JPS6130073B2 - - Google Patents
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- JPS6130073B2 JPS6130073B2 JP58051157A JP5115783A JPS6130073B2 JP S6130073 B2 JPS6130073 B2 JP S6130073B2 JP 58051157 A JP58051157 A JP 58051157A JP 5115783 A JP5115783 A JP 5115783A JP S6130073 B2 JPS6130073 B2 JP S6130073B2
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- Japan
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- carbon
- film
- coated
- carbon fiber
- metal carbide
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- Inorganic Fibers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、遊離炭素97重量%以上の皮膜と、そ
の外側に金属炭化物を主成分とする皮膜を被覆し
ている炭素繊維とその製造法に関するものであ
る。
の外側に金属炭化物を主成分とする皮膜を被覆し
ている炭素繊維とその製造法に関するものであ
る。
炭素繊維強化プラスチツクよりも高い耐熱性を
備えた複合材料として、炭素繊維強化金属
(CFRM)、特に軽合金を母材とするCFRMの開
発が要望されているが、CFRMの製造法として
望ましい溶融金属含浸法においては、炭素繊維が
溶融金属にぬれ難い反面、金属によつて劣化しが
ちになるという難点がある。特に、劣化の問題
は、高性能の軽合金母材CFRMの開発のために
解決されるべき最も重要な課題と考えられる。こ
の劣化反応を防止する方法として、炭素繊維上に
金属炭化物皮膜を被覆する方法がすでに検討され
ているが、金属炭化物皮膜を直接炭素繊維上に被
覆するときは、炭素繊維の強度が甚だしく低下す
る。このため、この強度低下を防止する方法とし
て、金属炭化物の被覆に先立つて、炭素繊維上に
遊離炭素と金属炭化物の混合物皮膜を被覆する方
法が提案(特開昭58―31167)されている。
備えた複合材料として、炭素繊維強化金属
(CFRM)、特に軽合金を母材とするCFRMの開
発が要望されているが、CFRMの製造法として
望ましい溶融金属含浸法においては、炭素繊維が
溶融金属にぬれ難い反面、金属によつて劣化しが
ちになるという難点がある。特に、劣化の問題
は、高性能の軽合金母材CFRMの開発のために
解決されるべき最も重要な課題と考えられる。こ
の劣化反応を防止する方法として、炭素繊維上に
金属炭化物皮膜を被覆する方法がすでに検討され
ているが、金属炭化物皮膜を直接炭素繊維上に被
覆するときは、炭素繊維の強度が甚だしく低下す
る。このため、この強度低下を防止する方法とし
て、金属炭化物の被覆に先立つて、炭素繊維上に
遊離炭素と金属炭化物の混合物皮膜を被覆する方
法が提案(特開昭58―31167)されている。
この場合の、遊離炭素―金属炭化物系皮膜によ
る、金属炭化物被覆炭素繊維の強度低下の防止効
果は、一つには内層皮膜の炭素の層状構造によつ
て、外層皮膜に発生したクラツクの内部への伝播
が阻止されることによると考えられる。しかしな
がら別に、炭素繊維と外層金属炭化物皮膜との間
の熱膨張係数の差による引張り応力の発生と残留
を緩和する内層皮膜の作用効果とも考えられるの
で、内層皮膜の作用機構をここで明確に指摘する
ことは困難である。化学気相析出(CDV)法に
よつては、層状構造をとり、実質状遊離炭素のみ
からなる炭素皮膜を炭素繊維上に生成させること
は比較的容易であるが、このような皮膜を内層と
するとき、果たして金属炭化物皮膜被覆による強
度低下を防止するものとなるかを予測すること
は、考えられる作用機構が上記のように単一でな
