JPS61293902A - 防鼠性成形品の製造方法 - Google Patents

防鼠性成形品の製造方法

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Publication number
JPS61293902A
JPS61293902A JP60122023A JP12202385A JPS61293902A JP S61293902 A JPS61293902 A JP S61293902A JP 60122023 A JP60122023 A JP 60122023A JP 12202385 A JP12202385 A JP 12202385A JP S61293902 A JPS61293902 A JP S61293902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cycloheximide
pellets
organic solvent
vinyl chloride
molded article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60122023A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Konkoutani
和彦 金光谷
Kiyoshi Furukawa
古川 清志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は防鼠性成形品、たとえば防鼠ケーブルの新規な
製造方法に関するものである。
従来の技術 ケーブル、パイプなど地上や地中に布設されたプラスチ
ック構造物を鼠害から守るために、防鼠剤として知られ
ているシクロヘキシミドを該プラスチック構造物に塗布
することが広(採用されて来た。しかしながら、シクロ
ヘキシミドを含む塗料は毒性、引火性などの問題のある
ことがら近時、シクロヘキシミドを直接プラスチックに
混合することが提案されている(たとえば実開昭57−
76315参照)。
発明が解決しようとする問題点 ところで、シクロヘキシミドは、本発明者らの実験から
ポリ塩化ビニルなどの塩化ビニル系ポリマーとの共存下
で加熱されると急速に分解する問題のあることが判明し
た。このために従来方法に従って塩化ビニル系ポリマー
とシクロヘキシミドとをバンバリーミキサ−などを用い
て加熱下に混合後ペレット化し、次いで該ペレットを押
出機に供給して押出成形した場合、これら一連の加工工
程中で大部分のシクロヘキシミドが分解して一部分しか
、成形品中に残存しないこととなる。加工工程中の分解
量を見込んで予め多量のシクロヘキシミドを配合する提
案もなされているが、周知の通りシクロヘキシミドは極
めて高価な薬剤であるために、かかる大量配合は成形品
のコストを高めることとなる。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、上記した問題点を解決するために、種々
検討を行い、次の方法を完成した。
即ち、本発明はシクロヘキシミドの有機溶媒溶液と塩化
ビニル系ポリマーペレットとを混合し、次いで有機溶媒
を除去して乾燥ペレットを得、該乾燥ペレットを押出機
に供給して押出成形加工することを特徴とする防鼠性成
形品の製造方法である。
作用 前記した従来方法と異なって、塩化ビニル系ポリマーペ
レット表面にシクロヘキシミドの粉末を付着せしめたも
のを押出成形するので、シクロヘキシミドは塩化ビニル
系ポリマーとの共存下で最低限度の加熱を受けるのみで
あるのでその分解が予想外の軽度で済む。しかも、押出
成形物中においては、押出成形工程中での混練作用によ
り防鼠性の観点から、シクロヘキシミドは実質上充分に
分散している。
発明の詳細な説明 本発明において使用対象とされる塩化ビニル系ポリマー
としては、たとえば、ポリ塩化ビニル、エチレン−ビニ
ルクロライド共重合体、エチレン−ビニルアセテート−
塩化ビニルグラフト共重合体、エチレン−エチルアクリ
レート−塩化ビニルグラフト共重合体、塩素化ポリエチ
レン、塩素化ポリエチレン−塩化ビニルグラフト共重合
体などである。
塩化ビニル系ポリマーのペレットは、該ポリマーのみか
らなるペレットであってもよく、あるいは塩化ビニル系
ポリマーに通常配合される薬剤、たとえばフタル酸、ア
ジピン酸、トリメリット酸、アゼライン酸などの有機酸
のエステルやポリエステルなどのエステル系可塑剤類、
タルク、クレー、炭酸カルシウムなどの無機充填剤類、
三塩基性硫酸鉛、二塩基性硫酸鉛などの安定剤類、ある
いは、滑剤類、顔料などを予め配合してなるペレットで
あってもよい。可塑剤や無機充填剤を使用する場合、そ
れらの使用量は、塩化ビニル系ポリマー100重量部あ
たりいずれも100重量部未満、特に80重量部未満と
することが好ましい。それら薬剤の過大量の使用は、得
られた組成物の物性を低下させる。
塩化ビニル系ポリマー又は上記薬剤を配合した塩化ビニ
ル系ポリマーペレットは、直径1 ’= l Omm 
特に2〜5薗の球状物、あるいは該球状物に匹敵する大
きさの円柱体、直方体あるいはその他の立方体などであ
ってよい。
シクロヘキシミドは、有機溶媒溶液として用いられる。
有機溶媒は、シクロヘキシミドを塩化ビニル系ポリマー
ペレットに付着せしめたのちは、不要となるので蒸発除
去される。従って、かかる目的に使用される有機溶媒と
しては必要量のシクロヘキシミドを溶解し、かつ蒸発除
去し易いもの、特に沸点100℃以下のものが好適に用
いられる。
好ましい有機溶媒の例を挙げるとメタノール、エタノー
ル、イソプロパツール、アセトン、シクロヘキサノン、
酢酸エチル、メチルエチルケトンなどである。
シクロヘキシミドの使用量は、塩化ビニル系ポリマー1
00重量部あたりo、1−io重量部である。0.1重
量部より少ないど防鼠効果が乏しい。本発明においては
、本発明の顕著な効果により使用したシクロヘキシミド
