JPS6132344B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6132344B2 JPS6132344B2 JP9688478A JP9688478A JPS6132344B2 JP S6132344 B2 JPS6132344 B2 JP S6132344B2 JP 9688478 A JP9688478 A JP 9688478A JP 9688478 A JP9688478 A JP 9688478A JP S6132344 B2 JPS6132344 B2 JP S6132344B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- flame
- composition
- ethylene
- flexibility
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 38
- RNFJDJUURJAICM-UHFFFAOYSA-N 2,2,4,4,6,6-hexaphenoxy-1,3,5-triaza-2$l^{5},4$l^{5},6$l^{5}-triphosphacyclohexa-1,3,5-triene Chemical compound N=1P(OC=2C=CC=CC=2)(OC=2C=CC=CC=2)=NP(OC=2C=CC=CC=2)(OC=2C=CC=CC=2)=NP=1(OC=1C=CC=CC=1)OC1=CC=CC=C1 RNFJDJUURJAICM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 18
- 239000003063 flame retardant Substances 0.000 claims description 18
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 claims description 9
- 239000004709 Chlorinated polyethylene Substances 0.000 claims description 8
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 claims description 8
- VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N Ethene Chemical compound C=C VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 7
- 239000005977 Ethylene Substances 0.000 claims description 7
- ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N Chlorine atom Chemical compound [Cl] ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 239000000460 chlorine Substances 0.000 claims description 6
- 229910052801 chlorine Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 239000012764 mineral filler Substances 0.000 claims description 6
- 239000003431 cross linking reagent Substances 0.000 claims description 2
- 150000001451 organic peroxides Chemical class 0.000 claims description 2
- 229920005672 polyolefin resin Polymers 0.000 claims description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000010292 electrical insulation Methods 0.000 description 5
- VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L Calcium carbonate Chemical compound [Ca+2].[O-]C([O-])=O VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 4
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 4
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 3
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 3
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 229910000019 calcium carbonate Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004927 clay Substances 0.000 description 2
- 239000005038 ethylene vinyl acetate Substances 0.000 description 2
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 2
