JPS6131498A - ビルダ−および洗剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビルダーおよび洗剤組成物に関する。

〔従来の技術〕

従来、洗剤用ビルダーとしては主としてリン酸塩、特に
トリポリリン酸ナトリウムが使用されていたが、河川、
湖沼の富栄養化の問題がおこり無リン化が検討され、現
在、リン酸塩の代りに合成ゼオライトが主に使用されて
いる。しかし、合成ゼオライトは水不溶性であるため洗
濯機をいためたり排管を詰まらせるなどの欠点がある。

また１その他に洗剤用ビルダーとしてポリアクリル酸ナ
トリウムやポリイタコン酸ナトリウムなどのポリカルボ
ン酸塩等が検討されているが１生分解性が著しく劣ると
いう問題点があり実用化に至ってない。

〔本発明が解決しようとする問題点〕

本発明者らは、生分解性および洗浄力の一層向上した洗
剤用ビルダーおよび洗剤組成物を見出すべく鋭意検討し
た結果本発明に到達した。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は１単糖類および／または少糖類（ａＩ）と水溶
性のエチレン性不飽和単量体（ａ２）とのグラフト重合
物（Ａ）からなる洗剤用ビルダー（第１発明）ならびに
〔１〕ビルグーとしての単糖類および／または少糖類（
ａ１）と水溶性のエチレン性不飽和単量体（ａ２）との
グラフト重合物（Ａｌおよび〔２〕界面活性剤四を含有
してなることを特徴とする洗剤組成物（第２発明）であ
る。

本発明において、グラフト重合物（Ａ）ニオケル（ａ１
）としては、単糖類として、ブドウ糖および果糖など、
少糖類として、ショ糖および麦芽糖力どがあげられる。

これらは通常限定されることなく使用可能であるが、コ
ストの面から、ブドウ糖およびショ糖が好ましい。また
糖蜜も使用できる。

グラフト重合物（Ａ）における水溶性のエチレン性不飽
和単量体（ａ２）としては少々くとも１個の親水基（た
とえばカルボキシル基、カルボン酸無水物基、カルボン
酸塩基、スルホン酸塩基などのアニオン性基；水酸基、
エーテル基、アミド基などの非イオン性基；アミノ基、
４級アンモニウム塩基などのカチオン性基）を有する単
量体が使用できる。このよう力単量体の具体例としては
下記のものがあげられる。これらは２種以上の混合物と
しても使用できる。

〔Ｄアニオン性単量体 １、カルボキシル基含有単量体：モノエチレン性不飽和
モノまたはポリカルボン酸たとえば（メタ）アクリル酸
（アクリル酸およびメタクリル酸を意味する。以下同様
の表現を用いる。）マレイン酸、イタコン酸、フマル酸
、α−ヒドロキシアクリル酸など。

２力ルボン酸無水物基含有単量体：モノエチレン性不飽
和ポリカルボン酸無水物たとえば無水マレイン酸。

３、力）Ｖボン酸塩基含有単量体：モノエチレン性不飽
和モノまたはポリカルボン酸の水溶性塩たとえば（メタ
）アクリル酸ナトリウム、マレイン酸ナトリウム、イタ
コン酸ナトリウム、フマル酸ナトリウム、α−ヒドロキ
シアクリル酸ナトリウムなど。

４スルホン酸基含有単量体：脂肪族または芳香族ビニル
スルホン酸たとえばビニルスルホン酸、アリルスルホン
酸、ビニルトルエンスルホン酸など。

５、スルホン酸塩基含有単量体二上記４スルホン酸基含
有単量体の水溶性塩。たとえばビニルスルホン酸ナトリ
ウム、アリルスルホン酸す）−リウム、ビニ）Ｖ　ｌ−
）Ｖエンスルホン酸ナトリウムなど。

〔１〕非イオン性単量体 ６水酸基含有単量体：モノエチレン性不飽和アルコール
たとえば（メタ）アリルアルコールなど水溶性単量体の
詳細については、特開昭５７−２１００７１号公報に記
載されている。

（Ａ）は（ａρを加水分解により水溶性となるエチレン
性不飽和単量体を重合させ、必要により加水分解を行う
ことによって得られるグラフト重合物であってもよい。

加水分解により水溶性となるエチレン性不飽和単量体と
しては、少々くとも１個の加水分解により親水基となる
基（エステル基、ニトリル基、アミド基など）を有する
単量体があげられる。これらは２種以上の混合物として
も使用できる。

