JPS6131364B2 - - Google Patents
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- JPS6131364B2 JPS6131364B2 JP12823380A JP12823380A JPS6131364B2 JP S6131364 B2 JPS6131364 B2 JP S6131364B2 JP 12823380 A JP12823380 A JP 12823380A JP 12823380 A JP12823380 A JP 12823380A JP S6131364 B2 JPS6131364 B2 JP S6131364B2
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- wick
- pin
- rotating
- gear shaft
- spring
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims 1
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- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 3
- 239000003350 kerosene Substances 0.000 description 3
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 3
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、回転軸を回転させて灯芯を上昇させ
るととに消火時には灯芯の上昇時に芯降下ばねに
蓄力されたばね力により回転軸を反転させて灯芯
を下降させる液体燃料燃焼装置の芯上下機構に関
するものである。
るととに消火時には灯芯の上昇時に芯降下ばねに
蓄力されたばね力により回転軸を反転させて灯芯
を下降させる液体燃料燃焼装置の芯上下機構に関
するものである。
この種の液体燃料燃焼装置たとえば石油ストー
ブにおいては、一般に灯芯を保持する芯ホルダに
設けたラツクに対し、固定タンクに保持された回
転軸に設けたピニオンを噛合わせ、回転軸を回転
することにより灯芯を上下動する構造が採用さ
れ、また、、灯芯を上昇して液体燃料を燃焼して
いる状態において、地震などにより外部から衝激
が加わつた場合に灯芯がただちに自動降下して消
火するように、灯芯の上昇時に芯降下ばねに蓄力
しておき、この芯降下ばねを感震装置により作動
させるようにした機構が設けられているのが通例
である。
ブにおいては、一般に灯芯を保持する芯ホルダに
設けたラツクに対し、固定タンクに保持された回
転軸に設けたピニオンを噛合わせ、回転軸を回転
することにより灯芯を上下動する構造が採用さ
れ、また、、灯芯を上昇して液体燃料を燃焼して
いる状態において、地震などにより外部から衝激
が加わつた場合に灯芯がただちに自動降下して消
火するように、灯芯の上昇時に芯降下ばねに蓄力
しておき、この芯降下ばねを感震装置により作動
させるようにした機構が設けられているのが通例
である。
このような芯降下ばねが採用されている石油ス
トーブにおいて、灯芯を下降した状態で灯芯を交
換する際に芯ホルダを取外すと、回転軸は自由に
回転できるので、この際に回転軸が回転してしま
うことにより、灯芯の交換後に再び石油ストーブ
を使用する場合に芯降下ばねの蓄力量が適正でな
くなり、蓄力量不足により芯降下ばねによる灯芯
の降下が不完全なものとなつたり、あるいは、灯
芯を上昇させる際に蓄力量過多となつて芯降下ば
ねなどの芯上下機構が破損してしまうことがあつ
た。
トーブにおいて、灯芯を下降した状態で灯芯を交
換する際に芯ホルダを取外すと、回転軸は自由に
回転できるので、この際に回転軸が回転してしま
うことにより、灯芯の交換後に再び石油ストーブ
を使用する場合に芯降下ばねの蓄力量が適正でな
