JPS6130596A - 新タイロシン誘導体 - Google Patents
新タイロシン誘導体Info
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- JPS6130596A JPS6130596A JP15188484A JP15188484A JPS6130596A JP S6130596 A JPS6130596 A JP S6130596A JP 15188484 A JP15188484 A JP 15188484A JP 15188484 A JP15188484 A JP 15188484A JP S6130596 A JPS6130596 A JP S6130596A
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- Japan
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- tylosin
- acetyl
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、マクロライド系抗生物質タイロシンの新規誘
導体に関し、特に化学的方法により製造される新タイロ
シン誘導体に関する。
導体に関し、特に化学的方法により製造される新タイロ
シン誘導体に関する。
タイロシンは、マクロライド系抗生物質として、最も古
い部類に属し、動物の感染治療薬、飼料添加物として、
広汎に用いられている。そして、近年その抗菌活性を高
めると同時に、生体内での吸収排泄能を高めるべく、化
学的又は生物学的変換法により、各種の誘導体が提案さ
れている。
い部類に属し、動物の感染治療薬、飼料添加物として、
広汎に用いられている。そして、近年その抗菌活性を高
めると同時に、生体内での吸収排泄能を高めるべく、化
学的又は生物学的変換法により、各種の誘導体が提案さ
れている。
前者に属するものとしては、殊に、・クイロジンの4°
′位水酸基の各種アシル誘導体、例えば、特開昭53−
137982号公報、開開54−66692号公報、開
開54−70291号公報等、後者に属するものとして
は、例えば、特公昭5・5−23272号公報等が挙げ
られる。
′位水酸基の各種アシル誘導体、例えば、特開昭53−
137982号公報、開開54−66692号公報、開
開54−70291号公報等、後者に属するものとして
は、例えば、特公昭5・5−23272号公報等が挙げ
られる。
上記公知タイロシン誘導体は、いずれもタイロに対する
抗菌活性が向上し、かつ、生体内での薬剤の吸収排泄能
が改良されている。
抗菌活性が向上し、かつ、生体内での薬剤の吸収排泄能
が改良されている。
しかし、抗菌活性が高いものは、薬剤の体内安定性が劣
り(例えば、哺乳類の肝臓ホモジネートにより容易に分
解されるなど)、逆にその体内安定性が改良されたもの
は、特定の臨床分離薬剤耐性菌に対する抗菌活性が低い
などの理由により、感染治療薬としての用途が限定され
る欠点がある。
り(例えば、哺乳類の肝臓ホモジネートにより容易に分
解されるなど)、逆にその体内安定性が改良されたもの
は、特定の臨床分離薬剤耐性菌に対する抗菌活性が低い
などの理由により、感染治療薬としての用途が限定され
る欠点がある。
そこで、本発明は、該薬剤耐性菌に対し、強い抗菌活性
を示すと共に、マウスの肝臓ホモジネートでの分解に対
して安定性を有する新タイロシン誘導体を提供するもの
である。
を示すと共に、マウスの肝臓ホモジネートでの分解に対
して安定性を有する新タイロシン誘導体を提供するもの
である。
本発明者らは、タイロシンの各種誘導体の製造とそれら
の薬剤耐性菌株に対する抗菌活性との相関性について、
鋭意研究を重ねた結果、タイロシン及びその3位−〇−
アシル誘導体の411O−アシル誘導体のうち、アシル
基、フッソ原子によって置換された核置換フェニルアセ
チル基及びヘンシルスルホニル基を有する4″−側鎖化
合物が、感受性菌はもとより、薬剤耐性菌株に対しても
強い抗菌活性を示すと共に、マウスの肝臓ホモジネート
による分解に対して安定性を有することを見い出し、本
発明を完成したものである。
の薬剤耐性菌株に対する抗菌活性との相関性について、
鋭意研究を重ねた結果、タイロシン及びその3位−〇−
アシル誘導体の411O−アシル誘導体のうち、アシル
基、フッソ原子によって置換された核置換フェニルアセ
チル基及びヘンシルスルホニル基を有する4″−側鎖化
合物が、感受性菌はもとより、薬剤耐性菌株に対しても
強い抗菌活性を示すと共に、マウスの肝臓ホモジネート
による分解に対して安定性を有することを見い出し、本
発明を完成したものである。
しかして、本発明は、下記式
式中、Rは水素原子、アセチル基又はプロビニオル基を
表わし、Yは基−C〇−又は一5o2−を表わし、Zは
ベンジル基の2若しくは4位に結合するフッソ原子又は
アセチル基を表わす、 で示されるタイロシン誘導体を提供するものである。
表わし、Yは基−C〇−又は一5o2−を表わし、Zは
ベンジル基の2若しくは4位に結合するフッソ原子又は
アセチル基を表わす、 で示されるタイロシン誘導体を提供するものである。
そして該誘導体の具体的なものとしては、タイロシンの
アグリコン部の3水酸基の水素原子がアセチル基又はプ
ロビニオル基で置換されたものを−含むタイロシンの4
″位の水酸基の水素原子が4−アセチルフェニルアセチ
ル基、2−アセチルフェニルアセチル基、4−フルオロ
フェニルアセチル基、2−フルオロフェニルアセチル基
、4−アセチルベンジルスルホニル基、2−アセチルベ
ンジルスルホニル基、4−フルオロベンジルスルホニル
基及び2−フルオロベンジルスルホニル基で置換された
タイロシン誘導体を挙げることができる。
アグリコン部の3水酸基の水素原子がアセチル基又はプ
ロビニオル基で置換されたものを−含むタイロシンの4
″位の水酸基の水素原子が4−アセチルフェニルアセチ