いため容易ではない。そこで本発明者らは、炭素
繊維に金属炭化物を被覆するに先立つて炭素皮膜
又は、金属炭化物をわずかに含む炭素皮膜を被覆
し、その効果を検討した。その結果、遊離炭素を
97重量%以上含む皮膜を被覆する場合には、従来
知られている遊離炭素―金属炭化物系皮膜を被覆
する場合に比較して、金属炭化物を主成分とする
皮膜を被覆する際に起こる炭素繊維の強度低下を
著しく効果的に防止できることを見出し、本発明
を完成するに至つた。即ち、本発明は、遊離炭素
を97重量%以上含む内層皮膜と、金属炭化物を主
成分とする外側皮膜を被覆していることを特徴と
する表面被覆炭素繊維に係るものである。
る、金属炭化物被覆炭素繊維の強度低下の防止効
果は、一つには内層皮膜の炭素の層状構造によつ
て、外層皮膜に発生したクラツクの内部への伝播
が阻止されることによると考えられる。しかしな
がら別に、炭素繊維と外層金属炭化物皮膜との間
の熱膨張係数の差による引張り応力の発生と残留
を緩和する内層皮膜の作用効果とも考えられるの
で、内層皮膜の作用機構をここで明確に指摘する
ことは困難である。化学気相析出(CDV)法に
よつては、層状構造をとり、実質状遊離炭素のみ
からなる炭素皮膜を炭素繊維上に生成させること
は比較的容易であるが、このような皮膜を内層と
するとき、果たして金属炭化物皮膜被覆による強
度低下を防止するものとなるかを予測すること
は、考えられる作用機構が上記のように単一でな
いため容易ではない。そこで本発明者らは、炭素
繊維に金属炭化物を被覆するに先立つて炭素皮膜
又は、金属炭化物をわずかに含む炭素皮膜を被覆
し、その効果を検討した。その結果、遊離炭素を
97重量%以上含む皮膜を被覆する場合には、従来
知られている遊離炭素―金属炭化物系皮膜を被覆
する場合に比較して、金属炭化物を主成分とする
皮膜を被覆する際に起こる炭素繊維の強度低下を
著しく効果的に防止できることを見出し、本発明
を完成するに至つた。即ち、本発明は、遊離炭素
を97重量%以上含む内層皮膜と、金属炭化物を主
成分とする外側皮膜を被覆していることを特徴と
する表面被覆炭素繊維に係るものである。
本発明方法においては、PAN繊維、レーヨン
繊維、液晶ピツチ繊維、その他から製造された、
炭化、黒鉛化段階の、1000℃以上に焼成した炭素
繊維を原料繊維として使用することが望ましい。
また、180Kg/mm2以上の強度を備えた炭素繊維が
より望ましい。引張弾性率は10×103Kg/mm2以上
であることが望ましい。これらの炭素繊維は、連
続したフイラメントが1000本あるいは10000本、
あるいはそれ以上、それ以下の本数が集合した
糸、あるいは束、あるいはそれを幅広く広げた形
のものが使用に便である。
繊維、液晶ピツチ繊維、その他から製造された、
炭化、黒鉛化段階の、1000℃以上に焼成した炭素
繊維を原料繊維として使用することが望ましい。
また、180Kg/mm2以上の強度を備えた炭素繊維が
より望ましい。引張弾性率は10×103Kg/mm2以上
であることが望ましい。これらの炭素繊維は、連
続したフイラメントが1000本あるいは10000本、
あるいはそれ以上、それ以下の本数が集合した
糸、あるいは束、あるいはそれを幅広く広げた形
のものが使用に便である。
炭素繊維上に炭素皮膜を被覆させる方法は、従
来知られている方法(たとえば特開昭57―
82570)を適用することができる。それらの方法
は、CVD法によるものであつて、空気を排除し
た反応室内で加熱した炭素繊維に炭素化合物のガ
スを接触させる方法である。炭素化合物としては
炭化水素が一般的であり、メタン、エタン、プロ
パン、トルエン、ベンゼン等がある。またタウン
ガスあるいはハロゲン含有炭化水素も使用でき
る。クロロホルム、四塩化炭素はその例である。
その他種々の炭素化合物のガスあるいはその混合
物を、実質的に炭素のみからなる皮膜を生成させ
るために用いることができる。これら炭素化合物
のガスは窒素、アルゴン、ヘリウム等不活性ガス
で数モル%〜十分の数%に希釈して使用すること
ができる。さらに薄く希釈して使用することもで
きる。
来知られている方法(たとえば特開昭57―