くなり、蓄力量不足により芯降下ばねによる灯芯
の降下が不完全なものとなつたり、あるいは、灯
芯を上昇させる際に蓄力量過多となつて芯降下ば
ねなどの芯上下機構が破損してしまうことがあつ
た。
本発明は、このような点に鑑みなされたもの
で、回転軸の回転により直線方向に移動する移動
部材を設け、この移動部材の移動範囲をストツパ
で規制することにより回転軸の回転範囲を規制
し、これにより、灯芯を下降した状態で灯芯を交
換する際に、回転軸のピニオンと芯ホルダのラツ
クの噛合いを外しても回転軸が灯芯下降方向に回
転しないようにするとともに、回転軸が灯芯上昇
方向に回転してしまつても芯降下ばねに所定の蓄
力量あるいはこれをやや上回る蓄力量以上に蓄力
されないようにし、破損を防止し、さらに、再使
用時に灯芯が完全に上昇しないことにより使用者
が異常に気がつくようにして、適正な状態で使用
できるようにすることを目的とするものである。
で、回転軸の回転により直線方向に移動する移動
部材を設け、この移動部材の移動範囲をストツパ
で規制することにより回転軸の回転範囲を規制
し、これにより、灯芯を下降した状態で灯芯を交
換する際に、回転軸のピニオンと芯ホルダのラツ
クの噛合いを外しても回転軸が灯芯下降方向に回
転しないようにするとともに、回転軸が灯芯上昇
方向に回転してしまつても芯降下ばねに所定の蓄
力量あるいはこれをやや上回る蓄力量以上に蓄力
されないようにし、破損を防止し、さらに、再使
用時に灯芯が完全に上昇しないことにより使用者
が異常に気がつくようにして、適正な状態で使用
できるようにすることを目的とするものである。
つぎに、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
第1図において、1は固定タンクで、この固定
タンク1の内側方部に芯案内内筒2が立設されて
いるとともに、固定タンク1の外側方上部に芯案
内外筒3が立設され、この芯案内内筒2と芯案内
外筒3の間に円筒状の灯芯4が摺動自在に嵌挿さ
れ、この灯芯4の上方に位置して上記芯案内内筒
2の上部および芯案内外筒3の上部にわたり複筒
式の燃焼筒5が載置されている。
タンク1の内側方部に芯案内内筒2が立設されて
いるとともに、固定タンク1の外側方上部に芯案
内外筒3が立設され、この芯案内内筒2と芯案内
外筒3の間に円筒状の灯芯4が摺動自在に嵌挿さ
れ、この灯芯4の上方に位置して上記芯案内内筒
2の上部および芯案内外筒3の上部にわたり複筒
式の燃焼筒5が載置されている。
また、上記灯芯4の下方部外周側には円筒状の
芯ホルダ6が嵌挿され、この芯ホルダ6の内周側
に設けた図示しない多数の突起を介して灯芯4は
芯ホルダ6により保持されているとともに、この
芯ホルダ6の一側方部外周側にラツク7が取付ら
れている。
芯ホルダ6が嵌挿され、この芯ホルダ6の内周側
に設けた図示しない多数の突起を介して灯芯4は
芯ホルダ6により保持されているとともに、この
芯ホルダ6の一側方部外周側にラツク7が取付ら
れている。
また、上記固定タンク1内の一側方部に支持金
具8が固着され、この支持金具8の内側に、先端
部に上記ラツク7に対して噛合するピニオン9が
設けられた回転軸として歯車シヤフト10がシヤ
フトカラー11を介して外側方より挿通され、こ
のシヤフトカラー11の外側方において上記歯車
シヤフト10に第1のストツパとしてのナイロン
製のワツシヤ12が挿着されている。
具8が固着され、この支持金具8の内側に、先端
部に上記ラツク7に対して噛合するピニオン9が
設けられた回転軸として歯車シヤフト10がシヤ
フトカラー11を介して外側方より挿通され、こ
のシヤフトカラー11の外側方において上記歯車
シヤフト10に第1のストツパとしてのナイロン
製のワツシヤ12が挿着されている。
また、上記歯車シヤフト10の内側方部外周に
は、外周に雄ねじ加工が施された円筒状の回転部
材としての回転金具13がピン14により固定さ
れ、この回転金具13外周には、内周に雌ねじ加
工が施された円筒状の移動部材としての移動金具
15がねじ結合され、この移動金具15は、上記
