JPS6130158Y2 - - Google Patents

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JPS6130158Y2
JPS6130158Y2 JP12592882U JP12592882U JPS6130158Y2 JP S6130158 Y2 JPS6130158 Y2 JP S6130158Y2 JP 12592882 U JP12592882 U JP 12592882U JP 12592882 U JP12592882 U JP 12592882U JP S6130158 Y2 JPS6130158 Y2 JP S6130158Y2
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JP
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grid
powder
bed
cooling
cooling device
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JP12592882U
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JPS5933729U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は粉粒体の冷却装置たとえばセメントク
リンカの冷却装置に関し、特に格子床上の粉粒体
に格子床の下方から冷却空気を流通させて粉粒体
を冷却するようにした粉粒体の冷却装置に関す
る。
格子床の粉粒体層に下方から冷却空気を流通さ
せるようにした冷却装置では、冷却空気が上方に
向う程高温度になると共に、粉粒体層でもその上
層部に向う程高温度となる温度分布を有している
ので、冷却すべき粉粒体と冷却空気との間に大き
な温度差を保つことはできず、したがつて冷却効
果が劣る。そのため従来では、格子床の面積を大
きく設定するか、あるいは比較的低温度となつた
粉粒体層に冷却水を散水している。このように格
子床の面積を大とすると、冷却装置が大型化し、
冷却水を粉粒体層の上方から散水すると排出され
る冷却空気の温度を不必要に低下させるので、そ
の排出空気の顕熱を回収する場合には特に不都合
を生じる。また粉粒体層の下方から冷却水を散水
した場合には、比較的低温度である粉粒体層の下
部に散水されることになるので、冷却効果の向上
を期待することができない上に、散水された冷却
水が格子床からしたたり落ちるおそれがある。
本考案は上述の技術的課題を解決し、冷却効果
を向上させた粉粒体の冷却装置を提供することを
目的とする。
以下、図面によつて本考案の実施例を説明す
る。第1図は本考案の一実施例の簡略化した縦断
面図である。冷却装置1のケーシング2は横方向
に延びる矩形状に構成され、前記横方向に沿う一
端部には上方に延びる連結導入部3が設けられ
る。この連結導入部3にはロータリキルン4の排
出口が回転自在に連結される。ロータリキルン4
内でバーナ5の燃焼熱によつて焼成されれたセメ
ントクリンカは、前記排出口から冷却装置1内に
投入される。ケーシング2内には、可動格子と固
定格子とが交互に配置されて成る格子床6が全幅
にわたつて設けられており、格子床6の下方には
送風室7が形成される。セメントクリンカは格子
床6上を矢符で示す移送方向8に移送されなが
ら、送風室7から格子床6を上方に流過する冷却
空気によつて冷却される。冷却後のセメントクリ
ンカはグリズリ11で選別され、粗粒セメントク
リンカは、破砕機10で破砕された後、排出口9
から排出される。
一方、ケーシング2内においてクリンカ層12
の上方空間は、移送方向8に沿う途中で天井壁1
3から垂下された仕切壁14で2つに分割され
る。この仕切壁14よりも移送方向8に沿う上流
側の高温度領域15においては、クリンカ層12
を流過した冷却空気の温度が比較的高く、その一
部はバーナ5の燃焼用空気として用いられ、残余
の空気は抽気口16から抽気されて、仮焼炉など
の燃焼用空気として用いられる。仕切壁14より
も移送方向8に沿う下流側の低温度領域17で
は、クリンカ層12を流過した冷却空気の温度が
比較的低く、排気口18から排出される。なお排
気口18に連結されるダクト(図示せず)の途中
に熱交換器を設けて、比較的低温度の排出空気か
ら顕熱を回収することができる。
本考案に従えば、低温度領域17における格子
床6の途中が盲格子とされ、その盲格子領域19
における格子床6の上方には、冷却水を噴霧する
ための噴霧ノズル20,21が配置される。
第2図は盲格子領域19付近の拡大断面図であ
る。格子床6は可動格子22および固定格子23
を移送方向8に沿つて交互に配列して構成される
が、盲格子領域19における固定格子24および
可動格子25は盲格子とされる。ただし固定格子
24および可動格子25の移送方向8に沿う前端
面は通気孔26,27がそれぞれ形成される。
噴霧ノズル20,21は、ケーシング2(第1
図参照)の全幅にわたつて設けられ、移送方向8
に直角な水平方向に延びる給水管28,29に接
続される。これらの給水管28,29は、ケーシ
ング2の外方で回転継手(図示せず)を介して給
水源に接続されており、したがつて給水管28,
29は軸線まわりに回転自在に支持されている。
そのため、各噴霧ノズル20,21は、その自重
によつて第2図で示すように下方のクリンカ層1
2に向けられている。なお、各噴霧ノズル20,
21は、クリンカ層12の全幅にわたつて均等に
噴霧するように、各給水管28,29に軸線方向
に間隔をあけて配設される。また更に各噴霧ノズ
ル20,21を幅方向に沿つて千鳥配列にしても
良い。
各噴霧ノズルから冷却水を噴霧することによ
り、クリンカ層12が冷却される。この際、盲格