エステル基含有単量体としては、モノエチレン性不飽和
カルボン酸の低級アルキ）ｖ　（０１〜３）エステルた
とえばメチ／Ｉ／（メタ）アクリレート；モノエチレン
性不飽和アルコールのエステルたとえば酢酸ビニノに酢
酸（メタ）アクリレートなどがあげられる。ニトリル基
含有単量体としては（メタ）アクリロニトリルがあげら
れる。アミド基含有単量体としては前述のアミド基を有
する単量体があげられる。この詳細も特開昭５７−２１
００７１号公報に記載されている。

上述したエチレン性不飽和単量体のうちで好ましいもの
はカルボキシル基含有単量体であり、とくに好ましいも
のはアクリル酸１メタクリル酸１イタコン酸、マレイン
酸およびフマル酸である。

また、水溶性の単量体および加水分解により水溶性とな
る単量体のうちでは前者が好ましい。

（Ａ）において、（ａ１）と（ａ２）の重量比は種々変
えるととができるが、通常１００　：　５〜２０００　
、好ましくはＩＱＯ：　５０〜３００である。（ａ２）
が５未満ではビルダーとしての性能が不充分となり、ま
た、２０００を越えると生分解性が低下する。

グラフト重合は通常の方法で行なうことができる。たと
えば特開昭５７−２１００７１号公報記載の方法で行な
われる。

得られるグラフト重合物の分子量は、重合条件によって
種々変えることができるが、通常１０００〜２００万好
ましくは５０００〜１００万である。

グラフト化率は通常１〜１００係好ましくは２０−８０
係である。グラフト化率が１０係未満では生分解性が劣
る。グラフト化率は溶剤抽出法（溶剤としてメタノール
を使用）によって測定でき、次式によって求めることが
できる。

本発明の洗剤組成物は葛ビルダーとしての（Ａ）および
界面活性剤を含有する。界面活性剤としては、アニオン
界面活性剤（アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレ
フィンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルカ
ンスルホン酸塩、スルホ脂肪酸エステル塩、脂肪酸塩な
ど）；非イオン界面活性剤（高級アルコールエトキシレ
ート、高級脂肪酸エトキシレート、ヤシ油脂肪酸ジェタ
ノールアミドなと）；カチオン界面活性剤（アルキルト
リメチルアンモニウムクロライド、ジアルキルジメチル
アンモニウムクロライド力ど）；両性界面活性剤（アル
キルジメチルアミノ酢酸ベタインなど）などがあげられ
る。その他、他のビルダー（トリポリリン酸ナトリウム
、メタケイ酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、
ニトリロ三酢酸塩、トリエタノールアミン塩酸塩など）
；無機化合物（芒硝、尿素力と）；アルカリ（苛性ソー
ダ、炭酸ソーダ、硅酸ソーダ、トリエタノールアミン塩
と）；酸（塩酸）クエン酸など）；溶剤（エタノール、
イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、エチレン
グリコールなど）；水；酸化剤（過酸化水素、過炭酸ナ
トリウムなど）：５元剤（重亜硫酸ナトリウムなど）；
キレート剤（エチレンジアミン四酢酸塩など）；再汚染
防止剤（カルボキシメチルナルロースなど）；研磨剤（
タルク、微粉末シリカなど）；濁り剤；酵素；香料；着
色料；螢光染料：防腐剤などの成分を配合することがで
きる。

本発明の洗剤組成物において、本発明のビルダーである
（Ａ）の量は、洗剤組成物の重量に基づいて通常０．０
５〜５０ｔＩ）、好ましくは６〜３０係である。（Ａ）
の量が少ないと硬水を軟水化する能力が不足し、そのた
め洗浄力が低下する。