固定タンク1の一側部に図示しないねじにより固
着された円筒状のケース16の内端部に上記歯車
シヤフト10の軸方向に一定範囲移動可能に支持
されている。
は、外周に雄ねじ加工が施された円筒状の回転部
材としての回転金具13がピン14により固定さ
れ、この回転金具13外周には、内周に雌ねじ加
工が施された円筒状の移動部材としての移動金具
15がねじ結合され、この移動金具15は、上記
固定タンク1の一側部に図示しないねじにより固
着された円筒状のケース16の内端部に上記歯車
シヤフト10の軸方向に一定範囲移動可能に支持
されている。
すなわち、上記移動金具15は上部および下部
に平担部を有し、この平坦部に上記ケース16の
内端部の張出し部17を係合することにより回転
しないように規制されているとともに、移動金具
15の外側方において上記歯車シヤフト10に第
2のストツパとしてのピン18が植立され、歯車
シヤフト10を反時計方向に回転すると、移動金
具15が回転金具13とのねじ結合により内方に
移動して移動金具15の内端部が上記ナイロン製
のワツシヤ12に当接するようになつており、ま
た、歯車シヤフト10を時計方向に回転すると、
移動金具15が回転金具13とのねじ結合により
外方に移動して移動金具15の外端部が上記ピン
18に当接するようになつている。
に平担部を有し、この平坦部に上記ケース16の
内端部の張出し部17を係合することにより回転
しないように規制されているとともに、移動金具
15の外側方において上記歯車シヤフト10に第
2のストツパとしてのピン18が植立され、歯車
シヤフト10を反時計方向に回転すると、移動金
具15が回転金具13とのねじ結合により内方に
移動して移動金具15の内端部が上記ナイロン製
のワツシヤ12に当接するようになつており、ま
た、歯車シヤフト10を時計方向に回転すると、
移動金具15が回転金具13とのねじ結合により
外方に移動して移動金具15の外端部が上記ピン
18に当接するようになつている。
また、上記歯車シヤフト10の回転にともなつ
て灯芯4も昇降するようになつているが、灯芯4
は歯車シヤフト10の反時計方向の回転により下
降し、灯芯4が完全に下降したときに上記移動金
具15が上記ナイロン製のワツシヤ12に当接す
るように設定されているとともに、歯車シヤフト
10の時計方向の回転により上昇、灯芯4が完全
に上昇したときに上記移動金具15が上記ピン1
8に当接するかあるいは当接寸前の状態となるよ
うに設定されている。
て灯芯4も昇降するようになつているが、灯芯4
は歯車シヤフト10の反時計方向の回転により下
降し、灯芯4が完全に下降したときに上記移動金
具15が上記ナイロン製のワツシヤ12に当接す
るように設定されているとともに、歯車シヤフト
10の時計方向の回転により上昇、灯芯4が完全
に上昇したときに上記移動金具15が上記ピン1
8に当接するかあるいは当接寸前の状態となるよ
うに設定されている。
なお、上記ピン18の外側方において上記歯車
シヤフト10に油漏れ防止パツキン19がワツシ
ヤ20に挾持されるとともにピン18に位置決め
された状態で挿着されている。
シヤフト10に油漏れ防止パツキン19がワツシ
ヤ20に挾持されるとともにピン18に位置決め
された状態で挿着されている。
さらに、上記ケース16の外側方すなわち上記
固定タンク1の外側方に位置して上記歯車シヤフ
ト10の外側方部に合成樹脂製のばねケース21
が嵌装され、このばねケース21の内部には、コ
イル状の芯降下ばね22が上記歯車シヤフト10
の外周側に位置して収納され、この芯降下ばね2
2の一端部は上記ケース16に固着したば止め2
3に係止されているとともに、他側端部はばねケ
ース21に係止されている。
固定タンク1の外側方に位置して上記歯車シヤフ
ト10の外側方部に合成樹脂製のばねケース21
が嵌装され、このばねケース21の内部には、コ
イル状の芯降下ばね22が上記歯車シヤフト10
の外周側に位置して収納され、この芯降下ばね2
2の一端部は上記ケース16に固着したば止め2
