハンプ6c,6cを設けた鋼製車輪リ
ムCを造るとすると、このハンプ6c,6cがあ
るためロール断面が従来に比較して複雑となり、
寸法精度も出しにくいので極めて製造が困難であ
ること、ハンプ6c,6cの反対側に生じた凹部
を完全に素地研磨ができないため、均一なメツキ
を得ることができず、車輪リムにメツキの光択ム
ラができるばかりその箇所の防蝕強度が低下する
こと、走行中に上記凹部に泥等が附着し易く外観
を損ない、そのうえ掃除が困難であると共に掃除
を怠ると腐蝕を早める要因となること等の困難な
面があり、強いて造ると高価なものになつてしま
う欠点がある。尚第4図において2cはフラン
ジ、3cはビード、4cはドロツプである。
のを防止する方法としては、円弧状の肩部5a,
5bに上方に膨出させた所謂ハンプを設けると良
いことが認められている。第1図に示すような従
来の帯鋼1を用いて第4図に示すような肩部5
c,5cにハンプ6c,6cを設けた鋼製車輪リ
ムCを造るとすると、このハンプ6c,6cがあ
るためロール断面が従来に比較して複雑となり、
寸法精度も出しにくいので極めて製造が困難であ
ること、ハンプ6c,6cの反対側に生じた凹部
を完全に素地研磨ができないため、均一なメツキ
を得ることができず、車輪リムにメツキの光択ム
ラができるばかりその箇所の防蝕強度が低下する
こと、走行中に上記凹部に泥等が附着し易く外観
を損ない、そのうえ掃除が困難であると共に掃除
を怠ると腐蝕を早める要因となること等の困難な
面があり、強いて造ると高価なものになつてしま
う欠点がある。尚第4図において2cはフラン
ジ、3cはビード、4cはドロツプである。
本考案は前記のような欠点を排除して、走行中
のタイヤがドロツプに脱落することのないより安
全性を高めた鋼製の車輪リムを提供しようとする
ものである。
のタイヤがドロツプに脱落することのないより安
全性を高めた鋼製の車輪リムを提供しようとする
ものである。
本考案の一実施例を示す第5図及び第6図にお
いて、7は断面で両側端部に両端に向つて中央部
より次第に厚くなつた肉厚部8,8と、ロール加
工したときビード3,3と中央の溝状のドロツプ
4の交点に位置する箇所に2個の半球状凸部9,
9を備えた帯鋼からなる異形材、10は異形材7
をロール加工により両側端部の肉厚部8,8を外
方に円弧状に突出させてフランジ2,2を形成せ
しめ、該フランジ2,2に連続形成した水平なビ
ード3,3の中央に溝状のドロツプ4を形成せし
めると共に、凸部9,9で該ビード3,3の肩部
にハンプ6,6を形成せしめたものを、ロール捲
回したのち、切断し、その切断面を溶接して造ら
れた鋼製車輪リムである。
いて、7は断面で両側端部に両端に向つて中央部
より次第に厚くなつた肉厚部8,8と、ロール加
工したときビード3,3と中央の溝状のドロツプ
4の交点に位置する箇所に2個の半球状凸部9,
9を備えた帯鋼からなる異形材、10は異形材7
をロール加工により両側端部の肉厚部8,8を外
方に円弧状に突出させてフランジ2,2を形成せ
しめ、該フランジ2,2に連続形成した水平なビ
ード3,3の中央に溝状のドロツプ4を形成せし
めると共に、凸部9,9で該ビード3,3の肩部
にハンプ6,6を形成せしめたものを、ロール捲
回したのち、切断し、その切断面を溶接して造ら
れた鋼製車輪リムである。
この場合異形材7の中央附近に備えた凸部9,
9が車輪リム10のハンプ6,6となるため、ハ
ンプ6,6の裏面に凹部が生ずることがない。ま
た異形材7の両側附近に備えた肉厚部8,8が車
輪リム10のフランジ2,2となるため、従来の
車輪リムBを造つたときの端部の面取りの必要が
なくなる。また肉厚部8,8からなるフランジ
2,2と凸部9,9からなるハンプ6,6でビー
ド3,3を強化しているため異形材7のビード
3,3部分の肉厚を余り厚くしておく必要がな
い。
9が車輪リム10のハンプ6,6となるため、ハ
ンプ6,6の裏面に凹部が生ずることがない。ま
た異形材7の両側附近に備えた肉厚部8,8が車
輪リム10のフランジ2,2となるため、従来の
車輪リムBを造つたときの端部の面取りの必要が
なくなる。また肉厚部8,8からなるフランジ
2,2と凸部9,9からなるハンプ6,6でビー
ド3,3を強化しているため異形材7のビード
3,3部分の肉厚を余り厚くしておく必要がな
い。
本考案はロール加工により帯鋼の両側端部を外
方に円弧状に突出させたフランジに連続形成した
水平なビードの中央に溝状のドロツプを形成した
ものを、さらにロール捲回して切断した両端部を
溶接して造られた車輪リムにおいて、該帯鋼が断
面で両側端部に両端に向つて中央部より次第に厚
くなつた肉厚部と、ロール加工したとき前記ビー
ドとドロツプの交点に位置する箇所に半球状凸部
とを備えた異形材からなり、該肉厚部で前記フラ
ンジをまた該凸部で前記ビードの肩部にハンプを
夫々形成せしめられたことを特徴とする鋼製の車
輪リムなので次の効果を奏する。
方に円弧状に突出させたフランジに連続形成した
水平なビードの中央に溝状のドロツプを形成した
ものを、さらにロール捲回して切断した両端部を
溶接して造られた車輪リムにおいて、該帯鋼が断
面で両側端部に両端に向つて中央部より次第に厚
くなつた肉厚部と、ロール加工したとき前記ビー
ドとドロツプの交点に位置する箇所に半球状凸部
とを備えた異形材からなり、該肉厚部で前記フラ
