JPS6131748B2 - - Google Patents
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- JPS6131748B2 JPS6131748B2 JP56203058A JP20305881A JPS6131748B2 JP S6131748 B2 JPS6131748 B2 JP S6131748B2 JP 56203058 A JP56203058 A JP 56203058A JP 20305881 A JP20305881 A JP 20305881A JP S6131748 B2 JPS6131748 B2 JP S6131748B2
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- Japan
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- liquid crystal
- display
- substrates
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- substance
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- Expired
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Landscapes
- Liquid Crystal Substances (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Description
従来から、液晶を用いたカラー表示モードとし
て種々のものが知られている。例えば、所謂、
White−Taylor型と呼ばれる液晶は、光学活性物
質及び2色性染料を含む正の誘電異方性を有する
ネマテイツク液晶を、水平配向又は垂直配向処理
された基板間に介在して構成したものである。 この液晶の表示モードは、電圧OFF時(無電
界時)に着色状態になり、電圧ON時(電界時)
には基板面に対し垂直な分子配向状態となつて白
抜けのネガ表示がなされる。この表示モードは偏
光板が不要で明るいカラー表示が行なえること、
視角が広くとれること等の利点を有しているが、
ネガ表示であるため表示がやや見にくいこと、表
示品位の点でやや不利なこと等の欠点がある。 他の表示モードとして、2色性染料を含む負の
誘電異方性を有するネマテイツク液晶を基板面に
対し斜め配向処理するとともに、一方の基板面の
前面に偏光板を配置したものがある。この場合に
は、電圧OFF時に分子が基板面に対し若干傾斜
した配列状態となつて、やや着色した白抜け状態
となる。そして電圧ON時には、分子が基板面に
水平となる為に偏光板の偏光作用により着色状態
となる。この表示モードは、ポジ表示であるた
め、表示が見やすいという利点があるが、偏光板
が必要であるからコスト高になること、高温高湿
下では表示素子の信頼性が偏光板の耐久性により
決定されること、電圧OFF時に分子が基板面に
対して傾斜配列しているためにやや着色状態とな
り、全体として表示コントラストが悪くなること
等の欠点がある。 或いは、前述のWhite−Taylor型の表示モード
も逆転させたモード、すなわち2色性染料を含む
負の誘電異方性を有するネマテイツク液晶を垂直
配向処理をなした基板間に介在して成るポジタイ
プの表示モードも知られている。しかし塩化ビニ
ル等をベースにした通常の表面が平担な反射シー
トを用いる限り、電圧OFF時の着色を低く抑え
ようとすると、染料濃度を極めて低くする必要が
あり、電圧ON時における表示コントラストがあ
まり大きくとれない。これは電圧ON時に誘起さ
れるコレステリツクピツチを大きくとれないこと
と相関関係があると考えられる。 本発明は上記諸点に鑑みて成されたもので、そ
の目的は、動的散乱モード(DSM)により誘起
された2色性染料の分子配列の変化を利用した表
示モードを用いることにより、電圧ON時の表示
コントラストを充分高くすることでき、また、電
圧印加の際にしきい値を急峻にしたカラー液晶表
示素子を提供するにある。 本発明のDSMの表示モードについて説明する
と、第1図に示すように、ガラス基板1,2は所
定の間隙をもつて対向しており、その対向面に透
明電極3,4が形成してある。また、前記基板
1,2の間隙内には液晶5が封止してある。液晶
5は負の誘電異方性を有する母液晶に、光学活性
物質を加え、更に、2色性染料とイオン性物質と
を添加したものである。また、両基板1,2の対
向面には垂直配向処理が施されており、このため
に無通電時には同図aに示すように液晶分子の長
軸及び2色性染料は基板1,2に垂直に配向して
いる。このために光透過率が高く、下地は明るく
きれいになる。この状態では2色性染料の色は現
われない。そこで、電極3,4間に電源6により
電圧を印加すると、電極間隙の液晶5の状態は、
同図bに示すように液晶分子の双極子モーメント
が電界の方向に向けて回転しようとすると共に、
液晶に添加してあるイオン性の添加剤によりイオ
ン流を生じて分子が回転させられ、じよう乱状態
を呈することになる。2色性染料も液晶分子と共
にじよう乱状態となるために、入射光は2色性染
料に吸収されて着色表示を行なう。2色性染料は
上記のような状態でいろいろな角度に傾斜してい
るので、どの方向からもその着色表示は見易く、
コントラストの高いポジ表示となる。 以下、実施例をもとに、本発明を更にくわしく
説明する。 実施例 ガラス基板上に酸化インジウム系透明電極を所
定形状に形成し、更に、シランカツプリング剤を
塗布、垂直配向処理を行う。次に、2枚のガラス
基板を、10μmの間隙を保つて対向圧着し、液晶
セルを作製する。次に、下記組成の液晶物質を液