ル基、2−アセチルフェニルアセチル基、4−フルオロ
フェニルアセチル基、2−フルオロフェニルアセチル基
、4−アセチルベンジルスルホニル基、2−アセチルベ
ンジルスルホニル基、4−フルオロベンジルスルホニル
基及び2−フルオロベンジルスルホニル基で置換された
タイロシン誘導体を挙げることができる。
これらの誘導体は、各種のグラム陽性細菌、ダラム陰性
細菌、マイコプラズマ等の病原微生物に対して強い抗菌
力を示し、就中、スタフィロコッカス・アウレウス(S
ta h Iococcus aureus) の薬
剤耐性菌株に対しても感受性菌に対するのに同様の活性
を有するだけでなく、マウスの肝臓ホモジネートによる
分解に対して安定性を示すことより、医薬、動物薬、飼
料添加剤等として有用である。
細菌、マイコプラズマ等の病原微生物に対して強い抗菌
力を示し、就中、スタフィロコッカス・アウレウス(S
ta h Iococcus aureus) の薬
剤耐性菌株に対しても感受性菌に対するのに同様の活性
を有するだけでなく、マウスの肝臓ホモジネートによる
分解に対して安定性を示すことより、医薬、動物薬、飼
料添加剤等として有用である。
坑1蛮立
ブレーン・ハート・インフュージョン・ブロス(p)l
7.5)を培地としたチューブ・グイリュージョン法
によって測定した結果を下記の第1表に示す。
7.5)を培地としたチューブ・グイリュージョン法
によって測定した結果を下記の第1表に示す。
マウス ホモジネートに対する 性試験rcR系マ
ウスの肝臓を5倍量の0.1M燐酸緩衝液(pH7,2
)と共にボッターホモゲナイザーにより(3000rp
s+、 10w1n)ホモジネートとした。その上清液
(Imj+)に被検体500μg/mA!(10%メタ
ノール水>1mJを加え37℃で1時間反応させた後1
00℃、3分間加熱後0.1M燐酸緩衝液(pH9,0
) 1 m lを加え酢酸エチル1mkにて抽出する
。この有機層のシリカゲル薄層クロマトグラフィー(ク
ロロホルム/メタノール/アンモニア=15/ 1.2
/ 0.1)に付し、クロマトスキャナー (283n
m)にて未変化体と加水分解体の生成比を求め、加水分
解物の生成を百分率で表わした。その結果を第2表に示
す。
ウスの肝臓を5倍量の0.1M燐酸緩衝液(pH7,2
)と共にボッターホモゲナイザーにより(3000rp
s+、 10w1n)ホモジネートとした。その上清液
(Imj+)に被検体500μg/mA!(10%メタ
ノール水>1mJを加え37℃で1時間反応させた後1
00℃、3分間加熱後0.1M燐酸緩衝液(pH9,0
) 1 m lを加え酢酸エチル1mkにて抽出する
。この有機層のシリカゲル薄層クロマトグラフィー(ク
ロロホルム/メタノール/アンモニア=15/ 1.2
/ 0.1)に付し、クロマトスキャナー (283n
m)にて未変化体と加水分解体の生成比を求め、加水分
解物の生成を百分率で表わした。その結果を第2表に示
す。
以上の結果より、本願発明の化合物は、マクロライド感
受性株及びその耐性菌に対して高い抗菌活性を有し、か
つ、哺乳類の肝臓ホモジネートによる加水分解試験にお
いて、高い安定性を有するため、優れた感染症治療薬と
なり得る。
受性株及びその耐性菌に対して高い抗菌活性を有し、か
つ、哺乳類の肝臓ホモジネートによる加水分解試験にお
いて、高い安定性を有するため、優れた感染症治療薬と
なり得る。
なお、本発明者らの先の提案(例えば、特開昭53−1
37982号公報参照)によれば、マクロライド耐性菌
に最も有効なタイロシン誘導体として、4パ−〇−フェ
ニルチオアセチルタイロシンが挙げられる。しかし、該
誘導体は、インビトロ(invitro)での抗菌活性
が高いにも拘わらず、生体内(特に肝臓)でのエステラ
ーゼにより4”−0−位のフェニルチオアセチル基が1
00%加水分解される如く、マウスにおける感染治療実
験では、満足する結果が得られていない。一方、上記肝
臓ホモジネートによる安定性試験で良好な結果を示す、
4”−0−位のフェニルアセチル誘導体は、一般に、耐
性菌に対する抗菌活性が低いことが窺える。
37982号公報参照)によれば、マクロライド耐性菌
に最も有効なタイロシン誘導体として、4パ−〇−フェ
ニルチオアセチルタイロシンが挙げられる。しかし、該
誘導体は、インビトロ(invitro)での抗菌活性
が高いにも拘わらず、生体内(特に肝臓)でのエステラ
ーゼにより4”−0−位のフェニルチオアセチル基が1
00%加水分解される如く、マウスにおける感染治療実
験では、満足する結果が得られていない。一方、上記肝
臓ホモジネートによる安定性試験で良好な結果を示す、
4”−0−位のフェニルアセチル誘導体は、一般に、耐
性菌に対する抗菌活性が低いことが窺える。
上記式(T)で示される化合物は、タイロシン又は3−
0−アシルタイロシン(特公昭53−1370号公報参
照等)を出発原料として、例えば前記特開昭53−13
7982号公報記載のそれ自体公知の方法により、その
3位、2′位及び/又は4″′位の水酸基を保護した後
、4”−0−位を所望のアシル化剤によりアシル化し、
次いで3位、2′位及び/又は4″′位の水酸基保護基
を部分加水分解により脱離せしめることによって製造す
ることができる。
0−アシルタイロシン(特公昭53−1370号公報参
照等)を出発原料として、例えば前記特開昭53−13
7982号公報記載のそれ自体公知の方法により、その
3位、2′位及び/又は4″′位の水酸基を保護した後
、4”−0−位を所望のアシル化剤によりアシル化し、
次いで3位、2′位及び/又は4″′位の水酸基保護基
を部分加水分解により脱離せしめることによって製造す
ることができる。
また、より有利には、タイロシンの2′位(マイカミノ
ースの2位)の水酸基をアセチルクロライド又は酢酸無
水物等を用いて選択的にアセチル化した後、下記式 %式%( 式中、Yは基−CO−又は−SO□−を表わし、Zはベ
ンジル基の2若しくは4位に結合するフッソ原子又はア
