JPS6130596A - 新タイロシン誘導体 - Google Patents

新タイロシン誘導体

Info

Publication number
JPS6130596A
JPS6130596A JP15188484A JP15188484A JPS6130596A JP S6130596 A JPS6130596 A JP S6130596A JP 15188484 A JP15188484 A JP 15188484A JP 15188484 A JP15188484 A JP 15188484A JP S6130596 A JPS6130596 A JP S6130596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tylosin
acetyl
added
group
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15188484A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0510355B2 (ja
Inventor
Takeo Yoshioka
武男 吉岡
Yoshiharu Maeda
前田 美春
Rokuro Okamoto
岡本 六郎
Yasutaka Shimauchi
島内 康隆
Tomoyuki Ishikura
石倉 知之
Tsutomu Sawa
沢 力
Tomio Takeuchi
富雄 竹内
Hamao Umezawa
梅沢 浜夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanraku Inc
Original Assignee
Sanraku Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanraku Inc filed Critical Sanraku Inc
Priority to JP15188484A priority Critical patent/JPS6130596A/ja
Priority to US06/754,568 priority patent/US4612372A/en
Priority to EP85109062A priority patent/EP0169512B1/en
Priority to DE8585109062T priority patent/DE3565268D1/de
Publication of JPS6130596A publication Critical patent/JPS6130596A/ja
Publication of JPH0510355B2 publication Critical patent/JPH0510355B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マクロライド系抗生物質タイロシンの新規誘
導体に関し、特に化学的方法により製造される新タイロ
シン誘導体に関する。
〔従来の技術〕
タイロシンは、マクロライド系抗生物質として、最も古
い部類に属し、動物の感染治療薬、飼料添加物として、
広汎に用いられている。そして、近年その抗菌活性を高
めると同時に、生体内での吸収排泄能を高めるべく、化
学的又は生物学的変換法により、各種の誘導体が提案さ
れている。
前者に属するものとしては、殊に、・クイロジンの4°
′位水酸基の各種アシル誘導体、例えば、特開昭53−
137982号公報、開開54−66692号公報、開
開54−70291号公報等、後者に属するものとして
は、例えば、特公昭5・5−23272号公報等が挙げ
られる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記公知タイロシン誘導体は、いずれもタイロに対する
抗菌活性が向上し、かつ、生体内での薬剤の吸収排泄能
が改良されている。
しかし、抗菌活性が高いものは、薬剤の体内安定性が劣
り(例えば、哺乳類の肝臓ホモジネートにより容易に分
解されるなど)、逆にその体内安定性が改良されたもの
は、特定の臨床分離薬剤耐性菌に対する抗菌活性が低い
などの理由により、感染治療薬としての用途が限定され
る欠点がある。
そこで、本発明は、該薬剤耐性菌に対し、強い抗菌活性
を示すと共に、マウスの肝臓ホモジネートでの分解に対
して安定性を有する新タイロシン誘導体を提供するもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、タイロシンの各種誘導体の製造とそれら
の薬剤耐性菌株に対する抗菌活性との相関性について、
鋭意研究を重ねた結果、タイロシン及びその3位−〇−
アシル誘導体の411O−アシル誘導体のうち、アシル