3に係止されているとともに、他側端部はばねケ
ース21に係止されている。
上記ばねケース21の外周側部には、第2図に
も示すように、ばねケース21と一体に成形され
た合成樹脂製のラチエツト板24が設けられ、ま
た、第3図にも示すように、上記ばねケース21
の外側方一側部に切欠き凹部25が設けられてい
るとともに、この切欠き凹部のほぼ中央部に位置
して軸ピン26が立設されている。
も示すように、ばねケース21と一体に成形され
た合成樹脂製のラチエツト板24が設けられ、ま
た、第3図にも示すように、上記ばねケース21
の外側方一側部に切欠き凹部25が設けられてい
るとともに、この切欠き凹部のほぼ中央部に位置
して軸ピン26が立設されている。
さらに、上記切欠き凹部25に、上記軸ピン2
6を中側に位置させた状態において両側方向に一
定範囲回動可能なほぼくの字形をなす自在ピン2
7が設けられているとともに、この自在ピン27
の両側端部に対し選択的に係合されるように位置
して上記歯車シヤフト10に駆動ピン28が螺着
により立設されている。
6を中側に位置させた状態において両側方向に一
定範囲回動可能なほぼくの字形をなす自在ピン2
7が設けられているとともに、この自在ピン27
の両側端部に対し選択的に係合されるように位置
して上記歯車シヤフト10に駆動ピン28が螺着
により立設されている。
また、29は感震装置の作動レバーで、この作
動レバー29は先端部に係合ピン30を有し、こ
の係合ピン30が上記ラチエツト板24における
鋸歯状部31に対し係合しており、この状態にお
いて、ラチエツト板24が時計方向に回転するに
ともなうい、上記係合ピン30はラチエツト板2
4の鋸歯状部31に対する係合部を順次に移動し
てばねケース21の反時計方向の回転を阻止し、
芯降下ばね22に反転トルクを蓄力するようなつ
ている。
動レバー29は先端部に係合ピン30を有し、こ
の係合ピン30が上記ラチエツト板24における
鋸歯状部31に対し係合しており、この状態にお
いて、ラチエツト板24が時計方向に回転するに
ともなうい、上記係合ピン30はラチエツト板2
4の鋸歯状部31に対する係合部を順次に移動し
てばねケース21の反時計方向の回転を阻止し、
芯降下ばね22に反転トルクを蓄力するようなつ
ている。
なお、32はダイヤルつまみであり、また、3
3は上記歯車シヤフト10の抜け止めストツパ
で、上記シヤフトカラー11外周の溝に着脱自在
に挿着されている。
3は上記歯車シヤフト10の抜け止めストツパ
で、上記シヤフトカラー11外周の溝に着脱自在
に挿着されている。
つぎに、上記構成による作用を主として第2図
および第3図について説明する。
および第3図について説明する。
第2図aおよび第3図aは、芯降下ばねの22
に反転トルクを蓄力しながら灯芯4を上昇させる
時の自在ピン27と駆動ピン28との関係を示
し、この場合、ダイヤルつまみ32を介して歯車
シヤフト10を時計方向に回転すると、歯車シヤ
フト10に固定された駆動ピン28は矢印方向に
回転して自在ピン27の一側方外側端部に押接す
るとともに、自在ピン27の他側方外側端部はば
ねケース21における切欠き凹部25壁面に当接
し、この状態において、ばねケース21自体も時
計方向に回転し、灯芯4が上昇し切るまで回転す
ることになる。
に反転トルクを蓄力しながら灯芯4を上昇させる
時の自在ピン27と駆動ピン28との関係を示
し、この場合、ダイヤルつまみ32を介して歯車
シヤフト10を時計方向に回転すると、歯車シヤ
フト10に固定された駆動ピン28は矢印方向に
回転して自在ピン27の一側方外側端部に押接す
るとともに、自在ピン27の他側方外側端部はば
ねケース21における切欠き凹部25壁面に当接
し、この状態において、ばねケース21自体も時
計方向に回転し、灯芯4が上昇し切るまで回転す
ることになる。
また、第2図bおよび第3図bは、芯降下ばね
22に反転トルクが蓄力された状態において、ダ
イヤルつまみ32で灯芯4を降下させて消火させ
る時の自在ピン27と駆動ピン28との関係を示