界面活性剤（Ｂ）の量は、洗剤組成物の重量に基づいて
、通常１〜５０チ、好ましくは５〜４０係である。

全ビルダー（（Ａ）および他のビルダーの合計〕の量は
、通常０．０５〜５０係、好ましくは６〜４０％である
。

本発明の洗剤組成物はそれぞれ通常の方法により１固状
１粉末状、液状１ペースト状、スラリー状などに調整で
きる。

本発明の洗剤組成物の使用方法は特に限定されず、通常
水に１００〜１００００倍程度に希釈し使用される。

本発明の組成物は繊維製品の洗剤組成物として好ましく
使用することができる。繊維製品としては、木綿、羊毛
１絹などの天然繊維、スフル−ヨンなどの再生繊維、ア
セテートなどの半合成繊維、ナイロン、アクリル、ポリ
エステル、ポリプロピレンなどの合成繊維およびこれら
を混合した各種繊維よりなる編物織物などの繊維製品、
とくに家庭用繊維製品（肌着、オムツ、ランジェリ−、
セーターなど）があげられる。

繊維製品への適用法としては、たとえば水に希釈して洗
浄浴を調整し、その中に繊維製品を浸漬、攪拌し、すす
いだ後絞って乾燥する。

〔実施例〕

以下、実施例および比較例により本発明をさらに説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。

実施例１〜６、比較例１〜３ 本発明のビルダー（実施例１〜６）および比較ビルグー
（比較例１〜３）を表１に示す。

表　　１ ａｌ：糖類量（ｇ） ａ２：水溶性のエチレン性不飽和単量体量（ｇ）実施例
７ 実施例１〜６および比較例１〜３のビルダーを用い、下
記配合で洗剤組成物を得た。

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸すトリウム　２０（’
Ｉ　爪部）ビ　ル　ダ−２０ ケイ酸ナトリウム　　　　　　　　　８炭酸ナトリウム
　　　　　　　　　　８０ＭＣｓ 計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１．　ＯＯ
この組成物について、次の方法で洗浄力を試験した。結
果を表２に示す。表２に示す通り、本発明のビルダーは
生分解性も従来のポリカルボン酸タイプのものよりすぐ
れ、洗浄力も現在使用されている合成ゼオライトに匹敵
することがわかる。

表　　３ 生分解性は、通産省法に準じ測定した。

（洗浄力）下記の有機汚垢成分、焼成粘土およ有機汚垢
成分（重量比） オレイン酸　　　　　　　２８３ トリオレイン　　　　　　　　　　１５．６コレステロ
ールオレート　　　　　１２２流動パラフイン　　　　
　　　　２５ スクワレン　　　　　　　２５ コレステロール　　　　　　　　　１，６ゼラチン　　
　　　　　　７０ この人工汚垢を用い水溶媒系湿式法にて汚染布を作成し
、これを５ＣＴＬ×５ＣＴＬに裁断して反射率が３８±
２係の範囲のものを試験に供した。試験には、この汚染
布１０枚および１枚あたり６０ｍ９の有機汚垢を付着さ
せた添加布３枚を用いて下記条件にて洗浄を行った。

洗浄条件 試験機　；　　Ｔｅｒｇ−０−Ｔｏｍｅｔｅｒ回転数　
；１２Ｏｒｐｍ 洗液量　；　　９００ｍ７ 水の硬度　；　　９０ｐｐｍ　（ＯａＣＯ，換算）洗浄
濃度　；　０１０チ 温　度：３０°Ｃ 浴　　比　；３０倍（清浄メリヤス布にて調整）洗浄時
間　；１０分 すすぎ時間　；３分２回 乾　　燥　；　ろ紙にはさんでアイロン乾燥その後、洗
浄前後における布の表面の反射率を測定し次式から洗浄
力を求めた。

へ／Ｓ　＝　（１−Ｒ）′／ｉ　　ことで、■は布の表
面反射率〔発明の効果〕 本発明の洗剤用ビルダーは生分解性が良好である。しか
も、本発明のビルダーを含有した洗剤組成物は、硬水を
軟水化する能力が良好であり、繊維製品に対し良好な洗
浄力を発揮するものである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、単糖類および／または少糖類（ａ１）と水溶性のエ
   チレン性不飽和単量体（ａ２）とのグラフト重合物から
   なる洗剤用ビルダー。 ２、〔１〕ビルダーとしての単糖類および／または少糖
   類（ａ１）と水溶性のエチレン性不飽和単量体（ａ２）
   とのグラフト重合物（Ａ）および〔２〕界面活性剤（Ｂ
   ）を含有してなることを特徴とする洗剤組成物。 ３、（Ａ）の含有量が洗剤組成物の重量に基いて、０．
   ０５〜５０％である特許請求の範囲第２項記載の組成物
   。