基、フッソ原子によって置換された核置換フェニルアセ
チル基及びヘンシルスルホニル基を有する4″−側鎖化
合物が、感受性菌はもとより、薬剤耐性菌株に対しても
強い抗菌活性を示すと共に、マウスの肝臓ホモジネート
による分解に対して安定性を有することを見い出し、本
発明を完成したものである。
しかして、本発明は、下記式 式中、Rは水素原子、アセチル基又はプロビニオル基を
表わし、Yは基−C〇−又は一5o2−を表わし、Zは
ベンジル基の2若しくは4位に結合するフッソ原子又は
アセチル基を表わす、 で示されるタイロシン誘導体を提供するものである。
そして該誘導体の具体的なものとしては、タイロシンの
アグリコン部の3水酸基の水素原子がアセチル基又はプ
ロビニオル基で置換されたものを−含むタイロシンの4
″位の水酸基の水素原子が4−アセチルフェニルアセチ
ル基、2−アセチルフェニルアセチル基、4−フルオロ
フェニルアセチル基、2−フルオロフェニルアセチル基
、4−アセチルベンジルスルホニル基、2−アセチルベ
ンジルスルホニル基、4−フルオロベンジルスルホニル
基及び2−フルオロベンジルスルホニル基で置換された
タイロシン誘導体を挙げることができる。
これらの誘導体は、各種のグラム陽性細菌、ダラム陰性
細菌、マイコプラズマ等の病原微生物に対して強い抗菌
力を示し、就中、スタフィロコッカス・アウレウス(S
ta h Iococcus aureus)  の薬
剤耐性菌株に対しても感受性菌に対するのに同様の活性
を有するだけでなく、マウスの肝臓ホモジネートによる
分解に対して安定性を示すことより、医薬、動物薬、飼
料添加剤等として有用である。
坑1蛮立 ブレーン・ハート・インフュージョン・ブロス(p)l
 7.5)を培地としたチューブ・グイリュージョン法
によって測定した結果を下記の第1表に示す。
マウス  ホモジネートに対する  性試験rcR系マ
ウスの肝臓を5倍量の0.1M燐酸緩衝液(pH7,2
)と共にボッターホモゲナイザーにより(3000rp
s+、 10w1n)ホモジネートとした。その上清液
(Imj+)に被検体500μg/mA!(10%メタ
ノール水>1mJを加え37℃で1時間反応させた後1
00℃、3分間加熱後0.1M燐酸緩衝液(pH9,0
)  1 m lを加え酢酸エチル1mkにて抽出する
。この有機層のシリカゲル薄層クロマトグラフィー(ク
ロロホルム/メタノール/アンモニア=15/ 1.2
/ 0.1)に付し、クロマトスキャナー (283n
m)にて未変化体と加水分解体の生成比を求め、加水分
解物の生成を百分率で表わした。その結果を第2表に示
す。
以上の結果より、本願発明の化合物は、マクロライド感
受性株及びその耐性菌に対して高い抗菌活性を有し、か
つ、哺乳類の肝臓ホモジネートによる加水分解試験にお
いて、高い安定性を有するため、優れた感染症治療薬と
なり得る。
なお、本発明者らの先の提案(例えば、特開昭53−1
37982号公報参照)によれば、マクロライド耐性菌
に最も有効なタイロシン誘導体として、4パ−〇−フェ
ニルチオアセチルタイロシンが挙げられる。しかし、該
誘導体は、インビトロ(invitro)での抗菌活性
が高いにも拘わらず、生体内(特に肝臓)でのエステラ
ーゼにより4”−0−位のフェニルチオアセチル基が1
00%加水分解される如く、マウスにおける感染治療実
験では、満足する結果が得られていない。一方、上記肝
臓ホモジネートによる安定性試験で良好な結果を示す、
4”−0−位のフェニルアセチル誘導体は、一般に、耐
性菌に対する抗菌活性が低いことが窺える。
上記式(T)で示される化合物は、タイロシン又は3−
0−アシルタイロシン(特公昭53−1370号公報参
照等)を出発原料として、例えば前記特開昭53−13
7982号公報記載のそれ自体公知の方法により、その
3位、2′位及び/又は4″′位の水酸基を保護した後
、4”−0−位を所望のアシル化剤によりアシル化し、
次いで3位、2′位及び/又は4″′位の水酸基保護基
を部分加水分解により脱離せしめることによって製造す
ることができる。
また、より有利には、タイロシンの2′位(マイカミノ
ースの2位)の水酸基をアセチルクロライド又は酢酸無
水物等を用いて選択的にアセチル化した後、下記式 %式%( 式中、Yは基−CO−又は−SO□−を表わし、Zはベ
ンジル基の2若しくは4位に結合するフッソ原子又はア
セチル基を表わす、 で示される酸の反応性誘導体と反応させて、2′−O−
アセチルタイロシンの4 ”−0−位及び4″′−〇−
位に基 により、2′−〇−位のアセチル基及び4−〇−位の基 することができる。
自体公知のアシル化法に従って行うことができる。
例えば、該反応は溶媒の不在下に又は適当な不活性溶媒
、例えば、塩化メチレン、クロロホルム、酢酸エチル、
アセトン、ベンゼン、トルエン、テトラヒドロフラン、