し、この場合、歯車シヤフト10を反時計方向す
なわち、矢印方向に回転すると、駆動ピン28
は、歯車シヤフト10とともに1回転したうえ2
回転目に入る時、図示のように、自在ピン27の
一側方内側端部に押接し、自在ピン27を反転移
動させるとともに、自在ピン27との係合を解い
たうえさらにほぼ半回転し、これにともない灯芯
4が降下し切ることになる。
22に反転トルクが蓄力された状態において、ダ
イヤルつまみ32で灯芯4を降下させて消火させ
る時の自在ピン27と駆動ピン28との関係を示
し、この場合、歯車シヤフト10を反時計方向す
なわち、矢印方向に回転すると、駆動ピン28
は、歯車シヤフト10とともに1回転したうえ2
回転目に入る時、図示のように、自在ピン27の
一側方内側端部に押接し、自在ピン27を反転移
動させるとともに、自在ピン27との係合を解い
たうえさらにほぼ半回転し、これにともない灯芯
4が降下し切ることになる。
さらに、第2図cおよび第3図cは、芯降下ば
ね22に反転トルクが蓄力された状態において、
灯芯4を最低から上昇させる時の自在ピン27と
駆動ピン28との関係を示し、この場合、歯車シ
ヤフト10を時計方向すなわち矢印方向に回転す
ると、駆動ピン28はほぼ半回転したのち、図示
のように、自在ピン27の他側方内側端部に押接
し、自在ピン27を回転移動させるとともに、自
在ピン27との係合を解いたうえ1回転し、これ
により、駆動ピン28と自在ピン27との関係
は、ふたたび上記第2図aおよび第3図aに示す
状態のものとなる。
ね22に反転トルクが蓄力された状態において、
灯芯4を最低から上昇させる時の自在ピン27と
駆動ピン28との関係を示し、この場合、歯車シ
ヤフト10を時計方向すなわち矢印方向に回転す
ると、駆動ピン28はほぼ半回転したのち、図示
のように、自在ピン27の他側方内側端部に押接
し、自在ピン27を回転移動させるとともに、自
在ピン27との係合を解いたうえ1回転し、これ
により、駆動ピン28と自在ピン27との関係
は、ふたたび上記第2図aおよび第3図aに示す
状態のものとなる。
上記動作において、第2図aおよび第3図aに
示す動作以外の一連の動きをする時、ばねケース
21は、感震装置の作動レバー29における係合
ピン30がラチエツト板24における鋸歯状部3
1に対し係合していることにより、固定状態に保
たれる。
示す動作以外の一連の動きをする時、ばねケース
21は、感震装置の作動レバー29における係合
ピン30がラチエツト板24における鋸歯状部3
1に対し係合していることにより、固定状態に保
たれる。
他方、地震などにより感震装置が作動したり図
示しない消火レバーを操作することにより、ラチ
エツト板24に対する感震装置の作動レバー29
の係合が外れると、芯降下ばね22に蓄えられた
反転力により、ばねケース21が、第2図aおよ
び第3図aに示す状態により急速に反時計方向に
回転し、この場合、自在ピン27が逆に駆動ピン
28を押付け回転しつつ歯車シヤフト10を介し
て灯芯4を降下させることになる。
示しない消火レバーを操作することにより、ラチ
エツト板24に対する感震装置の作動レバー29
の係合が外れると、芯降下ばね22に蓄えられた
反転力により、ばねケース21が、第2図aおよ
び第3図aに示す状態により急速に反時計方向に
回転し、この場合、自在ピン27が逆に駆動ピン
28を押付け回転しつつ歯車シヤフト10を介し
て灯芯4を降下させることになる。
上記ラチエツト板24に対する感震装置の作動
レバー29の係合が、第2図bおよび第3図bに
示す状態において外れる場合は、ばねケース21
が反時計方向に回転を開始して1回転した時、自
在ピン27の一側方外側端部に対して駆動ピン2
8が当接し、自在ピン27と駆動ピン28との関
係は第2図aおよび第3図aに示す状態ものと同
じになり、この状態においてさらに半回転するこ
とになる。この時、歯車シヤフト10はあと半回
転するので、この場合も自在ピン27が駆動ピン
28を押付け回動して灯芯4を下げ切るよう作用
