JPS61127741A - 酢酸セルロ−ス多孔質成形体及びその製造方法 - Google Patents

酢酸セルロ−ス多孔質成形体及びその製造方法

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JPS61127741A
JPS61127741A JP59249689A JP24968984A JPS61127741A JP S61127741 A JPS61127741 A JP S61127741A JP 59249689 A JP59249689 A JP 59249689A JP 24968984 A JP24968984 A JP 24968984A JP S61127741 A JPS61127741 A JP S61127741A
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JP
Japan
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particles
solvent
cellulose acetate
porous
molded article
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JP59249689A
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English (en)
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Kazuhiro Yamazaki
和宏 山崎
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、液状物質の吸着性、除数性等に優れ、且つ強
度的にも優れた酢酸セルロースの多孔質成形体及びその
製造方法に関す°る。
(従来の技術) 従来より、酢酸セルロースの成形体と言え★ば、酢酸セ
ルロースに可・塑剤を加えて熱可塑化し、射出成形機等
で任意の形に成形するついわゆ条デラスチフクス成形体
が主であった。。
しかしこの種の成形体は、硬く、且つ緻密な構造である
ため、液状物質、例えば脱臭剤、香料等を吸着させるい
わゆる担体としては全く利用できなかった。最近急速に
伸びてきている固形芳香剤、固形消臭剤等は、ますます
その形体が多様化し、球状、円柱状更には複雑な人形の
形をしたものまで市場に出回っている。
(発明が解決しようとする問題点) しかるにこの種の芳香剤、消臭剤は担体としてゼオフィ
トや活性炭等の無機物を成形したもの、エチレン−酢酸
ビニル共重合体を成形したもの、更には紙などの天然有
機物を成形したもの等が使用されていた。
このため、成形体自体の強度が小さく、形くずれしやす
かったり、耐熱性に劣ったり、含浸させる液状物質が限
定されたりして、必ずしも満足のいく成形体がなかった
本発明の目的とするところは、先に発明した酢酸セルロ
ースの多孔質粒子(特願昭59−10535)の優れた
担体としての特性に着目し、この粒子を特定の方法で任
意の形状に成形することにより、吸着性、除数性の優れ
た固形芳香剤、固形消臭剤等の担体を提供することにあ
る。
(問題を解決する為の手段) 即ち本発明は、酢酸セルロースの多孔質粒子を成形枠に
充填し、溶剤と接触させ、粒子相互を点接着させ多孔質
成形体を得るものである。
本発明tこ使用される酢酸セルロースの多孔質粒子とは
、先に出願した方法(特願昭59−10535)、つま
り酢酸セルロースの溶液を非溶媒中に沈澱することによ
って作るほぼ球状をした粒子で、大きさは沈澱時の使用
ノズルの穴径tこよって任意のものができる。
直径はα5〜5ffが望ましく、目的とする成形体の大
きさにより、大きな成形体の場合は、大粒子径のものが
、小さな成形体の場合は、小粒子径のものが選ばれるが
、これに限られるものではない。
酢酸セlレロースの物性の一つを示す酢化度は50〜5
8%のいわゆる二酢酸セルロースが望ましい。50%未
満になると成形時に用いる溶剤がほとんどなく、更に親
水性が大きくなるため、成形体が吸湿し易く使用目的1
こそぐわない。逆に58%を超えても、成形時の溶剤が
