JPS6131161A - 固形芳香剤 - Google Patents

固形芳香剤

Info

Publication number
JPS6131161A
JPS6131161A JP59154410A JP15441084A JPS6131161A JP S6131161 A JPS6131161 A JP S6131161A JP 59154410 A JP59154410 A JP 59154410A JP 15441084 A JP15441084 A JP 15441084A JP S6131161 A JPS6131161 A JP S6131161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fragrance
cellulose acetate
particles
present
crushing strength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59154410A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0363382B2 (ja
Inventor
和宏 山崎
河内 龍二郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Takasago International Corp
Takasago Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Takasago Perfumery Industry Co
Takasago Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd, Takasago Perfumery Industry Co, Takasago Corp filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP59154410A priority Critical patent/JPS6131161A/ja
Publication of JPS6131161A publication Critical patent/JPS6131161A/ja
Publication of JPH0363382B2 publication Critical patent/JPH0363382B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は表面鹸化した酢酸セルロース多孔体に香料を含
浸させた固形芳香剤に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、固形芳香剤と称せられるものは、香料をアルミナ
ゲル、ケイ酸カルシウム、エチレン酢酸ビニル共重合体
(IICVA )等の担体に含浸させたものが主であっ
だ0 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、これらの芳香剤は匂い立ち、匂いの持続性及び
耐熱性等の点で欠点があシ、更に担体を作るのに、かな
りの工数を要するものや、複雑な工程を必要とするもの
があり、新規な優れた特性をもつ固形芳香剤の開発が強
く望まれていた。
本発明者らは1以上の現状に鑑み、固形芳香剤について
鋭意検討した結果、酢酸セルロース多孔体が優れた担体
になりうることを見い出し、先に特許出願した(特願昭
5s−187418)。
しかしながら酢酸セルロースはエステル、ケトン、ラク
トン、アルデヒド、フェノール等の極性物質にかなりの
親和性があるので担持させる香料の種類によっては成形
体表面に粘着性を生じ表面がベトついたり、成形体相互
が融着したりすることのあることがわかった。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明者等は含浸性その他の特性を損なわずに1表面状
態のみを改良する方法につき鋭意検討した結果、特定の
条件でアルカリ処理するととにより成形体の外部表面の
みを鹸化して目的が達せられることを見い出し本発明に
到った。
即ち1本発明は酢化度50〜58%の酢酸セルロースか
らなり、細孔容積0.65co/y以上、圧壊強度10
〜以上の多孔質成形体の外部表面を鹸化してえられる多
孔体に芳香揮発性物質を含浸させてなる固形芳香剤を提