82570)を適用することができる。それらの方法
は、CVD法によるものであつて、空気を排除し
た反応室内で加熱した炭素繊維に炭素化合物のガ
スを接触させる方法である。炭素化合物としては
炭化水素が一般的であり、メタン、エタン、プロ
パン、トルエン、ベンゼン等がある。またタウン
ガスあるいはハロゲン含有炭化水素も使用でき
る。クロロホルム、四塩化炭素はその例である。
その他種々の炭素化合物のガスあるいはその混合
物を、実質的に炭素のみからなる皮膜を生成させ
るために用いることができる。これら炭素化合物
のガスは窒素、アルゴン、ヘリウム等不活性ガス
で数モル%〜十分の数%に希釈して使用すること
ができる。さらに薄く希釈して使用することもで
きる。
炭素皮膜析出温度は750℃以上であり、高い場
合は2000℃にもすることができる。しかし、900
〜1400℃の間が好ましい。析出温度、ガス濃度は
ガスの種類によつて個別に選択することが、層状
構造をとる炭素皮膜を炭素繊維各フイラメント上
に均一に析出させるために必要である。また、析
出速度の調節のために水素を混合することもでき
る。遊離炭素に加えて金属炭化物を含有する内層
皮膜を被覆する場合には、後述する金属炭化物皮
膜析出用のガスを上記炭素皮膜形成用のガスに混
入させて、上記と同様の操作を行なえばよい。内
層皮膜では金属炭化物は3重量%未満とすること
が必要であり、金属炭化物量がこれを上回ると所
期の効果を充分に上げることはできない。
合は2000℃にもすることができる。しかし、900
〜1400℃の間が好ましい。析出温度、ガス濃度は
ガスの種類によつて個別に選択することが、層状
構造をとる炭素皮膜を炭素繊維各フイラメント上
に均一に析出させるために必要である。また、析
出速度の調節のために水素を混合することもでき
る。遊離炭素に加えて金属炭化物を含有する内層
皮膜を被覆する場合には、後述する金属炭化物皮
膜析出用のガスを上記炭素皮膜形成用のガスに混
入させて、上記と同様の操作を行なえばよい。内
層皮膜では金属炭化物は3重量%未満とすること
が必要であり、金属炭化物量がこれを上回ると所
期の効果を充分に上げることはできない。
内層皮膜の厚さは0.002〜1.00μmが望まし
い。それより厚い場合も許されるが、本発明の目
的では1.00μm以下で充分の効果がある。
い。それより厚い場合も許されるが、本発明の目
的では1.00μm以下で充分の効果がある。
外側皮膜としての金属炭化物を主成分とする皮
膜を形成させるには、たとえば特開昭58―31167
に示される既知の方法を用いることができる。
BCl34ml/min,CH4lml/min,H250ml/min,
Ar250ml/minを混合したガスを、1300℃に加熱
した黒鉛反応管内に保持した炭素繊維上に流して
B4Cを被覆することができる。またSiCl4,
TiCl4,ZrCl4,WCl6,NbCl5,TaCl5等の金属ハ
ロゲン化物の蒸気と炭素化合物のガス又は蒸気を
約5:1〜1:5の間のモル比で混合し、水素を
加え、Arで希釈して1000〜1700℃の間の温度に
加熱した炭素繊維上に流して、それぞれの金属の
炭化物を被覆することができる。金属ハロゲン化
物の濃度は数モル%〜十分の数モル%が適当であ
る。金属化合物ガスと炭素化合物ガスを用いる代
わりに有機金属化合物を用いることができる。た
とえば炭化ケイ素の場合にはCH3SiCl3,
(CH3)2SiCl2等を用いることができる。金属ハロ
ゲン化物、炭素化合物、水素の組成比は用いる化
合物の種類によつて異なるのでこれを一様に規定
することは困難である。さらに、金属炭化物主成
分皮膜には、ガスの選択によつて単一の金属元素
を含ませることも、二種以上の金属元素を含ませ
ることも可能である。また同種の金属の単体を導
入させることも可能である。また、その外側に金
属、あるいは金属間化合物、あるいは異種金属の
混合皮膜を被覆させることもできる。これらは、
母材用金属による炭素繊維素地の劣化を防止する
金属炭化物主成分皮膜の作用と、外側皮膜の被覆
による原料炭素繊維の強度低下を内層皮膜が抑制
する効果を消去してしまわない限り許されるもの
である。