セチル基を表わす、 で示される酸の反応性誘導体と反応させて、2′−O−
アセチルタイロシンの4 ”−0−位及び4″′−〇−
位に基 により、2′−〇−位のアセチル基及び4−〇−位の基 することができる。
ースの2位)の水酸基をアセチルクロライド又は酢酸無
水物等を用いて選択的にアセチル化した後、下記式 %式%( 式中、Yは基−CO−又は−SO□−を表わし、Zはベ
ンジル基の2若しくは4位に結合するフッソ原子又はア
セチル基を表わす、 で示される酸の反応性誘導体と反応させて、2′−O−
アセチルタイロシンの4 ”−0−位及び4″′−〇−
位に基 により、2′−〇−位のアセチル基及び4−〇−位の基 することができる。
自体公知のアシル化法に従って行うことができる。
例えば、該反応は溶媒の不在下に又は適当な不活性溶媒
、例えば、塩化メチレン、クロロホルム、酢酸エチル、
アセトン、ベンゼン、トルエン、テトラヒドロフラン、
アセトニトリル等を用い、一般に約−30℃乃至反応混
合物の還流温度、好ましくは一20〜60℃の温度にお
いて行うことができる。
、例えば、塩化メチレン、クロロホルム、酢酸エチル、
アセトン、ベンゼン、トルエン、テトラヒドロフラン、
アセトニトリル等を用い、一般に約−30℃乃至反応混
合物の還流温度、好ましくは一20〜60℃の温度にお
いて行うことができる。
このとき、出発原料としてタイロシンを用いるとき特に
タイロシンの3位のO−アシル化物の副生を避けるため
に室温以下の温度で反応させることが望ましい。
タイロシンの3位のO−アシル化物の副生を避けるため
に室温以下の温度で反応させることが望ましい。
上記反応において、アシル化剤として使用される式(I
I)の酸の反応性誘導体としては、ハライド(特にクロ
ライド)、酸無水物又は混合酸無水物(例えば、式(I
t)の酸とピバリン酸との無水物)が挙げられる。かか
る酸の反応性誘導体の使用量は厳密には制限されるもの
ではないが、一般には2 ’−0−アセチルタイロシン
1モル当り1〜50モル、好ましくは2〜20モルの範
囲内で使用することができる。
I)の酸の反応性誘導体としては、ハライド(特にクロ
ライド)、酸無水物又は混合酸無水物(例えば、式(I
t)の酸とピバリン酸との無水物)が挙げられる。かか
る酸の反応性誘導体の使用量は厳密には制限されるもの
ではないが、一般には2 ’−0−アセチルタイロシン
1モル当り1〜50モル、好ましくは2〜20モルの範
囲内で使用することができる。
また、上記アシル化反応は必要に応じて酸結合剤の存在
下に行うことができる。使用しうる酸結合剤としては、
例えば、ピリジン、コリジン、N−メチルピベリジン、
トリエチルアミン、ジメチルアニリン等の有機塩基を挙
げることができる。
下に行うことができる。使用しうる酸結合剤としては、
例えば、ピリジン、コリジン、N−メチルピベリジン、
トリエチルアミン、ジメチルアニリン等の有機塩基を挙
げることができる。
そして、該塩基の使用量としては、2′−〇−アセチル
タイロシン1モル当り一般に2〜50当量、好ましくは
2〜30当量であるが、ピリジン等の液状塩基の場合に
はそれらを大過剰に使用することにより溶媒の代用とす
ることができる。
タイロシン1モル当り一般に2〜50当量、好ましくは
2〜30当量であるが、ピリジン等の液状塩基の場合に
はそれらを大過剰に使用することにより溶媒の代用とす
ることができる。
かくして、2’−0−アセチルクイロジンの4″−〇−
位及び4”−0−位に できる。該化合物は、反応混合物よりそれ自体公知での
方法により分離することができ、分離した後又は分離す
ることなく、更に次に示す部分加水分解に付する。即ち
、該化合物の2′位−〇−位及び4″′−0−位のアシ
ル基の選択的脱離は水と混和性で、かつ、該化合物を溶
解する有機溶媒を用い、必要により水を溶媒中に該化合
物を溶解もしくは懸濁せしめた後、還流下で予め2 ’
−0−位アセチル基を脱離せしめた後、反応液を放冷
し、更に該反応液に塩基を添加して処理することにより
、4”−0−位のアシル基を脱離せしめる。なお、本反
応に用いる有機溶媒としては、メタノール、エタノール
等の低級アルカノール類、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類が好適なものとして挙げられる。
位及び4”−0−位に できる。該化合物は、反応混合物よりそれ自体公知での
方法により分離することができ、分離した後又は分離す
ることなく、更に次に示す部分加水分解に付する。即ち
、該化合物の2′位−〇−位及び4″′−0−位のアシ
ル基の選択的脱離は水と混和性で、かつ、該化合物を溶
解する有機溶媒を用い、必要により水を溶媒中に該化合
物を溶解もしくは懸濁せしめた後、還流下で予め2 ’
−0−位アセチル基を脱離せしめた後、反応液を放冷
し、更に該反応液に塩基を添加して処理することにより
、4”−0−位のアシル基を脱離せしめる。なお、本反
応に用いる有機溶媒としては、メタノール、エタノール
等の低級アルカノール類、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類が好適なものとして挙げられる。
また、反応液を放冷後添加する塩基としては、アンモニ
ア、メチルアミン、゛ジメチルアミン等が用いられる。
ア、メチルアミン、゛ジメチルアミン等が用いられる。
これらの塩基の添加量は、使用する塩基の種類よって異
なり、臨界的でないが、塩基の濃度を1〜10重量パー
セントの範囲に定めるのが脱離反応の選択性、反応操作
の観点から有利である。この4”−0−位アシル基の脱
離反応は一10〜40℃、好ましくは0〜5℃の温度で
、約1〜48時間攪拌下に行うことができる。かしくで
製造される式(1)で示される本発明の誘導体は、反応
液よりそれ自体公知の各種のクロマトグラフィー処理等
によって単離、精製できる。
なり、臨界的でないが、塩基の濃度を1〜10重量パー
セントの範囲に定めるのが脱離反応の選択性、反応操作