アセトニトリル等を用い、一般に約−30℃乃至反応混
合物の還流温度、好ましくは一20〜60℃の温度にお
いて行うことができる。
このとき、出発原料としてタイロシンを用いるとき特に
タイロシンの3位のO−アシル化物の副生を避けるため
に室温以下の温度で反応させることが望ましい。
上記反応において、アシル化剤として使用される式(I
I)の酸の反応性誘導体としては、ハライド(特にクロ
ライド)、酸無水物又は混合酸無水物(例えば、式(I
t)の酸とピバリン酸との無水物)が挙げられる。かか
る酸の反応性誘導体の使用量は厳密には制限されるもの
ではないが、一般には2 ’−0−アセチルタイロシン
1モル当り1〜50モル、好ましくは2〜20モルの範
囲内で使用することができる。
また、上記アシル化反応は必要に応じて酸結合剤の存在
下に行うことができる。使用しうる酸結合剤としては、
例えば、ピリジン、コリジン、N−メチルピベリジン、
トリエチルアミン、ジメチルアニリン等の有機塩基を挙
げることができる。
そして、該塩基の使用量としては、2′−〇−アセチル
タイロシン1モル当り一般に2〜50当量、好ましくは
2〜30当量であるが、ピリジン等の液状塩基の場合に
はそれらを大過剰に使用することにより溶媒の代用とす
ることができる。
かくして、2’−0−アセチルクイロジンの4″−〇−
位及び4”−0−位に できる。該化合物は、反応混合物よりそれ自体公知での
方法により分離することができ、分離した後又は分離す
ることなく、更に次に示す部分加水分解に付する。即ち
、該化合物の2′位−〇−位及び4″′−0−位のアシ
ル基の選択的脱離は水と混和性で、かつ、該化合物を溶
解する有機溶媒を用い、必要により水を溶媒中に該化合
物を溶解もしくは懸濁せしめた後、還流下で予め2 ’
 −0−位アセチル基を脱離せしめた後、反応液を放冷
し、更に該反応液に塩基を添加して処理することにより
、4”−0−位のアシル基を脱離せしめる。なお、本反
応に用いる有機溶媒としては、メタノール、エタノール
等の低級アルカノール類、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類が好適なものとして挙げられる。
また、反応液を放冷後添加する塩基としては、アンモニ
ア、メチルアミン、゛ジメチルアミン等が用いられる。
これらの塩基の添加量は、使用する塩基の種類よって異
なり、臨界的でないが、塩基の濃度を1〜10重量パー
セントの範囲に定めるのが脱離反応の選択性、反応操作
の観点から有利である。この4”−0−位アシル基の脱
離反応は一10〜40℃、好ましくは0〜5℃の温度で
、約1〜48時間攪拌下に行うことができる。かしくで
製造される式(1)で示される本発明の誘導体は、反応
液よりそれ自体公知の各種のクロマトグラフィー処理等
によって単離、精製できる。
以下、本発明を実施例によって、更に詳細に説明する。
なお、実施例において、式 する。
実施例1 −フルオロフェニルアセチル)タイロシンnコしg  
   ULtls 4−フルオロフェニル酢酸5.0 g (32mmol
)、トリエチルアミン465mβ (32n+mol)
を塩化メチレン50+nj!に溶解した。これを−15
℃に冷却後、ピバリン酸クロリド4.0m l (32
mmol)を5分間で滴下し、さらに、15分間攪拌し
た。ピリジン9m e  (110mmol)および2
′−〇−アセチルタイロシン5.0 g  (5,2m
mo+)を加え、5℃で30時間攪拌した。反応液に炭
酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を塩化ナトリウ
ム水溶液で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
濃縮後再びトルエンを加えて減圧濃縮し、ピリジンを除
去した。残渣をシリカゲル150 gのカラムクロマト
グラフィー(ベンゼン/アセトン(7/1))に付し、
ベンゼン/アセトン(3/1)展開のシリカゲルTLC
にてRf値0.47に硫酸呈色を示す溶出区分を減圧濃
縮、残渣をヘキサンで洗浄を行い、3.6gの標記化合
物を白色粉末として得た。(56%)己のしム の  
ヒ     ゛ N M R(CDCI 3) (主要なピークを以下に
示す)δ(ppm) 9.67       1Hs     ClO2,2
918d  (、I’16.Hz)   H+。
5.90      1Hd  (J=IO,H2) 
  HI33.61   2)1  s    4″′
−Co cll、(yplr 3.46      3Hs      3 −0CH
33,37311s      2 −0CH32,4
00Hs      3 ’ −N(CL)z2.07
       31   s      2 ’ −C