膜を形成させるには、たとえば特開昭58―31167
に示される既知の方法を用いることができる。
BCl34ml/min,CH4lml/min,H250ml/min,
Ar250ml/minを混合したガスを、1300℃に加熱
した黒鉛反応管内に保持した炭素繊維上に流して
B4Cを被覆することができる。またSiCl4,
TiCl4,ZrCl4,WCl6,NbCl5,TaCl5等の金属ハ
ロゲン化物の蒸気と炭素化合物のガス又は蒸気を
約5:1〜1:5の間のモル比で混合し、水素を
加え、Arで希釈して1000〜1700℃の間の温度に
加熱した炭素繊維上に流して、それぞれの金属の
炭化物を被覆することができる。金属ハロゲン化
物の濃度は数モル%〜十分の数モル%が適当であ
る。金属化合物ガスと炭素化合物ガスを用いる代
わりに有機金属化合物を用いることができる。た
とえば炭化ケイ素の場合にはCH3SiCl3,
(CH3)2SiCl2等を用いることができる。金属ハロ
ゲン化物、炭素化合物、水素の組成比は用いる化
合物の種類によつて異なるのでこれを一様に規定
することは困難である。さらに、金属炭化物主成
分皮膜には、ガスの選択によつて単一の金属元素
を含ませることも、二種以上の金属元素を含ませ
ることも可能である。また同種の金属の単体を導
入させることも可能である。また、その外側に金
属、あるいは金属間化合物、あるいは異種金属の
混合皮膜を被覆させることもできる。これらは、
母材用金属による炭素繊維素地の劣化を防止する
金属炭化物主成分皮膜の作用と、外側皮膜の被覆
による原料炭素繊維の強度低下を内層皮膜が抑制
する効果を消去してしまわない限り許されるもの
である。
本発明方法において、内層皮膜と金属炭化物主
成分皮膜を連続的に炭素繊維上に被覆させるに
は、直列させたCVD反応室に炭素繊維糸を通し
て、一方向に移送させながら、選択した条件のも
とで蒸着ガスをこれに接触させる。それによつて
炭素繊維の糸、あるいは集合体の個々のフイラメ
ント上に均一な厚さに皮膜を重ねて被覆させるこ
とができる。このようにして、金属による劣化反
応の進行を抑制し、また空気その他の酸化剤に対
する耐被酸化性の改善された、そして原料炭素繊
維の強度をかなり高く保持した多重皮膜被覆炭素
繊維を得ることができる。このような炭素繊維を
製造するために必要な皮膜は内層皮膜、金属炭化
物皮膜ともに0.002〜2μmの範囲が望ましい。
各皮膜が0.002μmよりも薄いときは炭素繊維表
面全体を完全に被覆できないために、本発明の目
的の機能に欠けるものとなり、また2μm以上と
なるときは炭素繊維の可撓性が損われることにな
る。さらに皮膜全体は0.005〜4μmであること
が望ましい。
成分皮膜を連続的に炭素繊維上に被覆させるに
は、直列させたCVD反応室に炭素繊維糸を通し
て、一方向に移送させながら、選択した条件のも
とで蒸着ガスをこれに接触させる。それによつて
炭素繊維の糸、あるいは集合体の個々のフイラメ
ント上に均一な厚さに皮膜を重ねて被覆させるこ
とができる。このようにして、金属による劣化反
応の進行を抑制し、また空気その他の酸化剤に対
する耐被酸化性の改善された、そして原料炭素繊
維の強度をかなり高く保持した多重皮膜被覆炭素
繊維を得ることができる。このような炭素繊維を
製造するために必要な皮膜は内層皮膜、金属炭化
物皮膜ともに0.002〜2μmの範囲が望ましい。
各皮膜が0.002μmよりも薄いときは炭素繊維表
面全体を完全に被覆できないために、本発明の目
的の機能に欠けるものとなり、また2μm以上と
なるときは炭素繊維の可撓性が損われることにな
る。さらに皮膜全体は0.005〜4μmであること
が望ましい。
本発明を実施例に従つて以下に説明する。これ
らの実施例は本発明を理解するために例示するも
のであつて、いかなる点においても本発明を限定
するものと解釈してはならない。
らの実施例は本発明を理解するために例示するも
のであつて、いかなる点においても本発明を限定
するものと解釈してはならない。
実施例 1
ポリアクリロニトクルを原料とする高強度炭素
繊維(強度360Kg/mm2)の3000フイラメントから
なるヤーンを1200℃に加熱したアルミナ反応管内
