JPS6130069Y2 - - Google Patents

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JPS6130069Y2
JPS6130069Y2 JP19854981U JP19854981U JPS6130069Y2 JP S6130069 Y2 JPS6130069 Y2 JP S6130069Y2 JP 19854981 U JP19854981 U JP 19854981U JP 19854981 U JP19854981 U JP 19854981U JP S6130069 Y2 JPS6130069 Y2 JP S6130069Y2
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JP
Japan
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metal powder
pipe
heat
dendritic
fine metal
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JP19854981U
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JPS58102983U (ja
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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ヒートパイプの受熱部内面に樹枝状
微細金属粉を装入し、伝熱効率を向上せしめた重
力型ヒートパイプの改良に関するものである。
一般的にヒートパイプは、密閉したパイプ内に
冷媒等の作動液を封入し、受熱部でこの作動液を
沸騰させて蒸発せしめ、放熱部で凝縮させる循環
作用を行つて熱伝達を行うものである。ところで
伝熱効率を高めるため受熱部に多孔質物質を装入
して作動液に核沸騰を生じさせること(実公昭55
−52227号公報)が知られているが、この場合作
動液に上記沸騰材に対しぬれ性の良い流体を用い
た場合、小孔の大きさにより効果が発揮されない
場合があり、小孔の大きさが限定される。又、熱
伝導を良くするため、多孔質物質と管壁とが密着
する面積をより大きくする必要があるため、形状
も限定する必要がある。
そこで本考案は、作動液に核沸騰を生じさせる
ために、一つ一つが樹枝状の形状を有した金属微
粉末を使用し、沸騰効果と熱伝導効果とを高めん
としたものであり、以下その実施例を添付図面に
従い説明する。
第1図は銅管等の熱伝導性の良いパイプ1の内
部に樹枝状微細金属粉2を多数フリーな状態で設
けて受熱部とし、このパイプ1の内部を減圧し
て、冷媒等のぬれ性の良い作動液3を封入した重
力型ヒートパイプである。この重力型ヒートパイ
プは樹枝状微細金属粉を使用しフリーな状態で封
入しているため、管内壁と微細金属粉との接触が
しやすくなり接触面積が大きく、熱伝導性が極め
てすぐれている。又、微細金属粉の単品は第2図
に示す通り非常に微細な樹枝部2′,2′,2′…
…を多数有する樹枝状のため、ぬれ性の良い作動
液中でも核沸騰効果が良好であり、繰り返し使用
しても効果が失われることなく、従来の多孔質物
質を装入する方式の欠点を補うと共に、効果が向
上した。
次に、従来のものとを比較した実験データを参
考として添付する。
第3図に示した実験装置を使用し、又作動液中
に沸騰効果を上げるための沸騰材として、本考案
の樹枝状微細金属粉2を封入したヒートパイプA
と従来の多孔質物質2′を装入したヒートパイプ
Bとを使用した。
すなわちこの実験装置において両ヒートパイプ
A,Bは、沸騰状態が目視できるためパイプ1,
1′をガラス管とし、ガラス管の上部開口端に銅
管7,7′,9,9′を接合し、パイプ内を減圧し
作動液3,3′を封入できる様、ハンセン8,
8′を接合した。両ヒートパイプA,Bを50℃に
設定した水6を有する恒温水槽5に浸漬し、沸騰
開始に要する時間を測定した。以上の実験を5回
繰り返し、沸騰効果の優劣を判定した。第4図に
その結果を示す。尚、樹枝状微細金属粉2の素材
として銅を、多孔物質2′の素材としてフオーム
状のニツケルを使用した。
第4図に示す実施例の様に、多孔質物質2′の
場合、回数を重ねるとともにフオーム(孔)が濡
れた状態になり、性能が劣化する傾向が認められ
るのに対し、樹枝状微細金属粉2の場合、性能も
優れ、劣化傾向も見られない。これは多孔物質の
場合、フオーム(孔)の数、大きさに制限され樹
枝状微細金属粉のように形成される孔が小さくか
つ多数のものとすることができず、結局作動液の
濡れ性によつてフオーム(孔)が繰り返し動作し
ているうち作動液に満たされてしまう結果差異が
生じてくるものと考えられる。
尚、樹枝状微細金属粉2の封入量に関しては、
多量に封入した場合、積載底部の金属粉末から生
じる気泡は、ある程度の量に成長した後、沸騰す
る現象があり、沸騰が不安定になる。従つて封入
量は、樹枝状微細金属粉2が、積載しない(重な
り合わない)程度とした方が良好な結果が得られ
た。
以上の説明からも明らかな如く、本考案の重力
型ヒートパイプは樹枝状金属微細粉を封入したも
のであるから、ぬれ性の良い作動液に対しても繰
り返し動作において沸騰効果が悪化することがな
く、管壁との接触機会が多くなるので熱伝導効果
もすぐれ、もつて性能のすぐれたものを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の重力型ヒートパイプ
の断面図、第2図は樹枝状微細金属粉の拡大図、
第3図は本実施例のヒートパイプと従来の多孔質
物質を封入したヒートパイプとの沸騰開始に要し
た時間を比較する為の実験装置の断面図、第4図
はその実験結果を示すグラフである。 1……パイプ、2……樹枝状金属微細粉、3…
…作動液。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端を封口したパイプの上端又は下端の何れか
    一端を受熱部、他端を放熱部とし、受熱部に、樹
    枝状微細金属粉を装入し、且つパイプ内を減圧し
    て、金属粉等に対してぬれ性の良い、冷媒等の作
    動液を封入した重力型ヒートパイプ。
JP19854981U 1981-12-28 1981-12-28 重力型ヒ−トパイプ Granted JPS58102983U (ja)

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JP19854981U JPS58102983U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 重力型ヒ−トパイプ

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Publication Number Publication Date
JPS58102983U JPS58102983U (ja) 1983-07-13
JPS6130069Y2 true JPS6130069Y2 (ja) 1986-09-03

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