子領域19では、クリンカ層12内を上方に流通
する冷却空気量が少ないので、噴霧された冷却水
全量はクリンカに接触して完全に蒸発し、その蒸
発潜熱が奪われることにより、クリンカ層12が
効率良く冷却される。
なお、盲格子とされた固定格子24および可動
格子25は、通気孔26,27を流通する小量の
冷却空気によつて冷却されるので、焼損すること
はない。
また、クリンカ層12上に大塊のクリンカが乗
つた状態で移送され、各噴霧ノズル20,21に
衝突したとしても、各噴霧ノズル20,21は回
動自在であるので、大塊クリンカの移送を妨げる
ことはない。
また、他の実施例として、冷却装置幅方向のク
リンカ冷却度に応じて噴霧水量の異なる噴霧ノズ
ルを幅方向に配列すると更に効率良く冷却され
る。
上述の実施例では、クリンカの冷却装置につい
て述べたが、本考案は粉粒体の冷却装置として広
く実施されうる。
上述のごとく本考案によれば、高温度の冷却空
気を回収する領域よりも移送方向下流側に盲格子
の領域を設け、その盲格子領域の上方で冷却水を
噴霧するようにしたので、冷却水を完全に蒸発さ
せて粉粒体を冷却することが可能となり、冷却効
果が向上する。したがつて、本件冷却装置を小型
化することができる。たとえばクリンカ1Kg当り
80gの水を噴霧すると、約2/3に小型化できる。
更に、冷却風量単位が減少し、冷却フアンの消費
動力が低減される。それに伴つて排出空気量が低
減し、排出空気用除塵装置の小型化、排出空気用
フアンの消費動力低減も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の簡略化した縦断面
図、第2図は第1図の盲格子領域19付近の拡大
断面図である。 1……冷却装置、12……クリンカ層、14…
…仕切壁、15……高温度領域、17……低温度
領域、19……盲格子領域、20,21……噴霧
ノズル、22,25……可動格子、23,24…
…固定格子、26,27……通気孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 移送方向に往復動しかつ幅方向に複数列設け
    られた可動格子と、前記幅方向に複数列設けら
    れた固定格子とが、前記移送方向に沿つて交互
    に配置されて格子床を構成し、その格子床の下
    方から冷却空気を上方に流通させて格子床上の
    粉粒体を冷却するとともに、粉粒体との熱交換
    によつて比較的高温度となつた冷却空気を回収
    すべく前記格子床の上方空間が仕切壁で仕切ら
    れた粉粒体の冷却装置において、 前記比較的高温度の冷却空気を回収する領域
    よりも移送方向下流側において、前記格子床の
    途中には、前記可動格子および固定格子が盲格
    子とされた領域が設けられ、その盲格子の領域
    の上方空間には、格子床上の粉粒体に向けて冷
    却水を噴霧するノズルが配置されることを特徴
    とする粉粒体の冷却装置。 (2) 前記ノズルは、移送方向に直角な水平軸線ま
    わりに回動自在に支持されることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の粉粒体の
    冷却装置。 (3) 前記盲格子とされた可動格子および固定格子
    の移送方向に沿う前端面には通気孔がそれぞれ
    形成されることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項または第2項記載の粉粒体の冷却
    装置。
JP12592882U 1982-08-19 1982-08-19 粉粒体の冷却装置 Granted JPS5933729U (ja)

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JP12592882U JPS5933729U (ja) 1982-08-19 1982-08-19 粉粒体の冷却装置

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JP12592882U JPS5933729U (ja) 1982-08-19 1982-08-19 粉粒体の冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPS5933729U JPS5933729U (ja) 1984-03-02
JPS6130158Y2 true JPS6130158Y2 (ja) 1986-09-04

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ID=30286525

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JP12592882U Granted JPS5933729U (ja) 1982-08-19 1982-08-19 粉粒体の冷却装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011033333A (ja) * 2010-09-24 2011-02-17 Metawater Co Ltd 誘導加熱式乾留炉

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JP4668358B2 (ja) * 2010-09-24 2011-04-13 メタウォーター株式会社 誘導加熱式乾留炉

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JPS5933729U (ja) 1984-03-02

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