する。また、上記各動作にともなつて、上記歯車
シヤフト10の回転により移動金具15も移動
し、灯芯4が完全に下降したときに移動金具15
がワツシヤ12に当接し、灯芯4が完全に上昇し
たときに移動金具15がピン18に当接するかあ
るいは当接寸前の状態となる。
レバー29の係合が、第2図bおよび第3図bに
示す状態において外れる場合は、ばねケース21
が反時計方向に回転を開始して1回転した時、自
在ピン27の一側方外側端部に対して駆動ピン2
8が当接し、自在ピン27と駆動ピン28との関
係は第2図aおよび第3図aに示す状態ものと同
じになり、この状態においてさらに半回転するこ
とになる。この時、歯車シヤフト10はあと半回
転するので、この場合も自在ピン27が駆動ピン
28を押付け回動して灯芯4を下げ切るよう作用
する。また、上記各動作にともなつて、上記歯車
シヤフト10の回転により移動金具15も移動
し、灯芯4が完全に下降したときに移動金具15
がワツシヤ12に当接し、灯芯4が完全に上昇し
たときに移動金具15がピン18に当接するかあ
るいは当接寸前の状態となる。
なお、上述したいずれの動作も、灯芯4が降下
し切つた状態から上昇し切つた状態の間におい
て、移動金具15の移動がワツシヤ12およびピ
ン18に妨げられないので、自由に行なうことが
でき、また、灯芯4の上昇に際して歯車シヤフト
10を回転し、芯降下ばね21に反転力を蓄えた
状態においてばねケース22をいつたんセツトし
てしまえば、灯芯4の上げ下げに際しての歯車シ
ヤフト10の回転は、芯降下ばね22に無関係の
状態において行なわれるため小さな力で行なうこ
とができる。
し切つた状態から上昇し切つた状態の間におい
て、移動金具15の移動がワツシヤ12およびピ
ン18に妨げられないので、自由に行なうことが
でき、また、灯芯4の上昇に際して歯車シヤフト
10を回転し、芯降下ばね21に反転力を蓄えた
状態においてばねケース22をいつたんセツトし
てしまえば、灯芯4の上げ下げに際しての歯車シ
ヤフト10の回転は、芯降下ばね22に無関係の
状態において行なわれるため小さな力で行なうこ
とができる。
また、灯芯4を交換する際には、消火状態すな
わち、灯芯4が降下し切つた状態で行なうが、こ
の場合、燃焼筒5および芯案内外筒3を取外し、
さらにストツパ33を外し、歯車シヤフト10を
外側方に移動してピニオン9をラツク7から外し
た後、灯芯4を芯ホルダ6とともに取外しても移
動金具15が内端部がナイロン製のワツシヤ12
に当接しているので、歯車シヤフト10は反時計
方向に回転できず、これにより、歯車シヤフト1
0のピニオン9が反時計方向に回転した状態で灯
芯4交換後の芯ホルダ6のラツク7に噛合される
ことがなく、灯芯4交換後に再び使用するとき、
芯降下ばね22の反転トルクが不足することがな
く、感震装置が作動した場合に確実に消火できる
ようになつている。
わち、灯芯4が降下し切つた状態で行なうが、こ
の場合、燃焼筒5および芯案内外筒3を取外し、
さらにストツパ33を外し、歯車シヤフト10を
外側方に移動してピニオン9をラツク7から外し
た後、灯芯4を芯ホルダ6とともに取外しても移
動金具15が内端部がナイロン製のワツシヤ12
に当接しているので、歯車シヤフト10は反時計
方向に回転できず、これにより、歯車シヤフト1
0のピニオン9が反時計方向に回転した状態で灯
芯4交換後の芯ホルダ6のラツク7に噛合される
ことがなく、灯芯4交換後に再び使用するとき、
芯降下ばね22の反転トルクが不足することがな
く、感震装置が作動した場合に確実に消火できる
ようになつている。
また、灯芯4を交換する際に、歯車シヤフト1
0のピニオン9が時計方向に回転した状態で灯芯
4交換後の芯ホルダ6のラツク7に噛合される可
能性があるが、この場合には、ラツク7にピニオ
ン9を噛合する前に回転金具13の回転により移
動金具15が外方に移動しているので、その移動
量が多いと、灯芯4交換後に再び使用するとき、
灯芯4が所定の位置まで上昇する前に移動金具1
