JPS6130054B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6130054B2
JPS6130054B2 JP54015422A JP1542279A JPS6130054B2 JP S6130054 B2 JPS6130054 B2 JP S6130054B2 JP 54015422 A JP54015422 A JP 54015422A JP 1542279 A JP1542279 A JP 1542279A JP S6130054 B2 JPS6130054 B2 JP S6130054B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
winding
false
elongation
twisted
Prior art date
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Expired
Application number
JP54015422A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55112320A (en
Inventor
Yoshuki Sasaki
Masayuki Tani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP1542279A priority Critical patent/JPS55112320A/ja
Publication of JPS55112320A publication Critical patent/JPS55112320A/ja
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は仮撚捲付による複合加工糸製造法の改
良に関するものである。
仮撚加工を利用してオーバーフイード下に供給
された仮撚中の糸に、他の糸を捲き込ませながら
供給し、芯糸の表面に捲付糸が捲付いた2層構造
の糸を作る方法については既に特公昭45―28018
号公報等で良く知られている。唯、この種の糸の
共通の問題点として、使用時に於いて芯糸と捲付
糸との結合が堅固でなく、ずれ易い傾向があり、
その結果、糸品質が著しく低下する欠点が生じ
る。
本発明はこの欠点を改良するものであつて、芯
糸に高伸度(即ち延伸可能)のものを配し、捲付
糸を捲付けた状態でこれを引き伸ばす様に仮撚加
工(所謂インドロー加工)する事によつて捲付状
態を強化する様なしたものである。
即ち、本発明は 仮撚状態にある糸Aに他の糸Bを前記Aの回転
力を利用して捲込ませながら供給する際に、Aの
糸として、伸度が70%以上の合成繊維糸条を用
い、これを1.1倍以上且つ前記Aの伸度(%表
示)×0.01+0.8倍以下の延伸倍率で同時延伸仮撚
加工(インドロー加工)しつつ、これにB糸を供
給することを特徴とする複合加工糸の製造法 である。
具体的な例を用いて本発明を更に詳しく説明す
ると、第1図は本発明における仮撚捲付加工の一
例であつて、芯糸1は第一フイードローラー2よ
り供給され、仮撚装置3にて回転力を伝えられて
仮撚状態となる。これに対し捲付糸4は第二フイ
ードローラー5、ガイド9を経て仮撚状態となつ
ている芯糸1′にその回転力で捲付かせる様にし
て供給する。その状態でヒーター6により熱セツ
トし、仮撚装置3、デリベリローラー7を経てワ
インダー8に捲き取ると、芯糸の周囲を撚付糸が
取捲いた2層構造の複合加工糸が得られる。
この場合、堅牢且つ安定な捲付構造のものを作
るには仮撚で捲き付けて行く時点に於いて、第2
図イの矢印で示す如く捲付状態にルーズな個所が
あつてはならない。そして、このルーズな部分の
形成を防止するには捲付糸4を或程度引張る様に
して捲付けなければならないが、そうすると第2
図ロの如く糸は捲付糸側に引張られ、奇麗なスパ
イラル捲付構造は望めなくなる。
そこで、本発明に於いては、第1図の芯糸1に
延伸可能な高伸度の合成繊維糸条を配し、これを
第一フイードローラー2とデリベリローラー7と
の間で延伸しながら仮撚加工する所謂インドロー
加工状態とし、これに捲付糸を捲き付ける様にし
ている。そうする事により、糸は一旦第2図イの
如く捲き付けられるが、この状態は糸が進むにつ
れて引き伸ばされるので(延伸仮撚のため)、第
2図イの矢印の様な弛んだ部分があつても第2図
ハの如く緊密な捲付状態となり、その結果堅く抱
合した複合糸が得られる。
この意味から芯糸1となる糸は延伸して仮撚す
る事に耐えるだけの伸度が必要であり、その為に
は少くとも70%以上、好ましくは100%以上のも
のが望ましい。伸度が70%未満では引き伸ばしな
がら仮撚することが出来ず、従つて仮撚中に捲付
をしつかりさせる事が出来ない。また、引き伸ば
しの程度は少くとも1.1倍(即ち10%)以上に調
節する事が必要であり、特に1.2倍(即ち20%)
以上引き伸ばすとき複合糸の抱合効果が顕著にな
る。但し、あまり強く引き伸ばすと第2図ニに示
す如く捲付ピツチが粗くなるばかりでなく加工中
に糸切れ等生産性が悪くなるので、高々、伸度
(%表示)×0.01+0.8倍以下、望ましくは伸度
(%表示)×0.01+0.5倍以下にとどめておく必要
がある。
第3図は、芯糸の伸度(y≧70)に対して、本
発明で採用される延伸倍率(x)の範囲を示すも
ので、x及びyを〓部及び〓部の領域に収めるこ
とによつて始めて所望の捲付効果を得ることがで
きる。これに対しての領域では芯糸をあまり引
伸ばさないので、第2図イに示す捲付不揃いが是
正されず、またの領域では、例え適正伸度を選
択したとしても引伸ばし過ぎで捲付があまりにも
粗くなり、風合的に好ましくないものとなる。一
方、の領域では伸度不足に伴い、延伸仮撚自体
遂行できず捲付不良を是正することができない。
更に特殊なケースとして、前述の延伸倍率の範
囲の中でも延伸倍率を芯糸1の自然延伸倍率以下
に選ぶと(第3図の〓部分)、糸の微細構造に於
ける分子鎖配向が十分でないので分子の運動性が
高く、仮撚熱セツト時の加熱で融着し易くなる。
従つて捲付状態が延伸仮撚で引き伸ばされて締め
付けられる際この融着性も加味され、両者の相乗
効果によつて一層堅固な複合化が期待出来る。
本発明において糸の捲付けかたは、ガイド9に
よる捲付点が固定した均一捲付方式の外、捲付点
を自由にさせた変動捲付方式に応用しても良い。
特にこの方法の特長として、捲付点をしつかり固
定せず、多少変動気味にしても捲付后の延伸作用
により均整な捲付糸が得られ、且つこのことは従
来の仮撚捲付糸に見られない大きな特長である。
その他、仮撚数、セツト温度等は従来の仮撚捲付
糸と同様に設定すれば良い。捲付オーバーフイー
ド率についても従来と同様に考えて良いが、但し
その設定はデリベリローラー7の速度との関係に
