JPS6130526B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はひねられた複数本のブレードを有する
ドラム状の回転刃と固定受刃とから成る芝刈り機
に関する。

従来の芝刈り機においては回転刃は軸、ブレー
ド及びブレード取付板が溶接やかしめ等の手段で
一体化されていたので、切味劣化破損、欠け等が
生じたときは回転刃の軸を軸受け部から抜いて回
転刃を外して交換しなければならず、この交換に
は専門家が特別の工具を必要とし、コストが高
く、交換時間も多く要していた。

本発明は叙述の従来例の欠点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは軸を外すこ
となくブレードブロツクだけを簡単に軸から取外
すことができる芝刈り機を提供するにある。

以下本発明を添付図により詳述する。芝草等を
刈るための回転刃３や固定受刃４、駆動用のモー
タ５等は本体６内に納められており、本体６はハ
ンドル７を持つて本体６下の前後輪８，９により
走行させられ、走行しながら芝草等を刈るもので
あり、刈高さ調整レバー１０を前後に動かすこと
により前輪８高さを上下させて芝草等の長さを調
整でき、刈られた芝草等は本体６後ろの集草かご
１１内に収集されるのである。また、スイツチ１
２はハンドル７の上端に設けられている。

回転刃３は第５図に示すように略半筒状のブレ
ードブロツク２３を軸１４を挟みつけるようにし
て取付けたものである。ブレード取付板１は略半
円状に形成され、その外面には軸１４を挟持する
ための締付部２４を設けてある。一対のブレード
取付板１を対向させ、この間にひねつたブレード
２を渡し、ブレード２の両端をブレード取付板１
に取付ねじ１７で固定してブレードブロツク２３
が形成されている。このブレードブロツク２３に
より軸１４を上下から挟み込み、締付部２４で軸
１４を挟み、締付部２４同志をねじ２５で連結し
て回転刃３を組立ててあり、軸１４にはブレード
ブロツク２３がすべつて回るのを防止するための
ギザギザの擦り止め部２６を設けてある。尚、こ
の軸１４は前もつて本体６の軸受け部２７に挿着
されてベルト２１をかけられている。しかして、
ブレード２を交換する場合等は軸１４を残したま
までブレードブロツク２３のみを着脱できるので
ある。４は固定受刃であり、回転刃３の外周と対
向するように本体６内に取付けられており、ギヤ
ツプ調整ノブ２０を回すことにより固定受刃４は
回転刃３に対して接近又は離間するものである。

しかして、歯車、ベルト２１等を介してモータ
５の動力を軸１４に伝達して回転刃３を回転さ
せ、固定受刃４刃先との間のギヤツプに導入され
た芝草は両刃先によつて刈り取られ、刈り取られ
た芝草等は回転刃３の回転遠心力及びブレード２
により巻起こされた風力によつて集草かご１１内
に収集される。

本発明は叙述の如く半円板状の１対のブレード
取付板を対向させて両ブレード取付板間にブレー
ドを取付けてブレードブロツクを形成し、１対の
ブレードブロツク間に軸を挟みつけるようにして
両ブレードブロツクを合せ、両ブレードブロツク
同志をねじで着脱自在に結合してあるから、回転
刃の軸を本体から外すことなく軸受け部に残した
まま、ねじを緩めてブレードブロツク同志を分解
することによりブレードブロツクだけを簡単に外
すことができ、刃先が摩耗したような場合には簡
単に短時間で外せる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２
図は同上の本体の断面図、第３図は同上の本体の
一部切欠した底面図、第４図ａ，ｂは回転刃の一
部切欠した正面図及び側面図、第５図は同上の一
部分解した斜視図である。 １…ブレード取付板、２…ブレード、１４…
軸、２３…ブレードブロツク。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 半円板状の１対のブレード取付板を対向させ
   て両ブレード取付板間にブレードを取付けてブレ
   ードブロツクを形成し、１対のブレードブロツク
   間に軸を挟みつけるようにして両ブレードブロツ
   クを合せ、両ブレードブロツク同志をねじで着脱
   自在に結合して成ることを特徴とする芝刈り機。