に保持し、この上にプロパン0.5ml/min、Ar300
ml/minを混合したガスを流しながら炭素繊維を
連続的に移送させ、各フイラメント上に0.06μm
の炭素皮膜を連続的に被覆した。ついで、同じ温
度でこの上にCH3SiCl31.7ml/min、H220ml/
min、Ar300ml/minを混合したガスを流してSic
皮膜を重ねて被覆した。この皮膜の全膜厚は0.3
μmであつた。被覆繊維の強度は354Kg/mm2であ
り、空気中10℃/minで昇温したさいの減量開始
温度は700℃であつた。
繊維(強度360Kg/mm2)の3000フイラメントから
なるヤーンを1200℃に加熱したアルミナ反応管内
に保持し、この上にプロパン0.5ml/min、Ar300
ml/minを混合したガスを流しながら炭素繊維を
連続的に移送させ、各フイラメント上に0.06μm
の炭素皮膜を連続的に被覆した。ついで、同じ温
度でこの上にCH3SiCl31.7ml/min、H220ml/
min、Ar300ml/minを混合したガスを流してSic
皮膜を重ねて被覆した。この皮膜の全膜厚は0.3
μmであつた。被覆繊維の強度は354Kg/mm2であ
り、空気中10℃/minで昇温したさいの減量開始
温度は700℃であつた。
比較例
実施例1に用いたものと同じ炭素繊維をアルミ
ナ管内に保持して1200℃に加熱し、これに
CH3SiCl31.7ml/min、アルゴン300ml/minとH2
を混合したガスを流して接触させ、炭素とSiCか
らなる皮膜を連続的に被覆し、続いてこの上に
CH3SiCl31.7ml/min、H220ml/min、Ar300ml/
minを混合したガスを流してSiC皮膜を重ねて連
続的に被覆した。内層被覆ではH2ガス流量を
2,2.5,3ml/minの3通りにした。内層皮膜
の厚さは約0.06μmであり、皮膜の全膜厚は約
0.15μmであつた。得られた炭素繊維の内層皮膜
のSiC含有量はそれぞれ8,32,50重量%であ
り、複合皮膜炭素繊維の強度はそれぞれ305,
293,285Kg/mm2であつた。
ナ管内に保持して1200℃に加熱し、これに
CH3SiCl31.7ml/min、アルゴン300ml/minとH2
を混合したガスを流して接触させ、炭素とSiCか
らなる皮膜を連続的に被覆し、続いてこの上に
CH3SiCl31.7ml/min、H220ml/min、Ar300ml/
minを混合したガスを流してSiC皮膜を重ねて連
続的に被覆した。内層被覆ではH2ガス流量を
2,2.5,3ml/minの3通りにした。内層皮膜
の厚さは約0.06μmであり、皮膜の全膜厚は約
0.15μmであつた。得られた炭素繊維の内層皮膜
のSiC含有量はそれぞれ8,32,50重量%であ
り、複合皮膜炭素繊維の強度はそれぞれ305,
293,285Kg/mm2であつた。
実施例 2
実施例1で用いたものと同じ炭素繊維糸に、実
施例1とほとんど同じ条件で炭素皮膜を連続的に
被覆し、その上に引続いて1200℃で、TiCl4、
CH4、H2、Arそれぞれ1,1,50,300ml/
min、あるいはZrCl4、CH4、H2、Arそれぞれ
0.5,1,50,300ml/min、あるいはBCl3、
CH4、H2、Arそれぞれ4,1,100,200ml/min
の混合ガスを流してTiC、ZrCあるいはB4Cを連
続的に被覆させた。炭素皮膜は約0.06μm厚であ
り、炭化物皮膜はそれぞれ0.3,0.1,0.4μmであ
つた。得られた複合被覆炭素繊維の強度はそれぞ
れ350,347,290Kg/mm2であつた。
施例1とほとんど同じ条件で炭素皮膜を連続的に
被覆し、その上に引続いて1200℃で、TiCl4、
CH4、H2、Arそれぞれ1,1,50,300ml/
min、あるいはZrCl4、CH4、H2、Arそれぞれ
0.5,1,50,300ml/min、あるいはBCl3、
CH4、H2、Arそれぞれ4,1,100,200ml/min
の混合ガスを流してTiC、ZrCあるいはB4Cを連
続的に被覆させた。炭素皮膜は約0.06μm厚であ
り、炭化物皮膜はそれぞれ0.3,0.1,0.4μmであ
つた。得られた複合被覆炭素繊維の強度はそれぞ