- 229920001200 poly(ethylene-vinyl acetate) Polymers 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000000454 talc Substances 0.000 description 2
- 229910052623 talc Inorganic materials 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000003712 anti-aging effect Effects 0.000 description 1
- 229910052787 antimony Inorganic materials 0.000 description 1
- WATWJIUSRGPENY-UHFFFAOYSA-N antimony atom Chemical compound [Sb] WATWJIUSRGPENY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000006229 carbon black Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 229910052570 clay Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000004132 cross linking Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000007765 extrusion coating Methods 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 description 1
- 238000005979 thermal decomposition reaction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、電気絶縁性、可撓性、耐熱性が良好
な難燃性絶縁組成物に関するものである。 詳しくは、結晶化度10%の塩素化ポリエチレン
とエチレン含有量が60〜90重量%、ムーニー粘度
(ML1+4100℃)10〜70のエチレン・プロピレン共
重合体とのブレンドポリマーを主体とした難燃性
絶縁組成物に関するものである。 近年における難燃性絶縁組成物の需要は増加の
一途をたどるとともに、難燃性絶縁組成物に対す
る性能上の要求が苛酷となつてきた。例えば、難
燃性絶縁組成物を電気機器の絶縁材料として使用
する場合についてみると、最近の電気機器の小型
軽量化の趨勢により、難燃性の要求はもとより許
容電流の増大の重視から絶縁材料の耐熱性の向
上、又、難燃性絶縁組成物が電気機器内配線用電
線あるいは車両内配線用電線等の絶縁被覆材とし
て使用されるときは、配線工事を容易にするため
に絶縁被覆材が優れた可撓性を備えていることも
要求されている。車輛用配電線については、車両
の火災防止の立場から配電線の難燃化が益々強く
要求されつつある。 結晶性又は非結晶性塩素化ポリエチレンとポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等のポリマーとから成る難燃性組成物
は公知であるが、これらポリマー組成物は一般の
ゴム組成物に比較するとどうしても可撓性に劣り
電線に用いた場合、配線作業に困難をきたす。 また、これらのポリマーはいずれも使用時の熱
劣化により硬化するタイプであるため、可撓性を
失い、ついにはわずかの屈曲をうけても亀裂を生
じて、絶縁体としての機能をそう失するに至る。
したがつて、これまでの文献、特許等で報告され
ている難燃性組成物は改善された組成物といえど
も、いずれも現在の難燃性絶縁組成物に対する要
求を十分に満足させるものではない。 本発明は、最初の難燃性絶縁組成物に対する苛
酷な要求を考慮して難燃性、電気絶縁性、可撓性
及び耐熱性に優れ、とりわけ耐熱性、可撓性に優
れた難燃性絶縁組成物を提案するものであり、
結晶化度10%以下の塩素化ポリエチレンとエチ
レン含有量60〜90重量%、ムーニー粘度
(ML1+4100℃)10〜70のエチレンプロピレン共重
合体とのブレンド物、または上記成分と成分
と第3のポリマーとしてポリエチレン、エチレン
酢酸ビニル共重合体等のポリフイン樹脂とから
なり、上記成分は全ポリマー中20重量%以内で
あるブレンド物と、該ブレンド物100重量部あた
り80重量部以下のタルク、クレー、炭酸カルシ
ウム等の鉱物質充てん剤および少量の有機過酸
化物架橋剤とからなる組成物であつて、該組成物
の塩素含有量が10〜20重量%の範囲内にあること
を特徴とするものである。 本発明に用いる塩素化ポリエチレンとして結晶
化度10%以下に限定する理由は、結晶化度が10%
を上廻る塩素化ポリエチレンを用いると組成物の
可撓性が損われるからである。 本発明に用いるエチレン・プロピレン共重合体
のエチレン含有量を60〜90%の範囲に限定する理
由は、エチレン含有量が60%未満になると耐熱性
が十分でなく、90%を上廻ると可撓性が損われる
からである。またムーニー粘度(ML1+4100℃)
を10〜70に限定する理由は、10未満であると物性
が低下し、また70を上廻ると押出加工上、多量の
充てん剤を必要としその結果として耐熱性が低下
するため本発明の目的に沿わなくなる。 本発明の組成物の押出加工性を良好とするため
には、ムーニー粘度10〜40のものを用いるのが好
ましい。 タルク、クレー、炭酸カルシウム等の鉱物質充
てん剤を80重量部以下に限定する理由は、80部を
上廻ると耐熱性を損うからである。なお、本発明
においては上記鉱物質充填剤は必ずしも配合しな
くてもよいが組成物の押出加工性を良好にするた