供するものである。
本発明に使用される酢酸セルロースは水酸基と酢酸エス
テル基を有する酢化度50〜58%の酢酸セルロースで
おる。酢酸セルロースのア七トン又は酢酸溶液を適当な
凝固溶例えばアセトン水溶液又は酢酸水溶液中に押出し
て凝固させ可塑性を示す間に成型し、水で洗滌すること
によシ多孔質成形体とすることができる。多孔質成形体
は種々の形状をとシうるがその中でも粒状、球状が、流
動性や強度的、表面積などから有利であり、粒子直径と
しては0.5〜1011m。
真球度0.8以上のものがより有利に使用出来る。
この方法で製造した多孔質成形体は細孔容積が大きい割
に圧壊強度が大きい。本発明に用いるものは細孔容積と
しては、0゜65 cc / を以上、圧壊強度10階
以上の多孔質成形体である。また本発明の酢酸セルロー
スが上記の酢化度範囲にあることが、水酸基と酢酸エス
テル基のバランスによって巾広い芳香剤を吸着すること
、そして揮散する場合、複合系芳香剤でも揮散成分に経
時変化がないこと、匂いの持続性が良いことに関係して
いると考えられる。細孔容積が0.65cc/r未満で
あれば芳香揮発性物質の吸着量が少なくて実用的でない
、又圧壊強度10に4未満では使用中に粒子がくずれる
などして実用的でない。又、球状粒子であれば、粒子直
径0.5u以下や100以上では製造時の洗滌などに問
題があシ、又芳香揮発性物質を吸着させる場合域シ扱い
にくい。
本発明における多孔質成形体の外部表面の鹸化処理はア
ルカリ、好ましくは苛性ソーダ水溶液中に酢酸セルロー
ス多孔質成形体を一定時間浸漬することにより行うこと
ができる。この場合苛性ソーダ水溶液濃度、浸漬時間等
によってセルロースへの再生の程度が異なる艇高濃度苛
性ソーダ水溶液処理や長時間浸漬処理はセルロース分の
多い多孔体になシ、本発明の目的とする固形芳香剤には
不適当である。従って苛性ソーダ水溶液濃度は0.2〜
5%望ましくは0.5〜2%、又浸漬時間は1〜10分
望ましくは2〜5分である。浸漬温度は10℃〜50℃
であシ、望ましくは常温付近の温度が好ましい。残存ア
ルカリは香料劣化の直接的原因となり、香りの劣化のほ
か調合香料の香シのバランスをこわすので鹸化処理後の
残存アルカリが少なくなるよう十分な洗滌が必要である
上記鹸化処理によって得られる酢酸セルロース多孔質成
形体はその外部表面のみが鹸化される。この事実は表面
状態が改善され、且つ平均酢化度が処理前の90%以上
維持されることから推定することができる。
本発明に使用される芳香揮発性物質としては各種香料の
単品又は調合香料が使用出来る。多孔質成形体への芳香
揮発性物質の含浸方法としては、多孔質成形体を芳香揮
発性物質に浸漬したり、芳香揮発性物質を噴霧したりす
る方法により含浸することが出来る。商品としての本発
明の芳香剤中の芳香揮発性物質の含有量は経済性からみ
て50〜60重量%が望ましい。
〔発明の効果〕
従来の酢酸セルロース及びアルカリで表面処理した本発
明に係る酢酸セルロースに香料を含浸せしめた時の外観
比較を行った。その結果を第1表に示す。
第  1  表 〔目○:表面はベトつかずケーキングもおこさないΔ:
僅かにケーキングをおこす X:香料の溶出がみられる XXX :香料のかなりの溶出がみられる第1表から明
らかな如く、本発明に係る鹸化処理酢酸セルロースは香
料により侵されることがなく表面状態が非常に良好であ
った。
又、従来品と本発明品について香料含浸限界量を測定し
、その時の特性を調べた。結果を第2表に示す。
各試験品とも内容成分に若干の差があ)添加する香料の
質にもよるが、その傾向としては本発明品は香料含浸限
界量も大きく、形状的にもハードで表面の香料によるベ
タツキもみられず、且つ、熱に対しても強いすぐれたも
のである。
これに対して、香料含浸後の形状はEVAは熱に弱く温
度上昇につれて軟化し、ケイ酸カルシウムはくずれ易く
、シリカゲルはわれ易いという欠点をもっている。
第2表 〔実施例〕 以下、実施例をあげて本発明を更に具体的に説明する。
同、実施例での酢化度、真球度、細孔容積、圧壊強度は
次の方法で測定した。
酢化度:粉砕試料約5tを100−105℃、2時間乾
燥器中で乾燥した後精秤する。この試料に精製アセトン
を50cc加えて完溶後、0.211−NaO)1水溶
液50cc、次に0.2 N −HOA水溶液50cc
を順次加え、フェノールフタレインを指示薬として0.