れ350,347,290Kg/mm2であつた。
実施例 3
ポリアクリロニトリルを原料とする高弾性率炭
素繊維(強度240Kg/mm2)の6000フイラメントか
らなるヤーンを1400℃に加熱したアルミナ反応管
内に保持し、この上にトルエン0.1ml/min、ア
ルゴン300ml/minを混合したガスを流しながら
炭素繊維を連続的に移送させ、各フイラメント上
に0.04μmの炭素皮膜を被覆させた。ついで1200
℃でこの上にWCl60.1ml/min、C3H30.1ml/
min、H250ml/min、Ar300ml/minを混合したガ
スを流してWCを被覆した。膜厚は0.1μm、強度
は230Kg/mm2、酸化減量開始温度は600℃であつ
た。
素繊維(強度240Kg/mm2)の6000フイラメントか
らなるヤーンを1400℃に加熱したアルミナ反応管
内に保持し、この上にトルエン0.1ml/min、ア
ルゴン300ml/minを混合したガスを流しながら
炭素繊維を連続的に移送させ、各フイラメント上
に0.04μmの炭素皮膜を被覆させた。ついで1200
℃でこの上にWCl60.1ml/min、C3H30.1ml/
min、H250ml/min、Ar300ml/minを混合したガ
スを流してWCを被覆した。膜厚は0.1μm、強度
は230Kg/mm2、酸化減量開始温度は600℃であつ
た。
また、炭素皮膜を被覆した繊維の上にNbCl50.1
ml/min、C3H80.1ml/min、H250ml/min、
Ar300ml/minを混合したガスを流してNbCを被
覆した。膜厚は0.3μm、強度は200Kg/mm2、酸化
減量開始温度は650℃であつた。
ml/min、C3H80.1ml/min、H250ml/min、
Ar300ml/minを混合したガスを流してNbCを被
覆した。膜厚は0.3μm、強度は200Kg/mm2、酸化
減量開始温度は650℃であつた。
炭素皮膜を被覆した繊維の上にTaCl50.1ml/
min、C3H80.1ml/min、H250ml/min、Ar300
ml/minを混合したガスを流してTaCを被覆し
た。膜厚は0.2μm、強度は210Kg/mm2、酸化減量
開始温度は650℃であつた。
min、C3H80.1ml/min、H250ml/min、Ar300
ml/minを混合したガスを流してTaCを被覆し
た。膜厚は0.2μm、強度は210Kg/mm2、酸化減量
開始温度は650℃であつた。
実施例 4
SiC皮膜の膜厚を変えて、全膜厚を0.16μmと
する以外は、実施例1と同様にして、表面被覆炭
素繊維を作製した。被覆繊維の強度は388Kg/mm2
であり、空気中10℃/minで昇温した際の減量開
始温度は700℃であつた。
する以外は、実施例1と同様にして、表面被覆炭
素繊維を作製した。被覆繊維の強度は388Kg/mm2
であり、空気中10℃/minで昇温した際の減量開
始温度は700℃であつた。
実施例 5
実施例1で用いたのと同じ炭素繊維を1200℃に
加熱したアルミナ反応管内に保持し、この中にプ
ロパン0.3ml/min、CH3SiCl31ml/min、Ar300
ml/minを混合したガスを流しながら炭素繊維を
連続的に移送させ、炭素97重量%、SiC3重量%
からなる皮膜を0.06μmの厚みに連続的に被覆し
た。その上に引続いて1200℃でCH3SiCl31.7ml/
min、H220ml/min、Ar300ml/minからなるガス
を流し、SiC皮膜を連続的に被覆した。全膜厚は
0.15μm、被覆繊維の強度は372Kg/mm2であつ
た。
加熱したアルミナ反応管内に保持し、この中にプ
ロパン0.3ml/min、CH3SiCl31ml/min、Ar300
ml/minを混合したガスを流しながら炭素繊維を
連続的に移送させ、炭素97重量%、SiC3重量%
からなる皮膜を0.06μmの厚みに連続的に被覆し
た。その上に引続いて1200℃でCH3SiCl31.7ml/
min、H220ml/min、Ar300ml/minからなるガス
を流し、SiC皮膜を連続的に被覆した。全膜厚は
0.15μm、被覆繊維の強度は372Kg/mm2であつ
た。
実施例4,5及び比較例から求めた内層皮膜の