限られ、粒子自体も細孔容積の小さい比較的緻密なもの
しか得られず、その成形体も液状物質の担体には適さな
い。
粒子内の空孔率は高い程、細孔の多いほど良いが、本発
明に用いられる粒子は、細孔容積としては1粒子12当
りα7cc以上が望ましい。これ未満の粒子になると、
十分な液状物質の吸着、保有が得られない。又、細孔の
中心径は5,000λ以下で、t、oooλ以下が好ま
しい。細孔の中心径がs、 o o oλを超1えると
液状物質の吸着速度は早いが、逆に揮散速度も早く、優
れた担体にはなりえない。
これは担体には吸着量が多いこと、吸着した。
物質を出来るだけ徐々に且つ一定比率で揮散することが
必要とされることからも理解される。
更に圧壊強度は成形時の粒子間の衝突による粉末化防止
のため大きい方が良く、1o#以上が望ましい。これ未
満だと粒子か容易に粉末化し、その粉末が溶剤と接触し
た時、直ちに溶解し、粒子表面の細孔を閉塞し、担体の
機能低下を引き起す恐れがあり、好ましくない。
次に成形時に用いる溶剤としては、二酢酸セルロースを
溶解する溶剤であればいずれでもかまわない。例えば、
アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸メチ
ル、酢酸エチル等のエステル類、テトラヒドロフラン、
ジオキサン等のエーテル類を単独あるいは2種類以上混
合したものが用いられる。又助溶剤としてメチルアルコ
ール、エチ〃ア〃コーp等のア/L/3−ル類も上記溶
剤と混合して使用できる。しかしその混合量は20%未
満が望ましい。更tこ溶解速度の早すぎるものや、蒸発
速度の遅すぎるものは、酢酸セルロースの多孔質粒子の
細孔を溶解消滅せしめる恐れがあり、また成形体の乾燥
に長時間要したりして好ましくない。
成形枠は、金属製、グフスチックス製、木製いずれでも
かまわないが、成形乾燥後の枠さ はずしのしやす、から、グラスチックス製、例えはポリ
エステルフィルム環が望ましい。
成形は酢酸セルロースの多孔質粒子を任意の形状をした
成形枠に充填し、溶剤と一定時間接触させ、粒子相互を
点接着させ、その後乾燥し、溶剤分を完全に蒸発させ、
枠を外すことによって完成されるが、溶剤との接触時間
は、粒子が完全に溶解せずごく表面のみ溶解する程度の
時間にとどめることが必要で、その時間は溶剤によって
異なるが、概ね0.5〜5分間好ましくは1〜2分間で
ある。
粒子と溶剤との接触方法としては、粒子を溶剤中へ浸漬
する。方法、スプレーで粒子tこ溶剤をふりかける方法
、溶剤ペーパー内に粒子を入れる方法等が適用できる。
乾燥は、汎用の乾燥機で十分であるが、溶剤の揮散蒸発
が主目的であるため、安全上、蒸気を加熱源とする乾燥
機が望ましいが、これに限定されるものではない。
成形体への含浸用液状物質としては、酢酸セIレロース
を溶解しないものであれば特に限定されないが、液状の
香料、液状の消臭剤や脱臭剤、液状の殺虫剤等が利用価
値が高い。
(発明の効果) 本発明の成形体を従来法の加圧成形体と比較すると成形
体の曲げ強度、液状物質の含浸性、含浸液状物質の揮散
性等に優れていた。
(実施例) 以下実施例をあげて、更に具体的をこ本発明を説明する
。尚、実施例での酢酸セルロースの物性測定法は次の通
りである。
酢化度 粉砕試料的51をioo N105℃、2時間乾燥器中
で乾燥した後、精秤する。こ゛の試料に精製アセトンを
50cc加えて完溶後、α2 N−NaOH水溶液50
cc、次tコα2N−HOe水溶液50coを順次加え
、フェノ7 /L/ 7タレインを指示薬として0.2
 N −NaOH水溶液で滴定し次式により算出する。
試料重量(F) 但しA : Q 2 N−NaOH水溶液滴定数(cc
)Bニブランクテストにおける0、2N −NaOH水溶液滴定数(ec) F : (12N−NaOH水溶液のファクタこの方法
で算出される酢化度は酢酸含量(%)である。
細孔容積 水銀圧入式ホロンメーター(力Mロエルバ社製)にて圧
力0〜1000(%P)の範囲で圧入した水銀の容積は
75〜75,000(λ)の細孔の容積に対応する。試
料IP当りの容積で表わす。
圧壊強度 七ンサント弐錠剤硬度計(大台薬品機械製作所製)を使
用し、粒子10個の測定値の平均値を求める。