2N−NaO)I水溶液で滴定し次式により算出する。
但しA : 0.2 N−NaOH水溶液滴定数(cc
 )Bニブランクテストにおける0、2 N −Na0
J(水溶液滴定数(cc) F : 0.2 N−NaOH水溶液77クター真球度
二球状粒子20個をランダムに選んでその最長径と最短
径をマイクロメーターで測定し次式によシ求める。
細孔容積:水銀圧入式ポロシメーター(カル口・エルバ
社製)にて圧力0〜1,000〔ICP/a#2G〕の
範囲で圧入した水銀の容積は75〜75 、0OOAの
細孔の容積に対応する。試料1f当りの容積で表わす。
圧壊強度:モンサント式錠剤硬度計(大君薬品機械(株
)製)を使用し、試料10個の測定値の平均値を求める
実施例1 酢化度54.5%、粒子直径5.6m、真球度0.87
 、細孔容積0.82 cc/ t 、圧壊強度20−
の球状酢酸セルロース(ダイセル化学工業側製)約10
0tを1%−NaOH水溶液500cc中に常温で攪拌
しながら3分間浸漬した。その後遠心脱水機で脱水し、
40℃温水で3時間洗浄後、100〜110℃の転線器
で3時間転線することにより球状をした表面鹸化処理酢
酸セルロースを得た。この粒子は酢化度53.4%、粒
子径3.2鰭、真球度0.82 、細孔容積0.75 
cc/f s圧壊強度15勾であった。これにテルペン
系炭化水素ベースの香料であるLemon −pH−5
526(高砂香料工業(株)製)を粒子に対して20%
含浸させたところ約10分間で含浸が完了した。香料含
浸粒子は表面のベトつきがなく、80℃の高温案内に放
置しても粒子間同志の接着のない固形芳香剤となり得た
。この芳香剤10Fを直径1oast深さ1.5儂のガ
ラスシャーレに入れて放置し、揮散量を測定した。室温
で50%揮散するのに9日を要し、90%揮散するのに
45日を要し、徐放性に優れたものであった。揮散量の
経時的測定結果を第1図に示す。
比較例1,2 粒子径5.On、真球度0.9、圧壊強度3.5胸の球
状ケイ酸カルシウム(徳山曹達(株)製フローライトR
−5)(比較例1)及びEVAペレット(酢ビ28%、
球径3〜4闘φ)(比較例2)に実施例1と同様の香料
を同様の方法で20%含浸させたところ約5分で含浸が
完了した。
また、これらの粒子中の香料は5〜8日間で初期香料の
50%が揮散し1ケ月でほぼ全量揮散した。更に粒子が
もろいため破壊しやすく粉末化しやすいものであった。
揮散量の経時的測定結果を第1図に示す。
実施例2 酢化度55.2%、粒子径5.3xi+、真球度0.9
、細孔容8tO,85CC/f 、圧壊強度181にの
球状酢酸セルロース(ダイセル化学工業(株)製)約1
0Ofを0.5%−Na OE水溶液500 cc中に
常温で攪拌しながら5分間浸漬(7、実施例1と同様の
方法で球状をした酢酸セルロース粒子を得た。
この粒子は酢化度54.5%、粒子径5.1xx、真球
度0.85 、細孔容積0.80 cc/l、圧壊強度
15に9であった。これにエステルベースの香料である
Green Apple pH−5527(高砂香料工
業■製)を粒子に灼して20%含浸させたところ約15
分間で含浸が完了した。実施例1と同様に揮散量の経時
的変化を測定した。その結果を第2図に示す。本発明の
芳香剤は香料が40%揮散するのに25日を要し、徐放
性の良好なものであった。
比較例3,4 比較例1,2に用いたと同じ球状ケイ酸カルシウム(比
較例5)及びEVAベレット(比較例4)に実施例2と
同じ香料を20%含浸させ、揮散量を測定した。その結
果を第2図に示す。
香料が40%揮散するのにそれぞれ12日及び10日を
要し、実施例2よりも揮散速度の早いものであった。
比較例5 実施例1の鹸化処理前の球状酢酸セルロースに実施例1
と同様の香料を含浸させたところ、表面が香料で侵され
べI・つき粒子同志の接着が起った。
実施例5 酢化度55%の酢酸セルロースの多孔質板状成形品18
r(70mix70龍×15朋)を05%NaOH水溶
液500*/中に常温で攪拌しながら5分間浸漬した後
実施例1と同様の方法で脱水洗滌し転線した。得られた
表面鹸化処理酢酸セルロース成形体は細孔容積0.7C
C/P、圧壊強度15V4であった。これに調合香料キ
ンモクセイp!(−5528(高砂香料工業(株)製)
18rを約40分を要して含浸せしめた。この香料含浸
成形体は香料による表面のベトつきがなく80℃の高温
下に放置しても良好な状態を保った。
揮散の比較試験を行うため建材用木質ボードカット品(
70+uX70龍×15龍、 市販品剰→≠井)に前記
調合香料を18r吸着せしめた。両者を風洞中に同一条
件となる如く取シつけ室温にして2.8 m / 8θ
Cの送風を行い第3図に示す結果をえた。この結果から
も本発明の芳香剤がすぐれた徐放性を示すことがわかる
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はそれぞれ実施例及び比較例で行なった芳香
剤の揮散量の経時的測定結果を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 酢化度50〜58%の酢酸セルロースからなり、細孔容