遊離炭素量と被覆繊維強度との関係を第1図に示
す。
遊離炭素量と被覆繊維強度との関係を第1図に示
す。
第1図は、内層皮膜の遊離炭素量と被覆繊維の
強度との関係を示すグラフである。
強度との関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 遊離炭素97重量%以上を含む内層皮膜と、金
属炭化物を主成分とする外側皮膜を被覆している
ことを特徴とする表面被覆炭素繊維。 2 金属炭化物がケイ素、ホウ素、チタン、ジル
コニウム、タングステン、ニオブ、タンタルから
なる群から選ばれた金属の炭化物である特許請求
の範囲1項記載の炭素繊維。 3 内層皮膜と外側皮膜の合計の厚さが 0.005〜4μmである特許請求の範囲1項記載の
炭素繊維。 4 引張強度180Kg/mm2以上の炭素繊維を原料と
する特許請求の範囲1項記載の炭素繊維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5115783A JPS59179875A (ja) | 1983-03-26 | 1983-03-26 | 表面被覆炭素繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5115783A JPS59179875A (ja) | 1983-03-26 | 1983-03-26 | 表面被覆炭素繊維 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59179875A JPS59179875A (ja) | 1984-10-12 |
| JPS6130073B2 true JPS6130073B2 (ja) | 1986-07-10 |
Family
ID=12878987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5115783A Granted JPS59179875A (ja) | 1983-03-26 | 1983-03-26 | 表面被覆炭素繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59179875A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01229874A (ja) * | 1988-03-02 | 1989-09-13 | Agency Of Ind Science & Technol | ケイ素―炭素複合繊維織物乃至編物の製造方法 |
| JP3844564B2 (ja) * | 1997-07-18 | 2006-11-15 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 中空状マイクロファイバー及びその製造法 |
| FR2891541B1 (fr) * | 2005-10-05 | 2008-01-11 | Snecma Sa | Procede d'enduction metallique de fibres par voie liquide |
| CN107260759A (zh) * | 2017-05-17 | 2017-10-20 | 柯泽豪 | 一种抗菌组合物的制造方法及一种敷料 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5831431B2 (ja) * | 1980-11-13 | 1983-07-06 | 工業技術院長 | 複合皮膜被覆炭素繊維及びその製造方法 |
| JPS601430B2 (ja) * | 1981-08-19 | 1985-01-14 | 工業技術院長 | 表面被覆炭素繊維 |
-
1983
- 1983-03-26 JP JP5115783A patent/JPS59179875A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59179875A (ja) | 1984-10-12 |
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