OCHal、79       3Hs      3
2−CHs実施例2 4”−0−(4−フルオロフェニルアセチル)タイロシ
ン 2′−〇−アセチルー4 ” −4”−0−ジ(4−フ
ルオロフェニルアセチル)タイロシン3.6gをメタノ
ール100m j+に溶解し、15時間還流した。
反応液を40m1lまで濃縮後水冷下17%アンモニア
・メタノール60m11および水8m/を加え10℃で
7時間攪拌した。ベンゼン25mj!を加えた後減圧濃
縮し、残渣に酢酸エチルを加えて、水を分離後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後再渣をシリカゲル
130gのカラムクロマトグラフィー(ベンゼン/アセ
トン(3/1))に付!、、ベンゼン/アセトン(3/
2)展開のシリカゲルTLCにてRf値0.27に硫酸
呈色を示す溶出区分を減圧濃縮した。得られた白色粉末
をベンゼン20m1に溶解し不溶物を濾別した後、ヘキ
サン150m1中に低下して沈殿化を行い、1.36g
の標記化合物を白色粉末として得た。(44%) 理遥9進澄1塑1囮学頂判状 m、p、:  107〜109℃ (α) o :  40.3責c 1.0. CH30
H)273nm (sh) 267n+*  (sh) IRニジ、、、1cs−’  1720 (エステル、
アルデヒド)1680 (共役ケトン) 1595 (二重結合) N M R(CDC1+) δ(pp+m) 9.69     1)1   s     ’Cll
06.26     1Hd (Jd6Hz)  H+
5.92     18   d (J=10Hz) 
 Ha33.67   2Hs    4”−Co視べ
Dづ3.61    3Hs    3#′−0CH3
3、503Hs    2″’−0CHz2.50  
   68   s     3 ’ −N(CHs)
zl。80     3Hs     12−Ctl+
実施例3 チルタイロシン 2′−〇−アセチルー4″′−〇−クロロアセチルタイ
ロシン1.0 g (0,97mmol)を塩化メチレ
ン5mlおよびピリジン’l m 12に溶解し、ここ
に−20℃に冷却下、4−フルオロベンジルスルホニル
クロリド350■(1,6mmol)を加え、1時間攪
拌した。反応溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液中に移し
、有機層は塩化ナトリウム水溶液で洗浄後無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。減圧濃縮後再びトルエンを加えて減
圧濃縮を行い、ピリジンを留去した。残渣をシリカゲル
30gのカラムクロマトグラフィー(ベンゼン/アセト
ン(6/1))に付し、ベンゼン/アセトン(3/1)
展開のシリカゲルTLCにてRf値0.48に硫酸呈色
を示す溶出区分を減圧濃縮し、1.0gの標記化合物を
白色粉末として得た。(83%) 実施例4 4″−0−(4−フルオロベンジルスルホニル)タイロ
シン 2′−〇−アセチルー4′′−0−(4−フルオロベン
ジルスルホニル)−4″’−o−クロロアセチルタイロ
シン1.0 gをメタノール20m6に溶解し、24時
間還流した。反応液を減圧濃縮後シリカゲル30gのカ
ラムクロマトグラフィー(ベンゼン/アセトン(3/1
))に付しベンゼン/アセトン(2/1)展開のシリカ
ゲルTLCにてRf値0.29に硫酸呈色を示す溶出区
分を集め、これをベンゼン・ヘキサンから再沈殿を行い
、492■の標記化合物を白色粉末として得た。(55
%)標−己ヒA  の  ヒ学 ・    m、  p、  :  122〜124℃[α]o  
:  −27,5’  (c  1.o、Ctl+OH
)271nm  (sh) 265nm  (sh) I R: v、Xcta−’  1720 (エステル
、アルデヒド)1680 (共役ケトン) 1595 (二重結合) NM R(CDCH3) δ(ppm) 9.69     1Hs     ClO2,321
Hd  J=16Hz  H++6.25     1
Hd   J=16Hz  H+。
5.09     18   d  J=10Hz  
H+s4.41   28  s   4”−5o□C
820F3.62     38   s    30
CHz3.50     3Hs    20Ctli
2.49    6Hs    3 ’ −N(CH3
)zl、80     ’ 3Ils    12−C
th実施例5 ルタイロシン 4−アセチルフェニル酢酸485m+r (2,7mm
ol)を塩化メチレン1ml、)リエチルアミン0.3
8m j2(2,7mmo+)に溶解し、−15℃に冷
却下、ピバリン酸クロリド0.33m l! (2,7
mmol)を滴下した。15分間攪拌後、ピリジン0.