    積0.65cc/g以上、圧壊強度10Kg以上の多孔
    質成形体の外部表面を鹸化してえられる多孔体に芳香揮
    発性物質を含浸させてなる固形芳香剤。
JP59154410A 1984-07-25 1984-07-25 固形芳香剤 Granted JPS6131161A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59154410A JPS6131161A (ja) 1984-07-25 1984-07-25 固形芳香剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59154410A JPS6131161A (ja) 1984-07-25 1984-07-25 固形芳香剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6131161A true JPS6131161A (ja) 1986-02-13
JPH0363382B2 JPH0363382B2 (ja) 1991-09-30

Family

ID=15583538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59154410A Granted JPS6131161A (ja) 1984-07-25 1984-07-25 固形芳香剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6131161A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6379662A (ja) * 1986-09-24 1988-04-09 エヌオーケー株式会社 芳香剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6379662A (ja) * 1986-09-24 1988-04-09 エヌオーケー株式会社 芳香剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0363382B2 (ja) 1991-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4638057A (en) Cellulose acetate molding containing odoriferous substance
JPS60197746A (ja) 多孔質球状粒子及びその製法
US3963442A (en) Colorimetric indicator compositions and method of manufacture
US4663447A (en) Porous spherical cellulose acetate particles
JPS6046043B2 (ja) ナトリウムパ−カルボネ−ト粒子及びその製造法
JP3219945B2 (ja) 粒状吸着剤、その製造方法、および中性ガスの吸着乾燥方法
US2460071A (en) Cobalt chloride relative humidity indicators
JPS61155307A (ja) 油分含有粉粒体
US2460073A (en) Cobalt iodide relative humidity indicators
JPS6131161A (ja) 固形芳香剤
JP2002201012A (ja) 安定化赤燐およびその製造方法
US2460069A (en) Cobalt bromide relative humidity indicators
CA1235119A (en) Porous spherical cellulose acetate particles
US2460068A (en) Cobalt bromide relative humidity indicators
JPH1099679A (ja) 塩基性ガス用脱臭剤
US2625516A (en) Desiccant
JPH0429416B2 (ja)
JPS61127741A (ja) 酢酸セルロ−ス多孔質成形体及びその製造方法
GB2171334A (en) Cellulose acetate moulding containing an odoriferous substance
JPH0315985B2 (ja)
TWI677519B (zh) 消臭纖維及其製造方法
US2776897A (en) Method and composition for making ceramic articles
US1577187A (en) Method of preparing catalytic agents
US4370437A (en) Nitrite-sorbate stabilizing system
WO2021166923A1 (ja) 樹脂組成物