於いて設定した方が良い。というのも、本発明が
延伸仮撚方式(同時)であることから芯糸1の供
給速度との割合で設定すると、芯糸が伸ばされる
関係上出来上つた糸は所定のオーバーフイード捲
付量とはならない。
尚、芯糸1用の高伸度素材としては紡速2500
m/min以上の高速紡糸等によつて得られる半延
伸糸等が適当である。
また、捲付糸としては芯糸と同じ素材は勿論こ
れより軟化点乃至融点の高いものが用いられる。
そして、この捲付糸は芯糸と、断面、染色性等の
異るものを用いることにより、光沢、異色効果等
を種々得ることも可能である。
以上の如く、本発明によれば、何等特別の装置
を要することなく、簡便な手段で堅牢に抱合した
複合糸を提供することができる。
以下、本発明を実施例を掲げて詳述する。
実施例 1 伸度130%、デニール115、繊維本数24のポリエ
ステル半延伸糸を芯糸1とて用い、第1図の工程
を用いて延伸倍率1.5倍、仮撚数2800t/m、温度
220℃で延伸仮撚し、これに伸度30%、デニール
75、繊維本数48のポリエステル延伸糸を捲付糸2
としてデリベリローラー7に対し35%のオーバー
フイード量で供給して複合仮撚加工した。この糸
を製織した結果では特に芯糸と捲付糸が製織中に
ずれて織欠点となる事もなく、均整な織物が得ら
れた。
比較実施例 伸度30%、デニール75、繊維本数24のポリエス
テル延伸糸を芯糸1として用い、第1図の工程を
用いてオーバーフイード2%、仮撚数2800t/
m、温度220℃で仮撚し、これに前記実施例と同
様の糸を同じオーバーフイード量で捲き付けて複
合加工した。この糸の場合には製織中に芯糸と捲
付糸がずれ易く過剰な張力が加わらない様常に注
意が必要であつた。
実施例 2 実施例1に於いて、延伸倍率を1.3(この糸の
自然延伸倍率は1.4)倍に設定したところ、芯糸
と捲付糸との結合性は一層増し、特に糸張力の強
く掛る高速織機でも全く心配なく製織が可能であ
つた。
この様に本発明の方法によれば、仮撚捲付複合
糸の製織性を向上する上に於いて効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は仮撚捲付複合加工の一実施態様を示す
側面図、第2図は仮撚捲付中の糸の態様を示す斜
視図、第3図は本発明で採用する延伸倍率の範囲
を示すグラフである。 1,1′……芯糸、2……フイードローラー、
3……仮撚装置、4……捲付糸、5……第2フイ
ードローラー、6……ヒーター、7……デリベリ
ローラー、8……ワインダー、9……ガイド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 仮撚状態にある糸Aに他の糸Bを前記Aの回
    転力を利用して捲込ませながら供給する際に、A
    の糸として、伸度が70%以上の合成繊維糸条を用
    い、これを1.1倍以上且つ前記Aの伸度(%表
    示)×0.01+0.8倍以下の延伸倍率で同時延伸仮撚
    加工(インドロー加工)しつつ、これにB糸を供
    給することを特徴とする複合加工糸の製造法。 2 延伸倍率を合成繊維糸条Aの自然延伸倍率以
    下に設定する事により仮撚時に該糸条を融着せし
    める事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    複合加工糸の製造の方法。
JP1542279A 1979-02-15 1979-02-15 Production of composite modified yarn Granted JPS55112320A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1542279A JPS55112320A (en) 1979-02-15 1979-02-15 Production of composite modified yarn

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1542279A JPS55112320A (en) 1979-02-15 1979-02-15 Production of composite modified yarn

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55112320A JPS55112320A (en) 1980-08-29
JPS6130054B2 true JPS6130054B2 (ja) 1986-07-10

Family

ID=11888320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1542279A Granted JPS55112320A (en) 1979-02-15 1979-02-15 Production of composite modified yarn

Country Status (1)

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JP (1) JPS55112320A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5739222A (en) * 1980-08-14 1982-03-04 Teijin Ltd Production of composite yarn

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4835112A (ja) * 1972-08-23 1973-05-23
JPS5365436A (en) * 1976-10-13 1978-06-10 Toray Industries Agglutinated composite yarn and method of manufacture thereof

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4835112A (ja) * 1972-08-23 1973-05-23
JPS5365436A (en) * 1976-10-13 1978-06-10 Toray Industries Agglutinated composite yarn and method of manufacture thereof

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Publication number Publication date
JPS55112320A (en) 1980-08-29

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