8m A (10mmol) 、2 ’ −0−アセチ
ル−4−0−クロロアセチルタイロシン900mg (
0,87mmol)を加え7℃で3時間攪拌した。反応
液中に炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層は飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
濃縮後再びトルエンを加えて減圧濃縮しピリジンを除去
した。残渣をシリカゲル30gのカラムクロマトグラフ
ィー(ヘンセン/アセトン(6/1))に付し、ベンゼ
ン/アセトン(3/1)展開のシリカゲルTLCにて訂
値0.30に硫酸呈色を示す溶出区分を合わせて減圧濃
縮し、700■の標記化合物を白色粉末として得た。(
67%) 、記の化合物の理化学的性状 N M R(CDCl2) δ(ppm) 9.70   1Hs    CuO 且 7.32   1Hd  J=16Hz  H++6.
28     III     d  J=16Hz 
  H+。
5.92   1)1    d  J=lO)12 
 H134,091Hs   4−COCHzC]3.
78  2Hs  4”’ −COCl(28!1i−
CHi3.54   3Hs    3−0CHa3.
50    3Hs    2−0(JI+2.40 
  6HS    3  ’−N(CH3)!1.80
’    3Hs   124)13実施例6 4”−0−(4−アセチルフェニルアセチJし)タイロ
シン 2′−〇−アセチルー411−0−(4−アセチルフェ
ニルアセチル)−4”−0−クロロアセチルタイロシン
700■をメタノール15mj+に溶解し10時間還流
した。反応液を濃縮後シリカゲル25gのカラムクロマ
トグラフィー(クロロホルム/メタノール(40/ 1
.) )に付し、クロロホルム/メタノール(10/ 
1 )展開のシリカゲルTLCにてRf(1iiO,4
6に硫酸呈色を示す溶出区分を減圧濃縮し、残渣の白色
粉末をイソプロピルエーテルで洗浄し、標記化合物38
0■を得た。(60%)−己のヒ人 の ヒ学的 ゛ m、p、:  116〜119℃ (α) n :  35.2@(c 1.0. CCl
30H)254n  (618000) 1680(共役ケトン。
1590(二重結合) N M R(CDCI+) δ(ppm) 9.69    18    3     CIO且 7.32    1Hd  J=16Hz   H+、
6.24    1Hd  J=16Hz   H+。
5.92    1Hd  J=10Hz   H13
3,613H3−0CH3 3,493H2−0CH3 2,4968s     3 ’ −N(CHs) z
l、80    3Hs    12−CH3実施実施 シフイロシン 2−フルオロフェニル酢酸1.0 g (6,5mmo
l)を塩化メチレン15ml1に溶解、トリエチルアミ
ン0.9 m A  (6,5mmol)を加えた後−
15℃に冷却下、ピバリン酸クロリド0.8m l  
(6,5mmol)を滴下した。20分間攪拌した後、
ピリジン1.8m12’−〇−アセチルー4−0−クロ
ロアセチルタイロシン1.0g (0,96mmol)
を加え、10℃で8時間攪拌した。反応液を炭酸水素ナ
トリウム水溶液中に移し、有機層は塩化ナトリウム水溶
液で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後
再度トルエンを加え゛ζ減圧濃縮しピリジンを除去した
残渣をシリカゲル30gのカラムクロマトグラフィー(
ベンゼン/アセトン(6/1))に付し、ベンゼン/ア