の観点から有利である。この4”−0−位アシル基の脱
離反応は一10〜40℃、好ましくは0〜5℃の温度で
、約1〜48時間攪拌下に行うことができる。かしくで
製造される式(1)で示される本発明の誘導体は、反応
液よりそれ自体公知の各種のクロマトグラフィー処理等
によって単離、精製できる。
以下、本発明を実施例によって、更に詳細に説明する。
なお、実施例において、式
する。
実施例1
−フルオロフェニルアセチル)タイロシンnコしg
ULtls 4−フルオロフェニル酢酸5.0 g (32mmol
)、トリエチルアミン465mβ (32n+mol)
を塩化メチレン50+nj!に溶解した。これを−15
℃に冷却後、ピバリン酸クロリド4.0m l (32
mmol)を5分間で滴下し、さらに、15分間攪拌し
た。ピリジン9m e (110mmol)および2
′−〇−アセチルタイロシン5.0 g (5,2m
mo+)を加え、5℃で30時間攪拌した。反応液に炭
酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を塩化ナトリウ
ム水溶液で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
濃縮後再びトルエンを加えて減圧濃縮し、ピリジンを除
去した。残渣をシリカゲル150 gのカラムクロマト
グラフィー(ベンゼン/アセトン(7/1))に付し、
ベンゼン/アセトン(3/1)展開のシリカゲルTLC
にてRf値0.47に硫酸呈色を示す溶出区分を減圧濃
縮、残渣をヘキサンで洗浄を行い、3.6gの標記化合
物を白色粉末として得た。(56%)己のしム の
ヒ ゛ N M R(CDCI 3) (主要なピークを以下に
示す)δ(ppm) 9.67 1Hs ClO2,2
918d (、I’16.Hz) H+。
ULtls 4−フルオロフェニル酢酸5.0 g (32mmol
)、トリエチルアミン465mβ (32n+mol)
を塩化メチレン50+nj!に溶解した。これを−15
℃に冷却後、ピバリン酸クロリド4.0m l (32
mmol)を5分間で滴下し、さらに、15分間攪拌し
た。ピリジン9m e (110mmol)および2
′−〇−アセチルタイロシン5.0 g (5,2m
mo+)を加え、5℃で30時間攪拌した。反応液に炭
酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を塩化ナトリウ
ム水溶液で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
濃縮後再びトルエンを加えて減圧濃縮し、ピリジンを除
去した。残渣をシリカゲル150 gのカラムクロマト
グラフィー(ベンゼン/アセトン(7/1))に付し、
ベンゼン/アセトン(3/1)展開のシリカゲルTLC
にてRf値0.47に硫酸呈色を示す溶出区分を減圧濃
縮、残渣をヘキサンで洗浄を行い、3.6gの標記化合
物を白色粉末として得た。(56%)己のしム の
ヒ ゛ N M R(CDCI 3) (主要なピークを以下に
示す)δ(ppm) 9.67 1Hs ClO2,2
918d (、I’16.Hz) H+。
5.90 1Hd (J=IO,H2)
HI33.61 2)1 s 4″′
−Co cll、(yplr 3.46 3Hs 3 −0CH
33,37311s 2 −0CH32,4
00Hs 3 ’ −N(CL)z2.07
31 s 2 ’ −C
OCHal、79 3Hs 3
2−CHs実施例2 4”−0−(4−フルオロフェニルアセチル)タイロシ
ン 2′−〇−アセチルー4 ” −4”−0−ジ(4−フ
ルオロフェニルアセチル)タイロシン3.6gをメタノ
ール100m j+に溶解し、15時間還流した。
HI33.61 2)1 s 4″′
−Co cll、(yplr 3.46 3Hs 3 −0CH
33,37311s 2 −0CH32,4
00Hs 3 ’ −N(CL)z2.07
31 s 2 ’ −C
OCHal、79 3Hs 3
2−CHs実施例2 4”−0−(4−フルオロフェニルアセチル)タイロシ
ン 2′−〇−アセチルー4 ” −4”−0−ジ(4−フ
ルオロフェニルアセチル)タイロシン3.6gをメタノ
ール100m j+に溶解し、15時間還流した。
反応液を40m1lまで濃縮後水冷下17%アンモニア
・メタノール60m11および水8m/を加え10℃で
7時間攪拌した。ベンゼン25mj!を加えた後減圧濃
縮し、残渣に酢酸エチルを加えて、水を分離後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後再渣をシリカゲル
130gのカラムクロマトグラフィー(ベンゼン/アセ
トン(3/1))に付!、、ベンゼン/アセトン(3/
2)展開のシリカゲルTLCにてRf値0.27に硫酸
呈色を示す溶出区分を減圧濃縮した。得られた白色粉末
をベンゼン20m1に溶解し不溶物を濾別した後、ヘキ
サン150m1中に低下して沈殿化を行い、1.36g
の標記化合物を白色粉末として得た。(44%) 理遥9進澄1塑1囮学頂判状 m、p、: 107〜109℃ (α) o : 40.3責c 1.0. CH30
H)273nm (sh) 267n+* (sh) IRニジ、、、1cs−’ 1720 (エステル、
アルデヒド)1680 (共役ケトン) 1595 (二重結合) N M R(CDC1+) δ(pp+m) 9.69 1)1 s ’Cll
06.26 1Hd (Jd6Hz) H+
。
・メタノール60m11および水8m/を加え10℃で
7時間攪拌した。ベンゼン25mj!を加えた後減圧濃
縮し、残渣に酢酸エチルを加えて、水を分離後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後再渣をシリカゲル
130gのカラムクロマトグラフィー(ベンゼン/アセ
トン(3/1))に付!、、ベンゼン/アセトン(3/
2)展開のシリカゲルTLCにてRf値0.27に硫酸