めに鉱物質充填剤の量は10〜80重量部とするのが
好ましい。 本発明の難燃性絶縁組成物中の塩素含有量を10
〜20%の範囲に限定する現由は、後記の実施例か
らわかる通り塩素含有量が10%より少いと組成物
の難燃性が十分でなく、20%を上廻ると組成物の
電気絶縁性が低下するからである。 本発明の難燃性絶縁組成物の電気絶縁性、耐熱
性、可撓性、難燃性に悪影響を及ぼさない限り、
ある種の特性を改善する種々の材料を混合しても
よい。かかる添加剤としてカーボンブラツク、架
橋助剤、老化防止剤、ハロゲン系ポリマーの熱分
解を防止するための安定剤、難燃助剤としてのア
ンチモン等の金属酸化物等がある。 次に本発明の顕著な効果を実施念及び比較例に
よつて説明する。 なお、表に示す各組成物は、通常のロール作業
で混合しシートとした。かくして得た未加硫シー
トの1部を用いて2mmφ銅線上に2mm厚の押出被
覆層を形成、次いで通常の方法で170℃×30分加
熱して加硫した電線を作成し、該電線について
JIS C3004に従つて難燃性を試験した。未加硫シ
ートの残る部分を用いて170℃×30分の条件でプ
レス加硫シートを作製し、該シートについて体積
抵抗率、100%モジユラス、加熱老化(ギヤーオ
ーブン中180℃×6日間加熱老化)后の伸びを測
定した。 100%モジユラス値は材料の可撓性を表わす一
般的な尺度であり、100%モジユラス値が小さい
程可撓性が良いが、0.15Kg/mm2以下であると絶縁
体が変形しやすく0.40Kg/mm2以上では硬すぎるの
で0.20〜0.35Kg/mm2の範囲内がもつとも望まし
い。加熱老化后の伸びは電線の自己径曲げを想定
し、50%以上特に100%以上が好ましい。押出加
工性の評価については、混合ロールからシート出
ししたシートの表面肌の観察および実験用押出機
を用いてチユーブ状試料を押出し、その表面状態
を観察してA(表面平滑)、B(表面少し荒れ
る)2段階にラングづけした。
な難燃性絶縁組成物に関するものである。 詳しくは、結晶化度10%の塩素化ポリエチレン
とエチレン含有量が60〜90重量%、ムーニー粘度
(ML1+4100℃)10〜70のエチレン・プロピレン共
重合体とのブレンドポリマーを主体とした難燃性
絶縁組成物に関するものである。 近年における難燃性絶縁組成物の需要は増加の
一途をたどるとともに、難燃性絶縁組成物に対す
る性能上の要求が苛酷となつてきた。例えば、難
燃性絶縁組成物を電気機器の絶縁材料として使用
する場合についてみると、最近の電気機器の小型
軽量化の趨勢により、難燃性の要求はもとより許
容電流の増大の重視から絶縁材料の耐熱性の向
上、又、難燃性絶縁組成物が電気機器内配線用電
線あるいは車両内配線用電線等の絶縁被覆材とし
て使用されるときは、配線工事を容易にするため
に絶縁被覆材が優れた可撓性を備えていることも
要求されている。車輛用配電線については、車両
の火災防止の立場から配電線の難燃化が益々強く
要求されつつある。 結晶性又は非結晶性塩素化ポリエチレンとポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等のポリマーとから成る難燃性組成物
は公知であるが、これらポリマー組成物は一般の
ゴム組成物に比較するとどうしても可撓性に劣り
電線に用いた場合、配線作業に困難をきたす。 また、これらのポリマーはいずれも使用時の熱
劣化により硬化するタイプであるため、可撓性を
失い、ついにはわずかの屈曲をうけても亀裂を生
じて、絶縁体としての機能をそう失するに至る。
したがつて、これまでの文献、特許等で報告され
ている難燃性組成物は改善された組成物といえど
も、いずれも現在の難燃性絶縁組成物に対する要
求を十分に満足させるものではない。 本発明は、最初の難燃性絶縁組成物に対する苛
酷な要求を考慮して難燃性、電気絶縁性、可撓性
及び耐熱性に優れ、とりわけ耐熱性、可撓性に優
れた難燃性絶縁組成物を提案するものであり、
結晶化度10%以下の塩素化ポリエチレンとエチ
レン含有量60〜90重量%、ムーニー粘度
(ML1+4100℃)10〜70のエチレンプロピレン共重
合体とのブレンド物、または上記成分と成分
と第3のポリマーとしてポリエチレン、エチレン
酢酸ビニル共重合体等のポリフイン樹脂とから
なり、上記成分は全ポリマー中20重量%以内で
あるブレンド物と、該ブレンド物100重量部あた
り80重量部以下のタルク、クレー、炭酸カルシ
ウム等の鉱物質充てん剤および少量の有機過酸
化物架橋剤とからなる組成物であつて、該組成物
の塩素含有量が10〜20重量%の範囲内にあること
を特徴とするものである。 本発明に用いる塩素化ポリエチレンとして結晶
化度10%以下に限定する理由は、結晶化度が10%
を上廻る塩素化ポリエチレンを用いると組成物の
可撓性が損われるからである。 本発明に用いるエチレン・プロピレン共重合体
のエチレン含有量を60〜90%の範囲に限定する理
由は、エチレン含有量が60%未満になると耐熱性
が十分でなく、90%を上廻ると可撓性が損われる
からである。またムーニー粘度(ML1+4100℃)
を10〜70に限定する理由は、10未満であると物性
が低下し、また70を上廻ると押出加工上、多量の
充てん剤を必要としその結果として耐熱性が低下
するため本発明の目的に沿わなくなる。 本発明の組成物の押出加工性を良好とするため
には、ムーニー粘度10〜40のものを用いるのが好
ましい。 タルク、クレー、炭酸カルシウム等の鉱物質充
てん剤を80重量部以下に限定する理由は、80部を
上廻ると耐熱性を損うからである。なお、本発明
においては上記鉱物質充填剤は必ずしも配合しな
くてもよいが組成物の押出加工性を良好にするた
めに鉱物質充填剤の量は10〜80重量部とするのが
好ましい。 本発明の難燃性絶縁組成物中の塩素含有量を10
〜20%の範囲に限定する現由は、後記の実施例か