晶セルに注入し封止して、カラー液晶表示素子を
作製した。
て種々のものが知られている。例えば、所謂、
White−Taylor型と呼ばれる液晶は、光学活性物
質及び2色性染料を含む正の誘電異方性を有する
ネマテイツク液晶を、水平配向又は垂直配向処理
された基板間に介在して構成したものである。 この液晶の表示モードは、電圧OFF時(無電
界時)に着色状態になり、電圧ON時(電界時)
には基板面に対し垂直な分子配向状態となつて白
抜けのネガ表示がなされる。この表示モードは偏
光板が不要で明るいカラー表示が行なえること、
視角が広くとれること等の利点を有しているが、
ネガ表示であるため表示がやや見にくいこと、表
示品位の点でやや不利なこと等の欠点がある。 他の表示モードとして、2色性染料を含む負の
誘電異方性を有するネマテイツク液晶を基板面に
対し斜め配向処理するとともに、一方の基板面の
前面に偏光板を配置したものがある。この場合に
は、電圧OFF時に分子が基板面に対し若干傾斜
した配列状態となつて、やや着色した白抜け状態
となる。そして電圧ON時には、分子が基板面に
水平となる為に偏光板の偏光作用により着色状態
となる。この表示モードは、ポジ表示であるた
め、表示が見やすいという利点があるが、偏光板
が必要であるからコスト高になること、高温高湿
下では表示素子の信頼性が偏光板の耐久性により
決定されること、電圧OFF時に分子が基板面に
対して傾斜配列しているためにやや着色状態とな
り、全体として表示コントラストが悪くなること
等の欠点がある。 或いは、前述のWhite−Taylor型の表示モード
も逆転させたモード、すなわち2色性染料を含む
負の誘電異方性を有するネマテイツク液晶を垂直
配向処理をなした基板間に介在して成るポジタイ
プの表示モードも知られている。しかし塩化ビニ
ル等をベースにした通常の表面が平担な反射シー
トを用いる限り、電圧OFF時の着色を低く抑え
ようとすると、染料濃度を極めて低くする必要が
あり、電圧ON時における表示コントラストがあ
まり大きくとれない。これは電圧ON時に誘起さ
れるコレステリツクピツチを大きくとれないこと
と相関関係があると考えられる。 本発明は上記諸点に鑑みて成されたもので、そ
の目的は、動的散乱モード(DSM)により誘起
された2色性染料の分子配列の変化を利用した表
示モードを用いることにより、電圧ON時の表示
コントラストを充分高くすることでき、また、電
圧印加の際にしきい値を急峻にしたカラー液晶表
示素子を提供するにある。 本発明のDSMの表示モードについて説明する
と、第1図に示すように、ガラス基板1,2は所
定の間隙をもつて対向しており、その対向面に透
明電極3,4が形成してある。また、前記基板
1,2の間隙内には液晶5が封止してある。液晶
5は負の誘電異方性を有する母液晶に、光学活性
物質を加え、更に、2色性染料とイオン性物質と
を添加したものである。また、両基板1,2の対
向面には垂直配向処理が施されており、このため
に無通電時には同図aに示すように液晶分子の長
軸及び2色性染料は基板1,2に垂直に配向して
いる。このために光透過率が高く、下地は明るく
きれいになる。この状態では2色性染料の色は現
われない。そこで、電極3,4間に電源6により
電圧を印加すると、電極間隙の液晶5の状態は、
同図bに示すように液晶分子の双極子モーメント
が電界の方向に向けて回転しようとすると共に、
液晶に添加してあるイオン性の添加剤によりイオ
ン流を生じて分子が回転させられ、じよう乱状態
を呈することになる。2色性染料も液晶分子と共
にじよう乱状態となるために、入射光は2色性染
料に吸収されて着色表示を行なう。2色性染料は
上記のような状態でいろいろな角度に傾斜してい
るので、どの方向からもその着色表示は見易く、
コントラストの高いポジ表示となる。 以下、実施例をもとに、本発明を更にくわしく
説明する。 実施例 ガラス基板上に酸化インジウム系透明電極を所
定形状に形成し、更に、シランカツプリング剤を
塗布、垂直配向処理を行う。次に、2枚のガラス
基板を、10μmの間隙を保つて対向圧着し、液晶
セルを作製する。次に、下記組成の液晶物質を液
晶セルに注入し封止して、カラー液晶表示素子を
作製した。
【表】
【表】
【表】
得られたカラー液晶表示素子の光学的変化を第2
図に示す。同図において、横軸は液晶表示素子の
電極に印加する電圧、縦軸は液晶表示素子の輝度
をそれぞれ示し、また、グラフイは前記実施例の
もの、グラフロは前記実施例に前記光学活性物質
を添加しなかつたものを表わしている。なお、輝
度はフオトトランジスタに発生する電圧により検
出した。同図から明らかなように、光学活性物質
を添加することにより、低電圧でしきい値を急峻
にすることが出来る。 そこで、光学活性物質の添加濃度としては、光
学活性物質の添加による液晶セルのコレステリツ
クピツチP(左旋性)と、液晶セルの両基版の間
隙dとの比の値により決定され、下記表に示すよ
うに、0.6d/p0.8の範囲になるように添加
濃度を設定することにより良好な結果が得られ
た。d/Pが0.6より小さいと色が薄くなつてコ
ントラストが悪化してしない、d/Pが0.8より
大きいとレスポンスが遅くなると同時に非点灯部
も着色してしまう。なお、表において、添加濃度
は、2色性染料及びイオン性物質を添加した母液
晶に対するwt%で表わしている。
図に示す。同図において、横軸は液晶表示素子の
電極に印加する電圧、縦軸は液晶表示素子の輝度
をそれぞれ示し、また、グラフイは前記実施例の
もの、グラフロは前記実施例に前記光学活性物質
を添加しなかつたものを表わしている。なお、輝
度はフオトトランジスタに発生する電圧により検
出した。同図から明らかなように、光学活性物質
を添加することにより、低電圧でしきい値を急峻
にすることが出来る。 そこで、光学活性物質の添加濃度としては、光
学活性物質の添加による液晶セルのコレステリツ