ンジをまた該凸部で前記ビードの肩部にハンプを
夫々形成せしめられたことを特徴とする鋼製の車
輪リムなので次の効果を奏する。
(1) 両側附近に肉厚部と中央附近に凸部を備えた
異形材を用いることにより、安全性の高いハン
プつき鋼製車輪リムを容易に製造することがで
きる。
異形材を用いることにより、安全性の高いハン
プつき鋼製車輪リムを容易に製造することがで
きる。
(2) 両側附近に肉厚部と中央附近に凸部を備えた
異形材を用いることにより、ビード部分を強化
することができたので、鋼製車輪リム全体の強
度を高め、自動2輪車などの安全性をより一層
高めることができる。
異形材を用いることにより、ビード部分を強化
することができたので、鋼製車輪リム全体の強
度を高め、自動2輪車などの安全性をより一層
高めることができる。
(3) 車輪リム本体の製造及びその後の加工も容易
にしたため、高精度で安全性が高く、耐久性に
富んだ鋼製車輪リムを需要家に安価に提供でき
る。
にしたため、高精度で安全性が高く、耐久性に
富んだ鋼製車輪リムを需要家に安価に提供でき
る。
第1図は従来における素材の断面図、第2図〜
第3図は従来における夫々の車輪リムの断面図、
第4図は従来の素材でハンプつき車輪リムを製作
した場合の想定断面図、第5図及び第6図は本考
案の一実施例の断面図で、第5図は異形材、第6
図は車輪リムである。 2……フランジ、3……ビード、4……ドロツ
プ、6……ハンプ、7……異形材、8……肉厚
部、9……凸部。
第3図は従来における夫々の車輪リムの断面図、
第4図は従来の素材でハンプつき車輪リムを製作
した場合の想定断面図、第5図及び第6図は本考
案の一実施例の断面図で、第5図は異形材、第6
図は車輪リムである。 2……フランジ、3……ビード、4……ドロツ
プ、6……ハンプ、7……異形材、8……肉厚
部、9……凸部。
Claims (1)
- ロール加工により帯鋼の両側端部を外方に円弧
状に突出させたフランジに連続形成した水平なビ
ードの中央に溝状のドロツプを形成したものを、
さらにロール捲回して切断した両端部を溶接して
造られた車輪リムにおいて、該帯鋼が断面で両側
端部に両端に向つて中央部より次第に厚くなつた
肉厚部と、ロール加工したとき前記ビードとドロ
ツプの交点に位置する箇所に2個の半球状凸部と
を備えた異形材からなり、該肉厚部で前記フラン
ジをまた該凸部で前記ビードの肩部にハンプを
夫々形成せしめられたことを特徴とする鋼製車輪
リム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978079403U JPS6132801Y2 (ja) | 1978-06-09 | 1978-06-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978079403U JPS6132801Y2 (ja) | 1978-06-09 | 1978-06-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54180563U JPS54180563U (ja) | 1979-12-20 |
JPS6132801Y2 true JPS6132801Y2 (ja) | 1986-09-25 |
Family
ID=28997331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978079403U Expired JPS6132801Y2 (ja) | 1978-06-09 | 1978-06-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6132801Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5330471A (en) * | 1976-09-02 | 1978-03-22 | Reynolds Metals Co | Method of manufacturing metal wheel |
JPS5363251A (en) * | 1976-11-19 | 1978-06-06 | Shiyouichi Mitsukawa | Flat thick steel plate for stamped rut |
-
1978
- 1978-06-09 JP JP1978079403U patent/JPS6132801Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5330471A (en) * | 1976-09-02 | 1978-03-22 | Reynolds Metals Co | Method of manufacturing metal wheel |
JPS5363251A (en) * | 1976-11-19 | 1978-06-06 | Shiyouichi Mitsukawa | Flat thick steel plate for stamped rut |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54180563U (ja) | 1979-12-20 |
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