JPS6129871B2 - - Google Patents

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JPS6129871B2
JPS6129871B2 JP57068980A JP6898082A JPS6129871B2 JP S6129871 B2 JPS6129871 B2 JP S6129871B2 JP 57068980 A JP57068980 A JP 57068980A JP 6898082 A JP6898082 A JP 6898082A JP S6129871 B2 JPS6129871 B2 JP S6129871B2
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JP
Japan
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resin
film
heat
layer
pattern
Prior art date
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Expired
Application number
JP57068980A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58185214A (ja
Inventor
Shigeki Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOOBI KK
Original Assignee
TOOBI KK
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Publication date
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Publication of JPS58185214A publication Critical patent/JPS58185214A/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱収縮フイルム上に、異なる熱間強度
を示す樹脂を塗布し、かつその上面に金属膜を形
成して熱処理することにより、該熱収縮性フイル
ム面に収縮度の違いに基づいて作られた金属膜の
光沢差による模様の着いた装飾フイルムおよびそ
の製造方法に関するものである。
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステルなどを原料としたフイルムは加
熱すると収縮する性質がある。従来、この性質を
利用して、これら熱収縮フイルムに印刷を行い、
瓶やプラスチツクボトル等の周囲に軽く巻いて、
熱水、熱風などで収縮を起こさせ、ラベルとして
使用し、或いは厚手のものは洋酒等のキヤツプシ
ールなどに用いられていた。また、従来の熱収縮
フイルムではその面に金属光沢を付帯せしめよう
としても、その使用時白化して所期の目的を達成
するのが困難であつた。更にフイルムに金属光沢
を全面にわたり、或いは部分的に連続して表わす
ような図柄の印刷物を得るようなことについては
多くの難点があつた。
本発明は、熱収縮性フイルムを利用してその面
に塗布する樹脂の熱収縮度の差異を生ぜしめるこ
とにより、該樹脂の上面に形成した金属層も同時
に収縮差を起させて作られた模様を持つ装飾フイ
ルムおよびこれを製造する方法を提供することを
目的とするものである。
この目的達成のため、本発明では、前記したよ
うな熱収縮性フイルムに、硬さに差のある2種以
上の適宜溶媒に溶かした樹脂を塗布した後、更に
その上面にイオンプレーテイング法により金属層
を形成し、斯くなしたものの塗布樹脂層が熱収縮
を起こす温度まで加熱して収縮させ、樹脂塗膜の
硬さの差に基ずく収縮皺の変化により、金属光沢
差による模様を作り出すのである。
ここで硬さに差のある樹脂というのは、例えば
硬い樹脂としては、メタクリル樹脂、メラミン樹
脂、フエノール樹脂、塩素化ポリオレフイン樹
脂、塩化ゴム樹脂、ハードエポキシ樹脂、ハード
ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などで、
軟かい樹脂を例示すると、塩化ビニル酢酸ビニル
共重合樹脂、ポリビニルブチラル樹脂、ポリアミ
ド樹脂、アクリル酸エステル樹脂などであつて、
硬さの程度に応じて、熱収縮フイルム面が鏡面状
に平坦なものから、明らかに皺面が認められるも
のまで、種種の程度の皺面が生成して模様を形成
するのである。
樹脂液の塗布方法としては、手塗り、機械塗装
の両法とも可能であることを言うまでもないが、
印刷機を用いることにより、同一の模様を、効率
よく大量生産することが可能である。
また、2種以上の樹脂をそれぞれ熱収縮フイル
ム上の異なつた場所に塗布する方法のほか、2種
の樹脂を重ね塗りしても、重ね塗りの効果が出た
特徴のある皺面が生成する。そしてこの樹脂溶液
に顔料、染料を混合して着色しておき、それぞれ
の皺面に異なつた色彩を持たせることができるこ
とは勿論である。
而して前記した樹脂溶液の塗布層の上面には金
属例えばアルミニウム、銅などをイオンプレーテ
イング法により金属微粒子を付着せしめて金属皮
膜層を形成するのであり、斯くなしたフイルムを
熱処理加工すると、硬さの異なる樹脂間の熱収縮
に伴なつて、その上面に蒸着した金属層も該塗着
樹脂と共に収縮して皺面が形成され、これにより
美麗な金属光沢差による模様が生じることになる
のである。
なお、前記記載中で用いた「模様」の中には文
字、絵などを含み、樹脂の溶液の中には樹脂の分
散液を含むものとする。
上記したように、本発明によれば無色または着
色した金属光沢の皺模様を持つた装飾フイルムを
極めて容易にかつ安価に提供することができ、金
属感を持たせることによつて特長のある物品、例
えば容器、家具工業などに広く利用し得る偉効を
呈するものである。
また、本発明の趣旨に則すれば、フイルム上に
硬さの異なる樹脂溶液を印刷機により印刷し、安
定させたる後、そのフイルムの上面にイオンプレ
ーテイング法により金属層を形成し、そのまま、
或いは透明(半透明であつてもよい)の樹脂によ
る薄いオーバーコート層を該金属層上に形成し
て、このフイルムを加熱トンネル内を通過させて
熱収縮させる操作を行なえば、所要幅のフイルム
状で収縮差による所望の模様を現出させた装飾フ
イルムが量産できることになり、従つて斯かる手