が高率で残存すること、並びにシクロヘキシミドの防鼠
効果に飽和現象がみられることから、10重量部より多
い該薬剤の使用は無駄でありコストアップの原因となる
。従ってシクロヘキシミドの好ましい使用量は0.5〜
5重量部である。
一方、本発明における有機溶媒の使用目的は、常温では
固体のシクロヘキシミドを液状化すること、並びに見掛
は上増量することにある。その理由は塩化ビニル系ポリ
マーのペレットを常温で固体のシクロヘキシミドを加熱
することな(均一に混合することが困難であること、並
びに仮に混合するこ七が出来たとしてもシクロヘキシミ
ドの使用量は、上記した通り少量であるので、塩化ビニ
ル系ポリマーペレットに均一に分散させることが困難で
あることによる。従ってシクロヘキシミド50重量部で
ある。また、該有機溶媒溶液におけるシクロヘキシミド
の濃度は、前記したシクロヘキシミド対塩化ビニル系ポ
リマー比が達成されるように調節すればよい。
シクロヘキシミドの有機溶媒溶液と塩化ビニル系ポリマ
ーペレットとは低温度たとえば100℃以下、特に80
℃以下の一層の低温度で混合し、次いで使用した有機溶
媒は蒸発除去される。最も簡単には常温で適当な容器に
両者を投入し、かるく撹拌して上記溶液をペレットの表
面に均一に付着せしめ、次いで加熱乾燥あるいは自然乾
燥などの方法で乾燥ペレットを製造してよい。かくする
ことにより、シクロヘキシミドが塩化ビニル系ポリマー
の表面に均一に付着し一部は該ペレット中に浸透した乾
燥ペレットが得られる。
工業的に能率よ(混合する必要のあるときは、上記の両
者をヘンシェルミキサーなどの高速混合機中に投入し、
上記した低温度で高速混合するとよい。混合温度をシク
ロヘキシミドの許容分解度の範囲内で可及的高温度とす
ると、混合と共に有機溶媒の蒸発除去も生じて短時間で
均一混合物が得られる。こうして得られたペレットは、
シクロヘキシミドが各ペレット表面にほぼ均一に分散し
て付着しており、さらに温度によりペレット内への浸透
がより一層進み、そのペレットの取扱いが容易となり、
しかも押出成形品中におけるシクロヘキシミドの分散状
態も一層良好となる。
上記の混合、乾燥により得られたペレットは通常つの押
出方法条件にて押出成形してよい。また、他の材料から
なる成形品の表面に押出してスキン層を形成させる方式
などによって防鼠性のものとしてもよい。
実施例 実施例1〜3.比較例1 下表に各実施例、比較例で用いた組成物の配合内容並び
に混合、押出加工条件をまとめて示す。
実施例1〜3においては、いずれもエタノール100重
量部あたりシクロヘキシミド50重量部を溶解してなる
エタノール溶液を、塩化ビニル系ポリマー100重量部
あたり3重量部(実施例1,2〉又は9重量部(実施例
3)添加して、混合時の最高温度65℃でヘンシェルミ
キサーにて混合した。約10分間の混合の終了時点にお
いては、使用したエタノールが蒸発し、乾燥したペレッ
トが得られた。得られたペレットを押出機のホッパーに
投与し、130〜140℃に温調せる押出機にて絶縁電
線上に押出し、シース層を形成した。一方、比較例にお
いては従来通りの方法によりトライブレンドして得た混
合物を130〜140℃に温調したミクストルーダーに
供給して混練押出し、次いでペレット化し、かくして得
たペレットを押出機に供給し、実施例と同様にしてシー
ス層を押出成形した。
残存シクロヘキシミドの定量は押出製造して得た電線被
覆から採取した試料につき「葵学研究」第33巻、第4
54頁、昭和33年に記載された微生物学的検定方法に
より定量した。検出した残存量と配合のために添加した
使用量とから残存率を算出した。
前記の表から、比較例におけるシクロヘキシミドの残存
率と対比して本発明の方法によれば、大きな残存率が達
成されていることが理解される。
また、各実施例におけるシクロヘキシミドの分散状態は
極めて良好であった。
発明の効果 本発明によれば、極めて高価な薬剤であるシクロヘキシ
ミドを高残存率にて押出成形品に残存させることができ
、しかも実際上該薬剤を分散性よ(配合することができ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シクロヘキシミドの有機溶媒溶液と塩化ビニル系ポ
    リマーペレットとを混合し、次いで有機溶媒を除去して
    乾燥ペレットを得、該乾燥ペレットを押出機に供給して
    押出成形加工することを特徴とする防鼠性成形品の製造
    方法。 2、シクロヘキシミドの有機溶媒溶液と塩化ビニル系ポ
    リマーペレットとを100℃以下の温度で高速混合する
    ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の製造方法。 3、有機溶媒として沸点が100℃以下のものを用いる
    請求の範囲第2項記載の製造方法。
JP60122023A 1985-06-05 1985-06-05 防鼠性成形品の製造方法 Pending JPS61293902A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63225645A (ja) * 1987-03-13 1988-09-20 Mitsubishi Cable Ind Ltd 防鼡性難燃性有機高分子組成物
EP1849358A4 (en) * 2006-02-26 2009-04-15 Aleksej Yurevich Pokholkov AGENT FOR COMBATING RODENTS

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JPS63225645A (ja) * 1987-03-13 1988-09-20 Mitsubishi Cable Ind Ltd 防鼡性難燃性有機高分子組成物
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