呈色を示す溶出区分を減圧濃縮した。得られた白色粉末
をベンゼン20m1に溶解し不溶物を濾別した後、ヘキ
サン150m1中に低下して沈殿化を行い、1.36g
の標記化合物を白色粉末として得た。(44%) 理遥9進澄1塑1囮学頂判状 m、p、: 107〜109℃ (α) o : 40.3責c 1.0. CH30
H)273nm (sh) 267n+* (sh) IRニジ、、、1cs−’ 1720 (エステル、
アルデヒド)1680 (共役ケトン) 1595 (二重結合) N M R(CDC1+) δ(pp+m) 9.69 1)1 s ’Cll
06.26 1Hd (Jd6Hz) H+
。
5.92 18 d (J=10Hz)
Ha33.67 2Hs 4”−Co視べ
Dづ3.61 3Hs 3#′−0CH3
3、503Hs 2″’−0CHz2.50
68 s 3 ’ −N(CHs)
zl。80 3Hs 12−Ctl+
実施例3 チルタイロシン 2′−〇−アセチルー4″′−〇−クロロアセチルタイ
ロシン1.0 g (0,97mmol)を塩化メチレ
ン5mlおよびピリジン’l m 12に溶解し、ここ
に−20℃に冷却下、4−フルオロベンジルスルホニル
クロリド350■(1,6mmol)を加え、1時間攪
拌した。反応溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液中に移し
、有機層は塩化ナトリウム水溶液で洗浄後無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。減圧濃縮後再びトルエンを加えて減
圧濃縮を行い、ピリジンを留去した。残渣をシリカゲル
30gのカラムクロマトグラフィー(ベンゼン/アセト
ン(6/1))に付し、ベンゼン/アセトン(3/1)
展開のシリカゲルTLCにてRf値0.48に硫酸呈色
を示す溶出区分を減圧濃縮し、1.0gの標記化合物を
白色粉末として得た。(83%) 実施例4 4″−0−(4−フルオロベンジルスルホニル)タイロ
シン 2′−〇−アセチルー4′′−0−(4−フルオロベン
ジルスルホニル)−4″’−o−クロロアセチルタイロ
シン1.0 gをメタノール20m6に溶解し、24時
間還流した。反応液を減圧濃縮後シリカゲル30gのカ
ラムクロマトグラフィー(ベンゼン/アセトン(3/1
))に付しベンゼン/アセトン(2/1)展開のシリカ
ゲルTLCにてRf値0.29に硫酸呈色を示す溶出区
分を集め、これをベンゼン・ヘキサンから再沈殿を行い
、492■の標記化合物を白色粉末として得た。(55
%)標−己ヒA の ヒ学 ・ m、 p、 : 122〜124℃[α]o
: −27,5’ (c 1.o、Ctl+OH
)271nm (sh) 265nm (sh) I R: v、Xcta−’ 1720 (エステル
、アルデヒド)1680 (共役ケトン) 1595 (二重結合) NM R(CDCH3) δ(ppm) 9.69 1Hs ClO2,321
Hd J=16Hz H++6.25 1
Hd J=16Hz H+。
Ha33.67 2Hs 4”−Co視べ
Dづ3.61 3Hs 3#′−0CH3
3、503Hs 2″’−0CHz2.50
68 s 3 ’ −N(CHs)
zl。80 3Hs 12−Ctl+
実施例3 チルタイロシン 2′−〇−アセチルー4″′−〇−クロロアセチルタイ
ロシン1.0 g (0,97mmol)を塩化メチレ
ン5mlおよびピリジン’l m 12に溶解し、ここ
に−20℃に冷却下、4−フルオロベンジルスルホニル
クロリド350■(1,6mmol)を加え、1時間攪
拌した。反応溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液中に移し
、有機層は塩化ナトリウム水溶液で洗浄後無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。減圧濃縮後再びトルエンを加えて減
圧濃縮を行い、ピリジンを留去した。残渣をシリカゲル
30gのカラムクロマトグラフィー(ベンゼン/アセト
ン(6/1))に付し、ベンゼン/アセトン(3/1)
展開のシリカゲルTLCにてRf値0.48に硫酸呈色
を示す溶出区分を減圧濃縮し、1.0gの標記化合物を
白色粉末として得た。(83%) 実施例4 4″−0−(4−フルオロベンジルスルホニル)タイロ
シン 2′−〇−アセチルー4′′−0−(4−フルオロベン
ジルスルホニル)−4″’−o−クロロアセチルタイロ
シン1.0 gをメタノール20m6に溶解し、24時
間還流した。反応液を減圧濃縮後シリカゲル30gのカ
ラムクロマトグラフィー(ベンゼン/アセトン(3/1
))に付しベンゼン/アセトン(2/1)展開のシリカ
ゲルTLCにてRf値0.29に硫酸呈色を示す溶出区
分を集め、これをベンゼン・ヘキサンから再沈殿を行い
、492■の標記化合物を白色粉末として得た。(55
%)標−己ヒA の ヒ学 ・ m、 p、 : 122〜124℃[α]o
: −27,5’ (c 1.o、Ctl+OH
)271nm (sh) 265nm (sh) I R: v、Xcta−’ 1720 (エステル
、アルデヒド)1680 (共役ケトン) 1595 (二重結合) NM R(CDCH3) δ(ppm) 9.69 1Hs ClO2,321
Hd J=16Hz H++6.25 1
Hd J=16Hz H+。
5.09 18 d J=10Hz
H+s4.41 28 s 4”−5o□C
820F3.62 38 s 30
CHz3.50 3Hs 20Ctli
2.49 6Hs 3 ’ −N(CH3
)zl、80 ’ 3Ils 12−C
th実施例5 ルタイロシン 4−アセチルフェニル酢酸485m+r (2,7mm
ol)を塩化メチレン1ml、)リエチルアミン0.3
8m j2(2,7mmo+)に溶解し、−15℃に冷
却下、ピバリン酸クロリド0.33m l! (2,7
mmol)を滴下した。15分間攪拌後、ピリジン0.