らわかる通り塩素含有量が10%より少いと組成物
の難燃性が十分でなく、20%を上廻ると組成物の
電気絶縁性が低下するからである。 本発明の難燃性絶縁組成物の電気絶縁性、耐熱
性、可撓性、難燃性に悪影響を及ぼさない限り、
ある種の特性を改善する種々の材料を混合しても
よい。かかる添加剤としてカーボンブラツク、架
橋助剤、老化防止剤、ハロゲン系ポリマーの熱分
解を防止するための安定剤、難燃助剤としてのア
ンチモン等の金属酸化物等がある。 次に本発明の顕著な効果を実施念及び比較例に
よつて説明する。 なお、表に示す各組成物は、通常のロール作業
で混合しシートとした。かくして得た未加硫シー
トの1部を用いて2mmφ銅線上に2mm厚の押出被
覆層を形成、次いで通常の方法で170℃×30分加
熱して加硫した電線を作成し、該電線について
JIS C3004に従つて難燃性を試験した。未加硫シ
ートの残る部分を用いて170℃×30分の条件でプ
レス加硫シートを作製し、該シートについて体積
抵抗率、100%モジユラス、加熱老化(ギヤーオ
ーブン中180℃×6日間加熱老化)后の伸びを測
定した。 100%モジユラス値は材料の可撓性を表わす一
般的な尺度であり、100%モジユラス値が小さい
程可撓性が良いが、0.15Kg/mm2以下であると絶縁
体が変形しやすく0.40Kg/mm2以上では硬すぎるの
で0.20〜0.35Kg/mm2の範囲内がもつとも望まし
い。加熱老化后の伸びは電線の自己径曲げを想定
し、50%以上特に100%以上が好ましい。押出加
工性の評価については、混合ロールからシート出
ししたシートの表面肌の観察および実験用押出機
を用いてチユーブ状試料を押出し、その表面状態
を観察してA(表面平滑)、B(表面少し荒れ
る)2段階にラングづけした。
【表】
【表】
次に比較例、実施例にもとづいて本発明の効果
を説明する。 比較例1、2は従来から公知の技術であり、可
撓性が悪く、かつ耐熱性に劣つていることを示し
ている。 実施例1、2、比較例3は、塩素化ポリエチレ
ンの結晶化度の効果を示し、結晶化度10%を上廻
るようになると可撓性が損われる。 実施例1、3、4、比較例4、5、6は、エチ
レンプロピレン共重合体のエチレン含有量の効果
を示し、加工性良好な配合を前提にすると、本発
明が耐熱性に優れていることが顕著にあらわれて
いる。 実施例1、5、6、7は、エチレン・プロピレ
ン共重合体のムーニー粘度の効果を示し、ムーニ
ー粘度を70以下に限定する理由が耐熱性と、加工
性の面から裏づけられる。 実施例1、3、4、8は、鉱物質充てん剤の配
合量の効果を示し、10部未満では加工性が悪く、
80部より多くなると耐熱性が低下する。 実施例1、比較例7、8から、該混合物中の塩
素量が10〜20重量%に限定される理由が難燃性と
電気絶縁性の面からあきらかである。 実施例9、10は、前述の塩素化ポリエチレン、
エチレン・プロピレン共重合体にプポリエチレン
またはエチレン・酢酸ビニル共重合体等のポリオ
レフイン樹脂を該組成物の可撓性、耐熱性を損わ
ない範囲内で即ち全ポリマー中の20重量%以内配
合することが可能であることを示している。
を説明する。 比較例1、2は従来から公知の技術であり、可
撓性が悪く、かつ耐熱性に劣つていることを示し
ている。 実施例1、2、比較例3は、塩素化ポリエチレ
ンの結晶化度の効果を示し、結晶化度10%を上廻
るようになると可撓性が損われる。 実施例1、3、4、比較例4、5、6は、エチ
レンプロピレン共重合体のエチレン含有量の効果
を示し、加工性良好な配合を前提にすると、本発
明が耐熱性に優れていることが顕著にあらわれて
いる。 実施例1、5、6、7は、エチレン・プロピレ
ン共重合体のムーニー粘度の効果を示し、ムーニ
ー粘度を70以下に限定する理由が耐熱性と、加工
性の面から裏づけられる。 実施例1、3、4、8は、鉱物質充てん剤の配
合量の効果を示し、10部未満では加工性が悪く、
80部より多くなると耐熱性が低下する。 実施例1、比較例7、8から、該混合物中の塩
素量が10〜20重量%に限定される理由が難燃性と
電気絶縁性の面からあきらかである。 実施例9、10は、前述の塩素化ポリエチレン、
エチレン・プロピレン共重合体にプポリエチレン
またはエチレン・酢酸ビニル共重合体等のポリオ
レフイン樹脂を該組成物の可撓性、耐熱性を損わ
ない範囲内で即ち全ポリマー中の20重量%以内配
合することが可能であることを示している。
Claims (1)
- 1 結晶化度10%以下の塩素化ポリエチレン
と、エチレン合有量60〜90重量%、ムーニー粘
度(ML1+4100℃)10〜70のエチレンプロピレン
共重合体とのブレンド物、または上記成分と
成物とポリオレフイン樹脂とからなり上記成
分は全ポリマー中、20重量%以内であるブレンド
物と、該ブレンド物100重量部あたり80重量部以
下の鉱物質充てん剤、および少量の有機過酸
化物架橋剤とからなる組成物であつて、該組成物
に占める塩素量が10〜20重量%の範囲内であるこ
とを特徴とする難燃性絶縁組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9688478A JPS5523166A (en) | 1978-08-08 | 1978-08-08 | Flame-retardant insulating composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9688478A JPS5523166A (en) | 1978-08-08 | 1978-08-08 | Flame-retardant insulating composition |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5523166A JPS5523166A (en) | 1980-02-19 |