実施例 1 酢化度54.5%、細孔容積L 8 ca/P、細孔中
心径500^、圧壊強度13#、平均粒子径2Hの酢酸
セルロースの多孔質粒子を厚み1゜U、直径5 Q a
xのポリエステルフィルム製円柱状枠の底部に20メツ
シユの金網を敷き充填し、上部も20メツシユの金網で
蓋をし、酢酸エチル/メタノールの90/10 (重量
比)混合溶剤中へ1分間浸漬し、直ちに液中から取り出
し、風乾後、110℃の蒸気乾燥機に入れ2時間乾燥し
枠をはずして円柱状の成形体を得た。
この、ものは、個々の粒子はもとの球状を保っており、
曲げ強度は740 P / dで手で折り曲げても容゛
易に破壊されなかった。更に成形後の各粒子の細孔容積
もL 5 ec/Fと成形前の粒子のそれと比較して、
若干の低下しか認められなかった。
比較例 1 実施例1で用いたと同様の酢酸セルロースの多孔質粒子
を、油圧式加圧成形機(神、藤金属工業所製)で温度1
75℃、圧力5%G、時間5分間の条件で、はぼ実施例
1と同様の大きさの円柱状の成形体を得た。
このものは粒子がつぶれた状態にあり、曲げ強度は72
 F / dで手で曲げると簡単に破壊した。更に成形
後の各粒子の細孔容積もLOaa/lと成形前に比べて
減少が著しかった。
使用例 実施例1及び比較例1の各成形体に液状物質として液状
香料のD−リモネンを吸液さ鷺、その吸液率の比較を行
なったところ表−1に示すように本発明品は優れた吸液
性を示した。
表−1 実施例1、比較例1の各成形体を液状香料のD−リモネ
ン中に1ケ月間浸漬し、はぼ飽和量の含浸成形体を得た
。香料含浸成形体を室温で放置し、この香料揮散率を測
定したところ表−2に示すように本発明品は優れた徐放
性を示した。
表−2 実施例 2 酢化度54.3%、細孔容積Q、 9 e0/P、細孔
中心ff1.350λ、圧壊強度10#、平均粒子径1
flの酢酸セルロースの多孔質粒子を5ffダX50層
の20メツ/ユ金網で作った成形枠に充填し、酢酸エチ
ル100%溶液中に1分間浸漬し、実施例1と同様に乾
燥し成形体を得た。
この成形体は粒子のもとの形状はそのままに保たれ、か
つ、強度的にも満足のいくもので、液状消臭剤の優れた
担体になった。
実施例 3 酢化度54.8%、細孔容積L 1 aa/l、細孔中
心径800X、圧壊強度16#、平均粒子径、3層、の
酢酸セルロースの多孔質粒子を縦5菌×槓8国×高1−
の寸法の107.ソンエ金網製型枠に充填し、アセトン
をスグレーノズルで各面から吹きつけ、風乾後、80℃
の蒸気乾燥機刃乾燥、その後枠を外し直方体をした成形
体を得た。
二のものは曲げ強度650 y / dで成形後の各粒
子の細孔容積もα9 cc/1Fで優れた液状。
物質の担体になった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)酢化度50〜58%、細孔容積0.7cc/g以上
    、圧壊強度10kg以上である酢酸セルロースの多孔質
    粒子から成る多孔質成形体。 2)酢酸セルロースの多孔質粒子を成形枠に充填し、溶
    剤と接触させ、粒子相互と点接着させることを特徴とす
    る多孔質成形体の製造方法。
JP59249689A 1984-11-28 1984-11-28 酢酸セルロ−ス多孔質成形体及びその製造方法 Pending JPS61127741A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6379663A (ja) * 1986-09-24 1988-04-09 エヌオーケー株式会社 複合化消臭材料
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DE102013106018A1 (de) * 2013-06-10 2014-12-24 Heraeus Kulzer Gmbh Formteile aus PMMA - Pulver als einfache Dosierhilfe bei der Herstellung von Dentalprothesen

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