8m A (10mmol) 、2 ’ −0−アセチ
ル−4−0−クロロアセチルタイロシン900mg (
0,87mmol)を加え7℃で3時間攪拌した。反応
液中に炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層は飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
濃縮後再びトルエンを加えて減圧濃縮しピリジンを除去
した。残渣をシリカゲル30gのカラムクロマトグラフ
ィー(ヘンセン/アセトン(6/1))に付し、ベンゼ
ン/アセトン(3/1)展開のシリカゲルTLCにて訂
値0.30に硫酸呈色を示す溶出区分を合わせて減圧濃
縮し、700■の標記化合物を白色粉末として得た。(
67%) 、記の化合物の理化学的性状 N M R(CDCl2) δ(ppm) 9.70 1Hs CuO 且 7.32 1Hd J=16Hz H++6.
28 III d J=16Hz
H+。
H+s4.41 28 s 4”−5o□C
820F3.62 38 s 30
CHz3.50 3Hs 20Ctli
2.49 6Hs 3 ’ −N(CH3
)zl、80 ’ 3Ils 12−C
th実施例5 ルタイロシン 4−アセチルフェニル酢酸485m+r (2,7mm
ol)を塩化メチレン1ml、)リエチルアミン0.3
8m j2(2,7mmo+)に溶解し、−15℃に冷
却下、ピバリン酸クロリド0.33m l! (2,7
mmol)を滴下した。15分間攪拌後、ピリジン0.
8m A (10mmol) 、2 ’ −0−アセチ
ル−4−0−クロロアセチルタイロシン900mg (
0,87mmol)を加え7℃で3時間攪拌した。反応
液中に炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層は飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
濃縮後再びトルエンを加えて減圧濃縮しピリジンを除去
した。残渣をシリカゲル30gのカラムクロマトグラフ
ィー(ヘンセン/アセトン(6/1))に付し、ベンゼ
ン/アセトン(3/1)展開のシリカゲルTLCにて訂
値0.30に硫酸呈色を示す溶出区分を合わせて減圧濃
縮し、700■の標記化合物を白色粉末として得た。(
67%) 、記の化合物の理化学的性状 N M R(CDCl2) δ(ppm) 9.70 1Hs CuO 且 7.32 1Hd J=16Hz H++6.
28 III d J=16Hz
H+。
5.92 1)1 d J=lO)12
H134,091Hs 4−COCHzC]3.
78 2Hs 4”’ −COCl(28!1i−
CHi3.54 3Hs 3−0CHa3.
50 3Hs 2−0(JI+2.40
6HS 3 ’−N(CH3)!1.80
’ 3Hs 124)13実施例6 4”−0−(4−アセチルフェニルアセチJし)タイロ
シン 2′−〇−アセチルー411−0−(4−アセチルフェ
ニルアセチル)−4”−0−クロロアセチルタイロシン
700■をメタノール15mj+に溶解し10時間還流
した。反応液を濃縮後シリカゲル25gのカラムクロマ
トグラフィー(クロロホルム/メタノール(40/ 1
.) )に付し、クロロホルム/メタノール(10/
1 )展開のシリカゲルTLCにてRf(1iiO,4
6に硫酸呈色を示す溶出区分を減圧濃縮し、残渣の白色
粉末をイソプロピルエーテルで洗浄し、標記化合物38
0■を得た。(60%)−己のヒ人 の ヒ学的 ゛ m、p、: 116〜119℃ (α) n : 35.2@(c 1.0. CCl
30H)254n (618000) 1680(共役ケトン。
H134,091Hs 4−COCHzC]3.
78 2Hs 4”’ −COCl(28!1i−
CHi3.54 3Hs 3−0CHa3.
50 3Hs 2−0(JI+2.40
6HS 3 ’−N(CH3)!1.80
’ 3Hs 124)13実施例6 4”−0−(4−アセチルフェニルアセチJし)タイロ
シン 2′−〇−アセチルー411−0−(4−アセチルフェ
ニルアセチル)−4”−0−クロロアセチルタイロシン
700■をメタノール15mj+に溶解し10時間還流
した。反応液を濃縮後シリカゲル25gのカラムクロマ
トグラフィー(クロロホルム/メタノール(40/ 1
.) )に付し、クロロホルム/メタノール(10/
1 )展開のシリカゲルTLCにてRf(1iiO,4
6に硫酸呈色を示す溶出区分を減圧濃縮し、残渣の白色
粉末をイソプロピルエーテルで洗浄し、標記化合物38
0■を得た。(60%)−己のヒ人 の ヒ学的 ゛ m、p、: 116〜119℃ (α) n : 35.2@(c 1.0. CCl
30H)254n (618000) 1680(共役ケトン。
1590(二重結合)
N M R(CDCI+)
δ(ppm)
9.69 18 3 CIO且
7.32 1Hd J=16Hz H+、
6.24 1Hd J=16Hz H+。
6.24 1Hd J=16Hz H+。
5.92 1Hd J=10Hz H13
3,613H3−0CH3 3,493H2−0CH3 2,4968s 3 ’ −N(CHs) z
l、80 3Hs 12−CH3実施実施 シフイロシン 2−フルオロフェニル酢酸1.0 g (6,5mmo
l)を塩化メチレン15ml1に溶解、トリエチルアミ
ン0.9 m A (6,5mmol)を加えた後−
15℃に冷却下、ピバリン酸クロリド0.8m l
(6,5mmol)を滴下した。20分間攪拌した後、
ピリジン1.8m12’−〇−アセチルー4−0−クロ
ロアセチルタイロシン1.0g (0,96mmol)
を加え、10℃で8時間攪拌した。反応液を炭酸水素ナ
トリウム水溶液中に移し、有機層は塩化ナトリウム水溶
液で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後