セトン(2/1)展開のシリカゲルTLCにてRf値0
.59に硫酸呈色を示す溶出区分を減圧濃縮し810y
gの標記化合物を得た。(72%)標〜己の化へ の、
ヒ″蝮愕状 NMR(CDCI+) δ(ppm) 9.68    1)1     s     ClO
2,281Hd  J=16Hz  H+。
5.90   1Hd  J=10tlz  H++4
.08   2H4−COCHzC13,533Hs 
   3−0CH3 3,503Hs    2−OCH3 2.40   68        3 ’ −N(C
I、1)z2.80   3Hs    2 ’ −c
ocLl、80    3Hs    12−CH3実
施例8 4”−0−(2−フルオロフェニルアセチル)タイロシ
ン 2′−〇−アセチルー4”−0−(フルオロフェニルア
セチル)4″’−0−クロロアセチルタイロシン810
■をメタノール20mj+に溶解し、1晩加熱、還流し
た。反応液を減圧濃縮後シリカゲル20gのカラムクロ
マトグラフィー(ベンゼン/アセトン(2/1))に付
し、ベンゼン/アセトン(3/2)展開のシリカゲルT
LCにてRf値0.27に硫酸呈色を示す溶出区分を合
わせて減圧濃縮後残渣をイソプロピルエーテルで洗浄し
、460■の標記化合物を白色粉末として得た。(58
%)〔α) D ;  44.3°(c 1.0.’C
HzOH)CNs(IH Uv:λ、、、   283.5Hm  (ε2100
0)270(Sh)。
264    (sh) IRニジfill、1clII−11720(エステル
、アルデヒド)1675(共役ケトン) 1585(二重結合) N M R(COCIs) δ(ppffl) 9.68   1Hs    ClO 2,251Hd  J=16Hz  H+。
5.92   18    d  J=10H2HI3
3.61    3Hs     3−0CJIs3.
49    3Hs     2−0C1h2.50 
   61     g   、  3 ’ −N(C
1,)zl、80    3Hs    12−CH3
実施例9 O−(4−アセチルフェニルアセチル)タイロシ4−ア
セチルフェニル酢酸1.89 g (10,6mmol
)を塩化メチレン20mj、トリエチルアミン1.48
m1t (10,6mmol)に溶解し、−15℃に冷
却、ここにピバリン酸クロリド131m l  (10
,6mmol)を5分間で滴下した。30分間攪拌後、
ピリジン4 m lおよび3.2′−ジー0−アセチル
タイロシン2.1g  (2,1Tl+lll01)を
加え室温で5時間攪拌した。反応液を水冷後、炭酸水素
ナトリウム水溶液を加え1時間攪拌した。有機層は、希
塩酸水溶液(pH2)炭酸水素ナトリウム水溶液、塩化
ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後減圧濃縮した。残渣をシリカゲル120gのカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒ベンゼン−アセトン6:1
)に付しベンゼン・アセトン3:l展開のシリカゲルT
LCにてRf値0.30に硫酸呈色を示す溶出区分を減
圧濃縮し2.52gの標記化合物を白色粉末として得た
。(91%) 、−己の化へ の、ヒ′・土“ N M R(CDCIs) (主要なピークを以下に示
す)δ(ppm) 9.53    Ill        CIO6.2
0     リ    d  J=16Hz   H1
+15.85   、  IHd  J=10H2H1
13,722HS  4”−CD蚤(すC0CHi3.