段によつて得られた装飾フイルムによれば、広い
面積を持つ物体等に貼着するなど、たとえば建装
材用の装飾材としても使用できる等、従来にない
特長を有するものが得られるのである。
なお、樹脂溶液の印刷については、グラビヤ印
刷のほか、フレキソ印刷或いはシルクスクリーン
印刷などが採用できる。また、金属層を形成する
ためのイオンプレーテイング法としては、高周波
イオンプレーテイングが最も好ましい。
次に実施例により、本発明を具体的に説明す
る。
実施例 硬い樹脂膜を形成する樹脂として塩化ゴムを選
び、これをメチルエチルケトンとトルエンの等重
合混合物溶剤に溶解し、20〜30重合%、好ましく
は20〜25重量%の溶液とする。一方軟かい樹脂膜
を形成する樹脂として塩化ビニル、酢酸ビニル共
重合体(米国ユニオンカーバイド社製VYHH(商
品名)、塩化ビニル87モル%、酢酸ビニル13モル
%からなるもの)を選び、メチルエチルケトン、
トルエンの等重量混合物に溶解し、20〜30重量%
好ましくは20〜25重量%の溶液とする。次に、グ
ラビヤ印刷機の第1版を、第1図のような市松模
様に形成し(ハツチを施こした部分がメツシ版と
なつている。第2図においても同じ。)また第2
版を、第2図のように、第1版のメツシ版以外の
部分を、メツシ版にした市松模様に形成する。次
に塩化ゴム溶液で、第1版の版を使用して、一軸
または二軸延伸したポリ塩化ビニルフイルム面に
印刷を行い、次いで第2版の版に塩化ビニル酢酸
ビニル共重合体の溶液を使用して印刷する(二色
印刷機を用いて同時に両方の溶液で印刷してもよ
い)。しかる後この印刷表面にアルミニウム、ま
たは銅を高周波イオンプレーテイング装置によつ
て金属層を形成する。このようにして得られたフ
イルムを60〜100℃に加熱すると、第3図に示す
ように、網目で表す部分は実質的に収縮せず、点
を打つて表した部分、即ち軟かい樹脂の印刷され
た部分のみが収縮して、その表面に付着した金属
層も該樹脂と共に収縮して、はつきりした市松模
様がフイルム面上に現出する。
この際樹脂溶液を着色しておくと、その色調に
応じた色付き市松模様が現出することになる。
上記実施例と同様にして、その金属層を形成し
た表面にオーバーコート層を形成し、金属層を保
護して装飾シートとしてそのまま使用するものに
適用する。もち論シユリンクフイルムとして使用
するものにも採用できる。
この場合のオーバーコート層に使用する樹脂と
してはアクリル樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、
メラミン樹脂など熱硬化性系のもの、光硬化性と
して周知されている樹脂、或いは塩化ビニル酢酸
ビニル共重合樹脂、ウレタン樹脂など熱可塑性系
の樹脂を選んで、薄い層に塗布形成すればよい。
また、ベースフイルムとしてはポリエステル樹
脂フイルム、ポリプロピレン樹脂フイルムなども
使用でき、このような樹脂を用いるときには60〜
150℃の範囲で加熱処理するようにし、装飾フイ
ルムが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はグラビヤ印刷機の第1版、第2図は同
第2版、第3図は、印刷を終えたポリ塩化ビニル
フイルムを加熱熱収縮させたとき現出する市松模
様を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱収縮フイルムの表面に、硬さの異なる2種
    以上の樹脂層を塗着し、その上面に金属微粒子で
    被われた層を形成したものを加熱処理したことに
    より、前記樹脂層の収縮差にて模様を現出せしめ
    てなる装飾フイルム。 2 硬さの異なる樹脂が異なつた色調である特許
    請求の範囲第1項記載のフイルム。 3 金属微粒子で被われた層の上面を透明の樹脂
    でオーバーコートしてなる特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の装飾フイルム。 4 熱収縮フイルムにおいて、その表面に硬度の
    異なる2種以上の樹脂溶液を不規則又は規則的に
    塗着し、更にその上面にイオンプレーテイング法
    により金属層を形成し、これを熱収縮処理するこ
    とにより、ベースフイルム上の前記樹脂層に収縮
    差を生ぜしめて模様を現出せしめることを特徴と
    する装飾フイルムの製造方法。 5 熱収縮フイルムに塗着する樹脂は、染料又は
    顔料にて着色したものを使用する特許請求の範囲
    第4項記載の装飾フイルムの製造方法。 6 樹脂溶液の塗着はグラビア印刷、フレキソ印
    刷、あるいはスクリーン印刷によつて印刷する特
    許請求の範囲第4項記載の装飾フイルムの製造方
    法。
JP57068980A 1982-04-23 1982-04-23 装飾フイルムおよびその製造方法 Granted JPS58185214A (ja)

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JPS58185214A JPS58185214A (ja) 1983-10-28
JPS6129871B2 true JPS6129871B2 (ja) 1986-07-09

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ID=13389320

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JPH0615234B2 (ja) * 1985-12-05 1994-03-02 東洋メタライジング株式会社 虹彩模様を呈する積層体及びその製造方法
JP2000117885A (ja) * 1998-10-16 2000-04-25 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 装飾フィルム及びその製造方法
US6383613B1 (en) 1998-10-16 2002-05-07 3M Innovative Properties Company Decorative film and method for the production of the same

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JPS58185214A (ja) 1983-10-28

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