5の外端部がピン18に当接して歯車シヤフト1
0をそれ以上時計方向に回転することができなく
なり、使用者が異常に気付くとともに、芯降下ば
ね22に過大な力が加わつて芯上下機構および芯
降下ばね22が破損するのを未然に防止すること
ができる。
0のピニオン9が時計方向に回転した状態で灯芯
4交換後の芯ホルダ6のラツク7に噛合される可
能性があるが、この場合には、ラツク7にピニオ
ン9を噛合する前に回転金具13の回転により移
動金具15が外方に移動しているので、その移動
量が多いと、灯芯4交換後に再び使用するとき、
灯芯4が所定の位置まで上昇する前に移動金具1
5の外端部がピン18に当接して歯車シヤフト1
0をそれ以上時計方向に回転することができなく
なり、使用者が異常に気付くとともに、芯降下ば
ね22に過大な力が加わつて芯上下機構および芯
降下ばね22が破損するのを未然に防止すること
ができる。
なお、上記歯車シヤフト10、シヤフトカラー
11、ワツシヤ12、回転金具13、移動金具1
5、ケース16、ピン18、油漏れ防止パツキン
19およびばねケース21廻りの部品は歯車シヤ
フト10を中心に一機構部として構成することが
でき、しかも、ケース16を固定タンク1にねじ
着することにより組付けることができるので、組
付けが容易であるとともに、サービス用のパーツ
として予め芯降下ばね22と移動金具15の関連
を調整しておくことにより、使用者の手により容
易に交換することができる。
11、ワツシヤ12、回転金具13、移動金具1
5、ケース16、ピン18、油漏れ防止パツキン
19およびばねケース21廻りの部品は歯車シヤ
フト10を中心に一機構部として構成することが
でき、しかも、ケース16を固定タンク1にねじ
着することにより組付けることができるので、組
付けが容易であるとともに、サービス用のパーツ
として予め芯降下ばね22と移動金具15の関連
を調整しておくことにより、使用者の手により容
易に交換することができる。
なお、本実施例において、回転部材と移動部材
との係合は、回転金具13と移動金具15とのね
じ結合により行なつたが、これに限らず、回転部
材の回転により移動部材が直接移動するようなも
のであれば、螺旋状の溝とこの溝を摺動する突起
により係合してもよく、また、ラツクとピニオン
でもよく、さらに、移動部材は回転軸としての歯
車シヤフト10の軸方向に移動するものでなくて
もよい。
との係合は、回転金具13と移動金具15とのね
じ結合により行なつたが、これに限らず、回転部
材の回転により移動部材が直接移動するようなも
のであれば、螺旋状の溝とこの溝を摺動する突起
により係合してもよく、また、ラツクとピニオン
でもよく、さらに、移動部材は回転軸としての歯
車シヤフト10の軸方向に移動するものでなくて
もよい。
本発明によれば、芯降下ばねの蓄力量不足が生
ずることがなく、感震装置などが作動した場合に
確実に灯芯を降下させて消火することができ、ま
た、芯降下ばねの巻き過ぎを防止することができ
るので、芯上下機構の破損を防止でき、さらに、
芯上下機構の組付けおよび交換も容易となりサー
ビス性も極めて向上する。
ずることがなく、感震装置などが作動した場合に
確実に灯芯を降下させて消火することができ、ま
た、芯降下ばねの巻き過ぎを防止することができ
るので、芯上下機構の破損を防止でき、さらに、
芯上下機構の組付けおよび交換も容易となりサー
ビス性も極めて向上する。
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は
液体燃料燃焼装置の一部を切り欠いた縦断側面
図、第2図a,b,cはそれぞれその回転軸の回
転による要部の関連状態を示す正面図、第3図
a,b,cはそれぞれその駆動ピンと自在ピンと
の関連状態を示す平面図である。 4……灯芯、10……回転軸としての歯車シヤ
フト、12……第1のストツパとしてのワツシ
ヤ、13……回転部材としての回転金具、15…
…移動部材としての移動金具、18……第2のス
トツパとしてのピン、22……芯降下ばね。