67  211   S  4” −COCHz +C
OCl!+3.40   3H、s    3″′−0
CHs3.32   38       2”−0CH
32,546Hs  4”、、4’。−0COCHs2
.34    6H3’ −N(CH+)gl、78−
   3Hs     1.2−CH3実施例10 3.2′−ジー0−アセチル−4,4−ン−0−(4−
アセチルフェニルアセチル)タイロシン2.26gをメ
タノール60m1に溶解し、20時間還流した。反応液
を水冷後、17%アンモニア−メタノール60m1を加
え、2.5時間攪拌した。ベンゼン2Qmj!を加えた
後、低温で減圧濃縮、残渣をシリカゲル60gのカラム
クロマトグラフィー(ベンゼン・アセトン3:1)に付
しベンゼン・アセトン3:2展開のシリカゲルTLCに
てRf値0.27に硫酸呈色を示す溶出区分を減圧濃縮
した。残渣をイソプロピルエーテルで洗浄し、680■
の標記化合物を白色粉末として得た。(36%)、己の
しム の  ヒ学    ′ m、  p、  :  107〜lll’c(α) o
 :  28.9°(c 1.0. CH30H)CH
20H Uv:λ、、、   2B2.5ns  (t 220
00)253.5Hm  (ε20000) ■Rニジ1IIl、  am−’ 1730(エステル
、アルデヒド)1675(共役ケトン) 1590(二重結合) N M R(CDCI s) δ(ppIll) 9.55  、  IHs    COO肱 ?、32    II    d  J=16)12 
 H,。
6.19    1Hd  J=16Hz   H+。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、Rは水素原子、アセチル基又はプロピオニル基を
    表わし、Yは基−CO−又は−SO_2−を表わし、Z
    はベンジル基の2若しくは4位に結合するフッソ原子又
    はアセチル基を表わす、 で示されるタイロジン誘導体。 2、式( I )のRが水素原子である特許請求の範囲第
    1項記載のタイロジン誘導体。
JP15188484A 1984-07-20 1984-07-20 新タイロシン誘導体 Granted JPS6130596A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15188484A JPS6130596A (ja) 1984-07-20 1984-07-20 新タイロシン誘導体
US06/754,568 US4612372A (en) 1984-07-20 1985-07-12 Tylosin derivatives
EP85109062A EP0169512B1 (en) 1984-07-20 1985-07-19 Novel tylosin derivatives
DE8585109062T DE3565268D1 (en) 1984-07-20 1985-07-19 Novel tylosin derivatives

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15188484A JPS6130596A (ja) 1984-07-20 1984-07-20 新タイロシン誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6130596A true JPS6130596A (ja) 1986-02-12
JPH0510355B2 JPH0510355B2 (ja) 1993-02-09

Family

ID=15528306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15188484A Granted JPS6130596A (ja) 1984-07-20 1984-07-20 新タイロシン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6130596A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0510355B2 (ja) 1993-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4056616A (en) Rosamicin derivatives and method of using same
CH639103A5 (fr) Derives heterosidiques de pleuromutiline.
HU206221B (en) Process for producing acylated derivatives of etoposide and pharmaceutical compositions comprising such compounds as active ingredient
US4017607A (en) 9,3",4"-Triacyl ester of the antibiotic SF-837 M1 substance and the production thereof
US4355026A (en) 4-Demethoxy,11-deoxy anthracycline derivatives
Acher et al. Ganglioside series. II. Further application of N-dichloroacetylhexosaminyl bromides to the synthesis of aminosaccharides
JPS6130596A (ja) 新タイロシン誘導体
JP3053205B2 (ja) 抗生物質ll―e19020アルファおよびベータの化学的誘導体
JPS5849396A (ja) 4″−デオキシ−14員環マクロライド抗生物質
Wood Jr et al. The preparation of crystalline 2-O-methylsulfonyl-D-arabinose and some of its derivatives
EP0169512B1 (en) Novel tylosin derivatives
JPS63307894A (ja) 環縮小マクロライド系抗生物質
WO2001030795A1 (en) Hygromycin derivatives
JPH02292295A (ja) エトポシドの製造方法
JPS6330920B2 (ja)
JPS6229595A (ja) 5−o−マイカミノシル−ナルボノライド誘導体およびその製法
CA2056823C (en) Derivatives of 10,11,12,13-tetrahydrodesmycosin processes for preparation, and use thereof in pharmaceuticals
JPS59141596A (ja) 3−o−アシル−4″−デオキシデスマイコシン誘導体およびその製法
MUROI et al. MARIDOMYCIN, A NEW MACROLIDE ANTIBIOTIC. VIII ISOLATION AND STRUCTURES OF METABOLITES OF 9-PROPIONYLMARIDOMYCIN
US5091370A (en) Angolamycin derivatives
JPS6152160B2 (ja)
JPS6114158B2 (ja)
JPS63152395A (ja) マクロライド系抗生物質
JPH069678A (ja) 5−o−デソサミニルエリスロノライドa誘導体
JPH0510356B2 (ja)