再度トルエンを加え゛ζ減圧濃縮しピリジンを除去した
。
3,613H3−0CH3 3,493H2−0CH3 2,4968s 3 ’ −N(CHs) z
l、80 3Hs 12−CH3実施実施 シフイロシン 2−フルオロフェニル酢酸1.0 g (6,5mmo
l)を塩化メチレン15ml1に溶解、トリエチルアミ
ン0.9 m A (6,5mmol)を加えた後−
15℃に冷却下、ピバリン酸クロリド0.8m l
(6,5mmol)を滴下した。20分間攪拌した後、
ピリジン1.8m12’−〇−アセチルー4−0−クロ
ロアセチルタイロシン1.0g (0,96mmol)
を加え、10℃で8時間攪拌した。反応液を炭酸水素ナ
トリウム水溶液中に移し、有機層は塩化ナトリウム水溶
液で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後
再度トルエンを加え゛ζ減圧濃縮しピリジンを除去した
。
残渣をシリカゲル30gのカラムクロマトグラフィー(
ベンゼン/アセトン(6/1))に付し、ベンゼン/ア
セトン(2/1)展開のシリカゲルTLCにてRf値0
.59に硫酸呈色を示す溶出区分を減圧濃縮し810y
gの標記化合物を得た。(72%)標〜己の化へ の、
ヒ″蝮愕状 NMR(CDCI+) δ(ppm) 9.68 1)1 s ClO
2,281Hd J=16Hz H+。
ベンゼン/アセトン(6/1))に付し、ベンゼン/ア
セトン(2/1)展開のシリカゲルTLCにてRf値0
.59に硫酸呈色を示す溶出区分を減圧濃縮し810y
gの標記化合物を得た。(72%)標〜己の化へ の、
ヒ″蝮愕状 NMR(CDCI+) δ(ppm) 9.68 1)1 s ClO
2,281Hd J=16Hz H+。
5.90 1Hd J=10tlz H++4
.08 2H4−COCHzC13,533Hs
3−0CH3 3,503Hs 2−OCH3 2.40 68 3 ’ −N(C
I、1)z2.80 3Hs 2 ’ −c
ocLl、80 3Hs 12−CH3実
施例8 4”−0−(2−フルオロフェニルアセチル)タイロシ
ン 2′−〇−アセチルー4”−0−(フルオロフェニルア
セチル)4″’−0−クロロアセチルタイロシン810
■をメタノール20mj+に溶解し、1晩加熱、還流し
た。反応液を減圧濃縮後シリカゲル20gのカラムクロ
マトグラフィー(ベンゼン/アセトン(2/1))に付
し、ベンゼン/アセトン(3/2)展開のシリカゲルT
LCにてRf値0.27に硫酸呈色を示す溶出区分を合
わせて減圧濃縮後残渣をイソプロピルエーテルで洗浄し
、460■の標記化合物を白色粉末として得た。(58
%)〔α) D ; 44.3°(c 1.0.’C
HzOH)CNs(IH Uv:λ、、、 283.5Hm (ε2100
0)270(Sh)。
.08 2H4−COCHzC13,533Hs
3−0CH3 3,503Hs 2−OCH3 2.40 68 3 ’ −N(C
I、1)z2.80 3Hs 2 ’ −c
ocLl、80 3Hs 12−CH3実
施例8 4”−0−(2−フルオロフェニルアセチル)タイロシ
ン 2′−〇−アセチルー4”−0−(フルオロフェニルア
セチル)4″’−0−クロロアセチルタイロシン810
■をメタノール20mj+に溶解し、1晩加熱、還流し
た。反応液を減圧濃縮後シリカゲル20gのカラムクロ
マトグラフィー(ベンゼン/アセトン(2/1))に付
し、ベンゼン/アセトン(3/2)展開のシリカゲルT
LCにてRf値0.27に硫酸呈色を示す溶出区分を合
わせて減圧濃縮後残渣をイソプロピルエーテルで洗浄し
、460■の標記化合物を白色粉末として得た。(58
%)〔α) D ; 44.3°(c 1.0.’C
HzOH)CNs(IH Uv:λ、、、 283.5Hm (ε2100
0)270(Sh)。
264 (sh)
IRニジfill、1clII−11720(エステル
、アルデヒド)1675(共役ケトン) 1585(二重結合) N M R(COCIs) δ(ppffl) 9.68 1Hs ClO 2,251Hd J=16Hz H+。
、アルデヒド)1675(共役ケトン) 1585(二重結合) N M R(COCIs) δ(ppffl) 9.68 1Hs ClO 2,251Hd J=16Hz H+。
5.92 18 d J=10H2HI3
3.61 3Hs 3−0CJIs3.
49 3Hs 2−0C1h2.50
61 g 、 3 ’ −N(C
1,)zl、80 3Hs 12−CH3
実施例9 O−(4−アセチルフェニルアセチル)タイロシ4−ア
セチルフェニル酢酸1.89 g (10,6mmol
)を塩化メチレン20mj、トリエチルアミン1.48
m1t (10,6mmol)に溶解し、−15℃に冷
却、ここにピバリン酸クロリド131m l (10
,6mmol)を5分間で滴下した。30分間攪拌後、
ピリジン4 m lおよび3.2′−ジー0−アセチル
タイロシン2.1g (2,1Tl+lll01)を
加え室温で5時間攪拌した。反応液を水冷後、炭酸水素
ナトリウム水溶液を加え1時間攪拌した。有機層は、希
塩酸水溶液(pH2)炭酸水素ナトリウム水溶液、塩化
ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後減圧濃縮した。残渣をシリカゲル120gのカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒ベンゼン−アセトン6:1
)に付しベンゼン・アセトン3:l展開のシリカゲルT
LCにてRf値0.30に硫酸呈色を示す溶出区分を減
圧濃縮し2.52gの標記化合物を白色粉末として得た
。(91%) 、−己の化へ の、ヒ′・土“ N M R(CDCIs) (主要なピークを以下に示
す)δ(ppm) 9.53 Ill CIO6.2
0 リ d J=16Hz H1
+15.85 、 IHd J=10H2H1
13,722HS 4”−CD蚤(すC0CHi3.