液体燃料燃焼装置の一部を切り欠いた縦断側面
図、第2図a,b,cはそれぞれその回転軸の回
転による要部の関連状態を示す正面図、第3図
a,b,cはそれぞれその駆動ピンと自在ピンと
の関連状態を示す平面図である。 4……灯芯、10……回転軸としての歯車シヤ
フト、12……第1のストツパとしてのワツシ
ヤ、13……回転部材としての回転金具、15…
…移動部材としての移動金具、18……第2のス
トツパとしてのピン、22……芯降下ばね。
Claims (1)
- 1 回転軸を回転させて灯芯を上昇させるととも
に、消火時には灯芯の上昇時に芯降下ばねに蓄力
されたばね力により回転軸を反転させて灯芯を下
降させる液体燃料燃焼装置の芯上下機構におい
て、上記回転軸に設けられ回転軸とともに回転す
る回転部材と、この回転部材に係合し回転部材の
回転により直線移動する移動部材と、この移動部
材の移動方向の前後に設けられ移動部材の移動範
囲を規制して上記回転軸の回転範囲を規制するこ
とにより上記芯降下ばねの蓄力量を適正に保つ第
1のストツパおよび第2のストツパとを具備した
ことを特徴とする液体燃料燃焼装置の芯上下機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12823380A JPS5752709A (en) | 1980-09-16 | 1980-09-16 | Wick moving mechanism for liquid fuel combusting apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12823380A JPS5752709A (en) | 1980-09-16 | 1980-09-16 | Wick moving mechanism for liquid fuel combusting apparatus |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5752709A JPS5752709A (en) | 1982-03-29 |
JPS6131364B2 true JPS6131364B2 (ja) | 1986-07-19 |
Family
ID=14979779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12823380A Granted JPS5752709A (en) | 1980-09-16 | 1980-09-16 | Wick moving mechanism for liquid fuel combusting apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5752709A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU563114B2 (en) * | 1982-10-15 | 1987-06-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Liquid-fuel combustion apparatus |
JPS602811A (ja) * | 1983-06-17 | 1985-01-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 石油燃焼器 |
JPS616506A (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 石油燃焼器の芯調節装置 |
-
1980
- 1980-09-16 JP JP12823380A patent/JPS5752709A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5752709A (en) | 1982-03-29 |
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