JPS6132344B2 true JPS6132344B2 (ja) | 1986-07-26 |
Family
ID=14176820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9688478A Granted JPS5523166A (en) | 1978-08-08 | 1978-08-08 | Flame-retardant insulating composition |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5523166A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61151922U (ja) * | 1985-03-14 | 1986-09-19 | ||
JPS6254746A (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-10 | Showa Denko Kk | ゴム組成物 |
JPH0768422B2 (ja) * | 1987-03-23 | 1995-07-26 | 昭和電工株式会社 | 塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組成物 |
JPH0753312B2 (ja) * | 1988-10-22 | 1995-06-07 | 好高 青山 | 軸状部品の供給装置 |
-
1978
- 1978-08-08 JP JP9688478A patent/JPS5523166A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5523166A (en) | 1980-02-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8129619B2 (en) | Flame-retardant resin composition, and insulated wire, insulated shielded wire, insulated cable and insulation tube using the same | |
KR101314010B1 (ko) | 난연성 폴리올레핀 조성물 | |
KR101542110B1 (ko) | 압출용 고온내수성 난연 수지 조성물, 이를 이용하여 제조된 절연체 및 이를 포함하는 전선 및 케이블 | |
CN106380861A (zh) | 一种电缆料及其制备方法与应用 | |
EP0993002B1 (en) | Flame-resistant flexible resin compositions for electrical cable coatings | |
JP5269476B2 (ja) | 電線・ケーブル | |
EP1623436A2 (en) | Improved strippable cable shield compositions | |
JP2018203949A (ja) | 難燃性樹脂組成物、絶縁電線及びケーブル | |
US4401783A (en) | Flame retardant elastomeric compositions and articles using same | |
KR100627512B1 (ko) | 비할로겐계 내한 난연성 절연재 제조용 조성물 | |
JP4197187B2 (ja) | 難燃性樹脂組成物ならびにこれを用いた絶縁電線およびワイヤーハーネス | |
CA1147088A (en) | Flame retardant polymeric materials | |
KR101385986B1 (ko) | 알루미늄 도체를 위한 피복 조성물 및 이를 이용하여 제조된 전선 및 케이블 | |
JP4163052B2 (ja) | 難燃性樹脂組成物、その製造方法および該難燃性樹脂組成物を被覆した絶縁電線 | |
JPS6132344B2 (ja) | ||
JP6948557B2 (ja) | ポリ塩化ビニル樹脂組成物、ポリ塩化ビニル樹脂組成物シート、絶縁電線及びケーブル | |
KR100655532B1 (ko) | 굽힘 변형시 백화현상이 억제된 난연성 전선 피복재료 조성물 | |
JPS6212809B2 (ja) | ||
JP5092912B2 (ja) | ノンハロゲン難燃性熱可塑性エラストマ樹脂組成物及びその製造方法並びにこれを用いた電線・ケーブル | |
JP2015004025A (ja) | ノンハロゲン難燃樹脂組成物およびそれを用いたケーブル | |
US20020011347A1 (en) | Olefin-based resin composition, method of making it and electrical wire covered with it | |
EP1221462B1 (en) | Olefin-based resin composition, method of making it and electrical wire covered with it | |
JP3184720B2 (ja) | エチレン・プロピレン系ゴム組成物 | |
JP3442492B2 (ja) | 半導電性ゴム組成物 | |
EP2495731A1 (en) | Insulating material composition for automotive electric cable with excellent abrasion resistance and flame retardancy, and automotive electric cable using the same |