67 211 S 4” −COCHz +C
OCl!+3.40 3H、s 3″′−0
CHs3.32 38 2”−0CH
32,546Hs 4”、、4’。−0COCHs2
.34 6H3’ −N(CH+)gl、78−
3Hs 1.2−CH3実施例10 3.2′−ジー0−アセチル−4,4−ン−0−(4−
アセチルフェニルアセチル)タイロシン2.26gをメ
タノール60m1に溶解し、20時間還流した。反応液
を水冷後、17%アンモニア−メタノール60m1を加
え、2.5時間攪拌した。ベンゼン2Qmj!を加えた
後、低温で減圧濃縮、残渣をシリカゲル60gのカラム
クロマトグラフィー(ベンゼン・アセトン3:1)に付
しベンゼン・アセトン3:2展開のシリカゲルTLCに
てRf値0.27に硫酸呈色を示す溶出区分を減圧濃縮
した。残渣をイソプロピルエーテルで洗浄し、680■
の標記化合物を白色粉末として得た。(36%)、己の
しム の ヒ学 ′ m、 p、 : 107〜lll’c(α) o
: 28.9°(c 1.0. CH30H)CH
20H Uv:λ、、、 2B2.5ns (t 220
00)253.5Hm (ε20000) ■Rニジ1IIl、 am−’ 1730(エステル
、アルデヒド)1675(共役ケトン) 1590(二重結合) N M R(CDCI s) δ(ppIll) 9.55 、 IHs COO肱 ?、32 II d J=16)12
H,。
3.61 3Hs 3−0CJIs3.
49 3Hs 2−0C1h2.50
61 g 、 3 ’ −N(C
1,)zl、80 3Hs 12−CH3
実施例9 O−(4−アセチルフェニルアセチル)タイロシ4−ア
セチルフェニル酢酸1.89 g (10,6mmol
)を塩化メチレン20mj、トリエチルアミン1.48
m1t (10,6mmol)に溶解し、−15℃に冷
却、ここにピバリン酸クロリド131m l (10
,6mmol)を5分間で滴下した。30分間攪拌後、
ピリジン4 m lおよび3.2′−ジー0−アセチル
タイロシン2.1g (2,1Tl+lll01)を
加え室温で5時間攪拌した。反応液を水冷後、炭酸水素
ナトリウム水溶液を加え1時間攪拌した。有機層は、希
塩酸水溶液(pH2)炭酸水素ナトリウム水溶液、塩化
ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後減圧濃縮した。残渣をシリカゲル120gのカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒ベンゼン−アセトン6:1
)に付しベンゼン・アセトン3:l展開のシリカゲルT
LCにてRf値0.30に硫酸呈色を示す溶出区分を減
圧濃縮し2.52gの標記化合物を白色粉末として得た
。(91%) 、−己の化へ の、ヒ′・土“ N M R(CDCIs) (主要なピークを以下に示
す)δ(ppm) 9.53 Ill CIO6.2
0 リ d J=16Hz H1
+15.85 、 IHd J=10H2H1
13,722HS 4”−CD蚤(すC0CHi3.
67 211 S 4” −COCHz +C
OCl!+3.40 3H、s 3″′−0
CHs3.32 38 2”−0CH
32,546Hs 4”、、4’。−0COCHs2
.34 6H3’ −N(CH+)gl、78−
3Hs 1.2−CH3実施例10 3.2′−ジー0−アセチル−4,4−ン−0−(4−
アセチルフェニルアセチル)タイロシン2.26gをメ
タノール60m1に溶解し、20時間還流した。反応液
を水冷後、17%アンモニア−メタノール60m1を加
え、2.5時間攪拌した。ベンゼン2Qmj!を加えた
後、低温で減圧濃縮、残渣をシリカゲル60gのカラム
クロマトグラフィー(ベンゼン・アセトン3:1)に付
しベンゼン・アセトン3:2展開のシリカゲルTLCに
てRf値0.27に硫酸呈色を示す溶出区分を減圧濃縮
した。残渣をイソプロピルエーテルで洗浄し、680■
の標記化合物を白色粉末として得た。(36%)、己の
しム の ヒ学 ′ m、 p、 : 107〜lll’c(α) o
: 28.9°(c 1.0. CH30H)CH
20H Uv:λ、、、 2B2.5ns (t 220
00)253.5Hm (ε20000) ■Rニジ1IIl、 am−’ 1730(エステル
、アルデヒド)1675(共役ケトン) 1590(二重結合) N M R(CDCI s) δ(ppIll) 9.55 、 IHs COO肱 ?、32 II d J=16)12
H,。
6.19 1Hd J=16Hz H+。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、Rは水素原子、アセチル基又はプロピオニル基を
表わし、Yは基−CO−又は−SO_2−を表わし、Z
はベンジル基の2若しくは4位に結合するフッソ原子又
はアセチル基を表わす、 で示されるタイロジン誘導体。 2、式( I )のRが水素原子である特許請求の範囲第
1項記載のタイロジン誘導体。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15188484A JPS6130596A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 新タイロシン誘導体 |
US06/754,568 US4612372A (en) | 1984-07-20 | 1985-07-12 | Tylosin derivatives |
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Family Applications (1)
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JP15188484A Granted JPS6130596A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 新タイロシン誘導体 |
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-
1984
- 1984-07-20 JP JP15188484A patent/JPS6130596A/ja active Granted
Also Published As
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