クピツチP(左旋性)と、液晶セルの両基版の間
隙dとの比の値により決定され、下記表に示すよ
うに、0.6d/p0.8の範囲になるように添加
濃度を設定することにより良好な結果が得られ
た。d/Pが0.6より小さいと色が薄くなつてコ
ントラストが悪化してしない、d/Pが0.8より
大きいとレスポンスが遅くなると同時に非点灯部
も着色してしまう。なお、表において、添加濃度
は、2色性染料及びイオン性物質を添加した母液
晶に対するwt%で表わしている。
【表】
叙上のように、本発明によればDSMの表示モ
ードを用いることにより、表示コントラストの高
いポジ表示が得られ、また、しきい値電圧を下げ
且つ急峻にし得るという顕著な効果を奏する。
ードを用いることにより、表示コントラストの高
いポジ表示が得られ、また、しきい値電圧を下げ
且つ急峻にし得るという顕著な効果を奏する。
第1図は本発明のカラー液晶表示素子に係り、
同図aは電圧無印加時における要部断側面図、同
図bは電圧印加時における要部断側面図、第2図
は光学活性物質を添加した場合と、添加しない場
合とのカラー液晶表示素子の光学的変化を説明す
る説明図である。 1,2……ガラス基板、3,4……透明電極、
5……液晶物質。
同図aは電圧無印加時における要部断側面図、同
図bは電圧印加時における要部断側面図、第2図
は光学活性物質を添加した場合と、添加しない場
合とのカラー液晶表示素子の光学的変化を説明す
る説明図である。 1,2……ガラス基板、3,4……透明電極、
5……液晶物質。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 2枚の基板の少なくとも一方に垂直配向処理
を施し、前記基板の間隙に液晶物質を封止したカ
ラー液晶表示素子において、前記液晶物質が、負
の誘電異方性を有する母液晶に、2色性染料及び
イオン性物質を添加し、更に、下記構造式の光学
活性物質 を、0.6d/P0.8 (ここで、dは基板の間隙、Pはコレステリツク
ピツチである。) になる濃度で添加したことを特徴とするカラー液
晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20305881A JPS58103578A (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | カラ−液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20305881A JPS58103578A (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | カラ−液晶表示素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58103578A JPS58103578A (ja) | 1983-06-20 |
JPS6131748B2 true JPS6131748B2 (ja) | 1986-07-22 |
Family
ID=16467635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20305881A Granted JPS58103578A (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | カラ−液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58103578A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1197791A3 (en) * | 2000-10-10 | 2002-12-04 | Sony International (Europe) GmbH | Liquid crystal mixture including a dye with a dipole |
KR101965167B1 (ko) * | 2012-05-21 | 2019-04-03 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5038686A (ja) * | 1973-08-08 | 1975-04-10 | ||
JPS54126059A (en) * | 1978-03-23 | 1979-09-29 | Sharp Corp | Liquid crystal display device |
JPS56122334A (en) * | 1980-02-29 | 1981-09-25 | Chisso Corp | Liquid crystal 4-alkylcyclohexyl ester |
-
1981
- 1981-12-16 JP JP20305881A patent/JPS58103578A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5038686A (ja) * | 1973-08-08 | 1975-04-10 | ||
JPS54126059A (en) * | 1978-03-23 | 1979-09-29 | Sharp Corp | Liquid crystal display device |
JPS56122334A (en) * | 1980-02-29 | 1981-09-25 | Chisso Corp | Liquid crystal 4-alkylcyclohexyl ester |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58103578A (ja) | 1983-06-20 |
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